2023年10月スペイン2週間の旅⑫10/29（カサ・ビセンス、カサ・バトリョ他）

2023/10/18 - 2023/11/01

昼はカサ・ビセンスとカサ・バトリョ、夜はサグラダ・ファミリアのライトアップへ。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩

ホテル並びのel Cafeto（コーヒーの木）で朝食。

生のオレンジからジュースを作る機械が！（写真一番左）初めて見たΣ(ﾟДﾟ)　オレンジが自動で半分にカットされ、絞られます。フレッシュオレンジジュースってこうやって作るのか…！

おいしそうなパンが並ぶ。

チュロスとホットチョコ、サーモンアボカドサンドを注文。

この日の早朝、サマータイムが終了しました。午前3時が午前2時に。スマホの時計はどうなるんだろうと思っていたら、寝ている間に自動的に戻ってました。そうなんだ…！これはホテルのエレベーター内にあった張り紙。

今日はまずカサ・ビセンスへ。最寄り駅は地下鉄フォンタナ駅。カタルーニャ広場からL3に乗って3駅です。

出窓がおしゃれだった建物。

駅から歩いて5分ほど。住宅街の中にカラフルな建物が見えてきました。カサ・ビセンスはガウディが設計した最初の住宅です。

カサ ビセンス 建造物

赤、緑、白のカラフルなタイルが印象的。

窓の柵も凝ったデザインです。

シュロの葉をモチーフにした鉄柵。

バルコニーの底面にも模様が。

チケットは予約せず行きましたが、当日券を購入し、すぐに入場することができました。パンフレットはなく、公式アプリ（日本語版あり）をダウンロードするとオーディオガイドが聞けます。イヤホンがあると便利。

バルコニーの日よけが斬新。日本の蔀戸（しとみど）っぽい。

ガウディらしく、あちこちに変わったデザインが。

玄関。

鉄製でしょうか？曲線が優美な。

玄関ホール

天井にも装飾が。

床のモザイク。

ダイニングルーム。この部屋が一番広いです。壁も天井も一面に装飾が。

暖炉まわり。

上は天井、下は壁の装飾。

バルコニー。

噴水。上の円形の装飾はクモの巣だそうです。この装飾を伝って水がポタポタ落ちていました。オーディオガイドの説明によれば、太陽光がこのクモの巣を通過することによって虹色が映し出されたそう。きれい…！

バルコニー天井

男性用喫煙室。ビセンスでは、深い青色が美しいこの部屋が一番印象に残りました。イスラム建築っぽいですね。

ステンドグラスにタイルと、さまざまな飾りが。

アルハンブラの鍾乳石天井を思い出す。

喫煙室の装飾色々。

2階主寝室

主寝室は壁の色が真ん中でくっきり分かれています。昔は壁があって夫婦で寝室を分けていたとのこと。

2階ベランダ。ベンチもあって休憩にぴったり。

ベランダの鉢植えにはヒマワリのタイルが。

喫煙室の真上は女性の間。

見上げると、青空と鳥を描いた天井画が。

青白の市松模様のタイルがさわやかなバスルーム

トイレ。タイルが色鮮やか。水洗トイレってこの頃からあったんだ…！

窓から。通りの風景。

窓からの風景その２。こんなところに天使像が。

3階は展示室で、ガウディが描いた建物の図面などが展示されています。

カサ・ビセンスの模型。当初は庭があり、敷地はもっと広かったそう。

屋上。カラフルな煙突がガウディっぽい。

突き当りの円柱前は撮影スポット。

屋上からの風景。

1時間半ほど見学してカサ・ビセンスを後にしました。路上のバイク駐車風景。これだけ整然と並んでいると目を引かれる。

カサ・バトリョに来ました。昨日も前を通ったけど、すごい人です。でもここは見逃すわけにはいかない…！

カサ バトリョ 現代・近代建築

外壁の薄青いモザイク模様がきれいです。

窓やバルコニーのデザインもユニーク。ユニークすぎる。

カサ・バトリョに12時頃到着し、当日券を購入。12:45～の入場でした。入口前ではこんな風に入場時間ごとに並びます。

バトリョ前の交差点。なぜか道路の真ん中（真ん中でもないけど）に駐車スペースが。なぜ。

横から見ると、外壁のデコボコした様子がよくわかります。

下から見ても…

入場するとまずオーディオガイド（日本語あり）を渡されます。カサ・ミラのより軽くてホッ。これは入場してまず最初に目にする階段。こちらは上階に住む借家人用の階段だそうです。

こちらは2階へ続くバトリョ家用の階段。階段のふちの恐竜の背骨のような飾りが印象的。

ツヤツヤした背骨。

有名な、青いタイルで飾られた吹き抜け。この吹き抜けはあとでゆっくり見学できます。

キノコの形の暖炉。中に人が座れるスペースが。

扉の形も独特です。

2階ホール。カサ・バトリョの目玉の一つですが、なにしろ人が多い。

波打つような形の窓枠やステンドグラスが美しい。

渦巻く天井

窓の取っ手も独特なデザイン。

窓枠上部のステンドグラス。

外の柱のデザインも、いかにもガウディらしいですが、なぜこんなところに柱を立てたのか…？

建物裏手のテラスに続くダイニングの天井。ミルククラウンのような装飾が目を引きます。

建物裏手のテラスは陽がさんさんと降り注ぐスペース。

カラフルなトレンカディスのオブジェ。

裏側も、表ほどではないもののグニャグニャしています。

よく見ると、ここにもトレンカディスの装飾が。

つやつやに磨き込まれた手すりが美しい。この曲がり具合も…こんなの、どうやって作るんでしょうね。

バトリョといえば青いタイルの吹き抜け。下から見上げたとき色が均一に見えるよう、上に行くほどタイルの色が濃くなっているそう。海の底にいるようなイメージです。

一番上の階は濃い青色。階段の凹凸のあるガラスパネル越しに見ると景色がゆがんで見え、本当に水中にいるようです。

波打つ視界

上から見下ろすと、色のグラデーションがよくわかる。

窓もやはり独特な形。

ところどころに埋め込まれた、丸みを帯びた立体的なタイルがかわいい。

異世界に続きそうな扉。

屋根裏には家事室などがありますが、白いアーチが続く廊下が見事です。

壁が真っ白なので明るい印象。

屋上。これぞガウディという煙突。

屋上は現在はカフェスペースに。

ドラゴンの背と言われる装飾。タイルの形もウロコっぽい。

煙突とドラゴンの背。

お昼は近くの「チャペラ」で。バスク地方のピンチョスのお店。

チャペラ 地元の料理

ここのピンチョスは、やわらかめのバンズに具材を乗せたりはさんだりする方式。

カサ・バトリョ隣のカサ・アマトリェール。外観と1階のみ見学。時間があれば入りたかった…。

カサ アマトリェール 現代・近代建築

階段だけでもこの豪華さ。

天井にはステンドグラスが。

扉もこの通り。

細部の装飾が美しい。

アマトリェールのチョコ。パッケージがかわいい。

奥にはカフェがあります。

建物裏手のオープン席。奥の一段高いテラスはカサ・バトリョのテラス。

スイーツ以外に軽食もいろいろ。

カサ・リェオ・イ・モレラ。これも外観だけ。カタルーニャ音楽堂で有名なモンタネールが改築したもの。一階はロエベの店舗。

カサ リェオ イ モレラ 現代・近代建築

今夜はサグラダ・ファミリアのライトアップを見に行く予定ですが、ライトアップ開始まで時間があるのでホテルの近所を散策。夜のゴシック地区。

バンス・ノウス通りのケーテ・ウォルファルト。スペインにもあるんだなあ。

クリスマスにはまだ早いけど、こういう華やかなショーウィンドウはやっぱりいいですね。

おしゃれなカフェCaelum。このあと地下鉄でサグラダ・ファミリア駅へ。

サグラダ・ファミリア駅構内の壁画。

8時前に到着したらライトアップはまだだったので、先にガウディ通りのレストランで夕食にします。Restaurant la Llesca

間口は狭いが奥行きがある。

マテ貝のグリルとフィッシュ＆チップス、ウサギ肉のグリルを注文。日本ではまず食べれないウサギ肉。鶏肉のような淡泊な味わいでした。

夕食を終えて外に出たらライトアップが始まってました！神々しいばかりのサグラダ・ファミリア。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

マリアの塔の星が光り輝きます。

生誕のファサード

昼に比べれば見物客も全然少なく、余裕で観光できます。

生誕のファサード拡大

ステンドグラスの色は、肉眼で見るよりスマホで撮った写真のほうが色鮮やか。

公園の池へ。今度は逆さサグラダ・ファミリアを見ることができました！

受難のファサード側は青白い照明でイマイチ…という声も聞きますが、こちらもそれなりの迫力。

せっかく来たからには見ておきたい。

受難側のステンドグラスはオレンジ色。