2024/03/20 - 2024/03/21
676位(同エリア1229件中)
TaxNaXさん
- TaxNaXさんTOP
- 旅行記178冊
- クチコミ273件
- Q&A回答628件
- 565,654アクセス
- フォロワー21人
この旅行記スケジュールを元に
「美味しいお魚が食べたいよぉ」
奥様@不良夫婦がこのようにのたまうので、海鮮とついでに温泉を手軽に楽しむ為、不良夫婦定番の伊東温泉に出掛ける事にした。
水曜祝日に一泊して翌朝そのまま出勤するプラン。なので珍しく電車利用。
手軽に楽しもうがテーマだったので、伊東の中でもひと際リーズナブルで食事に定評のある『はるひら丸』を初めて利用した。
海鮮好し、温泉好し、懐に優しの伊東旅行。
運良くサフィール踊り子号のチケットを取る事もできて、24時間もない小旅行だったが結構楽しむ事ができた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
横浜駅
東海道線 熱海・伊豆方面行6番ホームにJR東日本E261系・サフィール踊り子号が入線。
その名にサファイアを冠するだけあって濃紺の車両が美しい。
サフィール踊り子号は全車両グリーン車。座席は前後・左右共に広く採ってあり、一般グリーン車で三列席が採用されている。
プレミアムグリーン車はなんと二列席。
2週間前に予約したがプレミアムグリーン席は満席。グリーン席も二席横並びで取れるのは2カ所だけだった。
https://youtu.be/5B0ZO4RGnQo横浜駅 駅
-
横浜乗車で先客多数につき車内全景の撮影は遠慮した。
代わりに細かいところをレポート。
背もたれのリクライニングは手動だが、フットレストは電動式が採用されている。サフィール踊り子 乗り物
-
フットレストを上げて寛ぐ図。
フットレストが上がってる状態がこの絵面なので、前席との距離が如何に広く採られているかが伝わると思う。 -
テーブルとサブテーブルが備わる。
地味に便利。好い。
ただ、先にメインテーブルを出すとサブテーブルを出す際に途中で当たるので、メインテーブルを手で避けながらサブテーブルを出さないといけない。
う~ん、この設計で良いのか?
お客さんにテーブルの出し順を強いてはいけないと思うな。 -
相鉄横浜駅構内の葉山ボンジュールで購入したサンドウィッチで遅めの朝食。
走り出して感じた事として、この車両非常に乗り心地が良い。
25年くらい前に東海道線の快速アクティーに初めて乗った時にもかなり驚いたが、その時を超えるある種の感動を覚えた。
新幹線並みと言ってしまってよいほど。
後日調べたところ、サフィール踊り子号に採用されている日立製作所製の台車には全てフルアクティブ動揺防止装置とヨーダンパが備わっているのだそうだ。
車輪から伝わる振動をセンサで検知し即座に電動アクチュエータを逆位相に動かして振動を能動的に打ち消す。
平たく言うと、イヤホンに内蔵されるアクティブノイズキャンセリングシステムの化け物。それがサフィール踊り子号のアクティブ型サスペンション。
それに加え、車両を真上から見て回転する振動成分に対してもヨーダンパでダンピングしている念の入れようだ。
この先進の技術が150年以上前に設計された線路を走る電車に極上の乗り心地をもたらす。
目に見える豪奢な部分が注目される電車だが、陸上を高速移動する乗り物としての基礎技術が非常に高く、これが旅の安全と快適性を担保している。
この基礎技術力の高さがもっとフォーカスされてもいいのではないだろうか。 -
実はアームレストの下にAC100Vコンセントが隠れている。
空いたスペースに上手く配置して、邪魔にならず、しかも最短距離。
素晴しい。
ただ、乗客から目視できない位置にあるので、ご存じない方は結構多いのではないだろうか。
しかしこの電車、あっちこっち良く考えられていて、旅程を快適に過ごす為の工夫が随所に詰め込まれている。
きっとエンジニアに留まらず関係者間で凄く議論したんだろうな。
そういった心意気が伝わってくる。
ここにしても、見えはしないのだが
「この電車の設計者ならこの辺りにAC100VかUSBを仕込んでいる筈」
と思って探ってみたら案の定装備されていたのだから。 -
この電車は車椅子利用の方にも旅程を楽しんで貰えるよう、車椅子用の座席スペースや多目的トイレが備わる。
写真右奥の手洗いのスペースも車椅子のままで使い終わったら僅かに後退するだけで脱出できるように左側が開放になっている設計で、配置の妙で実現している辺りデザイナーが優秀なのだろうと感じた。 -
カフェテリアに伺ったが予約で満席らしく、車内販売で静岡みかんミルクジェラートを買って席に戻った。
-
これで680円。
美味しかったけどちょっと高いかな~。 -
JR東海道線・伊豆線の魅力は何と言っても海岸線の眺め。
東海道線は小田原ー熱海間は湯河原周辺を除いてずっと海岸線沿いを走る。伊豆線に乗入れ後も伊豆多賀ー網代間、宇佐美ー伊東間は海岸線沿いだ。
写真は熱海の南、伊豆多賀にある長浜海浜公園周辺のものだが、こんな景色を暫く楽しむ事ができる。長浜海浜公園 公園・植物園
-
伊東駅に到着。
走り去るサフィール踊り子1号を見送り、駅を後にする。
久々に電車に乗る事そのものを楽しめた。伊東駅 駅
-
伊東駅から徒歩10分ほどで今日一泊お世話になる『はるひら丸』に到着。
まだ13時前なので、荷物だけ預かって頂いて伊東市街の散策に出掛けた。はるひら丸 宿・ホテル
-
先ずはお昼。
はるひら丸近くのビストロ にゅうを選んだ。ビストロ にゅう グルメ・レストラン
-
えらいリーズナブルやな・・・。
1時間半くらい前にサンドウィッチを摘まんだし、今日の夕食は早めの時間なので不良夫婦は
奥様がランチメニューA
旦那がランチメニューB
をオーダーした。 -
前菜
ランチA、B共通
1,250円のパスタコースの前菜でこのクオリティ。
素晴しい。
どれも美味しかったです。 -
まあパンですわな。
-
ランチAのパスタ
シラスとキャベツのアンチョビ風。
単語は微妙だが、奥様のハートと胃袋をがっちり掴んだ一皿。 -
ランチBの鴨モモ肉のコンフィ
夕食が海鮮なので敢えて肉にした。
副菜も含め美味しく戴きました。 -
ランチB付属のデザート
ピスタチオのアイスクリームが美味しかったが、旦那@不良夫婦は不良な生活が祟って血糖値が高めで2型糖尿病一歩手前なので、一口頂いたら奥様の手に渡った。 -
食後のドリンク
ランチA、B共通
旦那はエスプレッソ
奥様はアイスティー
伊東に来て洋食かという向きもあろうがここは当たり。
ご馳走様でした。
また伺います。 -
湯の花通り商店街へ
祝日のお昼でもこの状態。
いつも思うのだが、伊東って魅力たっぷりの街なのにどうして気付かない方が多いのだろう・・・。 -
なないろおやつ
店構えの可愛らしさに奥様が一目惚れしたようで、今夜のおやつをこちらで買う事にした。 -
超狭い店舗だがディスプレイがまた可愛らしい。
幾つか買って帰ったが、奥様の弁だとかなり美味しかったそうだ。
このお店、伊東土産にお薦めします。 -
次に向かったのは三木洋菓子店。
こちらで奥様が明日参加する女子会なる催しに持参するお菓子を購入。三木洋菓子店 グルメ・レストラン
-
「ネコの舌が美味しいらしいのよ」
ほぉ、そうですか。
見るとラングドシャが袋詰めになっている。
なるほど、ラングドシャ(Langue de chat)を直訳した訳ね -
その後、例によってマックスバリュで今晩呑む酒とアテを購入した。
その上我が家御用達の徳造丸・秘伝の煮汁を自宅用やお土産用に味噌味・醤油味合わせて10本近くご購入。
これがまた重い重い・・・。
これらを持ってはるひら丸に戻ってチェックイン。
三階の中央付近の客室を宛がって貰った。
客室はこんな感じで昭和の香り漂う。はるひら丸 宿・ホテル
-
トイレは共同と聴いていたが、私達の客室には洗面台とトイレがあった。
トイレは古いが洋式で後付けの洗浄便座付きだった。 -
客室からの眺望
正にオーシャンフロント
写真は北側の眺望 -
正面よりやや南側はこんな感じ
-
一番乗りだったので早速一番湯を戴きに風呂場へ。
写真は4階展望風呂の入口。
一見男湯か女湯か分からないが、時間帯によって男湯と女湯を使い分けている。 -
4階展望風呂
15:00~18:00 男湯
18:10~21:00 女湯
3階風呂場
4階と逆
21時以降はどちらに入っても良く、最初に入った人が男性なら男湯の立札を掲げておくスタイル。
チェックインの際に家族風呂で使いたいと申し出ておくと、家族で利用中の札を戴ける。それが掲げてあれば他の人は入らないという掟になっている。 -
一番乗りだったので脱衣所を失礼して一枚。
意外と言っては失礼だが結構綺麗だった。 -
要するに風呂場には人工の熱源を用いていないという事だ。
湧出量が十分だからできる芸当ではある。 -
展望風呂
建材には伊豆石が採用されており、ざらっとしていつつ柔らさを感じる。
また若干の青さを帯びており、湯の青と見た目の相性も良い。
個人的に石風呂では最も好きな石だ。 -
こんな感じで湯が注がれる。
温度管理は注がれる湯量でのみ行う。伝統的で正しい。
海のすぐ近くだから伊東の中でも塩分濃いめかと思ったが、伊東大川河口近くのケイズハウスよりあっさりした印象の湯だった。
好い湯ではある。
https://youtu.be/8jhXuSxIu4A -
洗い場
はるひら丸 宿・ホテル
-
展望風呂からの眺望
-
さて、夕食の時刻。
お客さんは自分達も含めて7組前後で配膳係は3名ほどいたが、どのテーブルに何を配膳するのか理解できていない感じで、常時右往左往していた。
見かねた客側が「これもう食べましたよ、あっちのテーブルじゃないですか?」と対応してぎりぎり成り立っている感じ。
接客態度自体は良好なので、勿体ないなと言うのが正直な感想。 -
料理自体はとても印象が良かった。
これがお造りの盛り合わせ。
奥様のハートを鷲掴みだ。 -
紙鍋
ただの潮汁なんだが、出し汁が滅法旨い。
例え具材がなかったとしても満足できる一品。 -
茶碗蒸し
これも紆余曲折であっちこっちのテーブルを渡り歩いて不良夫婦のテーブルに到着。
味は良かった。 -
金目鯛の煮つけ
これが一人分。まるまる一尾ある。
伊豆独特の濃いめ・甘めの煮汁の煮つけを戴くと伊豆に来た気になる。
いやぁ、旨い。 -
天婦羅盛り合わせ。
この後フルーツが来てコース終了。
サービスは微妙だったが、料理自体は味・量共に満足度が高かった。
一泊二食付きで一人9,000円を下回る宿泊費の夕食とはにわかに信じられない。
ご馳走様でした。 -
さて、夕食後は3階が男湯になるのでそちらに伺った。
3階の風呂場はちょっと狭め。
4階展望風呂と同じく僅かに青を帯びる伊豆石が建材として採用されている。
3階の風呂場は壁一面伊豆石なので、この建材が好きな人にとっては堪らないのではないだろうか。 -
ただ一つ残念なのは注湯量が少ない事。
イコール湯温が低い。
3階の風呂ははっきりと温湯。
自分を含め熱湯好みにはちょっと残念だが、42℃が熱くて入れないという御仁がいる事も事実なので、堅実な方法なのだろう。
深夜は奥様と4階展望風呂を借り切って湯浴みを楽しんだ。 -
あっという間に夜が明ける。
今日はこのまま職場に直行なので、朝食は一番早い時間にして貰った。
オーソドックスだが、よく見ると結構な品数。
海鮮尽くしでしかもどれもこれも旨い。 -
昨日買った土産やら衣類やらをマックスバリュで貰った段ボール箱に詰めてコンビニで送ったのでメチャクチャ身軽になった。
8時半頃には伊東駅に到着。
熱海まで行ったら旦那は新幹線で東京へ、奥様は東海道線で藤沢へ向かった。
職場には10時半頃に到着。リフレッシュした状態で仕事に集中できた。
このプラン、結構好いかも。
了伊東駅 駅
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
47