2024/03/29 - 2024/04/09
50位(同エリア111件中)
壱岐照三さん
銀行とワイン(ロイシュリングとシャスラー)にこだわったスイス旅行記。
写真はバーデンの温浴施設「FORTYSEVEN」の全容。昔からあった公共温浴施設をリニューアルしたもので、日本にもよくある「地方公共団体が手掛けた日帰り温泉」のようなものである。「47」というのは、源泉が47度ある、ということから来ているらしいが、日本人からすると、それをなぜ35度まで下げるかなあ、となる。
なお、表題の「銀行」については、実際に中に入って手続きをしたのはUBSとスイス国立銀行(SNB)だけで、後は外から見てへえとかほうとか言ってるだけである。念のため。
今日はバーデンに行って温泉に入り、シャフハウゼンへ。ドイツの飛び地ビュージンゲンに行ってから、シャフハウゼンの観光後チューリッヒに戻る。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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泊まったホテルの決済方法一覧。一応、JCBが銀聯より上にあって何となくほっとする。下から二番目、ポストフィナンスの上にDCCマークがある。このようにうちはDCCをやりますよ、と明示しているところが多い。チューリッヒにて。
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リマト川沿いを走るS-Bahnの中央駅の次の駅。ちょうど歌劇場の前くらいにあるStadelhofen駅。Quaibrücke近辺からSBBを直接利用するならばトラムを利用してHbf.に出るよりこちらが早い。
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今日の朝食。コープやミグロで食料品の一般的な割引は見たことがあるが、このように弁当・総菜系を割り引くとは知らなかった。イオンとかダイエーでやってるあれ、である。そのため、毎日の朝食は前日買った割引サンドイッチ、になった。とは言え、日本では毎朝トースト一枚かセブンのおにぎり二個なので、それに比べれば超豪華。一番安いコーヒーがCoop to goのこのセルフコーヒーかバーガーキングの3.5CHF(592円)というのも分かって、値段だけで言うと超超豪華である。チューリッヒ中央駅にて。
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このように電車はボンバルディアが目立った。ジーメンスはあまりないのか・・上部に書いている「Fribourg/Freiburg」は列車の愛称なのか・・・付けるなら、わざわざ二言語地区の名前でなく、Zürich号とかGenève号にすればいいのに・・・チューリッヒ中央駅にて。
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ただのSBBの表示看板だが、今回の旅行で気にしたのが「4つの公用語」である。基本的にSBBはその地域の言語を記載して、「Genève Aéroport」を「Genf Flughaven」と書くことは絶対しない。上から二番目の飛行機マークは、私だったら「くうこう」と発音するだけの話であるが・・・そういう意味ではよく見る「Biel/Bienne」は珍しい。また「Fribourg/Freiburg」はフランス語が先になっているが、これもルールがあるのか・・・
こんなことは二の次で私が気にしたのは、IR36でBadenに行こうとしたら、バーゼル行きがフリック止まりになってしまった、ということである。バーゼルに行く人は代わりにIR37で行け、と丁寧に説明があるが(このくらいのドイツ語は読める)バーデンはフリックより手前にあるのかないのか・・・が分からず、グーグルマップを見て、大丈夫と判明。電車の中では出発前に英語でバーゼルには行かないのでIR37に乗れ、と放送があった。「once again、」と言って二度繰り返していたのが印象的。チューリッヒ中央駅にて。 -
バーデンの駅前からリマト川を望む。ヨーロッパの温泉地はいくつか行ったことがあるが、ここバーデンについては、まるで鬼怒川温泉かどっかみたいな日本の温泉町にそっくりの佇まいで大笑いしてしまった。・・・
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バーデンの温浴施設「FORTYSEVEN」。前述したように元々あった日帰り温泉をリニューアルしたそうで2021年11月から営業しているそうなのだが・・・高い!
https://www.fortyseven.ch/preise
3時間券で平日、オンライン購入で41CHF(6,929円)、当日だと61CHF(10,309円)する。私は羽田第三ターミナルの「泉天空の湯」の4,800円をどうかしてる(!)、と思っていたが、たかだか28CHFくらいである。しかも、時間制限はないし・・・ということで、二回目があるかは微妙である。 -
ここで困ったのは、館内表示がドイツ語だけで、英語が全くないことである。ピクトグラムがお洒落すぎていまいち、なところもあり、ダーメンとヘレンって、どっちが男だったっけ?などという初歩的なところでつまづくとあとあと響く。
サウナは着衣と裸混浴コーナーがあり、この辺は慎重に行動することが望まれる。ただ、館内の職員は完璧に英語をしゃべるので、不明点は聞いた方がいい。私は素っ裸でサウナに入っていたら、女性の職員からドイツ語で何とか、と言われたので、素っ裸のままその職員を追いかけて、英語で言ってくれ、と言ったら、タオルをお尻の下に敷け、とのことで(この辺はドイツとルールが異なるようで、口コミあたりで論じたい。・・・)、やはり不明点は確認したほうがよい。
https://www.sbb.ch/en/leisure-holidays/ideas/offer.html/tagesausflug/wellness-therme-fortyseven
この屋外プール(露天風呂)がとてもよい。ジモティでもうすぐ芋洗い、くらいにぎわっていた。 -
テルメと駅の途中にあるカジノ。にぎわってそうではなかったが・・・バーデンにて。
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欧州で桜に似た花として、アーモンドの花がよく取り上げられるが、今回はマグノリアも遠目では桜っぽく見えるような気がした。が、この写真はやっぱり桜だよねえ。バーデン駅前のReformierte Kircheにて。
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バーデンを後にして、シャフハウゼンへ。スイス国内にある二つの飛び地の一つ、ドイツ領ビュージンゲン(Büsingen am Hochrhein ライン川はバーゼルまでをHochrheinと言うそうだが、Stein am Rheinはどうなのよ、とか謎の地名である。)に行くためである。
写真はシャフハウゼン駅の正面だが「Deutch Bundesbahn」の表記がある。BundesbahnとReichsbahn(旧東ドイツの鉄道会社)が統合してDeutch Bahnが出来たのが1994年とのことなので、30年近くこのままのはずである。この駅はDBとの共用駅(下のロゴにSBBとDBが併記してある)なので、看板を掲げていたのだが、(外国にあるので)変更する余裕がなかったか、歴史的建造物で残しているのか。
余談だが、Deutch Reichsbahnは「帝都高速度交通営団」と同じく、最後まで「帝国」の名残りを残していたのだか、どちらも民営化で消滅した、というところか。 -
シャフハウゼン駅から25番バスに乗ると、10分くらいでドイツの飛び地ビュージンゲンに入る。このようにスイスとドイツの両方の旗が掲げられている。今回は、リヒテンシュタイン、ビュージンゲン、エビアンで三回国境を超えたので、一応四か国行ったことになる。
このビュージンゲンはスイス領を通らないと絶対に行けないので(空港はない・・・)第二次世界大戦中は休暇でビュージンゲンに帰るドイツ兵はスイス側の検問所で銃をお預かりして(=取り上げて)、部隊に戻るときにお返ししたらしい。中立国は大変よね、というお話。ビュージンゲンにて。 -
多分、ビュージンゲン最大の観光名所、Bergkirche St. Michael(ザンクト・ミヒャエル教会)KircheとBergkircheの違いは私には良く分からない。丘の上にある、というのがポイントらしい。ビュージンゲンにて。
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説明書きには11世紀に遡る、とあるので、スイスの歴史より古い。・・・ビュージンゲンにて。
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Lkr.Konstanzとあり、
https://www.lrakn.de/startseite
コンスタンツ郡、みたいなものか、ドイツの行政区域の表示がある。ビュージンゲンにて。 -
この図が俯瞰するのには分かりやすい。ライン川は自然国境としてローマの時代からいろんな「国境」の役割を果たしていると思うが、その意味ではライン川の北側にスイスがはみ出ているのがちょっと変な気もする。
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ドイツ側の交通連合VHB(ハーガウ・ボーデンゼー交通連合)のバス時刻。左下の端に出ているが、Singenとの間に403番バスが走ってる。ビュージンゲンにて。
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ビュージンゲンの多分一番街中のところ。
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スイス側のvbsh(シャフハウゼン運送会社)の時刻表。ここの住民は基本的にはシャフハウゼンに買い物等は行っている、と聞くが、バスの便もこちらの方が多い。
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vbshの25番バス。これがシャフハウゼンと行き来している。シャフハウゼンにて。
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vbshの券売機。後で分かったのだが、SBBのアプリでここも買えたらしく、私は区間やら買い方でこの券売機で悪戦苦闘した。シャフハウゼン駅前にて。
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ユーロ現金も使えるようになっている。REKAはコープの電子マネー。
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このvbshはいくつかのパターンがあり、この蓄電池式トロリーバス、本物のトロリーバス、ディーゼルエンジンのバスもあるようだか・・・。写真のバスはこのようなポートのあるところで、給電する仕組み。Irizar製(スペイン・バスク地方)で、最近は電動バスはBYD製乗ったことがない私には新鮮だった。シャフハウゼンにて。
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何かヤバい国だけを並べているような気がする。手前には欧州諸国の旗が掲げてあった。シャフハウゼンにて。
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さて、いよいよシャフハウゼンの市内観光。まずはHaus zum Ritter。15世紀の建物とのことだが、確かにフレスコ画がすごい。
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このように純然たるトロリーバスも走っている。これはシャフハウゼン駅とラインフォールを結ぶ線。
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SBBのNeuhausen Rheinfall駅。シャフハウゼン駅からラインフォールにいくには、電車でここまで来た方が分かりやすい、と思うのだが、駅からのトロリーバスを案内する場合が多い。
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ラインフォールの説明書き。日本語があるのは、昭和の時代の看板に違いない。ラインフォールにて。
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天気はやや悪かったのだが、観光客は一杯。これがラインフォールねえ。・・・私もライン川は下流のほうしか見たことがなく・・・と言っても滝のようになっているのは、ここだけとのことだが。ラインフォールにて。
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市内に戻って行ったのがIWCのブティック兼本店。「IWC Schaffhausen」と書いてるくらいだから、本家本元は・・・と行ったらそこそこ大きい。今日は復活祭月曜日でお休み。シャフハウゼンにて。
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IWCの本社部分をもう少し遠景で見る。
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ライン川下り、の最上流部分のスケジュール。ボーデン湖から当然ながらラインフォールまでである。シャフハウゼンにて。
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シャフハウゼンの城塞であるムノートへの入口階段。
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ムノートへの階段はそこそこ長いが、周りはブドウ畑に囲まれていて、いまいち緊迫感がない。16世紀に建てられたものだが、いまいち城塞としての役割を果たさなかった、というのは、こののんびりムードが問題では。シャフハウゼン、ムノートにて。
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分からないなりにドイツ語を読んでいると、ワインとしての評価は最近のものらしい。シャフハウゼン、ムノートにて。
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ムノートの付け根あたりから街を見下ろす。ブドウ畑はテラス式でなく、このように斜面に植えている。
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ムノートの屋上というか最上部。かなり広い。
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ムノートからライン川を望む。確かにこの角度だと、ライン川沿いにやってくる敵を見つけるには場所的には最高かも。・・・
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結果母枝を立てたままの謎の仕立て方で剪定している。誘引線もないし・・・私の前を観光客か地元の人か分からないが、ブドウ畑の樹々についてフランス語で説明していたが、さすがにダンボの耳になる気も起きなかった。シャフハウゼン、ムノートにて。
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バーゼル州立銀行の子会社でレト・ロマンシュ語で「透明」を意味するCLERを銀行名に付けている、と言ったら訳が分からないが、Coop銀行が今はここになっているらしい。この辺の経緯は良く分からず。ちなみにミグロも生協であることはあまり日本では知られていないが、お酒を売らない、あたりはコープより生協っぽい。シャフハウゼンにて。
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カーリングチームと書いたウエアを着た人を見かけたのだけど、これなのね。シャフハウゼンにて。
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チューリッヒに戻ってくる。この手のラップ電車は珍しい、と聞くので、思わず撮ってしまった。
チューリッヒのトラムの車内放送を聞くと、改めて「国際的とは何か」を考えさせられる。例えば「(次の停車駅は)Bahnhofquai、Hauptbahnhof(は次で降りると便利です。SBB各線はお乗り変えです。)」のドイツ語の部分がぼそっと流れるだけで、英語さえない。広島の路面電車なんか、日本語も英語も車内放送を延々とやっているが・・・チューリッヒにて。 -
今日のシャスラー。今日はニーダードルフ通りにある有名な「Restaurant Brasserie Johanniter」一杯目はやはり喉が渇いていたのでHurlimann(現在はカールスバーグ傘下で、元々チューリッヒで作っていたスイスのビールメーカー)4dl(6.9CHF(1,166円)を飲んで、次にこのEpesses。ラヴォーのAOCで100%シャスラーなのだが、スイスのAOCで言われてもなあ・・・という感じである。ただ、このEpessesは何度もお目にかかって、現地にも行った。おいしい・・・で4杯。1dlが6.2CHF(1,048円)でやや高い。
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メインデイッシュしか頼まないのだけど、Zuricher geschnetzeltes mit Rosti。まるで甲府でほうとうを食べながら勝沼ワインを飲むような感じだが、レシュティも付け合わせで何度か食べたが、微妙に違っている。ドイツ人のジャガイモをふかしただけとかマッシュしただけ、よりは大きく進歩していると思う。
今日の会計は70.70CHF(11,948円)。また飲みすぎか。Epessesの場合、ボトルで頼んでも43CHF(7,267円)で7杯分と大して違わないので、ボトルで頼むこともないか、とは思ったのだが。 -
チューリッヒは街中に噴水がたくさんあり、これらは飲めるとのこと。スイスはどこも街もこのような噴水が多いが、チューリッヒは特に多いらしく、かつ、実際にマイボトルに汲んでいる人もよく見かけた。
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夕方のチューリッヒ湖。酔い覚ましに歩いてみた。
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