2024/07/12 - 2024/07/14
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binchanさん
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今回の旅行はまず駅訪問の区間を設定し、その駅周辺の観光地を探すという手順で旅程を決めました。
旅をする際は行き先をグーグルマップで見まくるので、観光地はマップ上のアイコンが第一の情報源。それと同時に自治体や観光局のHP、文化部文化資産局の文化資産網で面白そうなところを調べます。
今回は列車を待つ滞在時間で行ける場所でなければ観光できません。観光局のサイトで紹介されているような見どころが、そう都合のいい場所にあるわけではないので、この旅行では文化資産網が大活躍しました。古いものが好きなので文化資産にはとても興味があるのです。
駅訪問を妨げない範囲での観光と思いつつ、頭城には文化資産が多いのでつい多めに時間を取ってしまいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12:25、頭城駅前広場です。
三脚立てて自撮りしているおじさんがいらっしゃいました。台湾ではちょっと変わった観光行動をしているお一人様おじさんトラベラーをちょくちょく見かけます。頭城駅 駅
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まずは「李榮春文學館(頭城鎮縣史館)」。
日本時代の病院だった建物。戦後、小学校の校長先生の宿舎や教員の会議所に利用されていたのをリノベーションしたものです。
李榮春(1914-1994)は頭城出身の文学者で、日本時代に生まれ日本の教育を受けつつ中国語の私塾にも通い、大陸へ渡って活動も行っていたため、戦後の台湾で中国語で著作できる貴重な人材だったそうです。ただ、生前に出版された著作は少ないとのこと。頭城鎮史館 博物館・美術館・ギャラリー
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お昼休みなのでこの時間は参観できません。外観のみ見学。
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保育園に隣接していて正面以外は近寄れません。
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路地の建物の壁面に彩繪。
頭城 散歩・街歩き
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北門福徳祠。
現存する建物は1916年(大正5年)に修建されたものだそうですが、創建は1863年(同治2年)。街の南北端に対で建てられ鎮守する役割があるそうです。 -
修建当時の状態がほぼ保たれているとのこと。
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占いに使うポイがパンみたいなデザイン。そして大きい。
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山牆の漆喰細工も当時のまま残っているというので頑張って撮影。
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蒸気機関車映像館。
福徳祠のすぐ近くにあります。完全予約制なので見学はできませんでした。 -
LINE登録をして予約するシステムのようです。
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ここは「和平街152號老屋」と呼ばれる建物で、清代の大きな貿易商社であった「十三行」の並びにあります。この説明書きに十三行を含む古い建物のことが詳しく述べられています。
外部との連絡が水運頼りであったことから、烏石港(現在の港より大きく頭城のこの辺りまで港だった)は大変な繁栄で、清本国や淡水、基隆など台湾各地と広く貿易を行っていました。十三行は貿易・倉庫業・卸売を総合的に行う商社の通称で、当時は隆盛を誇っていたそうです。
その建物の基礎には大陸の貿易船が積んできたバラスト石が使われ、建屋は木造や土レンガで作られていました。清代、日本時代と時代に合わせ建築様式は変わり、長らく放置されていたものを2019年から修建し、各時代の特徴を残しながら2022年に完了したそうです。 -
すぐ隣は放置されたままになっていて、
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その隣は「康艶泉故居(艶は実際はサンズイあり)」として修建済み。
この建物も十三行の一部。康艶泉は1907年頭城生まれの書家で、一時期ここに住んでいました。 -
そして棟続きにあるのが「頭城十三行」。
内部も修建されているようなのですが、見学できるのかどうかは不明。ご子孫の方が住まわれているのだと思い込んでいて、入ってみようとも思わなかったんですよね。 -
頭城老街の案内地図。これ、わかりやすいですね。
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劉雨芬工作室
十三行の向かいにありました。劉雨芬は1989年頭城生まれの木版画家です。現役の方ですね。実際にここで製作されているのかは不明。 -
その隣にあった「老街書斎」。何を表しているのか不明。
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さらにその隣にあった「拓牌体験コーナー」。拓牌は流行りなの?
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南西へ少し進むと老街の看板。
南北の福徳祠までの和平街と中庸街界隈が頭城老街です。 -
この付近にも彩繪。
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盧纉祥故宅前池塘
現在頭城の南で海に出ている竹安溪が、清の時代は頭城老街の東を流れ烏石港に続いていたようで、河口にあたるこのあたりまで港が広がっていました。その後土砂の堆積が進み、1883年、河口付近で大型船が沈没したのが決定打となって頭城の港機能は失われてしまったそうです。
この池は港の一部だったそうで、貿易港繁栄の名残。十三行の貿易船もこのあたりに停泊していたのでしょうか。 -
池となった後は盧纉祥氏の邸宅の庭園として愛でられ、二つある島には橋が架かり、舟遊びもできたそうですよ。
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盧纉祥故宅
池の向かいにあります。
1928年に完成した邸宅で、盧纉祥は選挙による初めての宜蘭縣長(知事)だった方です。現在も子孫の方が住まわれているため、内部は見学できません。 -
その先へ歩いていくと古い建物を使ったカフェなどがありました。
こちらのカフェ「和平街屋」、とてもいい雰囲気。 -
お向かいにもカフェ。老街では居心地のよさそうな飲食店をよく見かけました。
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呉朝陽宅
民鋒路から和平街へ入ったところにありました。詳細はわかりませんが、文化資産網に伝統的建築様式を今も残している建物として名が挙がっています。 -
建築年など詳細は不明ですが、大正か昭和初期の建築だと思われます。
柱の上に見える紋、梅鉢紋というのでしょうか。こういうものとかで、どういう方のお宅かわかったりするのかな? -
一棟挟んであるのが「新長興樹記」。
日本時代、頭城随一だった雑貨卸売商の建物。 -
保存状態よさそうですね。
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1916年(大正5年)、陳春榮(老紅)によって建てられ、その後その息子2人がそれぞれに店を構えるため二つに分けました。
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こちらが兄の店。「老洪長興」。
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デザインが似ていてどっちだかわからなくなりそう。
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そういう人のためか、それぞれの店の前にはプレートがありました。
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慶元宮開蘭媽祖
頭城の媽祖宮で、嘉慶元年(1796年)に建てられたので慶元宮なのだそう。以前はこの宮も港に面していたそうですけど、想像つかないですね。 -
前方の広場は頭城における二二八事件の現場だったそうです。この日は宮のイベントがあったようで、観光バスに占領されていました。
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誰かぶつけましたか?
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沙成路を越えてさらに進むと「文學巷」の入り口があります。
和平街と中庸街を結ぶ細~い路地です。こちらが和平街側の入り口で、 -
こちらが中庸街側の入り口です。
民選一号の知事、盧纉祥の漢詩が書かれてますね。 -
頭城出身の作家、李榮春。
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文學巷には頭城に関する記事が架けられているのですが、
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こういった文章が李榮春の著作から採られたものなのか、
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ただの説明なのかは不明です。
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中庸街に出る手前に、古い住宅がありました。これからリノベーション?
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中庸街側から見た文學巷。
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平らな屋根の白い建物が先ほどの古い住宅。元は何だったのでしょうね。
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南門福徳祠
北門福徳祠と対になって頭城を守っています。 -
こちらは割と新しい時期に修建されたようです。
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カプセルトイ型おみくじ機。
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財神龜公園にあります。
亀はお金の神様なのね。 -
財神龜公園から和平街へ入ると「陳春記商號」があります。
大正時代に建てられた商家です。 -
古い写真。二軒の商家が並んでします。
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外観。
市街地にこれだけの規模のものがそっくり残っているなんてすごい。 -
騎樓のこの感じ、駅舎はこれをイメージしている?
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あまり予習せず適当に見ていたので、説明書きにあった特徴は何一つ写真にとどめられず…
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隣接してあるのが「源合成商號」。
こちらも大正期に建てられたもの。 -
源合成商號の建物は、楊乾鐘美學館になっているらしいです。楊乾鐘(1925-1999)は頭城出身の芸術家。この写真の女性は燕玉という人のようで、楊乾鐘の家のことについて口述記録を残しているとのこと。楊乾鐘が源合成の経営者一族ってこと?
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白い円柱がモダン。
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窓の装飾もかわいい。
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ファサード(女兒牆というらしい)には屋号が記されています。
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和平街を北東へ少し進むと今度は「藝術巷」が。
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源合成に美學館がある楊乾鐘についての展示が主でした。
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これで頭城老街を一巡りしたことになります。
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続いて、沙成路のアーケードを抜けて文創園區へ向かいます。
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見事な壁面緑化。
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「頭城文創園區」は鉄道関連の歴史建築が保存されているエリアです。
こちらの建物は日本時代に鉄道職員の宿舎として建てられたもの。 -
きれいに修復されていますが店などに利用されている様子はありませんでした。
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隣には比較的新しい建物があり写真スポットになっていました。建物自体はレストランです。
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カフェになっているこちらは駅長の住宅だった建物。
屋外観光が続いて、人間が熱中症になる前にスマホが過熱でダウン。カバーを外してクーリングタオルで包んで振ってみたりして温度を下げました。写真をスマホに頼っているのでダウンされると本当に困る! -
13:33、冷たいものを飲みたくなって、さっき見つけた雰囲気の良いカフェへ。
アイスコーヒーをテイクアウトしました。カフェというより特産の金棗(キンカン)を使った商品販売がメインのようでした。 -
文学少女がそのまま大人になったような、妖精みたいな中年女性が淹れてくれたアイスコーヒーは絶品。あまりにおいしくて写真を撮り忘れたくらい。
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お店のメイン商品である金棗(キンカン)のジュースを試飲させてくれました。生き返った~。
この後、13:59の區快4030で礁溪へと戻りました。
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