テレルジ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
「チンギス・ハーン騎馬像」の見学を終えた後は再びバスに乗り、小雪の舞うモンゴルの草原地帯を走り抜けます。相変わらずバスが減速すると車窓の左右にヒツジやヤギの姿が見えます。アジアハイウェイ3号線をしばらく戻るように走ります。草原の中にぽつんと建つ「ベンジン・コロンク」というガソリンスタンドの分岐点を右折して北に向かいます。「テレルジ通り(Terelj)」の左右には真っ白な雪景色しか見えません。小さな集落の先の「トゥウール川(Tuul)」を越えると再び荒野となり、その先に「グローリー・リゾート・モンゴリア(Glory Resort Mongolia, Terelj, Nalaikh)」はありました。広大な「テレルジ国立公園」の中には元々の集落も数多くありますが、新たに建設された民間のリゾート開発が無数に行われています。どこも基本はメインとなるコンクリート造の建物があり、フロントだったりレストラン、ホテルが入っています。そしてその周りには宿泊用のゲルが10棟から30棟建設されています。宿泊用のゲルにはシャワーや給水の設備はありますが、水源は地下を20メートルも掘るとどこでも水が出るそうです。ただし、川は限られているので排水はタンクに集めて、処理場まで運ぶそうです。冬の時期は気温が低く給水しても凍り付くため、ゲルは閉鎖されているようです。「グローリー・リゾート」の前でバスを降りてメインビルディングに入り、2階のレストランに入りますが、こんな場所にと思うほど立派な建物です。昼食はホーショールという案内でしたが他にもボーズが盛り合わせになり、ゴリルタイ・シュルのような麺の入った羊肉のスープというメニューでした。食後は馬頭琴などの楽器によるアンサンブルで20分ほどの演奏がありました。ホーミーを目の前で聴いたのは初めてだったのでとても良かったです。午後になると天気は快方に向かい、青空が出てきました。リゾートを出て「亀岩(Turtle Rock)」まで移動しますが、車窓の景色はまるでイタリアのドロミテ辺りのアルプスのようでした。こんな絶景を見ることが出来ただけでもこのツアーに参加して良かったなと思います。もっともこれも雪景色で真っ青な空という気象条件もあったと思います。「亀岩」の手前のギフトショップで休憩となります。ここでは30分ほどのフリータイムになるので周辺を少し歩いてみました。道路の反対側には「オボー」と呼ばれる道祖神のような石を積んだ上にたなびく青い旗が見えます。お土産物屋のゲルの中ではラクダのルームソックスやフェルト細工なども売っていますが、わざわざここで買わなくても良いものでした。「亀岩」の後は「テレルジ通り(Terelj)」のさらに2キロほど先にある「アリアバル寺(Aryabal Meditation Temple)」へ行く予定でしたが、途中まで行ったところでバスのドライバーさんとガイドさんが道路の状況を確認して無理だということになりました。無事に行けたとしても山の上の寺院に行く途中には吊り橋もあるので、下車した後の参拝も難しそうです。妻は歩きたくなかったので大喜びでした。翌々日のウランバートル市内の観光で別のお寺に案内するということでした。これは行きたいと思っていたところだったので結果的には良かったと思います。「亀岩」から戻りながら脇道に入り、次の予定の「遊牧住宅訪問」となります。3棟のゲルを持つ個人住宅で20人ほどが丸く椅子に座ります。中央にはストーブがあり、その家のおばさんが「スーテーツアィ」という塩味のあるミルクティー、「ウルム」というカッテージチーズ、甲板のような乳製品の「ボールック」、自家製の干しヨーグルトの「アーロール」、蒸留酒の「アルヒ」などを振舞ってくださいます。約30分の滞在で入れ替わりでもう1台のバスのメンバーが入ってきます。なるほどバスの定員が20名くらいの意味が分かりました。ゲルを出るともう薄暗くなっていて、最後の立ち寄り先のリゾートで晩御飯になります。「テレルジ国立公園」のエリアには無数のリゾートがあって、どこにいるのかも分かりません。夕食のメニューはサラダと牛肉の煮込でした。「ゴリヤシ」でしたこれは一口食べて分かりましたが、ハンガリーの「グヤ―シュ」の味でした。後で調べてみるとまさにその通りでした。ブダペストで食べた「タルタルステーキ」はモンゴル由来の料理で、モンゴルでハンガリー由来の料理を食べるとは思いませんでした。食後はレストランの大きなモニターで星空について簡単に学び、全員で表に出て「星空観賞」です。子供だましのイベントだろうと思っていましたが、一応三脚は持ってきました。リゾートの敷地内の外灯を消すと途端に満天の星空が浮かんできます。スッと流れていく人工衛星まで手が届きそうです。スマホで撮影する場合は絶対にiPhoneが良いようで、3秒開放すると素晴らしい星空が撮影できるそうです。ガイドさんのスマホには夏に撮影した天の川の写真がありましたが、冬場にはなかなかそこまでは撮れないようです。スペースXの「スターリンクトレイン」の奇麗に見えたそうで、その動画も見せてもらいました。安いツアーだったのであまり観光は期待していなかったのですが、2日目にしてこのツアーのコスパの高さに驚きです。さらに3日目にはもっとすごく、来年の夏にもう一度来ようと思いました。「星空観賞」の後はデコトラのようにイルミネーション輝くバスに乗ってウランバートルに向かって戻ります。ホテルに着いたのは午後10時近くでした。

トラピックス This is モンゴル5日間(3)テレルジ国立公園で馬頭琴の演奏とホーミーを聴き、ゲルの遊牧民を訪ね、美しい星空に驚く。

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2023/10/31 - 2023/10/31

36位(同エリア104件中)

旅行記グループ 2023 モンゴルの旅

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kojikoji

kojikojiさん

「チンギス・ハーン騎馬像」の見学を終えた後は再びバスに乗り、小雪の舞うモンゴルの草原地帯を走り抜けます。相変わらずバスが減速すると車窓の左右にヒツジやヤギの姿が見えます。アジアハイウェイ3号線をしばらく戻るように走ります。草原の中にぽつんと建つ「ベンジン・コロンク」というガソリンスタンドの分岐点を右折して北に向かいます。「テレルジ通り(Terelj)」の左右には真っ白な雪景色しか見えません。小さな集落の先の「トゥウール川(Tuul)」を越えると再び荒野となり、その先に「グローリー・リゾート・モンゴリア(Glory Resort Mongolia, Terelj, Nalaikh)」はありました。広大な「テレルジ国立公園」の中には元々の集落も数多くありますが、新たに建設された民間のリゾート開発が無数に行われています。どこも基本はメインとなるコンクリート造の建物があり、フロントだったりレストラン、ホテルが入っています。そしてその周りには宿泊用のゲルが10棟から30棟建設されています。宿泊用のゲルにはシャワーや給水の設備はありますが、水源は地下を20メートルも掘るとどこでも水が出るそうです。ただし、川は限られているので排水はタンクに集めて、処理場まで運ぶそうです。冬の時期は気温が低く給水しても凍り付くため、ゲルは閉鎖されているようです。「グローリー・リゾート」の前でバスを降りてメインビルディングに入り、2階のレストランに入りますが、こんな場所にと思うほど立派な建物です。昼食はホーショールという案内でしたが他にもボーズが盛り合わせになり、ゴリルタイ・シュルのような麺の入った羊肉のスープというメニューでした。食後は馬頭琴などの楽器によるアンサンブルで20分ほどの演奏がありました。ホーミーを目の前で聴いたのは初めてだったのでとても良かったです。午後になると天気は快方に向かい、青空が出てきました。リゾートを出て「亀岩(Turtle Rock)」まで移動しますが、車窓の景色はまるでイタリアのドロミテ辺りのアルプスのようでした。こんな絶景を見ることが出来ただけでもこのツアーに参加して良かったなと思います。もっともこれも雪景色で真っ青な空という気象条件もあったと思います。「亀岩」の手前のギフトショップで休憩となります。ここでは30分ほどのフリータイムになるので周辺を少し歩いてみました。道路の反対側には「オボー」と呼ばれる道祖神のような石を積んだ上にたなびく青い旗が見えます。お土産物屋のゲルの中ではラクダのルームソックスやフェルト細工なども売っていますが、わざわざここで買わなくても良いものでした。「亀岩」の後は「テレルジ通り(Terelj)」のさらに2キロほど先にある「アリアバル寺(Aryabal Meditation Temple)」へ行く予定でしたが、途中まで行ったところでバスのドライバーさんとガイドさんが道路の状況を確認して無理だということになりました。無事に行けたとしても山の上の寺院に行く途中には吊り橋もあるので、下車した後の参拝も難しそうです。妻は歩きたくなかったので大喜びでした。翌々日のウランバートル市内の観光で別のお寺に案内するということでした。これは行きたいと思っていたところだったので結果的には良かったと思います。「亀岩」から戻りながら脇道に入り、次の予定の「遊牧住宅訪問」となります。3棟のゲルを持つ個人住宅で20人ほどが丸く椅子に座ります。中央にはストーブがあり、その家のおばさんが「スーテーツアィ」という塩味のあるミルクティー、「ウルム」というカッテージチーズ、甲板のような乳製品の「ボールック」、自家製の干しヨーグルトの「アーロール」、蒸留酒の「アルヒ」などを振舞ってくださいます。約30分の滞在で入れ替わりでもう1台のバスのメンバーが入ってきます。なるほどバスの定員が20名くらいの意味が分かりました。ゲルを出るともう薄暗くなっていて、最後の立ち寄り先のリゾートで晩御飯になります。「テレルジ国立公園」のエリアには無数のリゾートがあって、どこにいるのかも分かりません。夕食のメニューはサラダと牛肉の煮込でした。「ゴリヤシ」でしたこれは一口食べて分かりましたが、ハンガリーの「グヤ―シュ」の味でした。後で調べてみるとまさにその通りでした。ブダペストで食べた「タルタルステーキ」はモンゴル由来の料理で、モンゴルでハンガリー由来の料理を食べるとは思いませんでした。食後はレストランの大きなモニターで星空について簡単に学び、全員で表に出て「星空観賞」です。子供だましのイベントだろうと思っていましたが、一応三脚は持ってきました。リゾートの敷地内の外灯を消すと途端に満天の星空が浮かんできます。スッと流れていく人工衛星まで手が届きそうです。スマホで撮影する場合は絶対にiPhoneが良いようで、3秒開放すると素晴らしい星空が撮影できるそうです。ガイドさんのスマホには夏に撮影した天の川の写真がありましたが、冬場にはなかなかそこまでは撮れないようです。スペースXの「スターリンクトレイン」の奇麗に見えたそうで、その動画も見せてもらいました。安いツアーだったのであまり観光は期待していなかったのですが、2日目にしてこのツアーのコスパの高さに驚きです。さらに3日目にはもっとすごく、来年の夏にもう一度来ようと思いました。「星空観賞」の後はデコトラのようにイルミネーション輝くバスに乗ってウランバートルに向かって戻ります。ホテルに着いたのは午後10時近くでした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道 観光バス 徒歩
航空会社
ミアットモンゴル航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
阪急交通社

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  • 「チンギス・ハーン騎馬像」の見学を終えてバスに戻ります。また吹雪いてきたのでチンギス・ハーンは姿を隠してしまいそうです。

    「チンギス・ハーン騎馬像」の見学を終えてバスに戻ります。また吹雪いてきたのでチンギス・ハーンは姿を隠してしまいそうです。

  • 草原とそこに続く山々も白く染まり、曇天の空との境界が曖昧になってきます。暖かいバスの中にいるので窓ガラスは結露してしまうので、延々と窓を拭き続けなければなりません。帰国してから100均でシリコンスクレーパーを購入しました。元々は食器の汚れ落としようですが、これは嵩張らずに役立ちそうです。次の旅はスイスとフランスのアルザスのクリスマスマーケット巡りです。

    草原とそこに続く山々も白く染まり、曇天の空との境界が曖昧になってきます。暖かいバスの中にいるので窓ガラスは結露してしまうので、延々と窓を拭き続けなければなりません。帰国してから100均でシリコンスクレーパーを購入しました。元々は食器の汚れ落としようですが、これは嵩張らずに役立ちそうです。次の旅はスイスとフランスのアルザスのクリスマスマーケット巡りです。

  • バスがスピードを落とすとおびただしい数の羊の群れです。これだけ羊がいながら牧童の姿を見ることはほとんどありませんでした。また牧羊犬で追い立てている様子もありませんでした。

    バスがスピードを落とすとおびただしい数の羊の群れです。これだけ羊がいながら牧童の姿を見ることはほとんどありませんでした。また牧羊犬で追い立てている様子もありませんでした。

  • 夕方になったら馬で追い立てて集めるのだろうかとか考えますが、ガイドさんには聞きそびれてしまいました。モンゴルの草原には純絶滅危惧に指定されながらも灰色狼が10,000頭ほど生息しているので、そのまま放置することは無いと思います。

    夕方になったら馬で追い立てて集めるのだろうかとか考えますが、ガイドさんには聞きそびれてしまいました。モンゴルの草原には純絶滅危惧に指定されながらも灰色狼が10,000頭ほど生息しているので、そのまま放置することは無いと思います。

  • 草原のど真ん中にコンテナが1台置かれ、そこにはグラフティアートが描かれています。何ともシュールな風景です。雪が積もっているので余計そう見えるのかもしれません。

    草原のど真ん中にコンテナが1台置かれ、そこにはグラフティアートが描かれています。何ともシュールな風景です。雪が積もっているので余計そう見えるのかもしれません。

  • 街道沿いにはこのような食堂村のようなものが何度か見掛けました。遊牧民の料理を食べることが出来るようで、モンゴルの伝統料理の「ホルホグ」などが食べられるようです。NHKの「突撃!ストリートシェフ」という番組でも紹介されていました。

    街道沿いにはこのような食堂村のようなものが何度か見掛けました。遊牧民の料理を食べることが出来るようで、モンゴルの伝統料理の「ホルホグ」などが食べられるようです。NHKの「突撃!ストリートシェフ」という番組でも紹介されていました。

  • アジアハイウェイ3号線をしばらく戻るように走り、草原の中にぽつんと建つ「ベンジン・コロンク」というガソリンスタンドのY字路の分岐点を右折して北に向かいます。「テレルジ通り(Terelj)」の左右には真っ白な雪景色しか見えません。

    アジアハイウェイ3号線をしばらく戻るように走り、草原の中にぽつんと建つ「ベンジン・コロンク」というガソリンスタンドのY字路の分岐点を右折して北に向かいます。「テレルジ通り(Terelj)」の左右には真っ白な雪景色しか見えません。

  • 小さな集落の先の「トゥウール川(Tuul)」を越えると再び荒野となります。この日は川は凍っていませんでしたが、翌朝のウランバートル郊外で朝日を見たときは多くの川が凍結していました。

    小さな集落の先の「トゥウール川(Tuul)」を越えると再び荒野となります。この日は川は凍っていませんでしたが、翌朝のウランバートル郊外で朝日を見たときは多くの川が凍結していました。

  • 「グローリー・リゾート・モンゴリア(Glory Resort Mongolia, Terelj, Nalaikh)」というリゾートの前でバスを降ります。この日の昼食はここで食べるようです。

    「グローリー・リゾート・モンゴリア(Glory Resort Mongolia, Terelj, Nalaikh)」というリゾートの前でバスを降ります。この日の昼食はここで食べるようです。

  • 広大な「テレルジ国立公園」の中には人々が住む集落のほかにこのようなリゾート施設が乱立しているようです。それほど春から秋にかけてのモンゴルは世界中から観光客が来るとのことです。

    広大な「テレルジ国立公園」の中には人々が住む集落のほかにこのようなリゾート施設が乱立しているようです。それほど春から秋にかけてのモンゴルは世界中から観光客が来るとのことです。

  • どこも基本はメインとなるコンクリート造の建物があり、フロントだったりレストラン、ホテルが入っています。そしてその周りには宿泊用のゲルが10棟から30棟建設されています。宿泊用のゲルにはシャワーや給水の設備はありますが、水源は地下を20メートルも掘るとどこでも水が出るそうです。ただし、川は限られているので排水はタンクに集めて、処理場まで運ぶそうです。冬の磁器は気温が低く給水しても凍り付くため、ゲルは閉鎖されているようです。

    どこも基本はメインとなるコンクリート造の建物があり、フロントだったりレストラン、ホテルが入っています。そしてその周りには宿泊用のゲルが10棟から30棟建設されています。宿泊用のゲルにはシャワーや給水の設備はありますが、水源は地下を20メートルも掘るとどこでも水が出るそうです。ただし、川は限られているので排水はタンクに集めて、処理場まで運ぶそうです。冬の磁器は気温が低く給水しても凍り付くため、ゲルは閉鎖されているようです。

  • ただし、川は限られているので排水はタンクに集めて処理場まで運ぶそうです。冬の時期は気温が低く給水しても凍り付くため、ゲルは閉鎖されているようです。

    ただし、川は限られているので排水はタンクに集めて処理場まで運ぶそうです。冬の時期は気温が低く給水しても凍り付くため、ゲルは閉鎖されているようです。

  • メインビルディングの2階がレストランになっていて、バスごとに食事をいただきます。ビールは10,000トゥグルグで、ガイドさんの両替のレートだと480円です。「Алтан Говь (Golden Gobi)」はスーパーでは100円ほどで買えます。

    メインビルディングの2階がレストランになっていて、バスごとに食事をいただきます。ビールは10,000トゥグルグで、ガイドさんの両替のレートだと480円です。「Алтан Говь (Golden Gobi)」はスーパーでは100円ほどで買えます。

  • この日のメニューは「ホーショール」で小麦粉を練った生地にひき肉やたたき肉などを包み油脂で揚げたものです。羊肉の揚げ餃子みたいなものです。それと「ボーズ」という水でこねた小麦粉の皮に羊のひき肉を餡として包み、蒸したものです。ボーズは包子から来ているのでしょうか、中国の東北部の旅を思い出して美味しくいただきました。隣に座っていた1人旅の女性が「脂っこくてまずい。私の口には合わない。」と大きな声で独り言をいいます。みんなで同じものを食べているのによくそういうことを言えるものだと呆れます。なんで1人旅なのか分かるような気がします。

    この日のメニューは「ホーショール」で小麦粉を練った生地にひき肉やたたき肉などを包み油脂で揚げたものです。羊肉の揚げ餃子みたいなものです。それと「ボーズ」という水でこねた小麦粉の皮に羊のひき肉を餡として包み、蒸したものです。ボーズは包子から来ているのでしょうか、中国の東北部の旅を思い出して美味しくいただきました。隣に座っていた1人旅の女性が「脂っこくてまずい。私の口には合わない。」と大きな声で独り言をいいます。みんなで同じものを食べているのによくそういうことを言えるものだと呆れます。なんで1人旅なのか分かるような気がします。

  • 「ゴリルタイ・シュル」という羊肉と麺のスープも熱々で出てきました。モンゴルの料理は塩味だけのものが多く、このスープも塩味だけのようですが、とても美味しかったです。

    「ゴリルタイ・シュル」という羊肉と麺のスープも熱々で出てきました。モンゴルの料理は塩味だけのものが多く、このスープも塩味だけのようですが、とても美味しかったです。

  • 食事の後は4人の演奏者によりアンサンブルで、3人がモリンホール(馬頭琴)で、女性の打楽器はアフリカのジャンベ・ドラムのようです。4人とも音楽大学の学生ということで、1人10,000トゥグルグのドネーションがガイドさんから求められました。

    食事の後は4人の演奏者によりアンサンブルで、3人がモリンホール(馬頭琴)で、女性の打楽器はアフリカのジャンベ・ドラムのようです。4人とも音楽大学の学生ということで、1人10,000トゥグルグのドネーションがガイドさんから求められました。

  • 馬を愛するモンゴル人にとってモリンホール(馬頭琴)は深い愛着のある特別な楽器だということです。たった2本の弦を用いた演奏方法も独特で、下から弦を押し上げるようにして音階を作るそうで、奏でるのは音楽だけではなく動物の鳴き声や風の音などモンゴルの大自然が生みだすさまざまな音を表現できるのがその最大の魅力です。

    馬を愛するモンゴル人にとってモリンホール(馬頭琴)は深い愛着のある特別な楽器だということです。たった2本の弦を用いた演奏方法も独特で、下から弦を押し上げるようにして音階を作るそうで、奏でるのは音楽だけではなく動物の鳴き声や風の音などモンゴルの大自然が生みだすさまざまな音を表現できるのがその最大の魅力です。

  • 日本人にとっては馬頭琴の調べは「スーホーの白い馬」が思い出されますが、モンゴルでは「フフナムジル」という物語がポピュラーなようです。

    日本人にとっては馬頭琴の調べは「スーホーの白い馬」が思い出されますが、モンゴルでは「フフナムジル」という物語がポピュラーなようです。

  • 昔、フフナムジルという歌が上手な青年がいました。18歳で徴兵されたある日、草原にある湖のほとりで歌っていたフフナムジルの歌声にお姫様が聴き惚れ、それがきっかけで2人は恋に落ちました。フフナムジルが兵役を終えて故郷に帰る事になると別れを惜しんだお姫様は、フフナムジルに翼を持った黒い馬を贈りました。馬の名前はジョノンといい、ジョノンは風のごとく速く、フフナムジルは遠く離れたお姫様がいる街まですぐに行けました。

    昔、フフナムジルという歌が上手な青年がいました。18歳で徴兵されたある日、草原にある湖のほとりで歌っていたフフナムジルの歌声にお姫様が聴き惚れ、それがきっかけで2人は恋に落ちました。フフナムジルが兵役を終えて故郷に帰る事になると別れを惜しんだお姫様は、フフナムジルに翼を持った黒い馬を贈りました。馬の名前はジョノンといい、ジョノンは風のごとく速く、フフナムジルは遠く離れたお姫様がいる街まですぐに行けました。

  • フフナムジルは夜中にジョノンに乗ってお姫様に逢いに行き、朝になると家に帰る日々を3年間も続けていました。3年間近く夜になると家にいないフフナムジルを不審に思った人が翼のある馬の存在をつきとめ、嫉妬からジョノンの翼を切ってしまいました。翼を切られたジョノンはすぐに死んでしまい、愛馬を失ったフフナムジルは悲しみに暮れました。フフナムジルはジョノンの毛皮や尻尾を使って弦と弓を、木で馬の頭を彫って楽器を作りました。これがモリンホール(馬頭琴)といわれています。

    フフナムジルは夜中にジョノンに乗ってお姫様に逢いに行き、朝になると家に帰る日々を3年間も続けていました。3年間近く夜になると家にいないフフナムジルを不審に思った人が翼のある馬の存在をつきとめ、嫉妬からジョノンの翼を切ってしまいました。翼を切られたジョノンはすぐに死んでしまい、愛馬を失ったフフナムジルは悲しみに暮れました。フフナムジルはジョノンの毛皮や尻尾を使って弦と弓を、木で馬の頭を彫って楽器を作りました。これがモリンホール(馬頭琴)といわれています。

  • モリンホール(馬頭琴)の演奏以外にも「ホーミー」と呼ばれる喉を詰めた発声法も楽しみにしていました。器楽的特徴をもつ歌唱法で基音と倍音を同時発声する倍音唱法の一種とされます。喉歌の発声法は仏教の声明、日本の浪曲、市場の競り声と類似しているといわれます。

    モリンホール(馬頭琴)の演奏以外にも「ホーミー」と呼ばれる喉を詰めた発声法も楽しみにしていました。器楽的特徴をもつ歌唱法で基音と倍音を同時発声する倍音唱法の一種とされます。喉歌の発声法は仏教の声明、日本の浪曲、市場の競り声と類似しているといわれます。

  • 1996年のNHKの番組で「松任谷由実モンゴルへゆく」というものがあり、ホーミーについてはずっと気になっていましたが、ここで初めて生歌を聴くことが出来ました。<br />https://www.facebook.com/watch/?v=1262590494601822

    1996年のNHKの番組で「松任谷由実モンゴルへゆく」というものがあり、ホーミーについてはずっと気になっていましたが、ここで初めて生歌を聴くことが出来ました。
    https://www.facebook.com/watch/?v=1262590494601822

  • 馬頭琴に使用される弦は馬の尻尾の毛が使われますが、馬の尻尾はとてもデリケートで湿度の変化にも敏感だそうです。湿度が年間を通じて20%から30%のモンゴルでは問題ないようですが、日本の湿度の中で管理するのは厳しいそうです。そのため海外での演奏ではナイロン製の弦が使われるとガイドさんが教えてくれました。

    馬頭琴に使用される弦は馬の尻尾の毛が使われますが、馬の尻尾はとてもデリケートで湿度の変化にも敏感だそうです。湿度が年間を通じて20%から30%のモンゴルでは問題ないようですが、日本の湿度の中で管理するのは厳しいそうです。そのため海外での演奏ではナイロン製の弦が使われるとガイドさんが教えてくれました。

  • ホンゴルズルというモンゴル笛の演奏もありました。モリンホール(馬頭琴)もこの横笛も何とも言えない物悲しい音色が心に響きます。

    ホンゴルズルというモンゴル笛の演奏もありました。モリンホール(馬頭琴)もこの横笛も何とも言えない物悲しい音色が心に響きます。

  • 20分くらいの演奏でしたが、ここで聴くことが出来て良かったです。本当はウランバートル市内にある劇場でも聞いてみたかったのですが、ツアーの日程では立ち寄れる時間がなさそうなので早々に諦めていました。

    20分くらいの演奏でしたが、ここで聴くことが出来て良かったです。本当はウランバートル市内にある劇場でも聞いてみたかったのですが、ツアーの日程では立ち寄れる時間がなさそうなので早々に諦めていました。

  • お昼を食べている間に天気は変わり、青空が見えてきました。

    お昼を食べている間に天気は変わり、青空が見えてきました。

  • 雲の逃れは早く、午前中の重たい曇り空が嘘のようです。

    雲の逃れは早く、午前中の重たい曇り空が嘘のようです。

  • 「グローリー・リゾート」の北側には山が控えていますが、ネットで調べても山の名前などは分かりません。その代わりにこの周辺には同じようなリゾート施設がたくさんあることが分かります。

    「グローリー・リゾート」の北側には山が控えていますが、ネットで調べても山の名前などは分かりません。その代わりにこの周辺には同じようなリゾート施設がたくさんあることが分かります。

  • 南向きの斜面にはたくさんの宿泊用のゲルが並び、こんな天気なら宿泊してみたいと思わせます。

    南向きの斜面にはたくさんの宿泊用のゲルが並び、こんな天気なら宿泊してみたいと思わせます。

  • 枯草の草原よりは薄く雪の積もった景色の方が美しく思えてきます。この景色も良いのですが、やはり緑の草原も見てみたくなります。

    枯草の草原よりは薄く雪の積もった景色の方が美しく思えてきます。この景色も良いのですが、やはり緑の草原も見てみたくなります。

  • 遅い時間のお昼の後に演奏会も聴いたので出発はすでに午後3時です。午後6時前には暗くなるだろうと考えると、午後のスケジュールをこなせるのだろうかと心配になってきます。

    遅い時間のお昼の後に演奏会も聴いたので出発はすでに午後3時です。午後6時前には暗くなるだろうと考えると、午後のスケジュールをこなせるのだろうかと心配になってきます。

  • 「テレルジ通り(Terelj)」をさらに北へ向かって進んでいきます。天気はどんどん良くなっていくので、車窓の景色を眺めていても楽しいです。

    「テレルジ通り(Terelj)」をさらに北へ向かって進んでいきます。天気はどんどん良くなっていくので、車窓の景色を眺めていても楽しいです。

  • モンゴルは内陸国で空気が乾燥しているため、そもそも雪になる水分が無いので雪はあまり降らないようです。こんな景色を見ているとスキーやスノーボードが楽しめそうと思いますが、国内には1つくらいしかゲレンデは無いようです。

    モンゴルは内陸国で空気が乾燥しているため、そもそも雪になる水分が無いので雪はあまり降らないようです。こんな景色を見ているとスキーやスノーボードが楽しめそうと思いますが、国内には1つくらいしかゲレンデは無いようです。

  • 先に進みにつれて北側の山の形がごつごつしたものに変わってきました。こういった岩山だと雪が積もっていた方が美しく感じます。

    先に進みにつれて北側の山の形がごつごつしたものに変わってきました。こういった岩山だと雪が積もっていた方が美しく感じます。

  • モンゴルで面白かったものの1つが電柱でした。基本は木製なのですが、そのまま地面には打ち込まず、コンクリートの支柱を建てた後に木製の電柱をつないでありました。これは冬の寒さ対策なのではないかと思いました。

    モンゴルで面白かったものの1つが電柱でした。基本は木製なのですが、そのまま地面には打ち込まず、コンクリートの支柱を建てた後に木製の電柱をつないでありました。これは冬の寒さ対策なのではないかと思いました。

  • 南側に向かって緩やかな斜面になっていて、こちらは丘陵のような景色が続いています。

    南側に向かって緩やかな斜面になっていて、こちらは丘陵のような景色が続いています。

  • ツーリストキャンプのゲルばかりを見てきましたが、ちゃんと遊牧民の方が暮らしているゲルも見ることが出来ます。

    ツーリストキャンプのゲルばかりを見てきましたが、ちゃんと遊牧民の方が暮らしているゲルも見ることが出来ます。

  • 北川の景色はさらに険しく変化していきます。かなり前に行ったイタリア北部のコルチナ・ダンペッツオの郊外のドロミテの山々を思い出すような景色です。

    北川の景色はさらに険しく変化していきます。かなり前に行ったイタリア北部のコルチナ・ダンペッツオの郊外のドロミテの山々を思い出すような景色です。

  • さすがにイタリア・アルプスほどの標高はありませんが迫力のある景色です。

    さすがにイタリア・アルプスほどの標高はありませんが迫力のある景色です。

  • この岩肌を見ていると「亀岩」の近いのではないかと思えてきます。青空に赤い岩肌が映えますし、少し積もった雪の具合もいいです。

    この岩肌を見ていると「亀岩」の近いのではないかと思えてきます。青空に赤い岩肌が映えますし、少し積もった雪の具合もいいです。

  • こんな景色を見ていると、あの丘の向こうにはどんな景色があるのだろうと考えてしまい、無性に歩いてみたいという衝動が生まれてきます。

    こんな景色を見ていると、あの丘の向こうにはどんな景色があるのだろうと考えてしまい、無性に歩いてみたいという衝動が生まれてきます。

  • こんなリゾートに宿泊して、朝焼けや夕焼けを眺めてみる旅も良いかもしれません。11万円ほどのツアーでこんな景色を眺められるとは思ってもいませんでした。

    こんなリゾートに宿泊して、朝焼けや夕焼けを眺めてみる旅も良いかもしれません。11万円ほどのツアーでこんな景色を眺められるとは思ってもいませんでした。

  • 元々は1つの塊だった岩は長年の気温の変化や夫婦による浸食で不思議な岩肌を見せています。アントニオ・ガウディにインスピレーションを与えたバルセロナ郊外のモン・セラートの岩山を思い出します。

    元々は1つの塊だった岩は長年の気温の変化や夫婦による浸食で不思議な岩肌を見せています。アントニオ・ガウディにインスピレーションを与えたバルセロナ郊外のモン・セラートの岩山を思い出します。

  • この岩山はトップクラフトの映画「風の谷のナウシカ」に出てくる「王蟲」の抜け殻のようです。「BOOWY」のギタリストの布袋寅泰が作った「王蟲」の鳴き声が頭の中に浮かんできます。

    この岩山はトップクラフトの映画「風の谷のナウシカ」に出てくる「王蟲」の抜け殻のようです。「BOOWY」のギタリストの布袋寅泰が作った「王蟲」の鳴き声が頭の中に浮かんできます。

  • 荒涼とした風景の中にもゲルが建っていると人の営みがあるのだなと感じさせてくれます。

    荒涼とした風景の中にもゲルが建っていると人の営みがあるのだなと感じさせてくれます。

  • 岩山に巨大なキリル文字が書かれてあります。後でグーグルレンズで翻訳してみると山火事に注意!的なことが書かれてあったようです。モンゴルでは元々縦書きのモンゴル文字が使われていましたが、ソヴィエト連邦の影響下に組み込まれたモンゴル人民共和国ではキリル文字による表記に変わっています。つい先日まではギリシャでキリル文字に四苦八苦していましたが、モンゴルでは最初からお手上げです。

    岩山に巨大なキリル文字が書かれてあります。後でグーグルレンズで翻訳してみると山火事に注意!的なことが書かれてあったようです。モンゴルでは元々縦書きのモンゴル文字が使われていましたが、ソヴィエト連邦の影響下に組み込まれたモンゴル人民共和国ではキリル文字による表記に変わっています。つい先日まではギリシャでキリル文字に四苦八苦していましたが、モンゴルでは最初からお手上げです。

  • バスの左の車窓に「亀岩」が見えてきました。ここでも雪が積もっていて迫力のある風景の中に佇んでいます。

    バスの左の車窓に「亀岩」が見えてきました。ここでも雪が積もっていて迫力のある風景の中に佇んでいます。

  • 「亀岩」の観光ですが、岩の近くに行くのではなくきれいに見える場所で30分の自由時間になります。ここにはスーベニールショップの大きなゲルがあるので、ツアーの皆さんは写真を撮ると温かいゲルに入ってしまいます。

    「亀岩」の観光ですが、岩の近くに行くのではなくきれいに見える場所で30分の自由時間になります。ここにはスーベニールショップの大きなゲルがあるので、ツアーの皆さんは写真を撮ると温かいゲルに入ってしまいます。

  • 道路の反対側に「オボー」が見えたので近くに行ってみます。モンゴル人はオボーという日本の道祖神のようなものに強い信仰心を持っているそうです。父神の天に祈り、母神の大地に拝するオボーの信仰は天に近くなればなるほど神様に近い神聖な場所という意味が込められて、小高い山や峠に良く祀られています。円錐形に石を積み上げ、その上に円錐形に木を組み上げ、その木に「ハダク」と言う青い絹布を縛り付けてはためかせます。青は父なる神聖な天の色で、時として布に経文を印刷するそうです。

    道路の反対側に「オボー」が見えたので近くに行ってみます。モンゴル人はオボーという日本の道祖神のようなものに強い信仰心を持っているそうです。父神の天に祈り、母神の大地に拝するオボーの信仰は天に近くなればなるほど神様に近い神聖な場所という意味が込められて、小高い山や峠に良く祀られています。円錐形に石を積み上げ、その上に円錐形に木を組み上げ、その木に「ハダク」と言う青い絹布を縛り付けてはためかせます。青は父なる神聖な天の色で、時として布に経文を印刷するそうです。

  • ヒマラヤの周辺国では「ハダク」のことを「タルチョ」といいます。仏の教えがあまねく世界に広まるように五色のタルチョを聖なる場所や、巨大な岩、峠などあちらこちらに掲げます。風が吹いて旗がはためくたびに教えが世の中に流布していくのを祈念しているとされます。以前に行った中国の九塞溝や黄龍、香格裏拉の周辺でも「タルチョ」や馬の絵が印刷された「ルンタ」を見ました。

    ヒマラヤの周辺国では「ハダク」のことを「タルチョ」といいます。仏の教えがあまねく世界に広まるように五色のタルチョを聖なる場所や、巨大な岩、峠などあちらこちらに掲げます。風が吹いて旗がはためくたびに教えが世の中に流布していくのを祈念しているとされます。以前に行った中国の九塞溝や黄龍、香格裏拉の周辺でも「タルチョ」や馬の絵が印刷された「ルンタ」を見ました。

  • 「亀岩」のお土産物を売るゲルです。この中はこんなに世界中から来ているのかと思うほどいろいろな国の観光客がいました。

    「亀岩」のお土産物を売るゲルです。この中はこんなに世界中から来ているのかと思うほどいろいろな国の観光客がいました。

  • 打っているのはこんな感じのフェルトに刺繍をした羊だったり。

    打っているのはこんな感じのフェルトに刺繍をした羊だったり。

  • ここに来るまでに無数のヒツジやヤギを見ているので、ついつい欲しくはなってしまいます。ただ、数があるとかわいく見えますが、1つだけだと寂しい気もします。

    ここに来るまでに無数のヒツジやヤギを見ているので、ついつい欲しくはなってしまいます。ただ、数があるとかわいく見えますが、1つだけだと寂しい気もします。

  • もちろんラクダもいます。

    もちろんラクダもいます。

  • 花押か迷ったのがラクダの毛で作られたルームソックスです。8,000トゥグルグなので400円ほどです。正直買えばよかったと後悔しています。何しろこのツアーは内容が充実しているのですが、フリーで買い物する時間はトイレ休憩のスーパーかウランバートル市内で行ったノミンデパートくらいで、トータルでも1時間ちょっとしかありません。

    花押か迷ったのがラクダの毛で作られたルームソックスです。8,000トゥグルグなので400円ほどです。正直買えばよかったと後悔しています。何しろこのツアーは内容が充実しているのですが、フリーで買い物する時間はトイレ休憩のスーパーかウランバートル市内で行ったノミンデパートくらいで、トータルでも1時間ちょっとしかありません。

  • フェルトで作られたゲルも可愛らしかったです。最近は遺言書の作成を始めたので、極力物を増やさないという考えが頭の中にあり、以前のような爆買いはしなくなりました。

    フェルトで作られたゲルも可愛らしかったです。最近は遺言書の作成を始めたので、極力物を増やさないという考えが頭の中にあり、以前のような爆買いはしなくなりました。

  • それでもこのレーニンとスターリンは買っちゃおうかなと悩みました。でも6,000円は出せませんでした。

    それでもこのレーニンとスターリンは買っちゃおうかなと悩みました。でも6,000円は出せませんでした。

  • SONYのデジカメにライカのレンズを付けている方がいらしたのでシャッターを押していただきました。2024年の年賀状の写真の中の1枚に決まりました。

    SONYのデジカメにライカのレンズを付けている方がいらしたのでシャッターを押していただきました。2024年の年賀状の写真の中の1枚に決まりました。

  • 休憩を終えてバスに戻り、「アリアバル寺(Aryabal Meditation Temple)」に向かいます。「亀岩」から2キロくらいの場所なのですが、「亀岩」の頭の辺りの峠でバスは停まります。ドライバーさんとガイドさんがバスを降りて、道路と雪の具合を確認します。結果はバスの運転も危ないのと駐車場からお寺までは坂道を登り、吊り橋もわたり、さらに階段を登るのでこの雪では危険だろうということで参拝は中止になりました。

    休憩を終えてバスに戻り、「アリアバル寺(Aryabal Meditation Temple)」に向かいます。「亀岩」から2キロくらいの場所なのですが、「亀岩」の頭の辺りの峠でバスは停まります。ドライバーさんとガイドさんがバスを降りて、道路と雪の具合を確認します。結果はバスの運転も危ないのと駐車場からお寺までは坂道を登り、吊り橋もわたり、さらに階段を登るのでこの雪では危険だろうということで参拝は中止になりました。

  • 「亀岩」が有名な場所ではありますが、周囲には「雌亀に覆いかぶさる雄亀」に見えるような岩など眺めていても楽しいです。

    「亀岩」が有名な場所ではありますが、周囲には「雌亀に覆いかぶさる雄亀」に見えるような岩など眺めていても楽しいです。

  • これは「チャクモール」と呼ばれるメソアメリカで見られる仰向けの状態でひじをつくような姿勢で上半身を起こして、顔を90度横へ向け、両手で腹部の上に皿や鉢のような容器をかかえてひざを折り曲げている人物像のようです。そう見えたのはずっとメキシコへ行きたいと思っているからかもしれません。

    これは「チャクモール」と呼ばれるメソアメリカで見られる仰向けの状態でひじをつくような姿勢で上半身を起こして、顔を90度横へ向け、両手で腹部の上に皿や鉢のような容器をかかえてひざを折り曲げている人物像のようです。そう見えたのはずっとメキシコへ行きたいと思っているからかもしれません。

  • 「アリアバル寺」は中止になってしまいましたが、ガイドさんから翌々日のウランバートル市内の観光の時に別のお寺を案内しますということでした。それが「ボグドハーン宮殿博物館」だと知ったのは当日になってからでした。

    「アリアバル寺」は中止になってしまいましたが、ガイドさんから翌々日のウランバートル市内の観光の時に別のお寺を案内しますということでした。それが「ボグドハーン宮殿博物館」だと知ったのは当日になってからでした。

  • モンゴルへ来たかった理由の1つにとんぼの本の「新モンゴル紀行/ザナバザルの造りし美物のもとへ」という本を読んだということがありました。ウンドル・ゲゲーン・ザナバザルは政治家で学者であるばかりか、建築家であり彫刻家、詩人、仏師、画家で哲学者でもありました。彼の造った仏像をどうしても見たいと思っていました。

    モンゴルへ来たかった理由の1つにとんぼの本の「新モンゴル紀行/ザナバザルの造りし美物のもとへ」という本を読んだということがありました。ウンドル・ゲゲーン・ザナバザルは政治家で学者であるばかりか、建築家であり彫刻家、詩人、仏師、画家で哲学者でもありました。彼の造った仏像をどうしても見たいと思っていました。

  • トラピックス社の予定表ではウランバートルの観光と買い物の間に時間を作って「ザナバザル美術館」へ行こうと考えていましたが、現地でガイドさんに観光の順番が変更になると教えられ、行けないことがこの日に分かっていました。ところが「ボグドハーン宮殿博物館」にもザナバザルの作品があるので、個人的には願ったりかなったりの変更になりました。

    トラピックス社の予定表ではウランバートルの観光と買い物の間に時間を作って「ザナバザル美術館」へ行こうと考えていましたが、現地でガイドさんに観光の順番が変更になると教えられ、行けないことがこの日に分かっていました。ところが「ボグドハーン宮殿博物館」にもザナバザルの作品があるので、個人的には願ったりかなったりの変更になりました。

  • 「アリアバル寺」へ行かない分予定は1時間以上ショートされたはずですが、次の予定地の「遊牧民住宅訪問」の前に陽は沈みそうです。<br />

    「アリアバル寺」へ行かない分予定は1時間以上ショートされたはずですが、次の予定地の「遊牧民住宅訪問」の前に陽は沈みそうです。

  • 「テレルジ通り」を戻っている途中にバスが左折した辺りまでは分かっていますが、その後は舗装もされていない草原の悪路を進んでいます。日本だったらバスでこんなところを走ろうなんて発想は生まれないと思います。

    「テレルジ通り」を戻っている途中にバスが左折した辺りまでは分かっていますが、その後は舗装もされていない草原の悪路を進んでいます。日本だったらバスでこんなところを走ろうなんて発想は生まれないと思います。

  • ようやく本物のゲルに到着しました。多少観光用に手は加えてあるようで、床はビニールシートが敷かれて土足で上がることが出来ました。ゲルは南向きに入り口を設けるそうで、その理由は冬は北風が吹くからだそうです。

    ようやく本物のゲルに到着しました。多少観光用に手は加えてあるようで、床はビニールシートが敷かれて土足で上がることが出来ました。ゲルは南向きに入り口を設けるそうで、その理由は冬は北風が吹くからだそうです。

  • ゲルの中央に2本の支柱を立てて「トーノ」と呼ばれる丸い天窓の枠を取り付けます。下に置かれたストーブから延びる煙突もここを通っています。「ウルフ」という布で塞がれている半分が北で、開口されている側が南です。天の神を祀る青いシルクの布も下げられています。

    ゲルの中央に2本の支柱を立てて「トーノ」と呼ばれる丸い天窓の枠を取り付けます。下に置かれたストーブから延びる煙突もここを通っています。「ウルフ」という布で塞がれている半分が北で、開口されている側が南です。天の神を祀る青いシルクの布も下げられています。

  • 同じバスのメンバー20人が一度に入れる最大のようです。バスが2台に分かれていた理由の1つがこれだったのだと思います。まずは塩味のミルクティーの「スーテーツァイ」をいただきます。

    同じバスのメンバー20人が一度に入れる最大のようです。バスが2台に分かれていた理由の1つがこれだったのだと思います。まずは塩味のミルクティーの「スーテーツァイ」をいただきます。

  • 続いていただいたのが「ボルソック」というおもてなし用の揚げパンです。素朴な薄い塩味ですが、小麦の美味しさがしっかり伝わってきて「スーテーツァイ」に浸していただきます。

    続いていただいたのが「ボルソック」というおもてなし用の揚げパンです。素朴な薄い塩味ですが、小麦の美味しさがしっかり伝わってきて「スーテーツァイ」に浸していただきます。

  • 「スーテーツァイ」に使うお茶は中国の雲南省から続く「茶馬古道」と呼ばれるルートを経てきたもので、昔からチベットやモンゴルの塩や薬草や毛皮などと交易してきました。四川省を経るルートでは安徽省などの茶どころからも同様のお茶が入ってきているようです。

    「スーテーツァイ」に使うお茶は中国の雲南省から続く「茶馬古道」と呼ばれるルートを経てきたもので、昔からチベットやモンゴルの塩や薬草や毛皮などと交易してきました。四川省を経るルートでは安徽省などの茶どころからも同様のお茶が入ってきているようです。

  • 今回のバスの中ではエリック・ヴァリ(Eric Valli)の映画「Himaraya」のサントラをずっと聴いていました。チベットの塩の交易をおこなうキャラバンの物語ですが、チベット仏教の「オンマニペメフン」というサンスクリットの6つの音節からなる観世音菩薩の陀羅尼が歌詞の中に入っています。ガイドさんに後日寺院で訪ねてみるとモンゴルでも「オンマニペメフン」と唱えるそうです。

    今回のバスの中ではエリック・ヴァリ(Eric Valli)の映画「Himaraya」のサントラをずっと聴いていました。チベットの塩の交易をおこなうキャラバンの物語ですが、チベット仏教の「オンマニペメフン」というサンスクリットの6つの音節からなる観世音菩薩の陀羅尼が歌詞の中に入っています。ガイドさんに後日寺院で訪ねてみるとモンゴルでも「オンマニペメフン」と唱えるそうです。

  • 朝一番のトイレ休憩で立ち寄ったスーパーで買ったのもこれと同じ「ホルホイ・アーロール」です。ホイホイは蒸しという意味で、名前の由来はイモムシのように見えるからだと思います。材料は発酵が進んだ乳を加熱し、乳清を取り除いて脱水し、成形して天日に干して作る保存食です。非常に硬く酸味が強いのですが、お土産にあげた友人の高校生の娘さんは「チーズケーキじゃん。」と言って喜んで食べたようです。

    朝一番のトイレ休憩で立ち寄ったスーパーで買ったのもこれと同じ「ホルホイ・アーロール」です。ホイホイは蒸しという意味で、名前の由来はイモムシのように見えるからだと思います。材料は発酵が進んだ乳を加熱し、乳清を取り除いて脱水し、成形して天日に干して作る保存食です。非常に硬く酸味が強いのですが、お土産にあげた友人の高校生の娘さんは「チーズケーキじゃん。」と言って喜んで食べたようです。

  • 次に「うるむ」をいただきました。モンゴルの乳製品は「白い食べ物」と呼ばれ、その白い色は清純な心を表す印として大切にされてきました。種類も豊富で様々な形となって毎日の食卓に出されるようです。乳製品のつくり方は搾乳した乳を夕方にまとめて鍋の中で静かに加熱しながら攪拌して乳脂肪を上に集めます。

    次に「うるむ」をいただきました。モンゴルの乳製品は「白い食べ物」と呼ばれ、その白い色は清純な心を表す印として大切にされてきました。種類も豊富で様々な形となって毎日の食卓に出されるようです。乳製品のつくり方は搾乳した乳を夕方にまとめて鍋の中で静かに加熱しながら攪拌して乳脂肪を上に集めます。

  • そこに小麦粉を少々加えて大きな鍋に入れて翌朝まで置くことで乳脂肪が集まって膜を形成し、甘く上等なクリームの味がする「ウルム」という乳製品が出来上がります。翌朝すぐにこの「ウルム」を食べるほか、バターをつくる原料として保存したりします。

    そこに小麦粉を少々加えて大きな鍋に入れて翌朝まで置くことで乳脂肪が集まって膜を形成し、甘く上等なクリームの味がする「ウルム」という乳製品が出来上がります。翌朝すぐにこの「ウルム」を食べるほか、バターをつくる原料として保存したりします。

  • 最後に「アルヒ」という蒸留酒をいただきました。大儀的にはウォッカのことですが、その種類は大きく2つに分類されます。1つは穀物由来のアルヒで「ツァガーン・アルヒ」と呼ばれるものです。これは店などで売られているものです。もう1つがいただいた家畜乳由来のアルヒで「シミーン・アルヒ」と呼ばれます。

    最後に「アルヒ」という蒸留酒をいただきました。大儀的にはウォッカのことですが、その種類は大きく2つに分類されます。1つは穀物由来のアルヒで「ツァガーン・アルヒ」と呼ばれるものです。これは店などで売られているものです。もう1つがいただいた家畜乳由来のアルヒで「シミーン・アルヒ」と呼ばれます。

  • これはヤギやヒツジ、ウシの乳を発酵させた酸乳を蒸留し作られ、15リットルの酸乳からアルコール度数7パーセント程度のアルヒが3リットル程度とれるそうです。この家には娘さんが3人いますが、現在は皆さん結婚されてウランバートルにいらっしゃるみたいです。それぞれ子供がいて家族が集まるためにゲルが3棟ありました。

    これはヤギやヒツジ、ウシの乳を発酵させた酸乳を蒸留し作られ、15リットルの酸乳からアルコール度数7パーセント程度のアルヒが3リットル程度とれるそうです。この家には娘さんが3人いますが、現在は皆さん結婚されてウランバートルにいらっしゃるみたいです。それぞれ子供がいて家族が集まるためにゲルが3棟ありました。

  • ゲルを組み立てるのは簡単なようで、慣れている人であれば3人で30分くらいで完成させられるそうです。今回は行けませんでしたが「ナラントール」というモンゴル一番の市場ではゲルのキットが売っているそうです。昔は職人が造り、美しく塗装と彩色されたものが主流でしたが、高いのと注文してから1年から2年待たないとならないそうです。

    ゲルを組み立てるのは簡単なようで、慣れている人であれば3人で30分くらいで完成させられるそうです。今回は行けませんでしたが「ナラントール」というモンゴル一番の市場ではゲルのキットが売っているそうです。昔は職人が造り、美しく塗装と彩色されたものが主流でしたが、高いのと注文してから1年から2年待たないとならないそうです。

  • ガイドさんによるとゲルで使われる木は柳だということでした。ただ「柳」でこれほどの角材は取れないので「楊」の一種ではないかと思いました。「胡楊木」を想像したのはタクラマカン砂漠で発見されたローランの遺跡で発見された棺に使われていたからです。ちょっと飛躍し過ぎでしょうか。中国領の内モンゴル自治区のゲルは白松が使われているそうです。

    ガイドさんによるとゲルで使われる木は柳だということでした。ただ「柳」でこれほどの角材は取れないので「楊」の一種ではないかと思いました。「胡楊木」を想像したのはタクラマカン砂漠で発見されたローランの遺跡で発見された棺に使われていたからです。ちょっと飛躍し過ぎでしょうか。中国領の内モンゴル自治区のゲルは白松が使われているそうです。

  • モンゴルへ来たいと思った理由の1つに東京エレクトロンのテレビCMがありました。CMではパラボラアンテナは屋根の「トーノ」から突き出ていましたが、実際は横に置かれているようです。<br />https://www.youtube.com/watch?v=Sp47kjvLlvk

    モンゴルへ来たいと思った理由の1つに東京エレクトロンのテレビCMがありました。CMではパラボラアンテナは屋根の「トーノ」から突き出ていましたが、実際は横に置かれているようです。
    https://www.youtube.com/watch?v=Sp47kjvLlvk

  • 一体どこにいるのかもわからない場所で夕日を眺めます。何となく西の方角にはウランバートルがあるのだけは分かります。パラボラアンテナはウランバートルの方向を向いていました。

    一体どこにいるのかもわからない場所で夕日を眺めます。何となく西の方角にはウランバートルがあるのだけは分かります。パラボラアンテナはウランバートルの方向を向いていました。

  • ガイドさんに山の名前を尋ねても「ありません。」と答えが返ってきそうなので聞きませんでしたが、スイスアルプスで見るような日没景色です。

    ガイドさんに山の名前を尋ねても「ありません。」と答えが返ってきそうなので聞きませんでしたが、スイスアルプスで見るような日没景色です。

  • サン・モリッツの「セガンティーニ美術館」で見たジョヴァンニ・セガンティーニの遺作にもなったアルプス三部作の「死」やウィーンで見た「悪しき母たち」の背景のような風景です。

    サン・モリッツの「セガンティーニ美術館」で見たジョヴァンニ・セガンティーニの遺作にもなったアルプス三部作の「死」やウィーンで見た「悪しき母たち」の背景のような風景です。

  • 舗装されていない草原に停車する観光バスが2台。ある意味シュールな風景です。翌日はもっとすごい悪路を走ることになるのですが。<br /><br />

    舗装されていない草原に停車する観光バスが2台。ある意味シュールな風景です。翌日はもっとすごい悪路を走ることになるのですが。

  • お邪魔したお宅はこんな敷地にゲルが3棟建っているので、かなり裕福なのではないかと思えます。

    お邪魔したお宅はこんな敷地にゲルが3棟建っているので、かなり裕福なのではないかと思えます。

  • 薄曇りの中での夕焼けですが、こんな景色は日本ではなかなか見ることが出来ないので美しさを目に焼き付けます。

    薄曇りの中での夕焼けですが、こんな景色は日本ではなかなか見ることが出来ないので美しさを目に焼き付けます。

  • 夕日の当たった赤い岩山は余計に真っ赤になって見えます。

    夕日の当たった赤い岩山は余計に真っ赤になって見えます。

  • 次の旅行はスイスとフランスのアルザス地方のクリスマスマーケット巡りですが、どんな景色を眺められるか楽しみです。

    次の旅行はスイスとフランスのアルザス地方のクリスマスマーケット巡りですが、どんな景色を眺められるか楽しみです。

  • フタコブラクダが道路を横切っていきます。見れば見るほど人間が2人でラクダの毛皮を被っているのではないかと思えます。この時期のラクダは冬に備えて丸々と太っているそうです。これが冬が終わると2つのコブがペタンとするくらいにスマートになるそうです。

    フタコブラクダが道路を横切っていきます。見れば見るほど人間が2人でラクダの毛皮を被っているのではないかと思えます。この時期のラクダは冬に備えて丸々と太っているそうです。これが冬が終わると2つのコブがペタンとするくらいにスマートになるそうです。

  • 午後5時30分に夕食を食べるリゾートに到着しました。どこにもリゾートの名前は書かれておらず、パンフレットなども無く、ガイドさんに名前を聞くのも忘れてしまいました。グーグルマップで簡単に探せると思っていたのですが…、無理でした。

    午後5時30分に夕食を食べるリゾートに到着しました。どこにもリゾートの名前は書かれておらず、パンフレットなども無く、ガイドさんに名前を聞くのも忘れてしまいました。グーグルマップで簡単に探せると思っていたのですが…、無理でした。

  • ここで晩御飯を食べた後に「星空観賞」も行うようです。

    ここで晩御飯を食べた後に「星空観賞」も行うようです。

  • こんなきれいなレストランで食事になります。後からゲル訪問している別のバスチームはまだ来ていません。

    こんなきれいなレストランで食事になります。後からゲル訪問している別のバスチームはまだ来ていません。

  • ここでもビールは10,000トゥグルグでした。「ゴールデンゴビАлтан Говь (Golden Gobi)」は一番人気の銘柄のようです。

    ここでもビールは10,000トゥグルグでした。「ゴールデンゴビАлтан Говь (Golden Gobi)」は一番人気の銘柄のようです。

  • モンゴルの人はあまり野菜を食べないというか習慣がないと聞いていましたが、レストランでは外国人向けにサラダが用意されていました。少しスパイシーなドレッシングで和えてあるのでとても美味しかったです。

    モンゴルの人はあまり野菜を食べないというか習慣がないと聞いていましたが、レストランでは外国人向けにサラダが用意されていました。少しスパイシーなドレッシングで和えてあるのでとても美味しかったです。

  • メインは1プレートで少し量は少ない気がします。食べたときは料理の名前を知りませんでしたが、一口食べてハンガリーのブダペストで食べた「グヤ―シュ」に似ていると感じました。後で調べてみると牛肉を煮込んだこの料理の名前は「ゴリヤシ」でした。つまりハンガリーからモンゴルに伝わった料理だということです。ブダペストで食べて美味しかった料理に「タルタルステーキ」がありましたが、これは逆にタタール(達靼)由来の料理で、モンゴル高原から伝わったものです。

    メインは1プレートで少し量は少ない気がします。食べたときは料理の名前を知りませんでしたが、一口食べてハンガリーのブダペストで食べた「グヤ―シュ」に似ていると感じました。後で調べてみると牛肉を煮込んだこの料理の名前は「ゴリヤシ」でした。つまりハンガリーからモンゴルに伝わった料理だということです。ブダペストで食べて美味しかった料理に「タルタルステーキ」がありましたが、これは逆にタタール(達靼)由来の料理で、モンゴル高原から伝わったものです。

  • 食事の後は大型モニターで星座星座の勉強をします。この日は北の星について子供の頃に倣ったことの復習をしました。北斗七星の星のうち、ひしゃくの水を汲む部分の星を結んで伸ばすと北極星が見つかります。北極星は「こぐま座」の星で、クマの尾の先に輝く2等星です。一年中いつでもほぼ真北の空にあり、方位を知ったりほかの星座を見つけたりする時の目印になります。また「こぐま座」の星を結ぶと北斗七星に似たひしゃくのような形をしており、「小びしゃく」と呼ばれます。

    食事の後は大型モニターで星座星座の勉強をします。この日は北の星について子供の頃に倣ったことの復習をしました。北斗七星の星のうち、ひしゃくの水を汲む部分の星を結んで伸ばすと北極星が見つかります。北極星は「こぐま座」の星で、クマの尾の先に輝く2等星です。一年中いつでもほぼ真北の空にあり、方位を知ったりほかの星座を見つけたりする時の目印になります。また「こぐま座」の星を結ぶと北斗七星に似たひしゃくのような形をしており、「小びしゃく」と呼ばれます。

  • 勉強会の後は全員でレストランの裏側の斜面まで出ます。敷地内にある外灯を消してもらうと途端に星が浮かび上がります。星空の撮影はiPhoneが良いとガイドさんが教えてくれました。撮影には標準カメラアプリの「ナイトモード」か、「スローシャッター撮影のできるアプリ」が必須なようです。「ナイトモード」でISOはなるべく低く、シャッタースピード3秒くらいで撮ったという夏の写真には天の川が美しく写っていました。

    勉強会の後は全員でレストランの裏側の斜面まで出ます。敷地内にある外灯を消してもらうと途端に星が浮かび上がります。星空の撮影はiPhoneが良いとガイドさんが教えてくれました。撮影には標準カメラアプリの「ナイトモード」か、「スローシャッター撮影のできるアプリ」が必須なようです。「ナイトモード」でISOはなるべく低く、シャッタースピード3秒くらいで撮ったという夏の写真には天の川が美しく写っていました。

  • 「天体写真」は星そのものや星座や星雲などを写す写真ですが、今回は三脚を持ってきて30秒ほど開放して撮ってみました。雲が出てきてしまい、なかなかうまく撮れませんでした。

    「天体写真」は星そのものや星座や星雲などを写す写真ですが、今回は三脚を持ってきて30秒ほど開放して撮ってみました。雲が出てきてしまい、なかなかうまく撮れませんでした。

  • 「星景写真(せいけいしゃしん)」は風景写真の中に星や星座などが入ったもので、こちらの方がうまく撮れたようです。

    「星景写真(せいけいしゃしん)」は風景写真の中に星や星座などが入ったもので、こちらの方がうまく撮れたようです。

  • この日は月が出ていたので空が明るくて、写真を撮るには向いていなかったようです。肉眼でも高速で移動している人工衛星を見つけるのは簡単でした。ガイドさんの撮ったスペースXの「スターリンクトレイン」の動画もカッコよかったです。星の写真を撮るのは夏の方が良いそうなので、その季節にもう一度来たいと思います。

    この日は月が出ていたので空が明るくて、写真を撮るには向いていなかったようです。肉眼でも高速で移動している人工衛星を見つけるのは簡単でした。ガイドさんの撮ったスペースXの「スターリンクトレイン」の動画もカッコよかったです。星の写真を撮るのは夏の方が良いそうなので、その季節にもう一度来たいと思います。

  • 午後8時前に出発することになりました。ウランバートルに戻るには2時間ほどかかるようです。

    午後8時前に出発することになりました。ウランバートルに戻るには2時間ほどかかるようです。

  • モンゴルでは車にデコレーションするのが好きなようで、バスのリアには真っ赤なマーカーランプがピカピカ点滅しています。

    モンゴルでは車にデコレーションするのが好きなようで、バスのリアには真っ赤なマーカーランプがピカピカ点滅しています。

  • バスの中は紫色の証明が輝いています。これは韓国時代の名残のようです。バスの中は暖かいのですが、座席から下の辺りまでは暖房が回りません。ミアットモンゴル航空のブランケットを拝借してきてバスでの移動中は使っていました。もちろん帰りの飛行機で返してきました。

    バスの中は紫色の証明が輝いています。これは韓国時代の名残のようです。バスの中は暖かいのですが、座席から下の辺りまでは暖房が回りません。ミアットモンゴル航空のブランケットを拝借してきてバスでの移動中は使っていました。もちろん帰りの飛行機で返してきました。

  • 最後にザイサン・ロード(Zaisan Road)にある「オリガル・スーパーマーケット(Orgil Supermarket)」でトイレ休憩があり、「東横イン」に着いたのは午後10時になっていました。充実した2日目のツアーが終わりました。

    最後にザイサン・ロード(Zaisan Road)にある「オリガル・スーパーマーケット(Orgil Supermarket)」でトイレ休憩があり、「東横イン」に着いたのは午後10時になっていました。充実した2日目のツアーが終わりました。

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2023 モンゴルの旅

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