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お酒が大好きなシニア夫婦。<br />灘でも造り酒屋巡りをしたことがあります。<br />今回は伏見の「お酒の王様月桂冠」の月桂冠大倉記念館にお邪魔してみました。<br />色々勉強になったな~

秋の京都へ!⑫一度行ってみたかった伏見へ。月桂冠大倉記念館から昭和っぽい喫茶店でランチ。

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2024/10/16 - 2024/10/22

293位(同エリア1757件中)

旅行記グループ 秋の京都へ!

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nichi

nichiさん

お酒が大好きなシニア夫婦。
灘でも造り酒屋巡りをしたことがあります。
今回は伏見の「お酒の王様月桂冠」の月桂冠大倉記念館にお邪魔してみました。
色々勉強になったな~

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
旅行の手配内容
個別手配
  • 伏見十石船を楽しんだ私たちシニア夫婦は、下船後に近くの月桂冠大倉記念館にやってきました。

    伏見十石船を楽しんだ私たちシニア夫婦は、下船後に近くの月桂冠大倉記念館にやってきました。

  • 入場料は600円×2名<br />ここで試飲用のお猪口をくださいました。

    入場料は600円×2名
    ここで試飲用のお猪口をくださいました。

  • お邪魔します。

    お邪魔します。

  • 日本の大手酒造メーカーの一つである月桂冠の歴史の紹介。<br /><br />創業はなんと寛永14年(1637年)。<br />そうです。<br />江戸初期なんです。<br />今の社長は14代目。<br />大倉家のまま社長を継いでいます。<br />慶応2年(1867年)の鳥羽・伏見の戦いで被害を受けています。<br />歴史あるな~~

    日本の大手酒造メーカーの一つである月桂冠の歴史の紹介。

    創業はなんと寛永14年(1637年)。
    そうです。
    江戸初期なんです。
    今の社長は14代目。
    大倉家のまま社長を継いでいます。
    慶応2年(1867年)の鳥羽・伏見の戦いで被害を受けています。
    歴史あるな~~

  • 「純粋清酒月桂冠」<br />「大倉本家醸造」<br />の右からの文字が歴史と伝統を感じさせます。<br /><br />現在社名となっている月桂冠は、お酒の銘柄だったのですね。<br />月桂冠とは、マラソン他スポーツで成績優秀者に渡されるローレルリースのことです。<br />ローレルリースは、勝利と栄光の象徴です。<br />日本一の酒屋、日本酒の王者になるという熱い志が込められています。<br /><br />「お酒の王様、月桂冠♪」<br />のTVCFで耳になじみがありますが、そんな企業としての意志があったのですね。

    「純粋清酒月桂冠」
    「大倉本家醸造」
    の右からの文字が歴史と伝統を感じさせます。

    現在社名となっている月桂冠は、お酒の銘柄だったのですね。
    月桂冠とは、マラソン他スポーツで成績優秀者に渡されるローレルリースのことです。
    ローレルリースは、勝利と栄光の象徴です。
    日本一の酒屋、日本酒の王者になるという熱い志が込められています。

    「お酒の王様、月桂冠♪」
    のTVCFで耳になじみがありますが、そんな企業としての意志があったのですね。

  • こちらはラグビー選手が月桂冠を抱えています。<br /><br />これは「ラグビー兄さん」という1930年代のキャラクターです。

    こちらはラグビー選手が月桂冠を抱えています。

    これは「ラグビー兄さん」という1930年代のキャラクターです。

  • 瓶の上の方に、「防腐剤ナシ」の表示。<br />昔は防腐剤が入っているお酒があったということですね。

    瓶の上の方に、「防腐剤ナシ」の表示。
    昔は防腐剤が入っているお酒があったということですね。

  • こちらは「野球小僧」。<br />昭和9年(1934年)に来日したベーブ・ルースに因んだキャラクターです。

    こちらは「野球小僧」。
    昭和9年(1934年)に来日したベーブ・ルースに因んだキャラクターです。

  • 寛永14年(1637年)に京都の南の笠置という場所で操業していますが、屋号は笠置屋でした。<br />地元の住民や旅人相手に商いを行う小さな酒屋でした。<br /><br />この2つの徳利。<br />左には「ふしみ」<br />右には「かさぎや」<br />の文字が見えます。

    寛永14年(1637年)に京都の南の笠置という場所で操業していますが、屋号は笠置屋でした。
    地元の住民や旅人相手に商いを行う小さな酒屋でした。

    この2つの徳利。
    左には「ふしみ」
    右には「かさぎや」
    の文字が見えます。

  • これが笠置屋の印章です。<br />笠置屋治右衛門の名は、3代から10代まで襲名されていたようです。

    これが笠置屋の印章です。
    笠置屋治右衛門の名は、3代から10代まで襲名されていたようです。

  • 創業時のお酒の銘柄は、「玉の泉」。<br />これはその後の「玉泉」と名付けられたころのラベルですね。<br /><br />江戸時代初期には伏見の造り酒屋は83軒もあったそうです。<br />しかし、江戸時代後期になると、28軒に減ってしまいました。<br />当時の科学技術の知識不足によるお酒の腐造、火を使うことによる火災の多発、飢餓の米不足による酒造制限などが重なって、廃業する酒屋さんもあったようです。<br />明治2年(1868年)には2軒に減ったようです。<br /><br />月桂冠の創業家である大倉家は、苦難を乗り越えて事業を継続したのですね。

    創業時のお酒の銘柄は、「玉の泉」。
    これはその後の「玉泉」と名付けられたころのラベルですね。

    江戸時代初期には伏見の造り酒屋は83軒もあったそうです。
    しかし、江戸時代後期になると、28軒に減ってしまいました。
    当時の科学技術の知識不足によるお酒の腐造、火を使うことによる火災の多発、飢餓の米不足による酒造制限などが重なって、廃業する酒屋さんもあったようです。
    明治2年(1868年)には2軒に減ったようです。

    月桂冠の創業家である大倉家は、苦難を乗り越えて事業を継続したのですね。

  • この大きな屏風の画が面白いです。<br />時代の表記が無いのですが、恐らく大正初期の伏見の俯瞰図です。<br /><br />山の右上に見えているのが明治天皇領である伏見桃山陵ですね。<br />ここは秀吉が築城した伏見城の本丸跡です。<br />その山の麓に見える鳥居は御香宮神社でしょうか?<br />そのすぐ下にある白黒の屋敷群が、大倉家(のちの月桂冠)でしょうね。<br />左側の山の上に見える鳥居軍が伏見稲荷大社です。

    この大きな屏風の画が面白いです。
    時代の表記が無いのですが、恐らく大正初期の伏見の俯瞰図です。

    山の右上に見えているのが明治天皇領である伏見桃山陵ですね。
    ここは秀吉が築城した伏見城の本丸跡です。
    その山の麓に見える鳥居は御香宮神社でしょうか?
    そのすぐ下にある白黒の屋敷群が、大倉家(のちの月桂冠)でしょうね。
    左側の山の上に見える鳥居軍が伏見稲荷大社です。

  • 伏見稲荷大社の画をアップで!!

    伏見稲荷大社の画をアップで!!

  • 大倉家本宅の画をアップで!

    大倉家本宅の画をアップで!

  • そのかつての大倉家の模型もありました。<br />大きなお屋敷ですね。

    そのかつての大倉家の模型もありました。
    大きなお屋敷ですね。

  • 明治38年に当時の特許局から発行された月桂冠の商標登録証です。<br />本物です。

    明治38年に当時の特許局から発行された月桂冠の商標登録証です。
    本物です。

  • 11代目の大倉家当主であった、大倉恒吉の写真です。<br />この方が、一代で事業規模を百倍にしたのです。

    11代目の大倉家当主であった、大倉恒吉の写真です。
    この方が、一代で事業規模を百倍にしたのです。

  • このお酒の入っている棚ですが、三角なんです。<br />この三角棚、さっきの大倉恒吉の写真の後ろに写っている棚です。

    このお酒の入っている棚ですが、三角なんです。
    この三角棚、さっきの大倉恒吉の写真の後ろに写っている棚です。

  • 月桂冠、品質第一主義の原点 初代大倉酒造研究所の模型です。

    月桂冠、品質第一主義の原点 初代大倉酒造研究所の模型です。

  • このお酒、「御賜」と書かれています。<br /><br />これ、なんて読む?<br />「みたま」?

    このお酒、「御賜」と書かれています。

    これ、なんて読む?
    「みたま」?

  • 昭和天皇即位に伴う御大礼の御用酒納入の為、月桂冠本店の前から京都御所に出発するところです。<br />3人の真ん中が11代目の大倉恒吉です。<br />

    昭和天皇即位に伴う御大礼の御用酒納入の為、月桂冠本店の前から京都御所に出発するところです。
    3人の真ん中が11代目の大倉恒吉です。

  • 14代目の大塚治彦社長が平成になって宮中に招待されたのですね。

    14代目の大塚治彦社長が平成になって宮中に招待されたのですね。

  • 大倉家の代々の社長です。<br />皆さんそれぞれ実績を残していらっしゃるのですね。

    大倉家の代々の社長です。
    皆さんそれぞれ実績を残していらっしゃるのですね。

  • 月桂冠の基本理念。<br /><br />ここにビジョン、ミッション、スピリットがあります。

    月桂冠の基本理念。

    ここにビジョン、ミッション、スピリットがあります。

  • お酒はグローバル化しています。

    お酒はグローバル化しています。

  • 今はこんなお酒もあるのですね。

    今はこんなお酒もあるのですね。

  • お酒を造るお米の稲穂の展示。

    お酒を造るお米の稲穂の展示。

  • お酒を造る道具の展示。

    お酒を造る道具の展示。

  • お酒を造る工程は、灘の造り酒屋で色々見てきました。

    お酒を造る工程は、灘の造り酒屋で色々見てきました。

  • 基本は一緒ですね。

    基本は一緒ですね。

  • これも日本の伝統文化ですね。

    これも日本の伝統文化ですね。

  • これがお酒の王様 月桂冠!

    これがお酒の王様 月桂冠!

  • さあ、試飲コーナーにやってきました。

    さあ、試飲コーナーにやってきました。

  • この中から3種のお酒を試飲できます。

    この中から3種のお酒を試飲できます。

  • 1杯目。<br />私は、これ!<br /><br />鳳麟 純米吟醸<br />という純米吟醸酒です。

    1杯目。
    私は、これ!

    鳳麟 純米吟醸
    という純米吟醸酒です。

  • 相方は、月桂冠の源である、笠置屋の山田錦大吟醸です。

    相方は、月桂冠の源である、笠置屋の山田錦大吟醸です。

  • 乾杯!

    乾杯!

  • これは楽しい!<br /><br />このあと、私は<br />京しぼり 純米大吟醸<br />笠置屋の山田錦大吟醸<br /><br />相方は、<br />特選 本醸造<br />レトロボトル吟醸酒<br /><br />を戴きました。<br />

    これは楽しい!

    このあと、私は
    京しぼり 純米大吟醸
    笠置屋の山田錦大吟醸

    相方は、
    特選 本醸造
    レトロボトル吟醸酒

    を戴きました。

  • 試飲コーナーの壁にこんな素敵な絵が並んでいました。

    試飲コーナーの壁にこんな素敵な絵が並んでいました。

  • 酒造りの工程ごとのイラストです。

    酒造りの工程ごとのイラストです。

  • 素敵ですね。<br /><br />一つ一つじっくり拝見しました。

    素敵ですね。

    一つ一つじっくり拝見しました。

  • 中庭にやってきました。

    中庭にやってきました。

  • 内蔵酒造場、職人の宿舎に囲まれた、広いスペースの中庭です。

    内蔵酒造場、職人の宿舎に囲まれた、広いスペースの中庭です。

  • 自然豊かな桃山丘陵の地下奥深くに涵養された伏流水を汲み上げる井戸です。<br />伏見の酒を特徴づける、きれいで鉄分が少なく酒造りに適した水を、隣接する酒蔵での醸造に用いています。

    自然豊かな桃山丘陵の地下奥深くに涵養された伏流水を汲み上げる井戸です。
    伏見の酒を特徴づける、きれいで鉄分が少なく酒造りに適した水を、隣接する酒蔵での醸造に用いています。

  • 内蔵酒造場、職人の宿舎に囲まれた、広いスペースの中庭です。

    内蔵酒造場、職人の宿舎に囲まれた、広いスペースの中庭です。

  • かつては発酵用の酒桶をこの庭にずらりと並べ、天日で干して乾燥させていました。

    かつては発酵用の酒桶をこの庭にずらりと並べ、天日で干して乾燥させていました。

  • ココは皆さんの記念撮影スポットのようです。

    ココは皆さんの記念撮影スポットのようです。

  • 月桂冠大倉記念館、じっくり拝見しました。

    月桂冠大倉記念館、じっくり拝見しました。

  • 酒造りの街、伏見を歩いて駅に戻ります。

    酒造りの街、伏見を歩いて駅に戻ります。

  • 鯖寿司買って帰りたいけど、賞味期限が帰るまでもたない。。。

    鯖寿司買って帰りたいけど、賞味期限が帰るまでもたない。。。

  • ここで様々な伏見のお酒を売ってます。

    ここで様々な伏見のお酒を売ってます。

  • お腹がすきました。<br />何となく、昭和レトロ感のある喫茶店に入ってみました。<br />その名は「ミルクブロッサム」さんです。

    お腹がすきました。
    何となく、昭和レトロ感のある喫茶店に入ってみました。
    その名は「ミルクブロッサム」さんです。

  • 本日のランチ<br />オムレツ&amp;ちくわの天ぷら<br />コーヒー付きで730円

    本日のランチ
    オムレツ&ちくわの天ぷら
    コーヒー付きで730円

  • 入り口から昭和感満載。<br /><br />入ったら期待通り。<br />昭和50年代のような雰囲気の店内。<br />時間が止まったようです。<br />間口からは考えられないぐらい中庭を挟んで奥に広く大きなお店です。<br />お客さんはほとんどが80代の方々。<br />たまに70代の方かな?<br />男女比は8:2で女性の方が多いです。<br />で、ほぼ満席。<br />おじいちゃんとおばあちゃんの溜まり場なのですね。<br />それもほとんどの方が常連さんのようで、お店のスタッフは個人名でお客さんの名前を呼んでます。<br />「〇〇さんのライスまだ出てないよね~」<br />のような会話が飛び交ってます。<br /><br />私らも日替わりランチをオーダー。

    入り口から昭和感満載。

    入ったら期待通り。
    昭和50年代のような雰囲気の店内。
    時間が止まったようです。
    間口からは考えられないぐらい中庭を挟んで奥に広く大きなお店です。
    お客さんはほとんどが80代の方々。
    たまに70代の方かな?
    男女比は8:2で女性の方が多いです。
    で、ほぼ満席。
    おじいちゃんとおばあちゃんの溜まり場なのですね。
    それもほとんどの方が常連さんのようで、お店のスタッフは個人名でお客さんの名前を呼んでます。
    「〇〇さんのライスまだ出てないよね~」
    のような会話が飛び交ってます。

    私らも日替わりランチをオーダー。

  • ほ~<br />こう来ましたね。

    ほ~
    こう来ましたね。

  • 食後、中書島駅の駅に向かう途中、こんな素敵な建物が。。。<br />昭和6年(1931年)創業のレトロ感満載の現役の銭湯です。<br />カッコいいね~

    食後、中書島駅の駅に向かう途中、こんな素敵な建物が。。。
    昭和6年(1931年)創業のレトロ感満載の現役の銭湯です。
    カッコいいね~

  • 中書島駅にこんな看板がありました。<br />日本最古の市電?<br />ココ中書島と、塩小路町(今の京都駅の北側)を結んでいたのですね。

    中書島駅にこんな看板がありました。
    日本最古の市電?
    ココ中書島と、塩小路町(今の京都駅の北側)を結んでいたのですね。

  • 駅には坂本龍馬も。。。<br />ここには寺田屋もありますからね~~

    駅には坂本龍馬も。。。
    ここには寺田屋もありますからね~~

  • さあココから京阪に乗って戻りましょう。

    さあココから京阪に乗って戻りましょう。

  • これが京阪。<br /><br />つづく

    これが京阪。

    つづく

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