リノベホテルに泊まる旅4.小樽観光後半

2024/04/05 - 2024/04/05

ANAマイルを消化するため、泊まってみたいホテルがあった小樽に来ました。午前中に小樽芸術村4館共通券を購入しまずは似鳥美術館を見学。ランチ後、残りの3館+αの見学です。

［今回の旅程］
4月4日（木）　スカイマーク171便で札幌へ　札幌観光、UNWIND HOTEL & BAR 小樽宿泊
4月5日（金）　小樽観光、OMO5小樽宿泊
4月6日（土）　函館に移動、函館観光　HakoBA THE SHARE HOTELS（函館）宿泊
4月7日（日）　五稜郭観光、 函館空港よりANA746便で帰宅

エリア 小樽(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: ANAグループ スカイマーク JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

小樽バインで料理を待っている間に、さきほど似鳥美術館でもらったパンフレットを見ていたら旧三井銀行小樽支店でプロジェクションマッピングが有ると書いてありました。事前にHP等で下調べしてましたが知らなかった。
これは見てみたい。
何時に行われてるんだろう･･･

日本銀行旧小樽支店金融資料館も17時まで開館はしていますが14:00～14:30、15:00～15:30に職員さんによる解説があるのでできればそれ聞きたいし。
西洋美術館は16時まで、ステンドグラス美術館は17時まで、なかなか時間ぐりが難しいけどステンドグラス美術館が一番遅くまで開いてるので最後に。

ということで、小樽バインでランチが終わったのが13:50、まず向かったのは旧三井銀行小樽支店。（今思えばここで先に日本銀行旧小樽支店に行けば良かった）
小樽芸術村の4館共通券のうちの１館です。
宿泊していたUNWIND HOTEL&BAR OTARUの真向かいにあります。

旧三井銀行 小樽支店 名所・史跡

旧三井銀行小樽支店　
受付の方に聞くとプロジェクションマッピングはこの後14:30、15:30。一旦出て再入場は可能らしい。
じゃあまあここ見てプロジェクションマッピング見るか･･･。

入るとまず広い吹抜

旧三井銀行小樽支店　2階への階段
手摺りの曲線がいい感じです。

旧三井銀行小樽支店　2F　会議室
2階の部屋から見て行くことにしました。
QRコードを読み取ってARで覗くとまた楽しめそうですが、これはしてる余裕がなかった。
机の上にA5サイズの「なるほど！カード」というものが置かれていました。子供向けなのか、ここにある注目すべき物をわかりやすく説明してありました。

旧三井銀行小樽支店　2F　会議室
その「なるほど！カード」にこの照明器具の説明も書いてあり

旧三井銀行小樽支店　2F　会議室

新築当時は２５種類、合計138個の照明器具が使われていたこと、全て特別に作られた物だと書かれていました。

この時計についてもなるほど！カードがあって、館内で注目すべき3個の時計の内の１つです。

旧三井銀行小樽支店　2F　第四応接室

旧三井銀行小樽支店　2F　第五応接室
この部屋のこの時計もなるほど！カードに書かれていた3個の時計のうちの１つ。
今から100年ほど前にアメリカで作られたもの。「ネジ巻き時計」といった説明が書かれていました。

旧三井銀行小樽支店　2F　第五応接室
この照明も印象的
後の家具も素敵で部屋に置きたい気持ちになります。
でも何よりこの写真、壁のシミが気になります。

旧三井銀行小樽支店　地階貸金庫室

1階をすっ飛ばして地下の貸金庫室を見に行きました。
さすが頑丈な分厚い扉。

狭くて上手く写真が撮れませんでしたがこの中の回廊四隅に鏡があって、絶対に死角になることのない作りになっていたのが印象的でした。

旧三井銀行小樽支店　地階　貸金庫室顧客ブース
この辺は今時の銀行とそんなに変わらなさそう

旧三井銀行小樽支店　1F　支店長室

旧三井銀行小樽支店　1F　支店長室
この金庫の扉の向こうは

旧三井銀行小樽支店　1F　金庫室
金庫室。めっちゃ頑丈そう･･･。
アメリカモスラー社の金庫で広島支店でじは原爆でも金庫や中に保管されていた証券類が無事だったそうです。

旧三井銀行小樽支店　1F　金庫室

今では展示室といった役割

旧三井銀行小樽支店　1F　金庫室（右）、支店長室（左）

旧三井銀行小樽支店　1F　第二応接室
ボーリング調査資料など建築に関する資料が置かれていました。

旧三井銀行小樽支店　1F　客溜まり
この辺りに電話室もあって、古い電話もありました。

さて、だいたい見終わってこの時14:17。プロジェクションマッピングまで13分。この後日本銀行旧小樽支店の15:00～15:30の説明を聞いていたら西洋美術館が16時までなので厳しい、日本銀行旧小樽支店を諦めるか･･･と思っていましたが、職員さんの説明を聞けなくても内部をチラッとだけでも見てこよう、とこの13分で行ってきました。（母はこの椅子で休憩）

日本銀行旧小樽支店/金融資料館
というのも、ここは前回来た時は休館日（水曜日）で見られなかったので今回こそ！と思っていたからです。
鶯色のドームが特徴的です。

日本銀行旧小樽支店金融資料館 名所・史跡

日本銀行旧小樽支店/金融資料館
設計はあの辰野金吾、長野宇平治

この玄関を入ると入館に名前等書くようになってました。
う、、、時間が無い時、名前や住所書いてる時間ももったいない。

日本銀行旧小樽支店/金融資料館　営業フロア　吹抜
照明は当時の物じゃないよね？
柱の掲示も現代的すぎて古い建物ファンとしてはちょっと折角の歴史的建造物の趣が邪魔されてるような感じがしました。

日本銀行旧小樽支店/金融資料館　ロビーカウンター

木のカウンター味わいがあります。ここで客との業務が執り行われていたのでしょうか。

日本銀行旧小樽支店/金融資料館　入口、回廊
壁の漆喰装飾や、回廊下の支え？、入口部分が素敵です。

日本銀行旧小樽支店/金融資料館　金庫（人孔）
災害などで大扉が開かない時に使う緊急用の出入り口

日本銀行旧小樽支店/金融資料館　金庫
新しいお札（既に発行されてる時まで旅行記更新滞ってしまった汗）の見本券や1億円を持ち上げよう！というコーナーが中にあったようですがなにせ時間がなかったため見てません。

日本銀行旧小樽支店/金融資料館　
ロッカー室の上の階段や屋根部分が興味深かったです。

ダッシュで旧三井銀行小樽支店に戻ってきました。
この吹抜の天井を利用して

旧三井銀行 小樽支店 名所・史跡

プロジェクションマッピングが始まりました。

旧三井銀行 小樽支店 名所・史跡

旧三井銀行小樽支店　吹抜　天井　プロジェクションマッピング
四季をテーマにしたもので、10分間ぐらいだったと思います。

もうちょっと大々的に広報してもいいのでは。

西洋美術館
次は西洋美術館。この建物入口に「入場無料」なんて書いてあったので「え！チケット買ったのに」てなってしまいましたが、手前の土産物屋部分が無料で美術館展示部分は有料でした。

旧浪華倉庫(小樽芸術村 西洋美術館) 美術館・博物館

西洋美術館　B.アールヌーヴォー、アールデコのグラス
綺麗なステンドグラス。花と鳥のいる風景。
この後行ったステンドグラス美術館に期待をしていましたが、そちらは宗教画のステンドグラスばかりで、私はこういった花なんかのモチーフのステンドグラスの方が好きです。

西洋美術館　B.アールヌーヴォー、アールデコのグラス
イチゴ形天吊灯、イチゴ形花器　ガレ
イチゴ好きにはたまりません

西洋美術館
ドームやラリック、アージー・ルソー、ワルター等など

西洋美術館　B.アールヌーヴォー、アールデコのグラス
展示されているランプも素敵な物ばかりですがショーケースも見事な曲線、アールヌーヴォーの家具で完璧です。

西洋美術館　アールヌーヴォーの部屋
理想的な部屋ですね

西洋美術館　アールデコの部屋
アールデコはアールヌーヴォーの後に流行した装飾スタイル。
対比が面白いです。

西洋美術館　アールヌーヴォーの家具
どれも素敵です。

西洋美術館
ここにもミュシャが！！

西洋美術館　アールヌーヴォーの寝室
ドレッサー両横の絵もミュシャでした。
手前机に置かれている花束のランプも素敵！ほしい！

西洋美術館
ヴィクトリア女王在位60年記念のステンドグラスと馬車が置いてある一角を通って、その奥にも素敵な家具や食器が展示されているスペース

西洋美術館　リンケの間
奥のキャビネットがフランソワ・リンケによるもの

西洋美術館
ロココ様式　ペインティング家具の間

西洋美術館
これらの部屋がこんな感じで並んでました。
正面奥と両サイドはステンドグラス

西洋美術館　旧約聖書の場面を描いた作品など

西洋美術館　正面のステンドグラス

西洋美術館 F.マイセンルーム
更に上の階にマイセンルームもあり、スノーボールの壺なんかも展示されていました。

個人的には小樽芸術村の4館の中でここ西洋美術館が一番満足度高かったです。

15:38、浅草橋街園を渡って最後の館に向かいました。
小樽を代表する写真スポット、いつ通っても観光客がいます。

浅草橋 名所・史跡

次の目的地はステンドグラス美術館（旧荒田商会・旧高橋倉庫）ですが、その手前の淡いブルーの建物も素敵です。

旧通信電設浜ビル
中華料理店が入っています。
小樽に来ると海鮮、寿司だったりチキン（なると）だったり、他に食べたい物がいっぱい有るのでなかなか中華という気にならなかったのですが、小樽のB級グルメとして「あんかけ焼きそば」があるらしいので次回小樽に来る時にはここであんかけ焼きそばを食べようと心に決めました。
そうしたら建物の内観も、食事も楽しめて一石二鳥じゃないですか。

旧通信電設浜ビル 名所・史跡

小樽芸術村 ステンドグラス美術館
公式HPにはステンドグラス美術館（旧荒田商会・旧高橋倉庫）と記載されています。
このエントランス部分の建物が旧荒田商会で、西側の旧高橋倉庫とつながっていて両方ともステンドグラス美術館ということかな？

ステンドグラス美術館 (旧高橋倉庫) 美術館・博物館

小樽芸術村 ステンドグラス美術館

19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスがバラして展示してありました。
そりゃヨーロッパのあんな天井が高い建物のステンドグラスを日本の室内で展示しようと思ったらそうなるか…。

小樽芸術村 ステンドグラス美術館
例えばこの花型のステンドグラスは

小樽芸術村 ステンドグラス美術館
この4枚のステンドグラスの上部にはまっていた物。それらが縦には収まりきらず？横に配置されていたりするので

小樽芸術村 ステンドグラス美術館
説明書きを読みながらパズルのような感覚で見ました。
これはこれで面白かった。

けどやっぱり教会にあの並びで配置されていてこその総合芸術かなあとも思ったり。

いやいや、取り壊される教会からやってきてこうして見ることができるだけでもありがたい。

小樽芸術村 ステンドグラス美術館
建物好きからするとこの梁も味があるのですがステンドグラスを写真に収めようとすると思いっきり邪魔（あ、言っちゃった）

小樽芸術村 ステンドグラス美術館「神とイギリスの栄光」

小樽芸術村 ステンドグラス美術館
右下のショーケースのように平置きで展示されているステンドグラスもありました。

小樽芸術村 ステンドグラス美術館
修復中って？？最初ピンときませんでしたが、右下一部分だけ修復中のようです。
保存・保管も大変なんだろうなあ。

小樽芸術村 ステンドグラス
そしてここにもレジーナやシンフォニオンのオルゴールも置いてありました。
こっちの方が気になるかも。
16:10、ステンドグラス美術館観覧終了。
結果的にはこの後、日本銀行小樽支店に行くこともできましたが、もう母も私も疲れてきてたので

前日宿泊したUNWIND HOTEL & BAR 小樽へ預けていた荷物を取りに行き、100ｍ徒歩１分、本日の宿OMO5小樽 by 星野リゾートへチェックインしました。

Unwind Hotel & Bar Otaru 宿・ホテル