2024/10/16 - 2024/10/22
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nichiさん
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銀閣寺を出て、哲学の道を歩き始めました。
歩いている方は8割がインバウンドの方々です。
最初に訪れたのは、法然院です。
法然院は、法然上人ゆかりのお寺です。
法然上人が鎌倉時代に弟子と共に一日中24時間、読経と念仏と礼拝を行う「六時礼讃行」を修した草庵が始まりのようです。
「六時礼讃行」は、「四六時中」の言葉の言語なのですね。
江戸時代になって、鎌倉時代の法然のゆかりの地に念仏道場を建立したのが今の念仏寺。つまり、京都にしては新しいお寺です。
山門が素敵なお寺でした。
隣の安楽寺は、法然院とかかわりの深いお寺です。
鎌倉時代、法然の弟子であった住蓮上人と安楽上人が山を散策中、白い鹿を発見。
ちょうどこの辺りで消えたため、霊的なことを感じた2人が、念仏道場の草庵を作ったのがこのお寺の始まりです。
天文年間(1532~55)に再建されたお寺です。
では、そもそも何故、法然院と安楽寺は一度潰れた(荒廃した)のでしょうか?
法然上人の弟子、住蓮上人と安楽上人は安楽寺で浄土礼讃という声明を完成させます。この歌声が奇麗で美しく、多くの出家希望者が殺到しました。
その中に、後鳥羽上皇の女官、松虫姫と鈴虫姫の2人がいて、彼女たちも出家。それに怒った後鳥羽上皇は、住蓮上人と安楽上人の2人を斬首。そして法然上人を讃岐に流刑。
これで法然院と安楽寺は荒廃してしまったのですね。
色々新しいことを知るな~~
引き続き南の端まで哲学の道を歩きました。
その近くにあったのは、熊野若王子神社です。
修験者はココで身を清めてから熊野に行ったようです。
そして相方の希望で岡崎神社へ。
ココはうさぎ神社として有名です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
銀閣寺を出て、銀閣寺橋まで戻ってきました。
-
琵琶湖疎水に添って引き続き哲学の道を歩きます。
-
哲学の道は、琵琶湖疎水の横に整備された桜並木の散策路です。
今回は、浄土寺橋から若王子橋の1.6㎞を今回は歩いてみます。 -
途中、法然院や永観堂、若王子神社にも寄ってみます。
-
元々は、明治23年(1890年)に琵琶湖疏水が完成した際に、管理用道路として設置された道なのですね。
近所に住んでいた哲学者が散策して名付けた「哲学の道」。
特に周辺に哲学に関するものがあるわけではありません。 -
川沿いのこんな歩きやすい道をてくてく歩いて行きます。
-
道沿いには多くのお地蔵さま
-
ココが法然院の入口ですね。
哲学の道から左に進みます。 -
石垣の上に竹垣があるこの道を上がって行きます。
-
山門が見えます。
カッコいいですね~ -
絵になるな~
他人様を入れて撮影。 -
山門の下に人がいた方がいいですね・・・
-
私たちシニア夫婦も山門をくぐります。
-
山門から先の景色です。
-
石畳の階段の下に左右に白砂壇という白い盛り砂が見えます。
-
砂の上の図柄は季節ごとに代わります。
これは何を表しているのでしょう?
右奥に紅葉の葉っぱがあるから秋を表しているのかな? -
さあ奥に進みましょう。
静かだな~ -
放生池の上の橋を進みます。
橋の手前が現世。向こう側は来世で極楽浄土を現しているそうです。 -
本堂は非公開です。
御本尊は、阿弥陀如来坐像です。 -
この階段の上は、
-
こちらは地蔵菩薩像です。
祠の地蔵と呼ばれています。 -
大正時代に建立された多宝塔です。
-
再び橋を渡って来世から現世に戻ります。
-
くぐってきた山門を内側から。
苔が覆っている茅葺屋根の山門です。 -
離れて振り返ります。
-
さらに離れて、
-
そこから望遠でアップで!
いい雰囲気だな~
谷崎潤一郎のお墓もこの法然院にあるようです。
寄らなかったけど・・・
法然院をあとにします。 -
法然院から徒歩5分。
安楽寺にやってきました。
京都にはいくつかの安楽寺がありますが、ここは京都住蓮山安楽寺です。 -
安楽寺に関する説明書き
後鳥羽上皇も惨いことを・・・
詳しくはこの旅行記の概要に記しました。 -
階段の参道を上がって行きます。
-
秋の紅葉が有名な階段の参道です。
これが全部赤く染まったらきれいだろうな~ -
山門まで上がってみました。
大きく掲げられた「拝観謝絶」の文字。
基本的には非公開で、ココから先には入れません。
春と秋の一時期のみ公開しているお寺です。
松虫姫と鈴虫姫の供養塔もあるそうです。 -
山門から登ってきた階段を振り返ります。
これ全部紅葉したら綺麗だろうな~ -
改めて入口から安楽寺を見上げます。
松虫姫と鈴虫姫か~~
歴史的な事実を知ったうえで見上げると、なんか感慨深いものがあります。 -
安楽寺から徒歩3分。
霊鑑寺にやってきました。 -
春と秋のみ公開されるお寺です。
庭園には椿がいっぱい。
椿の寺とも呼ばれているそうです。 -
江戸時代には皇女が入寺するようになり、皇室ゆかりの寺宝も多いようです。
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さあさらに琵琶湖疎水沿いの哲学の道を進みましょう。
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きちんと整備された歩道ですが、細くて人がすれ違う時に少し気を遣います。
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暑くもなく寒くもなく、めっちゃ歩きやすいです。
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琵琶湖疎水の水も綺麗ですね~
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アップで!
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哲学の道の南側の端まで歩いて来ました。
若王子橋が見えますが、ここで哲学の道は終わりです。 -
若王子橋を渡るとすぐ左側に現れるのは、熊野若王子神社です。
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永暦元年(1160年)に後白河法皇が禅林寺の鎮守として熊野権現を勧請したことがこの神社の始まりです。
室町時代に熊野詣を行うにあたり、修験者はまずここで身を浄めてから熊野(今の和歌山県)に向けて出発したのだそうです。
そもそも京都にはココ含め3つの熊野神社があるのですね。 -
さらに小さな橋を渡ります。
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橋の下では水がチョロチョロ流れています。
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階段を上がって一礼して鳥居をくぐり、
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境内へ。
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左側には夷川恵比寿社。
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先ほど渡ってきたチョロチョロ水が流れていた川は、恵比寿川?
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お参り~
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鯛を抱えた立派な恵比寿様。
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こちらは本殿です。
ここで京都の修験者はまずここで身を浄めてから熊野に向かったのですね。 -
「熊野大権現」の堂々たる扁額。
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この神社の案内図がありました。
これをスマホで撮影して、奥の滝まで行ってみることにしました。
徒歩15分ね。 -
こんな坂から始まります。
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最初の石鳥居。
一礼してから奥の階段へ。 -
これは、滝宮社。
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山神社ですね。
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さらに登って行くと、鉄柵がありました。
そこにこんな表示。
イノシシが出るのですね。 -
鉄柵を開けて奥に入って、鉄柵を締めてから奥の階段を進みます。
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次の石鳥居が見えてきました。
-
一礼してさらに奥へ。
山の神社にやってきた~
という雰囲気。 -
川の横をさらに登ります。
15分では滝まで行けない・・・
私たちシニア夫婦、歩くの遅い? -
次の赤い鳥居。
こちらは右側にある稲荷神社です。 -
そして千手の滝までやってきました。
神秘的ですね。。。
熊野神社ですから、この千手の滝は那智の滝を表しているのだそうです。 -
上がってきた道を振り返ります。
-
右側には不動明王。
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深い森の中でこの雰囲気。
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お参り~
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真上を見上げてみました。
緑豊かで「気」を感じます。 -
十分にマイナスイオンの「気」を感じ、下りることにしました。
-
新島襄と八重のお墓があるようなのですが、ここから別の道を20分ほど山を登った先のようなので、止めました。
熊野若王子神社をあとにしました。 -
熊野若王子神社から徒歩15分。
岡崎神社にやってきました。 -
この岡崎神社、かつて付近一帯が野うさぎの生息地であったことから、うさぎが氏神様という、珍しい神社なのです。
-
お邪魔しま~す!
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こうやっていたる所にうさぎの石像があります。
狛犬ではなく、狛うさぎです。 -
そもそもこの岡崎神社、桓武天皇が延暦十三年(七九四)に長岡京から京都に遷都した際に建立された歴史ある神社です。
-
今では「うさぎ神社」として有名で、
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多くのインバウンドの方々も訪れています。
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本殿へ。
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こちらにも狛うさぎ。
可愛いですね。 -
お参り~
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祭壇には、招きうさぎ。。。
-
ウサギが大好きな相方は、お守りを購入。
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お守りには、「ぴょん」の文字が・・・
洒落ッけたっぷりですね。 -
岡崎神社(うさご神社)をあとにしました。
つづく
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