2023/02/22 - 2023/03/05
94位(同エリア142件中)
Emmyさん
この旅行記のスケジュール
2023/02/25
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電車での移動
ローマ・テルミニ駅(9:02発) ーオルヴィエート駅 (10:28着) fs線 RV
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電車での移動
ケーブルカーで丘の上の旧市街へ
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サン・ジョヴェナーレ教会
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ポポロ広場にある「Osteria da Mamma Angela」でランチ
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カヘン広場 / ロッカ門
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電車での移動
ケーブルカーで下山
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電車での移動
オルヴィエート駅(15:27発) ー ローマ・テルミニ駅(17:05着)
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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会
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コロッセオ周辺「Osteria Bocconcino」で夕食
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ホテルに戻って就寝
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この旅行記スケジュールを元に
ローマ3日目は、日帰りでオルヴィエート(ウンブリア州)へ行きました。
オルヴィエートはローマから北に120キロほど離れた、高台にある人口2万人の小さな町です。町の端から端まで2キロくらいしかありません。
古代ローマよりも前にエルトニア民族が築いた町と歴史は古く、13~14世紀には教皇の隠れ里として繁栄したそうです。「オルヴィエート」とはラテン語で「古い町」という意味です。
この町にイタリアゴシック建築の3大ファサードの一つの「ドゥオモ」があります。ちなみにあとの二つは、フィレンツェの「サンタ・クローチェ教会」、ミラノの「ドゥオモ」です。こんな小さな町に、そんな素晴らしい教会があるなら、ぜひ見てみたいと思いました。
日帰りなのでスーツケースを持ち歩く煩わしさもなく、ローマから乗り換えなしのローカル線で手軽に行けるのでお勧めです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2/25(土)
朝は前日と同じように「アローマ」で朝食をとり、地下鉄で「テルミニ駅」にやってきました。
オルヴィエートまではローカル線のRVで行きます。このオルヴィエートに止まるフィレンツェ行き列車の出るホームが「わかりにくい」「駅のホームが遠い」ということをフォートラベルの先輩方の旅行記で教わりましたので、早めにテルミニ駅へ到着しました。本当に一駅分はあるんじゃないかと思うくらいに駅のはずれにホームがあります。10分は歩きます。ホームは”1EST"です。この情報は知らなかったら、私たちなら絶対の乗り遅れていたと思います。フォートラベルさん、ありがとうございます。列車のチケットはローカル線なので、当日自動販売機で往復買いました。(片道9.15ユーロ)刻印は忘れずに。 -
車窓からの景色を楽しみながら、1時間半ほどでオルヴィエートに到着しました。
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オルヴィエート駅の建物。土曜日なのに人はまばら。シーズンオフだから?
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駅の前にケーブルカー乗り場があります。見逃すことはありません。
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片道1.30ユーロ
時刻表があるのかないのか不明です。人が少なかったからか、なかなか出発しませんでした。旧市街までは5分ほどで到着です。 -
オルビエートはローマに比べて結構肌寒かったです。小雨模様だったせいもあったと思います。トイレに行こうにも、オルビエート駅にもケーブルカーの駅にもありませんでした。
これもフォートラベルの先輩方の教え「トイレに行きたくなったら、カフェに入る」が役立ちました。
知らない土地、特にヨーロッパに行くと結構、トイレ問題は深刻です。こういう時、カフェ文化のあるヨーロッパならではの解決方法ですね。コービー代は2、3ユーロですから、トイレを使わせてもらって、美味しいエスプレッソも頂けると思えばお得気分になれます。 -
町のメインストリート「カヴール通り」をのんびり歩きます。「モーロの塔」が見えてきました。ここはあとで上まで行ってみました。
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じゃ~ん!いきなりドゥオモの全体が見えてきました。正面もすごいですが、横の縞縞模様も印象的です。
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ドゥオモのファザード(正面)。こんな小さな町には、相応しくないくらい豪華です。
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13~14世紀に作られたファザード。
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13~14世紀に作られたレリーフ。(オリジナル)
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一つ一つの装飾が全部違っていて、豪華です。
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ブロンズの像(14世紀)
大聖堂の向かいにあるオフィスでチケットを買います。(5ユーロ) -
ドゥオモの内部も豪華です。
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ドゥオモの右奥にある「サン・ブリツィオ礼拝堂」
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「ルカ・シニョレッリ」が描いたフレスコ画
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天井のフレスコ画は「フラ・アンジェリコ」の作品。
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ここのフレスコ画は、ミケランジェロが「システィーナ礼拝堂」の「最後の審判」の見本にしたそうです。
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当時の宗教画は、聖書の読めない文盲の信者にも分かりやすいものが多いです。なのでちゃんと聖書を読んだことのない私にもわかりやすいです。
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「善人と悪人の識別」
善人は天国に行き、悪人は地獄に行くという明瞭な説明画です。 -
ただし、表現力が素晴らしいですね。
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外観もそうですが、内部の柱の縞々がコルドバのメスキータ大聖堂を思い出させます。
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これにてドゥオモ見学は終わりです。
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小さい町ですから、適当に歩いていても迷うことはありません。こんな素敵な小道をぷらぷらと歩きます。それにしても人がいません。
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「モーロの塔」に上って見ることにしました。(3.8ユーロ)
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いい景色です。先ほと行った「ドゥオモ」がよく見えます。
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町がコンパクトで、とても可愛いです。
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ポポロ広場でやっている土曜市場も見えました。
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今回の旅行でアッシジ、シエナと小さい町をいくつか訪れましたが、ここが一番景色は良かったように思います。
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曇りがちのお天気でも、十分に綺麗でした。
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住むには大変そうですが、のどかで静かないい町だと思いました。
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遠くにはICの列車が通過していきます。
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「市庁舎」前も露店になってます。
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「市庁舎」のお隣は「サン・ジョヴェナーレ教会」
1004年設立のオルヴィエートで一番古い教会。 -
「ポポロ宮」
ポポロ広場では土曜市場が行われてました。野菜、肉、チーズなど食料品の店が出てました。生活に根ざしている模様。 -
この町で、車を運転するのも駐車するのも大変そう。
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中世にタイムスリップした感じです。
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街全体の色が、なんとも上手く表現し難いほどに美しい。
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このもの寂しい感じが、なんだかいいです。
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石畳を猫ちゃんが歩いてます。人はどこ?
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ぷらぷら町を歩き回りましたが、あまりレストランも見当たらず。結局、ポポロ広場にあったこのレストランに入ってみました。
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「Osteria da Mamma Angela」
ひと気のない町で初めて賑わいを感じました。結構、お店は混んでます。 -
オルヴィエートは白ワインが有名らしいです。
とりあえずハウスワインの白で。
イタリア、スペイン、ポルトガルでハウスワインを頼んで外れたことはありません。ワイン文化のある国はいいわあ~。 -
「トリュフのウンブリケッリ」
これもオルヴィエートの名物、卵を使わない極太パスタ「ウンブリケッリ」。そしてもう一つの名産「トリュフ」。寒い時期に来た甲斐があるというものです。
お味はもう間違いなし。大満足です。 -
気分が良くなったので、デザートも調子に乗って注文しました。
「ババ」
お酒たっぷりのババです。美味しい。甘くない。大人の味。
このお店、お勧めです。ローカル感に溢れています。ここにはまた来たいわ。 -
大満足でお店をあとにしました。気分よくお土産探しにメインストリートを歩くも、お店はほとんど閉まってます。まだ土曜日の午後なんですが~。全く商売のやる気が感じられません。
外にいるのは猫ちゃんだけ。 -
お店のドアが閉まっているので、外で待つ猫ちゃん達。
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結局、トリュフとかお土産を買う気満々だったのに何も買えないまま、ケーブルカー駅まで戻ってきてしまいました。
「カヘン広場」にある「ロッカ門」の向こうへ行ってみました。 -
ここからも素晴らしい景色が見えました。
自然の大地が隆起してできた高台。そこに要塞のごとく作られた小さな町。 -
ケーブルカーのない時代は行き来が大変だったことでしょう。
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もうすっかりお腹もいっぱいになったし、お土産も買えないし、人はいないしで、予定より早くローマに帰ることにしました。
列車はだいたい1時間に一本でローマ行きがあります。15:27発だと乗り換えなしにテルミニ駅に戻れそうです。 -
このひっそり感がとても気に入りました。夏のシーズン中はもっと賑やかになるんでしょうか?
この駅は「チヴィタ・デイ・バニョレージョ」へ行く中継地でもあるようなので、もう少し活気があるのかと思ってました。 -
「ローマ・テルミニ駅」に戻ってきました。(17:05着)
このテルミニ駅もすっかり綺麗になってましたね。14年前に家族旅行で来た際には、駅周辺はロマ族の人が結構うろついていて、雰囲気がかなり悪かったのをよく覚えています。 -
もうローマ観光は昨日で終わりのつもりでしたが、思いがけず早くローマに戻ってきたので、まだ行けてなかった教会2ヶ所へ行くことにしました。
まずやってきたのは「テルミニ駅」から10分ほどの「サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会」。 -
1620年に建てられたバロック様式の教会。
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「サンタ・テレーザ礼拝堂」
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ベルニーニの「聖テレーザの法悦」
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天井のフレスコ画「聖母被昇天」
ネットがかかっているので見にくいです。 -
次にやってきたのは、「サンタンドレア・アル・クイリナーレ教会」
1658~1661年に建てられたイエズス会教会。 -
楕円形のドームはベルニーニの設計。
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これにて本当にローマ教会巡り終了です。全部で9つの教会へ行きました。ベルニーニ、カラヴァッジョなど見応えのある名作揃い。
でも他にもまだ行きたい教会が残っているんです。今回行ききれなかった教会、美術館は次回持ち越しです。ローマ、奥が深いわ~。ローマ、楽しい~。 -
ローマ最後の夜は、ホテルの人のおすすめでホテル近くのお店で夕食をとりました。電話で予約をしてもらいました。
「Osteria Bocconcino」 コロッセオ周辺 -
今度は赤ワイン。
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ハムとチーズの盛り合わせ
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食べたかった「カルボナーラ」
ローマではカルボナーラとアマトリチャーナが有名らしいので最後の夜にありつけて嬉しいです。パスタがリガトーニでしたが、おいしかったです。 -
夫は「アマトリチャーナ」
お昼に食べ過ぎたので、デサートはやめました。それにしてもほとんど毎食、パスタを食べてるわ。(笑) -
ホテルまでコロッセオの横を通って帰ります。コロッセオの夜景も見納めです。
ローマ3日間は内容の濃い毎日でした。ホテルも3連泊しましたが、大変心地よく、コロッセオという場所もとても便利だと思いました。夜でも治安に不安はありません。
14年前の記憶からガラリと印象が変わり、幸先の良いイタリア旅行を続けます。
翌日はアッシジへ移動します。
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