2024/05/26 - 2024/05/26
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スネフェルさん
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ふと思い立って行きたくなるところというのはあるもの。
戦国物の話を読んでいたので、ふと首塚と胴塚を訪れたくなりました。
首塚とは文字通り、刈り取られた首を収めた塚で、胴塚は胴体を収めた塚のことです。
現代からは想像することすら難しい戦国期の非人道性を象徴するような場所です。
首塚は高崎市新町、胴塚は藤岡市、神流川合戦碑は埼玉県上里町、と別れています。
この辺一帯が合戦の舞台であった、と知れます。
ちなみに、この神流川合戦。
滝川軍(織田家軍)15,000に対して、北条軍は50,000。
損害は、
滝川軍(織田家軍)2,000に対して、北条軍は500以上。
綺麗にランチェスター第二法則が当てはまる戦いでした。
第二法則ということは古典的な戦闘(一気討ちを主体とした局地戦)ではなく、集団戦であったことがわかります。その分、戦闘とその結果は悲惨であった、とも言えます。
その結果が首塚と胴塚になったのでしょう。
両塚に向かう最寄りの駅は高崎線新町駅。
駅前の案内板(地図)では新町の端(藤岡の端)に首塚と胴塚があるのが分かります。
両塚へは徒歩で向かいます。
バスがあるのはあるのですが、本数が少なく、歩いた方が早い。
首塚は八幡様になっているため、案内板が道路に掛かっています。
その一方で、胴塚に関しては案内板が無く、かつ、民家の後ろにほぼ覆われているため、「そこにある!」と思ってみなければ、見つけることはほぼ不可能です。
その意味で、かなりマニアックなスポットといえるでしょう
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
旅の起点、新町駅構内にあった石。
なぜ信楽焼の狸が? -
旅の起点、新町駅
-
新町の地図。
左下に首塚と胴塚の表示があります -
新町駅南口に行くと何やら神社が見えます
-
若宮八幡宮とあります。
言われ等がないので不明ですが、蛇の人形が2体置いてありました。
水に関係が? -
新町駅南口。
大きい石が見えますが、碑文等ではなく、飾りだけの様です -
歩いているとほどなく、なにやら重厚な門構えが。
-
調べると特別養護老人ホームのようです。
ホテルみたいな外観ですね -
途中にあった新町堂場郵便局。
ちょっとおしゃれな外観 -
首塚の案内板が見えました。
左折します。
歩いているからわかるものの、車で走ると見過ごしそうです。 -
案内板の表示部分で曲がります。
バス通りの雰囲気はなく、完全な生活道路です。 -
畑の手前にこんもりとした箇所が見えてきました。
-
首塚に到着
-
首塚外観
-
鳥居は石造りで立派です。
地元の方々に良く管理されている様です -
首塚の説明看板。
え?と思ったのが、首から上の病に効能があるとの一文。
う~ん、なんかシュール。 -
首塚八幡宮の碑文
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こちらの説明文は新しい
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史跡の碑文
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こちらの社は何を祭っているのでしょうか・・・
-
首塚の前にはバス停があります
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とはいえ、バスの本数は少ない。
駅からは歩いた方が早いです。 -
曲がったメインストリートに戻りました。
胴塚に向かいたいのですが、胴塚の場所が全く見えません。 -
民家と民家の間に赤い鳥居が確認できます。
「そこにある!」と信じてみなければ、絶対に見つけることはできませんね、これ。 -
民家と民家の間を歩きます。
不法侵入って言われそう・・・ -
胴塚に到着。
首塚は八幡様でしたが、胴塚はお稲荷様です。 -
胴塚の社
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胴塚の説明文
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南側から見た胴塚
-
稲荷古墳、というのがこの場所の名称の様です。
古墳の上にお稲荷様が祀ってある、という形の様です -
おまけ:新町のマンホール
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この旅行記へのコメント (1)
-
- 横浜臨海公園さん 2024/06/01 09:33:30
- 群馬新町
- スネフェルさま、おはようございます。
何時も旅行記を興味深く拝見させて頂いております。
新町は歴史的遺産が相当数存在するにも拘らず、町自体に観光での呼び寄せが全くと言って無く、小生が10数年前に訪れた時など、観光案内所は勿論、パンフレットそのものも存在せず、小生、当時高崎市内某大学非常勤講師として週イチで通っていた関係で、高崎市観光協会に提言し案内板設置など進めた経緯がございます。
明治43年(1910年)の北関東大水害復旧時に、首塚胴塚の土盛を活用した際に大量の人骨が発見され塚、塚が伝承などでは無く事実である事が実証されました。
群馬県人の特徴でしょうか、兎に角外部に対し控えめで、良いと思っても実行が伴わない為に、県内には知られざる史跡が多数存在しますが、兎に角歯痒く感じます。
横浜臨海公園
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