2022/04/09 - 2022/04/10
15位(同エリア178件中)
葵さん
この旅行記スケジュールを元に
2022年の春の週末、桜が見頃の福井県と滋賀県を、1泊2日の弾丸で巡る旅へ。
旅の2日目の午後、曹洞宗大本山「永平寺」の参拝を終えたのち、さらに内陸方向へと車を走らせ、大野市の「越前大野城」へとやってきました。
「越前大野城」は標高249メートルの「亀山」に築かれた平山城で、山頂の「本丸跡」に再建された天守が建っており、また、山全体が史跡公園として整備されていて、約300本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所でもあります。
山麓の登り口から遊歩道を歩いていき、途中、日頃の運動不足を痛感しながらも、約20分かけて山頂の「本丸跡」まで登っていくと、荒々しく積み上げられた「野面積み」の石垣と天守からの360度の眺望を、桜のコラボと合わせて楽しむことができました♪
またいつの日にか、「天空の城」と称される雲海に包まれたお城の景色も見てみたいなぁと(ハードルはかなり高そうですが)。
〔2022福井&滋賀へ弾丸さくら名所巡りの旅(2022年4月)〕
●1日目①:長浜城跡/豊公園(日本さくら名所100選)
https://4travel.jp/travelogue/11883015
●1日目②:福井城跡(続日本100名城)/養浩館庭園(名勝庭園)
https://4travel.jp/travelogue/11883807
●1日目③:足羽川桜並木(日本さくら名所100選)/足羽神社
https://4travel.jp/travelogue/11886006
●2日目①:丸岡城(日本100名城)、霞ヶ城公園(日本さくら名所100選)/永平寺
https://4travel.jp/travelogue/11887653
●2日目②:越前大野城(続日本100名城)【この旅行記】
●2日目③:一乗谷朝倉氏遺跡(日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11892348
〔続日本100名城登城記(北陸・近畿エリア)〕
●高田城(越後国):https://4travel.jp/travelogue/11754564
●富山城(越中国):https://4travel.jp/travelogue/11511007
●佐柿国吉城(若狭国):https://4travel.jp/travelogue/11839491
●大和郡山城(大和国):https://4travel.jp/travelogue/11613989
●福知山城(丹波国):https://4travel.jp/travelogue/11757484
●出石城(但馬国):https://4travel.jp/travelogue/11774247
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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●越前おおの結ステーション
曹洞宗大本山「永平寺」に参拝後、さらに内陸の方へと車を走らせ、大野市にある「越前大野城」まで移動してきました。
お城の東側にある「越前おおの結ステーション」に併設している駐車場に車を止めて、さっそく登城開始です。越前おおの結ステーション 道の駅
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●越前大野城(柳廼社)
「越前大野城」は標高249メートルの「亀山」に築かれた平山城で、(写真右上にちらっと見える)山頂に天守が再建されています。
その山麓に、大野藩7代藩主で幕末期の名君・土井利忠をお祀りする「柳廼社(やなぎのやしろ)」が鎮座しており、こちらの鳥居を抜けて境内へと入っていきます。 -
●大野市民俗資料館
参道沿いに、明治時代の裁判所を移築した「大野市民俗資料館」がありますが、見学する時間が足りずスルー(何せ弾丸旅なので・・・)。大野市民俗資料館 美術館・博物館
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参道の奥に建つ社殿で往時の城主様にお参り後、左側にお城へと続く登り口があるので、こちらを進んでいきましょう。
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●越前大野城(搦手門)
その先に、まだまだ新しい感じのする「搦手門」があり、こちらが天守のある山頂へのルートのうち「南登り口」の入口で、ここから歩いて約20分程度の道のりとなります。 -
お城のある「亀山」全体が史跡公園(亀山公園)として整備されており、近くにあった案内図を確認すると、山頂までいくつかのルートが設けられています。
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公園内には遊歩道がきちんと設けられていて、一部急な階段もありますがゆっくり歩く分には問題なしです。
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途中、階段を通ってショートカットしちゃいましょう。。。
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イチオシ
お、ここはちょうど眺望が開けてますね~。
ちなみに「亀山公園」は桜の名所としても知られていて、公園内には約300本のソメイヨシノが植えられているそうです。 -
途中、先ほどお参りした「柳廼社」に祀られる土井利忠の銅像も。
江戸時代後期の1829年に19歳で藩主となり、藩財政の立て直しと人材登用を柱にした改革を進め、幕末の名君として知られているそうです。 -
う~ん、この階段は手ごわそうだな。。。
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ただ、階段を上がる分だけ標高も高くなるので、周囲の眺望はだんだんと良くなっていきますな。
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●越前大野城(本丸跡)
日々の運動不足を痛感しながら遊歩道を上っていき、「本丸跡」の入口に建つ城門を抜けていくと・・・。越前大野城 名所・史跡
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イチオシ
ついに石垣の上にそびえ立つ天守が目の前に!
「越前大野城」は、戦国時代の1575年に越前国の一向一揆を平定した織田信長が、配下の金森長近に命じて築城したのが始まりで、現在の天守は1968年に絵図や同時代の城を参考に再建されたものです。 -
天守の脇には、金森長近の正室・お福の名前が由来の「お福池」が。
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荒々しく自然石をそのまま積み上げる「野面(のづら)積み」の石垣が、とってもいい味を出してますね~。
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少し斜めから見上げてみると、奥に2層3階の「大天守」、その手前に2層2階の「小天守」がつながる形(連結式)で配されています。
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そのまま石垣の端まで行き、ここから「武者登り」と呼ばれる天守へ続く急勾配の石段を上っていきます。
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「武者登り」は人ひとりしか上り下り出来ない狭いルートで、こういう遺構はなかなか興味深いですな。。。
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「天守台」からの風景もなかなかのもので、ここ大野市が四方を山々に囲まれた盆地に位置しており、遠くに山並みを望むことができます。
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振り返ると「大天守」がすぐ目の前にあり、「天守台」は狭いスペースしかないので全体を入れ込むアングルも限られちゃいます。
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●越前大野城(天守)
現在の天守内部は資料館となっており、「大天守」と「小天守」の間にある出入口から入っていきます(入館料@300円)。
☆越前大野城ホームページ☆
https://www.onocastle.net/ -
せっかくなので、天守1階の受付にて御城印(@300円)を購入すると、「天空の城」とのリード文が。
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また、「越前大野城」は「続日本100名城」に選定されており、1階の階段下のスタンプ台で押印(ちょっとかすれてますが・・・)。
ちなみにスタンプはここしか置いていないため、押したいならば、頑張って山の上まで登ってくるしかないというキビシイ仕様です。 -
天守の1~3階には、歴代城主の金森氏や土井氏に関する展示がなされ、最上階の4階は展望台となっており、階段を上ってくると、この城を築いた金森長近のパネルがお出迎えです。
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そして山頂に建つ望楼型の「大天守」からは、360度の眺望が♪
当時、城の東側の山麓には「二の丸」や「三の丸」が設けられ、「北陸の小京都」と称される城下町が広がっています。 -
イチオシ
北側はこんな感じで、桜と残雪を頂く山並みのコラボも良し♪
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「本丸跡」一帯にはかなりの数の桜が咲いていて、上から見下ろす桜もいいですね~。
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西側に見える小高い山(戌山城跡)からは、特に秋に朝霧が出る気象条件が揃った際、雲海に包まれる「越前大野城」を眺めることができるそうで、「天空の城」としても売り出し中です。
ただ、朝霧が出現するのは秋から冬にかけての年間10日程度とのことで、かなり難易度は高いですが、いつの日か「天空の城」と称される雲海に包まれたお城の景色も見てみたいなぁと。 -
南側には、今いる「大天守」とつながっている「小天守」の姿が。
さすが標高249メートルの山頂付近に建つ天守からの眺めだけって、どの方向も眺望は抜群で、ここに城を築いたのも納得です。 -
これにて「大天守」を出て、もうしばし「本丸跡」の桜を眺めていくターンに。
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ここ「亀山公園」の桜は例年4月上旬に見頃を迎えるとのことで、今がまさに満開です!
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イチオシ
その中でも、先ほど通った「武者登り」の反対側に「駕籠道」と呼ばれる傾斜の緩い石段があり、このあたりが特にいい感じに桜が咲いてました。
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「駕籠道」を下りたところで振り返ると、桜もいいんですがワタクシ的にはこの石垣も捨てがたい。。。
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ちょっと雰囲気を変えて、桜と石垣のコラボをもう1枚。
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イチオシ
「大天守」を北側から眺めると、野面積みの石垣と天守のバランスがとても良く、再建された天守とはいえとっても絵になります♪
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「本丸跡」のさらに奥の方には、「越前大野城」を築城した金森長近の像がありますが、かなりご年配のようで(笑)
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お、その先の斜面にも桜が咲き誇ってますね~。
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こんな感じで「本丸跡」をぐるっとひと回りして「お福池」の横を抜け、登城時と同じく「南登り口」から下城していくことに。
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市内中心部にあるお城とはいえ、山麓と山頂との標高差はそれなりにある平山城なので、一定心構えをして訪れる必要があるかと思います。
(この日の午前中に訪れた「丸岡城」に比べ、かなり大変です) -
そのまま山麓まで降りてきて、最後、山頂に建つ天守を眺めたところで、「越前大野城」の登城を終わりにすることに。
このあと、城下町に点在するスポットも巡ってみたかったものの、弾丸旅行ということで滞在時間を確保することができず、後ろ髪を引かれる思いで次のスポットへと出発しますが、その模様はまた別の旅行記で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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