ルーマニア・ハンガリー・セルビア周遊27日間 ⑳ 　トラムとバスで巡るベオグラード

2024/08/05 - 2024/08/06

最後の街、セルビアの首都ベオグラードです。バスプラスというバスやトラムに乗れる一日券をキオスクで購入。カメレグダン公園やサバ大聖堂、市場、そしてゼムン地区へと足を延ばします。

NHKで深夜に放送される「ヨーロッパ トラムの旅」。今迄に行ったことのあるベルリン編や、クラクフ編など、録画して懐かしんでみておりましたが、この旅行が決まり、ベオグラード編を何度も見ながら、トラムに乗るのを楽しみにしていました。

トラムの車両は、お世辞にもきれいとはいいがたく、時間によっては何分も待つ羽目になったりするのですが、慣れない観光客には、優しい乗り物だなと思いました。

エリア ベオグラード(セルビア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: タロム航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ベオグラード中央駅に着いたのは17時半過ぎ。

数年前まで駅は旧市街中心部にありましたが、今はサバ川を渡った新市街にあります。

ホテルまではYandex.

ベオグラード中央駅 駅

今日から3泊するHotel Rex.

Booking Comの特典とかで、ファミリールームにアサインされました。

このダブルベッドの部屋のほかに・・

ホテル レックス ホテル

もう一つ。ソファベッドのある部屋。

全部で40平米。

3泊ゆったり出来そうです。

バスルーム。バスタブがついているのはありがたい。

それに、ベッドルームから直接ではなく、いったん室内の廊下部分に出ていく構造なので、夜中のトイレも同室者に気兼ねなく・・。

部屋の窓から見ると、あらすぐホテルの目の前にバス停がある。

さて、ホテルに着いて落ち着いたのはもう午後7時くらい。

今日の夕食は、ホテルのレストランでいただきましょう。

口コミによれば、「ツーリストセット」なるメニューがあって、リーズナブルだとか。

さて、メニューを見せてもらって、ツーリストセットを頼もうとしたのだけれど、
何種類かあるうち、実際注文できるのはチキンのみだったと思います。

何しろ、レストランのスタッフが態度悪く、これを頼みたい！というと、No!と答えるだけ。

では、何が食べられるの？と問うと、オンリーチキンだって。

どうやら、学生やスポーツチームなど団体向けのメニューみたい。

セットメニューのサラダ。
フロアスタッフの態度は悪いけれど、料理はまずまず。

チキンソテー、フレンチフライ添え。

こちらもアツアツでおいしい。
　

さあ、お会計・・と思ったら、デザートも出るよ・・とのこと。

そう、パラチンケ。クレープです。

10年前クロアチア・ザグレブのトミズラブでセットメニューの夕飯をいただいた時も、メインを食べ終わって帰ろうとしたら、このパラチンケがでできたなあと思いだしました。
いずれも旧ユーゴスラビアの国。

ツーリストメニュー一人1200RSDでした。

さて、引き続き食事の写真ですが、日付が変わり8月6日の朝ごはんです。

朝のレストランスタッフは、昨日と違った人、まあまあの接客。まあまあの品ぞろえ。

驚いたのは、レセプションなどのホテルスタッフがレストランに入ってきて、Myカップにコーヒーやら、ジュースを入れて持ち場についていくこと。

ホテル前のSarajevska通り。

画面左側、円形のビルの前に建つのが、Hotel Rex.

今日はトラムを使っての観光。

まずは、キオスクでバスプラスという1日有効の交通カードを買います。
どこのキオスクでも買えるのかなと思ったら、3軒目のキオスクでやっと買えました。バス停やトラムの停留所そばのキオスクでないと、買えないみたい。
店員さん、親切に使い方など教えてくれます。

さて、バスプラスをゲットして、さあトラムと思ったら、今度は、それがなかなか来ません。

やってきたトラムに乗ります。

先ほどのキオスクの店員さんによれば、バスプラスは、検札係に言われた時だけ見せればよいそうです。1日乗っていて、1度だけ検札が来ました。

車窓から見えたフランス大使館。

カレメグダン公園に行く途中の坂道にありました。

ベオグラードの見どころの一つ、カレメグダン公園にやってきました。

カレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園

城塞のあとを公園にしています。

Eternal Memory of Serbian & Russian Heroes。

第一次世界大戦100周年を記念して、2014年に建てられた碑。

ベオグラード要塞

テニスコート。

そうそう、ジョコビッチ選手が金メダルとったのは、つい先日。

ゲート。

なぜか、戦車や戦闘機が陳列されています。

見晴らしの良いところに来ました。

サヴァ川とドナウ川の合流点。

城壁から望むドナウ川。

城塞のあとというのを感じます。

城壁。

ここから敵が来るのを見張っていたのかな。

ドナウ川が見えます。

カレメグダン公園をあとにし、またまたトラムに乗って、今度はサヴァ大聖堂へ。

車窓からの風景。

車窓から。

右はNATO空爆ビル。

NATO空爆ビル 建造物

コソボはセルビアだよ！・・と言うメッセージかな？

トラムを一つ乗り越し、電停間の距離がかなりあるので、もう一度逆行きに乗りなおして、やっと着いた聖サヴァ大聖堂。

聖サヴァ大聖堂 城・宮殿

聖サヴァ大聖堂。

中は、絢爛豪華。

輝く天井。

床もピカピカ。

このサヴァ聖堂、1935年に建設が始まってから、まだまだ建築中とか？

昨年のジョージア旅行で訪れたトビリシのツミンダ・サメバ大聖堂を思い出しました。確かあれは、世界最大の正教会。ここもそれを目指しているのかな。

ここらへんで一休み。

ケーキを頼んだら、珍しく「お冷」が出てきました。

タップ（水道水）かもしれないから、あまり飲まないように・・と同行者からの
注意。

エネルギー補給した後、街歩き再開。

市場に来ました。

すごいところに来てしまったなというのが、まずこの市場の印象。

カレニッチマーケット。

カレニッチ マーケット 市場

ベリー。

お菓子にジュース。

香草。

お土産になりそうなものはないねと、マーケットは早々に引き上げ、中心部へ歩きます。

またトラムに乗って、バスターミナルのあたりからゼムン地区行きのバスに乗り換えようと思います。

ベオグラードバスターミナル近くのバス停から83番のバス・・とメモしてあったので、聞きまくりながら、ゼムン地区を目指します。

バスプラスの一日券を持っているから、間違えたら降りて乗りなおせばいいよねと。

赤いトラムに乗って、バスターミナルまで。

バスを乗り間違えて途中で乗り換えたりしながらも、なんとかゼムン地区に到着。

ゼムン地区は18世紀から、第一次世界大戦まで、オーストリア・ハンガリー帝国の支配下にあったところ。

ゼムン 文化・芸術・歴史

見晴らしの良い塔を目指し、地元の人に聞きながら、登り口の階段まで来ました。

上がりきったところで見える風景。

昔の様子が思い浮かぶ絵。

ガルドシュ塔。　Tower Gardos。

またの名をシビニャニン　ヤンコの塔。

シビニャニン ヤンコの塔 建造物

塔の上から眺めたドナウ川。

高いビルが並ぶのは新市街。

ドナウ川をアップで。

こんな風に見えますよと説明書き。

左から、Pupina 橋、聖ディミトリエ教会、ドナウ川・・。

ほぼ同じようになるように撮影してみました。

真ん中の方が、二コラ・テスラ。

ゼムンの街を少し歩いてみましょう。

この街のスーパー、マキシムで、探していたロクム（トルコのお菓子）を見つけ、早速購入。これで、お土産の心配解消。

バス停、よくわからないけれど、旧市街側にわたるバスを地元の方に尋ねながら、帰ります。

無事見覚えのある場所に戻り、レストランを探します。
カフェはたくさんあるのに、なかなかこれといったお店に巡り合えず。

それでも、そこそこお客さんが入っていてよさそうなお店が見つかりました。

お連れ様は、お魚のグリルと、ギリシャ風サラダ。

わたくしは、ソーセージとコールスロー。

本日の観光はここまで。
さあ、ホテルに帰りましょう。

長い旅も観光できるのは実質あと1日。