2024/03/29 - 2024/04/09
283位(同エリア503件中)
壱岐照三さん
銀行とワイン(ロイシュリングとシャスラー)にこだわったスイス旅行記。
写真はフリブールの水力ケーブルカーの路線図。今回のスイス旅行のメインイベントの一つで、世界でも100くらいしかない完全水力ケーブルカーの乗り場に設置されているのだが、F(funiculaire=ケーブルカーの仏語)という番号が付いていて、きちんと乗換バスの案内がされているところが可愛い。
なお、表題の「銀行」については、実際に中に入って手続きをしたのはUBSとスイス国立銀行(SNB)だけで、後は外から見てへえとかほうとか言ってるだけである。念のため。
ベルンから独仏境目都市フリブール/フライブルクに行き、一旦、ベルンに戻って最後のベルンを見てからローザンヌに向かう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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ベルンはきちんとした(?)ホテルに泊まったので、朝食は付いてないが、コーヒーと簡単なお菓子、デザートが朝食べられる。ということで、コーヒーだけはいつもと違ういつもの朝食。ベルンにて。
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しかも、何とこのコーヒー、ネスレでもWMFでもなく、我らがUCCの抽出機(日本でも見たことがないが)を使っている。
https://ucc-europe.com/network/opco-switzerland/
ジュネーブに本社があるユナイテッドコーヒーという欧州最大の焙煎会社を買収して傘下に収めた(どうりで日本にないはずである)とのことで、それにしてもネスレのおひざ元でこの手の事業に挑むのはすごいと思う。 -
フリブール行きのS-Bahn。日本ではフリブールと仏語表記をするが、独語の「フライブルク」を見ると、スターウォーズとかデューンに出てくる(?)「帝国自由都市」というアレである。元々、この町はツェーリンゲン家の要塞から街が始まった、とあるが、そのツェーリンゲン家の支配下ではまさしく「自由都市」だったのが、ハプスブルク家の支配に変わり、だんだんとウイリアム・テル化していった・・・とのこと。ベルン駅にて。
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フリブール駅前。警察官が「Polizei」でなく、「Police」になっている。・・・スイスの「Police」は初めて見た。
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ただのショッピングセンターじゃん、と思うかもしれないが、びっくりしたのがfnacがあること。チューリッヒ、ベルン、バーゼルでも見たことがなく、独語圏では見たことがない、と思っていたら
https://www.fr.fnac.ch/localiser-magasin-fnac/w-4
ドイツ語で商売をする気がない、ということね。それは分かる。・・・というか、サンドイッチは一種類で済むが、コミックは独語版と仏語版が必要、とか案外そういう理由かも。フリブール駅前にて。 -
今回のメインイベント、フリブールのケーブルカー。世界で100か所くらいしかない「完全水力動力」のケーブルカーである。仕組みは簡単で、二台の車両に水タンクを積んでいる。上駅の車両は水タンクを水で一杯にする。(下駅の車両は空)普通は上駅に注入する水は「山の上から流れてくる水=100%太陽エネルギーによる位置エネルギー」なので、化石燃料は使わない。満タンになってブレーキを緩めると、水の重さで上の車両は降りていき、下の車両は引き上げられる。下駅に着いたらタンクの水を全て放出して、上駅の車両に水を注入、を繰り返す。
が、フリブールのケーブルカーはこの水に「下水」を使っている。(確かにどぶ臭い匂いがする。)ということは、下でビールを飲んだ人が、バスで上に上がってトイレに行く、事もありうるので、純然たる太陽による位置エネルギーを使ってないのが残念だが、下水の有効利用、と考えるべきか。フリブールにて。 -
川面が良く見えないが、スイスの独語圏と仏語圏の境目になるサリーヌ川/ザーネ川である。手前が仏語、向こうが独語である。フリブールにて。
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CordeliersもFranziskanerでもなく、「聖フランシスコ」と書いてくれれば・・・。聖フランシスコ教会 のミサはこのように断然仏語が多い。フリブールにて。
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聖ニコラ大聖堂の遠景。この教会の周りに主な見どころがある。
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私はよく思うのだけど、欧州には電柱がなく、電線は地下に埋められていて景観が守られている、というが、トロリーバスの架線はどうなんだろう。特に景観の邪魔になる写し方をしてみた。フリブールにて。
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Banque Cantonale~と言うのか・・・ここはまだ独語表記もあるが。フリブール州立銀行のATM。
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聖ニコラ大聖堂のスケジュールを見ていると「ラテン語」がある。信者側にラテン語が分かる人がどのくらいいるんだろう。
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聖ニコラ大聖堂の内部。カトリック教会の割にはシンプルだが、この辺の美術的、建築的なところは分からない。15世紀に完成したもの。
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フリブール州庁舎。これも15世紀くらいの建物のはずである。
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独仏の架け橋であるツェーリンゲン橋。Pont de Zaehringenという表記を見れば、なるほど・・・と納得する。残念ながら大規模改装中だった。フリブールにて。
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街中のパーキングメーターはいろんな支払い方法の記載があるが、基本、スマホで払うのか・・・それはそれで外国人は大変かも。フリブールにて。
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町全体としては、仏語優先の独語併記、だが、川を渡って独語地域に入ると独語表記になる。猫の塔(Katzenturm)。ガイドブックによっては、Tour de Chatsと書いているものもある。(4トラも仏語派・・・)由来が良く分からず、英語の「cats tower」で検索すると、キャットタワーしか出てこない。14世紀に建てられたもの、くらいか。
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Katzenturmを下る。
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ドイツ側からツェーリンゲン橋を見上げる。相当大規模な工事である。
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ベルン橋、も工事中。13世紀に建てられたスイスでも最古にあたる木造の橋。フリブールにて。
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ベルン橋を渡って仏語圏に入る。
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ベルン橋から見たサリーヌ川だが、この程度の川で言葉が変わる(?)ものなのか・・・と思う。ストラスブールのライン川、とかだと、向こう岸は異国だよね、という多摩川を世田谷から川崎を見るのと同じ気分(?)になるのだが。
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スイスのこの手の観光ミニバスは、どうしてどこもかしこも先頭が機関車風なのだろう。どこかこの手の観光ミニバス製造専門業者がいるのだろうか。フリブールにて。
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マリオネット博物館。Swiss Puppet Museumと言うくらいなので、スイスでも数少ない、のかも知れないが・・・朝早かったので閉館していた。フリブールにて。
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エルベルク(Oelberg)水力発電所。下水でなくきちんと高低差を利用した(?)水力発電所がある。フリブールにて。
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サン・ジャン橋。この辺のサリーヌ川は蛇行しているので、独仏を行ったり来たりするが、今回はこの橋を渡って仏語圏に戻る。フリブールにて。
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フリブールのケーブルカーの全景。このくらいなら水で動くか、と言う気もするが。
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きちんとケーブルカーしている。もの心ついてから初めて乗ったケーブルカーは高尾山のケーブルカーと思うが、一本のケーブルで途中ですれ違うように作られたものにすごく感心した覚えがある。フリブールにて。
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再びベルンに戻る。ベルン駅のコンコースは曲線になっていて、この写真からは分かりにくいが、ちょこっと面白い。ベルン駅にて。
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ベルン州立銀行は特に独仏併記する必要はないと思うが、仏語圏にも近いし、やっぱり首都だから、というのもあるのかなあ。ベルンにて。
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さすがに首都だと大使館も多い。旗で分かるがスウェーデン大使館。日本大使館は旧市内でなく、相当郊外にある。ジュネーブでも思ったが、もうちょい効率を考えたほうがいいんじゃないの、という気がする。ベルンにて。
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アインシュタインハウス。本当に街の一角にアインシュタインは住んでいた、という感じで、この博物館も今でも民家風である。
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現在、までアインシュタインの家系が追っかけられているのね。有名人の子孫は大変ですね。
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ベルン大聖堂。中には入らなかった。
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アーレ川を渡り、博物館地区のスイス射撃博物館を見たかったのだが、閉館していた。仕方なくぐるっとうろうろ。写真は国立図書館。
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キルヒェンフェルト橋から旧市街を望む。こう写すと世界遺産っぽい。
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すごい人だかりもしているので、時計塔の仕掛けを見たが、それほどすごいものでもなく・・・1530年にできた、というそっちの方が大事かも。
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今日の昼食。今日は時間もなかった。ちゃんと定価で(?)買っている。ベルンにて。
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日本にもあるのかも知れないが、あまり見たことがないネスプレッソのカプセルの自販機。ベルンにて。
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この「スイスロス」という表記がどうしても気になるのだが、ドイツ語圏、リヒテンシュタイン、ティチーノ州(イタリア語圏)のみの営業、というのも気になる。仏語圏はどうなっているのだろう。ベルンにて。
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このパラグアイ大使館のようにビルに入っている大使館もある。日本大使館も全世界で見ると一軒家よりビル入居の方が多いかも。ベルンにて。
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ベルンからローザンヌに入る。いよいよ本物の(?)仏語圏だが、夕方に入ったので宿泊するユースホステルでチェックインして、飲みにいくだけ。写真はユースホステルの近くの標識だがIOCの本部がすぐ近くにある。CIOならまだ分かるが、NATOのOTANとかなると、最初は何のこっちゃ、となる。ローザンヌにて。
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ローザンヌの初日はだいぶうろうろして見つけたブラッスリー「La Bavaria」。ブラッスリーというのと、名前がやや安直なのが(?)気になったが、どうしてどうしてとてもいいレストランだった。フランスでもそうだが、ブラッスリーと言っても、ワインもきちんとある。
写真はルツェルンの醸造所のEichhof 、5dl(9.1CHF(1,537円)。ローザンヌにて。 -
今日のシャスラー。いよいよ本場、ラヴォーの隣、まで来た。写真は一杯目のAOC表記でMorge。ローザンヌよりは西側になる。残り3杯はシャスラーと書かれているだけで、AOCは分からず。ということで4杯。いずれも1dl5.4CHF(913円)
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Saucisse à rôtir du moment <Boucherie du Palais>となっているが、ソーセージの料理・・・しか分からない。下はマッシュポテトの付け合わせになっている。
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ローザンヌ、ジュネーブに共通するのは言わなくても必ずパンが付いてくること。これはやっぱりおフランス風なのかなあ。今日のお会計は62.70CHF(10,569円)
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よく外国では映画館の上映作品を見る(映画そのものを見るのはよっぽど暇なときか、日本未公開のもの)のだが、デューンと関心領域は分かったが、二番目の「KARAOKE」って・・・コメディ映画だそうだ。
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最後の「ケンスケの王国」はさすがアニメ大国の隣だけある。日本では公開されるのかなあ。サリー・ホーキンス、渡辺謙・・・と言うと興味はある。ローザンヌにて。
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今日の飲みの締め。ついに本場のネスティになってしまった。甘いものをこの旅行中に食べたのは、これと後に出てくるタルトの二回だけである。ローザンヌユースホステルにて。
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