2024/06/24 - 2024/07/12
25位(同エリア62件中)
クリスさん
2024年6月24日から7月11日までのスペイン旅行。カスティーリャ・レオン州のアビラ県を除く8県とリオハ、アストゥリアス、カンタブリア、バスクの5自治州にある主に西ゴート、モサラベ様式のロマネスク教会を巡る旅になります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2024年7月9日火曜日。この日は車で移動する最終日となります。アルタミラ洞窟の見学が最初のスケジュールでしたが、開館が9:30という事でホテルのチェックアウトを早めに済ませ、予定では昨日の行程になっていたサンティリャーナ・デル・マルから南に15km程の距離にあるエルモ(Yermo)の村に行く事にしました。
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山中のくねくねとした道を走ってやって来たのは、エルモのサンタ・マリア教会(Iglesia de Santa María)。
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教会の周辺は、数軒の集落と農地が広がっています。
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エルモは、カンタブリア州のカルテス市(Cartes)に属する集落です。海抜120メートル、高速道路A-67の正面に位置し、2013年調べで人口は66人となっています。
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サンタ・マリア教会の起源について、9世紀の半ばに修道院があったと言われてます。修道院がいつまで存続していたのかは不明ですが、現存する教会は12世紀末から13世紀にかけて建設された事が、教会の碑文に記録が残っている事から確認できます。
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教会の入口は、この南側扉口になります。
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タンパンにはドラゴンと戦う戦士のレリーフが刻まれています。
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ドアを入った内側にも同じ構図の似たタンパンが存在するのですが、教会がまだ閉まっている時間ですので中に入る事は出来ません。
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扉口右手の柱頭。
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左側。
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人頭と2頭の獅子。
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外側の柱頭は欠落がありますので、同じ構図とまでは明言出来ませんが、人頭と獅子のポーズを変えたスタイルかと思われます。
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グリフォンでしょうか。
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騎士のようですが摩耗しています。
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南側の壁にある半円窓と持ち送りの下にある彫刻。
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左はサンティリャーナ・デル・マルにもあった聖アンナと幼子マリアの聖母子像で、右は2頭の子を抱く獅子像といわれています。
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反対側にも似た彫刻があります。
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右の彫刻はサンタ・マリアと書かれています。アーチが途切れているのでどこかから移設された物と考えられています。
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鐘楼へ上る階段。
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左は獅子像です。
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持ち送りの彫刻。
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後陣。
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後陣窓の柱頭。
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こちらの柱頭では抱き合うカップルと思われる像があります。
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持ち送りにはダイヤ形とか弓形等の図形の彫り物が多いのですが、
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細かく見ると人頭やさまざまな人物を見ることが出来ます。
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裸で抱き合う二人。
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9時半前には戻らないといけないので、見学はこれで切り上げます。ドアにあった碑文とか撮影忘れた物もあったのが残念でした。
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アルタミラ洞窟前の公共駐車場。少し余裕をもって帰ってきたのですが、既に多くの車が止まっていました。
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入場ゲート前に列があるので並びます。サンティリャーナ・デル・マル市内からは南に4kmほどの距離にあります。
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私たちより前に50人以上の人が並んでいましたが、次々に来るので、私たちより後ろに更に多くの人が並んでいました。
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5月から10月までは9:30から20:00まで、11月から4月までは9:30から18:00までとなります。
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チケット売り場から撮影した博物館の建物。私たちは65歳以上なのでパスポート等の証明書類があれば無料で入場できます。一般の方は3ユーロになります。
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入場券には洞窟への入場時間が記録されています。その時間が来るまでは博物館の展示ルームで待機する必要があります。私たちの時間は11時でした。
展示ルームにあったマリア・サンス・デ・ソートゥオラ(María Sanz de Sautuola)の肖像画。
彼女は科学的発見者となった先史学者マルセリーノ・サンス・デ・ソートゥオラ(Marcelino Sanz de Sautuola)の娘です。発見の逸話は有名ですが、正確には彼女が第一発見者だった訳ではありません。父親に洞窟を教えた農夫の存在があります。 -
展示ホールを眺めて少し時間をつぶします。
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予定時間になると最初のホールで説明を受けた後中に入ります。
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本当の洞窟は1977年に閉鎖され、1982年から人数を制限して入場出来るようにはなりましたが、一般には見学出来る可能性が限りなくゼロに近いレベルとなっています。
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1985年に世界遺産登録され、レプリカ建設が検討され2001年にアルタミラ国立博物館および研究センターが洞窟の隣に建設されました。
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オリジナルを最も忠実に再現したもので写真撮影も可能になっています。
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私はラスコー2も見学しておりますので、比較しますとアルタミラの方が規模がはるかに大きいと感じます。ただ壁画としてはラスコーの方が見応えがありました。
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出口通路の写真。
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博物館の庭にある洞窟の入口を示す記念碑。このプレートの先の木立の中に実際の洞窟があるそうです。
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見学の後は再びロマネスク教会を巡る旅になります。アルタミラ洞窟からは東に23km。サンタ・クルス・デ・カスタニェダ参事会教会(Colegiata de Santa Cruz de Castañeda)は、カスタニェダ市の支集落ソコビオ(Socobio)にあります。
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サンタ・クルス・デ・カスタニェダは、10世紀頃にベネディクト会の修道院として誕生しましたが、現在は教会だけが残されています。
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現存の教会は12世紀にロマネスク様式で建てられ 、増築改築によって外観が変わっています。
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この案内によると事前にガイドツアーを申し込まないと中を見学出来ないようです。
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ロマネスクが残るポータル。西側の主扉口になります。課外授業なのか子供たちがいます。
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シトー派の影響なのかシンプルな柱頭が残っています。
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鐘楼は、この地域では珍しい大きなロマネスク様式の塔といわれています。
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コーベルや窓等細かいところにロマネスクが残されています。
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内部に入れないのは残念ですが、アルタミラ見学の所要時間が読めないので事前に時間を決めての予約が出来ないので仕方ありません。
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スペインではあまり見かけない竹林がありました。
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外観を一周して見学を終わります。
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次の教会は、カスタニェダから東に43kmの距離にあるバレヨ(Bareyo)のサンタ・マリア教会(Iglesia de Santa María)。
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バレヨは人口2000人弱の自治体でカンタブリア海に面しています。後陣の傍に大きな樫の古木が立っていて全景が解りません。後で知りましたがこの木も町の記念物となっているそうです。
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教会の起源を示す文書が残されていないので正確な年代はわかりませんが、12世紀末の建設と考えられています。16世紀から19世紀にかけて幾度かの増改築が行われており南側の司祭室や柱廊玄関などは後付けの部分になります。
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後陣はロマネスクの物になります。
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QRコードで教会の案内が見れるようです。教会は7月中旬以降ハイシーズンとなり平日も見学可能となるようですが、それまではミサのある日曜しか中に入れないようです。
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南柱廊玄関内にある扉口。
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鐘楼の頭部は八角形をしたロマネスク様式の塔になっています。
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西扉口。改装後の影響でゴシック様式です。
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北側の持ち送り。
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北側から後陣に廻ります。
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後陣の持ち送り。
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後陣と身廊の結合部の柱に人頭彫刻があります。
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後陣中央には2連アーチの窓があります。
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植物文様の柱頭。
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上部持ち送りの彫刻。
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後陣南側の窓。
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外側にバロック様式の庇が追加されています。
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この教会は内部の方が良いロマネスク様式の柱頭や彫刻が残っているので残念でした。。
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この写真は残念だったエスカランテのサン・ロマンの庵(Ermita de San Román de Escalante)。見学は要予約なので幾度か交渉したのですが、希望日は担当者の契約更新期間に当たり、担当者不在で見学する事が出来ませんでした。バレヨからビルバオへの通り道なので、外観だけでも見れるかと思ったのですが、木が邪魔していてご覧の通りです。写真は柵越しなので仕方ありませんね。
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お昼はカストロ・ウルディアレス(Castro-Urdiales)のオチャラン・マサス(Ocharan Mazas)通りにある「Gastro-Bar El Muelle 7」というグリルバーでとりました。バレヨからは東に50km程の距離になります。
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昼食場所を探して寄った町なので、市内観光はしていません。タパスを適当に頼んで済ませました。
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カンタブリア編は以上で終了です。この町から8kmでバスク自治州に入ります。
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