炭鉱で栄えた町　美唄を歩く

2022/04/29 - 2022/04/29

かつて炭鉱で栄えた町、美唄を歩いてみました。
美唄は祖父が美唄駅の駅長を務めていたこともあり、気にはなっていたのですが、一度も訪問したことがありませんでした。
今回、訪問する機会を得ました。
道幅が広く、典型的な北海道の地方都市の様態です。
山側への道を歩くと、そこかしこに炭鉱があった時代の遺構が目につき、往時の繁栄を想像することができます。
山側への道は恐らく、かつて鉄道がとおっていたのだな、という道も散見されました。
ただ、炭鉱争議も多かった土地柄で、共産党が強い土地かと思い込んでいたのですが、共産党のポスターはほとんど見ませんでした。
共産党は労働者を権力の道具として利用し、しゃぶりつくした後は捨てる。
それを物語る街でした。

エリア 美唄(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

札幌から特急乗車

美唄駅に到着

美唄駅前の案内図

駅前の石川啄木の碑

美唄駅の外観。立派です。

バスも通っていました。
田舎ですが、意外と暮らしには困らないようです

いい感じの家を発見

これも味がある家ですね

「幸せの黄色いハンカチ」に出てきそうな家。

「公園」という名の緑地帯が現れました。
かつての炭住街？

病院が見えてきました。

その名も「せき損病院」
せき＝咳でしょうか？

せき損とありましたが、病院のかつての名称は腰痛・脊椎センターだったようです。
つまり、炭鉱で事故にあった炭鉱労働者用の病院だったということでしょう。
かつての歴史を感じさせる場所でした

道の一角に謎のオブジェを発見

最初の入植者が住んだのがこの場所だったようです

風雪の碑の後ろ側の建物がいい感じでした

美唄のマンホール。
白鳥がデザインされています

「ハイツクリオネ」という名前が刺さりました（笑）

高校がありましたが、なかなか優雅な名称ですね

卒業生が贈ったのでしょうか？

高校の隣接地にあった池。
どうも個人の敷地のようです。
かつての山主が残したもの？

炭住っぽい家がありました。
まだ残っているんですね。

炭住っぽい住宅の近くには駐在さんがいました。
炭鉱は治安が悪いですからね。
この駐在さんも昔からあるのでしょう

道の脇に仏像の列が・・・
なんの由来があるのでしょうか？

郵便局の脇の道を曲がります

脇に入ると一気にさびれた感じに

学校が見えてきました。

廃校でした。
崩れた門が物悲しい。

体育館はしっかりしていながら、物置はつぶれていました

気を取りなおして進みます

少し道を上ります

また脇に仏像が・・・

仏像がいっぱい・・・
炭鉱で命を落とした人々が「帰宅」する道だったのでしょうか？

東明公園にやってきました。
桜の名所のようで、花見客がいっぱい来ていました

道道135に戻る道で見つけた公民館。
昔はこんな「集会所」の建物が多かったですよね

美唄鉄道・東明駅跡にやってきました

美唄鉄道・東明駅遠景

東明駅の左側に機関車が見えます

機関車への道にはレンガチップが敷いてありました

機関車の説明板

排煙板がない機関車は珍しいですね

東明駅の裏側

かつての線路跡はサイクリングロードになっているようです

この時期、まだ雪が残ってますね

石油タンクの位置がかなり高いですが、冬はここまで雪が積もるということなのでしょう

また地蔵がありました。
こちらは交通安全祈願でしょうか？

カラーバージョンのマンホールを発見

石材屋。
つぶれているようですが、石材屋をあちこちで見かけました。
石材といいますが、要は墓石屋さんです。
墓石の需要が大きいのは暗然たる気持ちになります。

線路まで戻ってきました。
フード付きが必要なくらい、吹雪くのでしょうね

跨線橋下の高さは低いですね。
これ、頭ぶつけそうです

線路はひたすらまっすぐ伸びています

これ、廃屋ですかね？

豪邸が見えてきました

美唄の名士、桜井家の旧宅のようです

昭和のたたずまい。
豪邸ですが、冬は寒そうです

駅に戻ってきました

特急に乗って札幌に戻ります