2024/10/16 - 2024/10/22
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nichiさん
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江戸時代に栄えた河川の港である伏見港。
江戸時代、大阪と京都の間で水運交通の要衝であった伏見港には、多くの船宿や旅籠ができ、幕府の伝馬所(問屋場)も置かれ、参勤交代の大名のための本陣や大名屋敷もできました。
そもそもは秀吉が伏見城築城に必要な材木や資材を運び込むために、大規模な治水工事を行って整備した伏見港。秀吉は築城と同時に全国各地の有力大名に屋敷をつくらせ、商工業者を呼び寄せて都市としての基盤整備を行いました。
伏見は、京都と大坂、そして全国各地をつなぐ港町として栄えていくようになるのです。秀吉は、陸上および河川の交通を伏見城下に集めたのですね。
明治に入ると琵琶湖疎水が完成し、琵琶湖まで大きな水路ができ、大きな蒸気船も就航するようになりました。
昭和4年(1929年)、宇治川の堤防が整備され宇治川と濠川に水位差が生じたためパナマ運河をまねて、三栖閘門が建設されています。
今回はこの三栖閘門にも寄ってみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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寺田屋を出て、伏見十石舟の乗り場に向かって歩きます。
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川沿いではなく、古き良き街並みの中を歩いて行きます。
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お~~~
造り酒屋さんの街、伏見ですね~ -
このあたりは、月桂冠ですね。
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この古いお宅の表札、
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大倉さんのお名前です。
月桂冠の創業御本家ですね。
まだ、伏見のど真ん中にご自宅があるのですね。 -
こんな素敵な雰囲気の街並みの中を歩いて行きます。
正面に見えているのは月桂冠の旧本社です。
今、本社は東京かな?
と思ったら、すぐ近くのビルが月桂冠の7今の本社でした。 -
月桂冠大倉記念館の横を通ります。
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大きな酒屋さんだったのですね~
「お酒の王様月桂冠」ですからね。 -
後ほど、この月桂冠大倉記念館には寄るつもりです。
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それにしてもデカくて立派です。
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弁天橋に出ました。
ここが伏見十石舟の乗り場です。 -
これが濠川ですね。
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下から弁天橋を見上げます。
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橋のたもとに伏見十石舟の乗り場があります。
予約時間は11時。
でも1本前の10時40分に乗せてくれるようです。
すぐ出発です。 -
1500円×2名
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スタッフに促されて、十石船に乗船します。
大阪と伏見を結んだ三十石船と、伏見と京都を結んだ十石船の2種の船で水運経済を支えていたのですが、この2種の船が観光船として復元されました。
これは私たちが乗る十石船です。 -
私たちシニア夫婦を含め、5名で出航です。
乗組員は、先頭に乗るガイドさんと一番後ろに乗る船頭さんです。 -
坂倉の横を抜けて、十石船は出発しました。
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この辺りには柳が多いですね。
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素敵な所を抜けて行きます。
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ここは伏見みなと公園です。
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この公園には、坂本龍馬とお龍さんの像があります。
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お二人の像をアップで!
寺田屋事件で大けがをした坂本龍馬。
ここから2人で三十石船に乗って、負傷療養のため鹿児島周辺の温泉をお龍と二人で巡りました。
これが日本最初の新婚旅行なんですね。 -
ここは今でも三十石船の船着き場です。
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この先を進むと、
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まっすぐで少し広い川と合流します。
これは、伏見城の外堀だった川です。
これを左に進みます。
上は、伏見であい橋。 -
確かに先ほどよりも広い川ですね。
これから肥後橋に下をくぐります。 -
船は静かにゆっくりと進んで行きます。
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1本前の十石船とすれ違います。
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次の橋は、京阪本線ですね。
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伏見みなと橋をくぐると、
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その先には水門。
ここをくぐります。 -
昭和初期、宇治川の堤防を造ったことによって生じた宇治川との高低差を克服して船を通すための三栖閘門です。
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パナマ運河式の閘門で、ここより数メートル低い宇治川に船を通していました。
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今では稼働していない三栖閘門です。
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ここで一度下船します。
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三栖閘門の説明書きです。
昭和4年に完成した三栖閘門。
2つのゲートで水位を調整し、水位が低い宇治川に船を通していました。
以前は多くの船がこの閘門を通って、大阪と伏見の間を行き来していました。
鉄道や道路の発達によって、船運はすたり、また宇治川の上流でダムが建設されたことによって宇治川の水位が下がり、三栖閘門はその機能を終えました。 -
三栖閘門の横に三栖閘門資料館があります。
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ちょっと寄ってみましょう。
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ボタンを押すと模型が動き、水位が異なる所に船を通す三栖閘門の仕組みがよくわかりました。
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水運が盛んだった江戸時代の伏見の様子。
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秀吉の伏見の街づくりを引き継いだ家康。
江戸時代、伏見は城下町であり政治都市でもありました。
流通の拠点として、多くの問屋、宿屋、造り酒屋などができました。
西国の大名は参勤交代の際、ここまで船でやってきて、ここから東海道を江戸に向かったのですね。 -
江戸時代の古地図を見ても、伏見の街の大きさが判ります。
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城下町「伏見」について・・・
そもそも秀吉はこのあたりに4つの白を築城しています。
一つ目は淀城。
秀吉の側室だった茶々はココで鶴松を生みます。
茶々が淀君と呼ばれるのは、そのためです。
鶴松がわずか3才で亡くなり、秀吉は悲しみの為に淀城を廃城にしてしまいます。
2つめは指月城。
息子の鶴松が亡くなり、母の大政所が亡くなり、弟の秀長まで亡くなり、秀吉は、不死身に通じる伏見に城を築きます。
淀城の天守などを移築したようですが、朝鮮使節団に権威を示すための城だったようです。
3つ目は向島城。
観月会でこの地から眺める月の美しさに感服した家康は、指月城とは別に向島城を築城します。
そして4つ目が伏見城。
大地震で倒壊してしまった指月城。
秀吉は、少し離れた東の山の上に伏見城を築城します。
その時に秀吉は区画整理を行い、武家屋敷、商人町、職人町を配置。
材木町、魚屋町、塩屋町、船大工町、紺屋町は今でも残る町名です。
秀吉の子供である秀頼もこの城に入城しています。
秀吉が息を引き取ったのもこの伏見城です。 -
秀吉の街の整備で、今の街の原型ができたのですね。
水路や陸路の整備を含め、街の基盤整備をを行った秀吉は現代ではディベロッパーですね。
これは1929年の伏見の地図です。 -
大阪から船で伏見に運ばれた物資は、元々は陸路で京都に運ばれていました。
しかし、江戸初期に高瀬川を開削したことにより、伏見港に集積された物資は、船を使って京都に運ばれるようになりました。
伏見港は、大阪と京都を結ぶ中継地としてより一層発展していったのですね。 -
物流の中心地、政治都市、産業都市として、江戸時代になってさらに人口が増え出て経済的にも大きく発展していった伏見の街。
家康はココに貨幣を鋳造する銀座を開きました。
このエリアを京都奉行所の管轄から外し、伏見に奉行所を置いたのも納得できますね。 -
秀吉から始まる長い伏見の水運の歴史の中で、多くの種類の船が活躍していました。
高瀬舟:平底の小舟で、伏見と京都を行き来しました。
過書船:関所を通行できる船。大阪伏見間を航行した大きな船です。
伏見船:過書船に対抗した伏見奉行所が支配した船。でも大阪市中までは入れませんでした。
淀船:二十石積みの船。淀川が渇水して大型船が通れない時、代わりに活躍した船。
蒸気船:明治に入ると、伏見ー大阪間を運航していました。 -
三栖閘門の宇治川寄りにゲートにやってきました。
乗ってきた十石舟が見えます。 -
反対側を見ると宇治川が見えます。
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以前はココから三栖閘門を通って船で宇治川に出れたのですね。
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富士川の水位が下がって、三栖閘門が昨日できないのが判ります。
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さあ船に戻って出発です。
ココで折り返して戻ります。
船頭さんは後ろでこうやって操船してます。 -
京阪の橋の下をくぐります。
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次の十石舟とすれ違いました。
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十石舟は来た水路を静かに戻って行きます。
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古い建物の横を通って行きます。
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まもなく下船です。
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月桂冠大倉記念館が見えてきました。
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いや~~
楽しかったな~ -
途中の上陸時間含め約50分の所要時間でした。
さあ、月桂冠大倉記念館に行ってみましょう。
つづく
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