2024年9月バルカン3ヶ国周遊　その６～雨のモスタール

2024/09/09 - 2024/09/10

2024年9月。今年2回目の海外旅行はバルカン3カ国。モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビアと巡りました。これで訪れた国は83ヶ国になりました。

その６はボスニア・ヘルツェゴビナ。土砂降りの雨の中、モスタール旧市街の街歩き。世界遺産のスタリ・モスト（古い橋）やモスクなどを見て歩きました。新市街のスーパーにも。一泊して翌朝の、昨日とは打って変わってほぼ無人の旧市街が印象的でした。

・陸路で国境を越えて、モンテネグロからボスニア・ヘルツェゴビナへ
・ストラツを過ぎたあたりで土砂降りに
・雨のなか、モスタールの旧市街を歩く
・EMENで昼食
・スタリ・モストの周辺
・Koski Mehmed Pasha Mosqueのテラスへ
・スタリ・モスト下のネレトヴァ川河畔へ
・Eden Hotel&SPAで宿泊、夕食もホテルで
・新市街のスーパー
・無人の、朝の旧市街を歩く

表紙写真は、Koski Mehmed Pasha Mosqueのテラスから見たスタリ・モスト

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ワールドエアシステム

モンテネグロから国境を越えて、ボスニア・ヘルツェゴビナへ。
ビレチャ湖です。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナは人口430万人。ムスリムが44％を占める国。

国境近くのガソリンスタンドでトイレ休憩。

猫がやってきました。

アップで。毛並みがいいですね。

途中、ストラツの街を通り過ぎます。

左、銃痕の残るアパートと、古い要塞。

と、突然雨が降ってきました。

土砂降りです。

ブドウ畑も雨の中。

モスタールに到着し、カトリックの聖ペトロ聖パウロ教会裏の駐車場にバスを止めて、徒歩で旧市街に向かいます。

駐車場の直ぐそばのカフェの壁面にもたくさんの銃痕。
ボスニアに入ってから、このような景色を頻繁に見るようになりました。

雨の中、旧市街へ。

普段ならこんな丸い石畳は歩きにくくて嫌ですが、滝のような雨水が流れる中、少しでも上に出ている石が足場になって、ありがたいと感じるほど。

なんでも、こんな雨はこのシーズン（春以降）初めてなのだとか。

足元を見ながら、すべらないように気を付けて。

この左のお店でお昼をいただくようです。

レストランEMENです。

チーズとほうれん草のパイ。白ワインによくあいます。

メインはチキンのフィレ。クリーミーなソースがおいしい。

デザートは・・出ました！バクラバ！

どうしてこんなに甘いものが食べられるのか、と思う味。
ベースは美味しいのですが、たっぷりかかった蜜がね。

食後は旧市街へ。

ネレトヴァ川の支流ラドボリャ川にかかるのは、モスタールの橋を作る前に、テストとして作られた小さい橋だそう。

振り返って、旧市街の目抜き通りの方を見たところ。

目抜き通りのOnešćukovaにはお土産屋さんが軒を連ねています。

トルコ風のランプのお店も。

ハレビヤタワー。

タワーに続くアーチをくぐると、古い橋（スタリ・モスト）。

その手前からの眺めです。

モスタールの名前は、橋の番人を意味する「モスタリ」から来ています。

スターリモスト橋 建造物

橋のたもとには、DONT FORGET '93　と書かれた石。
ボスニア内戦中の第二次モスタル包囲戦を忘れないために置かれた石です。

この紛争で、街の象徴「古い橋（スタリ・モスト）」はじめ古い町並みのほとんどが破壊されてしまいました。

スタリ・モストの上はツルツルの大理石。

滑りそうで怖い。踏みしめてゆっくりのぼります。

橋の上から振り返って見たハレビヤタワー。

橋の上からのネレトヴァ川の眺め

反対側。

橋の欄干には、崩れた石を止める鎹が。
スタリ・モストは、爆撃で崩れた石を引き上げ、足りない部分は地元の石灰岩で補充して、2004年に再建されました。

この下は、橋を下から見上げられるスポットになっているようです。
後で行ってみましょう。

橋の上から、橋の奥の通りKujundžilukの方をみたところ。

橋を下りてきました。

反対側の橋のたもとからの景色。

Kujundžiluk通りからの眺め。

世界遺産の説明板が。

再建後の2005年に世界遺産に登録されました。

その先、Koski Mehmed Pasha Mosque。

コスキ メフメド パシャ モスク 寺院・教会

モスク前にある沐浴所。

なぜこのモスクに来たかというと・・

モスク前のテラスから、最もよいアングルで、スタリ・モストの写真が撮れるからなんです。ただしテラスへは入場料が必要です。

少しアップで。

両側の塔とあわせて、ベストショットですね

石畳の道をもどります。

雨が小ぶりになってきました。

でもこの石畳、坂道は滑りそうできつい。

カフェの椅子の下から、猫ちゃんがこっちを観察していました。

街角のアートショップ。

スタリ・モストをステンドグラスのように描いています。

橋のたもとにもどってきました。

橋をわたって、左手の路地を入ります。

さっきの、橋の下の広場への道です。

橋の下からの眺め。

左の崖からは激しく水が流れ落ちていました。

橋の下から戻ったところです。

歩き疲れたので、昼食をいただいたEmenの向かいのカフェで、ビールを一杯。

一旦ホテルへ。EDEN Hotel & Spaです。

新しいホテルなので、なかなか快適です。

バルコニーもついている部屋でした。

ホテルからの眺め。写真右手奥にはSPAがありました。

このあと、新市街のスーパーを冷やかしに行ってきます。ドライバーさんがバスを出してくれました。

ホテル前からの眺め。
鐘楼は、駐車場があった聖ペトロ聖パウロ教会です。

今回の旅では、壁のアートをたくさん見かけました。

なかなか素敵。

アパートの壁面にも。

こちらはなにかを風刺している絵でしょうか。

メパスモールです。この中のスーパーに行ってみます。

ホテル メパス ホテル

飲むヨーグルト売り場が圧巻でした。

このスーパーでお土産を調達。

ホテルに戻って夕食です。

ベコバコルバという、濃厚なチキンスープです。

そしてグーラーシュ。

デザートはフルーツポンチ。

部屋からの夜景。

すぐとなりが三位一体大聖堂。正教会の教会です。
こちらも破壊された後、再建中。まだ未完成だそう。

こうして見ても、モスタールにはカトリック、正教会、モスクと、いくつもの宗教が共存していることがわかります。

さて翌朝、ホテルから歩いてスタリ・モストまで行ってみることにしました。

Google Mapで見ると、6分で到着するようです。

急な坂道を下りると、城壁の一部でしょうか。

ここから、公園の中の階段を下りていきます。

そうしてたどり着いたのが、旧市街の上。

実際には6分では着きませんでした。

無人のスタリ・モスト。

雨が上がっています。

橋の上も乾いています。

橋の上から。

昨日と違い、雨が水紋を作っていないので、建物や木々がネレトヴァ川に映る様子もくっきりとしています。

ハレビヤタワーの方向。

人でごった返していた昨日とは大違いの景色です。

振り返ってみます。

アーチをくぐって・・

橋の袂からもう一枚。

目抜き通りにも人がいません。

もどりましょうか。

橋を渡り終えて、振り返ってみました。

色とりどりの街並みを通り過ぎます。

旧市街から一本上の道。Maršala Tita。

この建物の壁にも激しく銃痕が残っています。

こちらは窓の扉が銃で撃ち抜かれています。

再び公園の中の階段をのぼって。

公園の中にも猫がいました。たくましそうな顔。

ホテルに戻って朝食です。

このあとはボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都、サラエボに向かって出発です。