2024年9月バルカン3ヶ国周遊　その10～セルビア王国の夢の跡・オプレナツ

2024/09/12 - 2024/09/12

2024年9月。今年2回目の海外旅行はバルカン3カ国。モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビアと巡りました。これで訪れた国は83ヶ国になりました。

その10はセルビア国王ペタル一世ゆかりの地、オプレナツ。美しいモザイクで飾られた聖ジョルジェ教会の地下は、ペタル一世をはじめとしたカラジョルジェヴィッチ王朝の霊廟となっています。そのほか、王家のブドウ畑やペタル王の別荘などを回りました。

・チャチャクからオプレナツへ
・オプレナツ　林を抜けて丘の上の聖ジョルジェ教会へ
　　モザイクで飾られた聖堂
　　地下霊廟
・王家のブドウ畑
・ペタル一世の別荘（博物館）
・アレクサンダー一世の別荘（外観）
・オプレナツホテルで昼食

表紙写真は、丘の斜面に広がる王家のブドウ畑

エリア その他の都市(セルビア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ワールドエアシステム

チャチャクを出てしばらく行くと、ドナウ川に次いでセルビアで2番目に長い西モラヴァ川を越えました。

バスの車窓からは、トウモロコシ畑や

羊が草をはむ牧草地、

そしてブドウ畑と、農業国セルビアらしい風景が続きます。

チャチャクを出て一時間半ほどで、トポラ近郊のオプレナツに到着。

気持ちの良い林が続きます。

途中、ペタル一世の銅像がありました。

ペタル一世は在位1903年-1918年のセルビア国王。
オスマン帝国に反抗するナショナリズム運動、第1次セルビア蜂起の指導者だった、ジョルジェ・ペトロヴィチ（あだ名がカラジョルジェ：黒いジョルジェ）の孫にあたります。

さらに林の先に、壮麗な正教会が姿を現しました。

オプレナツの聖ジョルジェ教会です。

入口には、龍を退治する聖ジョルジェのモザイク。

モザイクをアップで。

中には入場料を払って入ります。

高いドーム天井にはキリスト。

周囲の壁や柱は、モザイクで埋め尽くされています。

1,500体の人物が描かれ、約4,000万枚の切片が使われているのだとか。

袖の部分にはペタル一世の棺。

遺骸は実際には、この下の霊廟に安置されているそうです。

反対側にはカラジョルジェの絵が飾られたベンチ。

最後の晩餐を描いたモザイク

イコノスタシス中央の扉

入口方向のアーチとモザイク

聖ジョルジェのイコン

地下の霊廟に向かいます。

オニキスで作られた墓。

カラジョルジェヴィッチ王朝の22名が埋葬されているそうです。子孫たちのためのスペースもありました。

地下にも礼拝堂がありました。

中の祭壇

訪れる人も少ない、静かな空間。

空の星

双頭の鷲の紋章

地下から戻る途中。

たくさんのアーチごしに見えるイコノスタシス。

素晴らしいシャンデリア

いくらでも見ていられるほど素晴らしいモザイクの数々でした。

聖ジョルジェ教会の後ろ側。

白い大理石が美しい。

聖堂の裏側を少し行くと、丘の斜面に王家のブドウ畑が広がっていました。

今でもワインを醸造されているようです。

のどかで気持ちの良い風景。

さきほどペタル一世の銅像が立っていた建物。

ペタル一世の別荘です。

中に入ってみましょう。

ペタル一世の写真

丘から王国を眺めるペタル一世を描いた絵

マリア王妃の王冠

聖サヴァのイコン。

聖サヴァはセルビア正教会の初代大主教で、セルビアで最も敬愛されている聖人です。

王家のワインも販売されていました。

この近くには、ペタル一世の息子、アレクサンデル一世の別荘や、

王妃の別荘も。

ふたたび林を抜けて

ホテルオプレナツ。

ここで昼食です。

いつものサラダとロゼワイン。

ベジタブルスープ

シュニッツェルです。サクサクでおいしかった。

レストランの中は伝統的な感じで、奥には王様の肖像画も掲げられていました。

気持ちの良いテラスで食事をするのもよさそう。

午後はいよいよ、セルビアの首都、ベオグラードへ。