194. 北京からフフホト日帰り CR400BF-Cの二種類のビジネスクラス乗り比べ

2024/03/30 - 2024/03/30

CR400BF-Cは北京に3編成しかなく、全て北京北発着の高速鉄道に充当されている。
3編成しかないのに、見た目は2種類ある（通常の金色と、北京冬季五輪の特別仕様）うえ、
ビジネスクラス（商務座）も2種類ある。

今回はフフホトまで、2種類のCR400BF-Cに乗って来た。


G2459 CR400BF-C 北京北0727-0957フフホト東 クレードルタイプの商務座
G2472 CR400BF-C フフホト東1623-1832北京北 スタッガードタイプの商務座

エリア 呼和浩特(中国)

旅の始まりは北京北駅。
安全検査を抜けたら、開いているゲートの先に北京冬季五輪使用のCR400BF-Cがいた。
最初に乗るのはこの電車ではないので、お見送り

北京北駅の地下一階にひっそりと、ビジネスクラスラウンジがあった。

地下の一角を区切って部屋にして、むりやりラウンジにした感じ。
見た目も実際の温度も寒い。

前々から気になっていた飲み物が置いてあったので飲んでみる
ライチサイダー
めっちゃおいしくてハマる

時間になったのでご案内
改札を通るのに人民と押し合いへし合いしなくていいのがビジネスクラスのメリットの一つ

往路でのるCR400BF-Cは金色の通常バージョン

座席はクレードルタイプ
でも、CR400AFやCR400BFとはちょっと形が違うやつ

初めてお目にかかるタイプなので、じっくり見学

斜めモード

フルフラット
フフホトまでの二時間半、快適に過ごすことができた

朝ごはんの時間帯なので、朝食が供された
しょぼすぎないか...？

フフホトに到着
ここは「内モンゴル自治区」
漢族の中国人が多いが、もともとはモンゴル人の多い場所
そんなフフホトを走る地下鉄には、「ここはあくまでも中国です」と」言わんばかりに中国国旗が飾られている
こんな光景、他の都市では見たことないな...

地下鉄で中心部まで出たら、お散歩しながら観光スタート
「中国」の「モンゴル自治区」で「教会」という不思議な場所から
天主教堂

清真大寺
他の都市のモスクよりしっかりしている

延寿寺

承徳でみたような色合い

やはり漢族の文化とは違うのだろう
青緑のタイルが美しく、しばし見入る

延寿寺

寺に掲げられたスローガン
この地区は中国化に必死なんだなという印象...
ここまでされると気になってしまうので、後程時間があるときに内モンゴルの悲しい歴史を調べてしまった

大召无量寺

キャッシュレス化が進む中国でひさびさに現金を見た

大召无量寺

栄えている通り

多分ペットの犬

?音寺

でかい！

宝?汗佛塔

五塔寺

ここはなぜかひっそりしていた

日本では見ない形がいい

さて、だいたい行きたいところは行きつくしたので、
フフホト東駅にやってきた

ちいさいながらもビジネスクラスラウンジがある

とても簡素なつくり
ゴミがテーブルに散乱していたし、椅子には食べこぼしのシミがあったり、
ビジネスクラス利用者とはいえ中国人は中国人のようだ

帰りのCR400BF-Cは、朝に北京北駅で見送った北京冬季五輪仕様
かっこいい！

帰りのそしてビジネスクラスはスタッガードタイプ

斜めモード

フラットモード

長距離国際線のビジネスクラスと変わりない

扉を閉めれば半個室に

おつまみをもらった

ぱっとみ豪華な席だけど、細かいところが適当なのが中国スタイル
普通に汚いし

そういうのを気にしてしまったら、この国では生きていけない

豪華な席に座ってるんだから、ちょっとした汚れなんでどうでもいいじゃないか

復路は夕飯時だったので、食事がでた。
品質は低く、二等車の四倍もの運賃を払ってビジネスクラスに乗る中国人たちは誰もこの食事を受け取っていなかった。

北京北駅に到着
こちらも快適な二時間半だった