2024/10/16 - 2024/10/22
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nichiさん
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この旅行記のスケジュール
2024/10/20
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徒歩での移動
5分
-
徒歩での移動
3分
-
徒歩での移動
5分
-
四条高倉バス停
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バスでの移動
30分
-
銀閣寺前バス停
-
徒歩での移動
10分弱
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この旅行記スケジュールを元に
京都に来て5日目です。
この日はホテル近くの六角堂に寄ってから、京都のパンの老舗である進々堂さんで朝食。
そしてお天気もいいので、哲学の道を歩くことにしました。
最初に訪れたのは、銀閣寺(東山慈照寺)です。
室町幕府8代将軍足利義政によって造営されたお寺です。
もう何度か訪れているお寺ですが、私たちは好きなんですよね~~
銀閣(観音殿)はなんと京の都に背を向けて東の山を向いてします。
その理由を今回知ることができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
京都5日目の朝のホテルからの景色です。
昨日と違っていいお天気です。東急ステイ京都三条烏丸 宿・ホテル
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今朝は、京都のパン屋さんで有名な「進々堂」で朝食です。
歩いてパン屋さんに向かう途中、六角堂に寄ってみました。 -
用明天皇二年(587年)に聖徳太子が創建したお寺です。
大化の改新より前だ!!!
大阪に四天王寺を建立するため材木を求めて京都を訪れた聖徳太子、この地の泉で沐浴した後、多良の木に掛けておいた念持仏を外そうとしたところ、仏は木から離れず「この地で人々を救いたい」と告げました。
そして聖徳太子がこの念持仏(如意輪観音)を祀るお堂を建立したのが六角堂のはじまりとされています。 -
本堂でお参り~
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弘仁十三年(822年)に嵯峨天皇の勅願寺となりました。
そして建仁元年(1201年)に親鸞が入寺して修行し、浄土真宗を開く起源となりました。
ちなみに浄土真宗の本山は本願寺です。
よって、親鸞聖人の像もありました。 -
手水舎の奥に見えるのが六角堂ですね。
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正式名称は頂法寺ですが、お堂の形が特徴的な六角形をしていることから六角堂と呼ばれています。
奥のビルの谷間に六角堂が見えますね。
江戸時代頃までは祇園祭の山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式が催されるなど、庶民の生活の中心地だったのですね。 -
こちらは親鸞堂ですね。
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一言願い地蔵?
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このお地蔵さまは少し首を傾けていらっしゃいます。
お参りにいらした方の願いを叶えるかどうしようか思案中なのだそうです。 -
こちらが十六羅漢です。
羅漢とは、仏の教えを守り伝えるお坊さんで、十六は四方八方いたるところに羅漢がいることを意味しています。 -
六角堂から徒歩3分。
京都の老舗のパン屋さんである進々堂にやってきました。 -
創業100年以上のパン屋さんです。
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美味しそうなパンが並んでいるので買ってホテルで食べるのもアリですが、
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ココで朝食を戴きます。
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メニュー
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まずはカフェオレ(私)とアイスコーヒー(相方)です。
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私は
スープブレックファスト ミネストローネ 1300円 -
相方は
スープブレックファスト コーンスープ 1300円 -
いただきま~す!
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朝食を終えて徒歩5分のバス停(四条高倉)からバスに乗ります。
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バスに乗ること約30分。
銀閣寺道でバスを下車。
目の前には琵琶湖疎水が流れています。 -
「哲学の道」が始まります。
-
ココは春の桜の名所ですね。
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進む方向の奥に見えるのは大文字山です。
-
「大」の文字をアップで!
今年の8月、五山の送り火を初めて拝見しました。
ここだと近いですね~
でも凄い人だったことでしょう。 -
銀閣寺橋までやってきました。
-
橋を渡って、まずは銀閣寺に向かいます。
哲学の道は、川沿いに右の方に続いています。
後ほど歩きましょう。 -
銀閣寺の参道を進みます。
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この日は銀閣寺のお隣の八神社のお祭りのようです。
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銀閣寺(東山慈照寺)の入口にやってきました。
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お邪魔します。
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参拝者の8割がインバウンドの方々ですね。
総門をくぐります。 -
拝観料は、お札志納金。
500円×2名
志納金、つまり、志によって納め、お札を頂くお金ですね。 -
だからチケットの代わりにお札なんですね。
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お邪魔しま~す!
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落ち着くな~~
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最初に向月台。
高さは約180cm。
この向月台の上に座って東山に昇る月を眺めたと言われています。
白砂が奇麗ですね。 -
ひゃ~~
多くの観光客が撮影中。
ほぼ全員、インバウンドの方々です。 -
暫く待って順番が来ました。
もう何度も訪れている銀閣寺ですが、ココから拝見するのが好きなんです。
慈眼寺の銀閣(観音殿)
です。
唯一現存する室町期の楼閣庭園建築の代表的建造物として有名です。
金閣寺には金箔が貼られていますが、銀閣寺には銀が貼られていません。
室町幕府最盛期に建てられた金閣寺と違い、応仁の乱のあとで財政難で銀を貼れなかったという説もありますが、実際には。北山文化の中心の金閣寺に対し東山文化の銀閣という対比だったようです。 -
絵になるな~
銀閣(観音殿)の1階の縁側は東を向いています。
つまり、京都市内とは逆の東の山の方向を向いています。
なんで~~?
京の都に背を向けたのは、銀閣寺を造営した室町幕府8代将軍足利義政の苦悩の表れと言われています。
その苦悩とは?
・足利義政には子ができず、後継ぎとして甥を養子にし、次の将軍職を継ぐことになっていた。
・しかし、義政に子ができ、次の将軍職を巡る争いが始まる。
・応仁の乱が勃発! 戦国時代が始まっちゃった。
・応仁の乱は11年も続き、京都は焼け野原に。
・将軍としての力がもうなかった義政は、この銀閣寺(東山慈照寺)を造営し、隠居。
・もう京都の町は見たくないと、京都に背を向けて建てた。
と言う説のようです。 -
小学校の修学旅行で訪れた際に箱の魅力が全く分からなかったな~
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銀閣寺観音殿の近くに鳥居。
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銀閣寺の鎮守社とも言われている八幡社です。
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銀閣寺八幡社は、足利氏など清和源氏の守護神である八幡神を祀っています。
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一度中に入ってこの銀閣(観音殿)から庭を見て見たいです。
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この大きな建物は方丈です。
通常は非公開ですが、この日は秋の特別公開で、時間ごとの人数限定で公開してました。
でもすでにすべての枠が埋まっていました。 -
これが、このお寺の現代アートのような枯山水です。
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銀沙灘という砂盛りで、月の光を反射させるように白砂で波紋や灘を表現したといわれています。
平面的でシャープな砂盛りです。 -
方丈の隣が東求堂です。
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市松模様の手水八ですね。
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東求堂は、持仏堂でありながら義政公の住居として使用されていました。
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そして錦鏡池。
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銀沙灘の反対側にやってきました。
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銀沙灘越しの向月台と銀閣(観音殿)
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先に進みます。
一方通行です。 -
お天気が良くてよかった~
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銀沙灘越しの方丈。
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葉っぱ一枚落ちていない綺麗さ!
錦鏡池と、松越しに見る向月台。 -
この錦鏡池を中心とした池泉回遊式庭園は国の史蹟名勝庭園に指定されています。
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どこを見ても素敵な景色です。
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樹齢500年?
すんげえ~~ -
樹齢500年と言うとどんな大木かと思いますが、そうではないのです。
でも素敵な老木です。 -
大空に目いっぱい枝を広げています。
500年の長きにわたって・・・ -
なんか神々しいです。
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こちらの苔も綺麗ですね~
それにお掃除が完ぺき!
葉一枚落ちていません。 -
ひゃ~~
美しい! -
苔をアップで撮影している外国人をまねて、マクロで撮ってみました。
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この細い滝、洗月泉と言います。
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山肌から湧き出る水を錦鏡地に導く役目を果たしています。
洗月泉は月が泉に映し出された時に泉のさざ波がまるで月を洗っているように見えることからその名前が名付けられたそうです。 -
錦鏡池越しに東求堂が見えます。
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綺麗ですね~
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小高い丘を登ってみます。
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ココはお茶の井。
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足利義政野お茶用の湧き水です。
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この石組は、漱蘚亭跡です。
かつてあった庭園の跡です。
昔は、この枯山水式庭園と、下の池を囲む美しい池泉回遊式庭園の上下2つの庭園があったのですね。 -
江戸時代に山崩れがあって壊れちゃった枯山水式の庭園なんですね。
崩れかかった石組・泉・水流の跡が残されています。 -
先に進みましょう。
-
こんな階段を登って行きます。
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ここの苔が美しいです。
ハングル語や中国語が飛び交っています。 -
展望台まで上がってきました。
多くのインバウンドの方々が撮影中。 -
お~~
なかなかいい景色。 -
銀閣(観音殿)や銀沙灘が見えます。
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広い銀閣寺(東山慈照寺)の中を歩きます。
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秋はココが紅や黄色に色づくのですね。
想像できます。 -
紅葉の時期に訪れたいけど混むんだろうな~
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上を見上げてみます。
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広いお庭をぐるっとまわってきて、
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銀閣(観音殿)の反対側に出てきました。
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どこから見ても、イイ感じ。
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屋の頂に銅製鳳凰が見えます。
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名残惜しいですが、
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銀閣(観音殿)とお別れです。
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中門を出ました。
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銀閣寺の参道を下って、哲学の道に戻りましょう。
つづく
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この旅行記へのコメント (2)
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- 墨水さん 2025/03/01 23:24:16
- 介は必ず東を向く。
- nichiさん、今晩は。
銀閣が東向きなのは「介は必ず東を向く。」から来てます。
誰を介しているかと言うと、「天皇の介助者=将軍」を意味してます。
庭園方向を向いてます。
庭園には池が有り、池は石で囲まれてます。
石一つは「河伯」で、黄河の精霊を意味します。
「あまた多くの河が流れ込んでいる。」形式を表してます。
河は守護大名を表し、足利義政に付き従って居る形式に庭園は形成されてます。
義政が考える天下の形勢ですね。
しかしながら、当時の時世は、だれも義政に従う者も居ない状態ですね。
だから義政は「俺が将軍で、みんな俺に従え!!。」て言う庭園を造った。(笑)
政治の実権は、有力大名達が根こそぎ持って行ったので、将軍には何も無い状態。
嫌気がさした義政は、弟(義視)を跡継ぎ指名する。
義視は、最初固辞していたが、後に受け入れた。
別居状態の(義政の妻)富子が子を産んだ・・・。
富子「これは、あんたの子!、あんたの子!!。」と、強引に将軍継嗣にさせた。
山名家の跡目相続争いに端を発した応仁の乱が始まる。
義視は兄(義政)と共に東軍に居たが、讒言受け伊勢に出奔。
兄は、すぐに使者を立て迎えに行かす。
義視は上洛し兄の元へ行くが、再び讒言を受け比叡山へ出奔。
山名家が迎えに行き、西軍に入て「将軍家の跡目争い。」の形式と為った。
山名宗全が死ぬと、戦も消滅して、うやむやナ形式で終了した。
義視は美濃にへ出奔した。
義政は(子)義尚に将軍職をゆずる。
墨水。
- nichiさん からの返信 2025/03/02 23:25:52
- Re: 介は必ず東を向く。
- 墨水さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
勉強になります。
義政は自分の想いを慈眼寺の庭に込めたのですね。
室町幕府を衰退させた無能な将軍と言われていますが、彼が残した東山文化に興味津々です。
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