2023年10月スペイン2週間の旅④10/22（メスキータ、旧市街散策）

2023/10/18 - 2023/11/01

コルドバ2日目はメスキータ内部見学、旧市街散策、メスキータとローマ橋のライトアップなど

エリア コルドバ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩

早朝（といっても8時過ぎ）の街角

ユーロスターズ マイモニデス ホテル ホテル

朝食会場。入口はメスキータのアーチ風。

ユーロスターズ マイモニデス ホテル ホテル

生ハムやサラミ、チーズ、チュロス、スパニッシュオムレツ、各種パン、ヨーグルト、シリアル、果物、（朝から）ケーキなど、種類も量も豊富で大満足。珍しかったのは写真右下のフレッシュチーズで、モッツァレラみたいなものかと思ったらうっすら甘い豆腐のような味と食感…どこかで食べたような味なんだけど、思い出せない。

バゲットもあるので、生ハムをはさんでボカディージョ風にすることもできる。食パンを焼いて上にハムやチーズを乗せてオープンサンドにしたり。

ホテルのパティオ。天気がよければここで食べるのもいいかも。

ロビーに飾られていたタペストリーと古そうな木の櫃。

この日は曇り気味で時々雨のぱらつく天気でした。午後一時晴れ。

お土産物屋の軒先。荷物にならなければ、こんなお皿を買って帰りたい。

下から見上げた鐘楼

メスキータ 寺院・教会

免罪の門天井。手の込んだ飾りに目を奪われる。

メスキータ 寺院・教会

オレンジの木の中庭。まだ青いけどオレンジの実もなっていました。ヤシの木もあり南国っぽい雰囲気。

オレンジの木の中庭 散歩・街歩き

昔イスラム教徒が身を清めたというアルマンソールの泉

コルドバは5月のパティオ祭りが有名ですが、秋のこの時期にも「Flora」というイベントがあります。市内に何カ所かある会場でフラワーアートが展示されています。

ケーキをイメージしたのかな？赤やピンクのカーネーションが鮮やか。

最近はチケットを事前にネット予約しないとならない観光名所も多いですが、メスキータは当日その場で買えました。チケットブースの横には自動券売機も（ただし使えるのはクレジットカードのみ）

入るとまず円柱の森が。薄暗いなか、照明に照らし出された紅白の二重アーチがどこまでも立ち並ぶさまは幻想的。迷宮にまよいこんだような気分になります。円柱の多くは古代ローマ神殿などから移築されたものだそう。

メスキータ 寺院・教会

円柱は約850本。入ってすぐのあたりはメスキータの中でも一番最初に建設された部分だそう。アーチの石も古びています。

アーチの間には木の天井が（木でない箇所もある）

こんな天井画が描かれた箇所も。上の絵の幾何学模様はイスラムっぽいけど、下はキリスト教ですね。不思議。

この出入口はあとから塞がれたのかな…。

アルハンブラを思わせる（まだ行ってないけど）緻密なアラベスク模様。

メッカの方角を示す壁龕「ミフラーブ」

青と金の繊細な模様が美しい。文字はコーランの一節とのこと。

ミフラーブの手前には、昔カリフたちが祈りを捧げたマクスラという空間が。美しいドーム型天井。

……かと思うと、メスキータの中央にド～ンと大聖堂が。天井も高いし、装飾もすごいです。これはこれで見事だけど、モスクの真ん中に礼拝堂を建てようなんてよく考えたなとは思う。実際、当時の市民はモスクの美しさが台無しになると猛反対したそう。とりあえず、メスキータが取り壊されなくてよかった…

大聖堂の天井

地元産の虹色大理石が用いられたバロック様式の祭壇。

巨大なパイプオルガン

聖歌隊席と2つのパイプオルガンと天井。

ゴシック様式の楕円ドーム。

聖歌隊席のマホガニー彫刻も見事。

宝具室。金ピカ（失礼）なお宝がいっぱいです。

聖体顕示台。まばゆいばかりにゴージャス。

ゴージャスな宝具の数々。

入口から見て左側の部分は最も最後に増築された部分。アーチの色も紅白が鮮やか。実際、古いアーチは大理石と楔形の赤レンガを交互に組み合わせてできているが、こちらは塗料で赤と白の模様が描かれているだけらしい。なるほど。

教会建築とイスラムのアーチが融合している不思議さ。

ここもイスラムのアーチの上にステンドグラス入りの窓が。

受胎告知図とタイル装飾

二重アーチの横に…

豪華な祭壇が。

1時間半ほどたっぷり見学して外に出てきました。相変わらず曇りで天気がいまいちなのがちょっと残念。

旧市街を散策します。
路地の奥にこんな門があって…

こんな美しい庭があったりするのがたまらない。

狭い路地にオレンジの木が。窮屈そう。

建物のフチとかバルコニーの床の裏とか、ちょっとしたところにタイル装飾が施されているのもたまらない。

窓の下のタイル模様がきれいだった

コルドバは、白壁に黄色のラインを入れた家が多かったように思います。ときどき青や赤のライン入りの家も。

白地に青もさわやかでいい感じ。

奥にはこんなパティオが。

オレンジの木とベンチが並ぶアバデス広場。街のあちこちにこんな小さな広場があります。オレンジの木陰にベンチがあったり噴水があったり。ちょっと休憩するのにもってこい。

絵になる玄関。

元教会っぽいこの建物は5つ星ホテルだそう。泊まってみたい。

散歩中の犬を窓から眺めていた犬

玄関の格子の奥に…

ひっそりと美しいパティオが。

床のタイル模様もきれいだった。

メスキータからかなり東に来ました。サン・フェルナンド通り。ここまで来ると、2～3階建ての家が並び、ところどころにお店や小さいバルがあって、地元の人が住む住宅街という感じ。

・・・かと思うと、宮殿のような立派な建物が。GoogleMapによると、Casa de Los Marqueses del Carpioという建物で、公開されてはいないよう。

教会を見かけたので入ってみました。Iglesia de San Francisco y San Eulogio

住宅街のこじんまりした教会かと思いきや、内部は立派

祭壇

天井

教会の向かい側の古びた壁ではハイビスカスがたくさん花を咲かせていました。10月下旬とあって花は少なかったですが、その分ハイビスカスの鮮やかさが印象に残りました。

そろそろメスキータに戻ることに。Arco del Portilloという古く由緒のある門。

門の向こうのパティオの風景

路地をいろどるハイビスカス。

これもPalacete de los Burgosという古い邸宅らしいです。完全に廃墟。もったいないなあ。修復して公開するとかホテルにすればいいのに。

考古学博物館前の広場に来ました。

なにやら行列がと思ったら……

中庭にFloraの展示が。現地で見たときも思ったけど、フォルムがちょっと不気味。この頃小雨が降ってきた。

さらに奥の中庭

古いモザイク画

考古学博物館前の広場から、白い壁に沿って植え込みとくねくねしたゆるい坂が続く小道をたどる。左手の白い壁の中は教会のようです。

お店やレストランのあるにぎやかな通りに戻ってきました。ブランコ・ベルモンテ通り。

カラフルな壺や植木鉢がかわいいお店。

メスキータの塔が見えてきました。アグルパシオン・デ・コフラディアス広場。

お昼は、メスキータのすぐそばだけど、迷路のような細道の奥にありなかなか見つけにくいテテリア・ペトラへ。

私たちが入ったとき（13時頃）店内は誰もいませんでしたが、このあとすぐ大勢入ってきたので、予約してあった模様。

パティオに案内されました。テントのような天蓋が日差しや雨をさえぎってくれます。

二人掛けの席も。

アラブ風ランプもかわいい

茶器もかわいい

私はTea Petra（オレンジとシナモンの入ったプーアル茶）、友人はミントティーを注文しました。両方ともおいしかった。Small Teapot3.50ユーロ、Middle Teapot5.50ユーロ、Big Teapot7.00ユーロ。大きなポットで頼んでシェアするのもありですね。

チキン・クスクス11.90ユーロ。レーズン入りで甘めの味付け。下にクスクスが入っている。上にのってるのはヒヨコ豆。

ラムのタジン鍋13.90ユーロ。ラムも野菜もやわらかく煮込まれており、おいしかった。味付けも日本人好み。

他のお客さんを見ていると、髭を生やしたアラブ系とおぼしき男性やスカーフをかぶった同じくアラブ系らしき女性が多かったです。ハラル料理のお店だからですかね。

午後はまだ歩いていない、メスキータ北西側のユダヤ人街を散策することに。お店で売られている色鮮やかな小物の数々。

迷路のような細い道が続く。午後は晴れ間が出てきた。

ユダヤ人街 散歩・街歩き

コルドバ職人協会。アンダルシアの伝統的な邸宅に地元アーティストの工房兼ショップが集まる。

ソコ 専門店

「白壁の中庭が撮影スポットとして人気」とガイドブックにありました。花が咲いていればもっときれいなんだろうなあ。

コルドバ職人協会の運営するお店なので質は確か、とのこと。

噴水のある一角も。

ネコもいた。ほかにも2～3匹見かけました。

ユダヤ人街のシナゴーグに来ました。

シナゴガ 寺院・教会

見事なアラベスク装飾

アルモドバル門をくぐって城壁の外へ。

アルモドバル門 建造物

城壁沿いの池に青空が映る。

コルドバ城壁 城・宮殿

門の横にはコルドバ出身の哲学者セネカの像が。

再び門をくぐって旧市街へ。

12世紀の邸宅を当時の雰囲気に再現したというカサ・アンダルシ。受付でどこから来たか聞かれ、「日本」と答えると、紙に印刷された日本語の案内を渡されました（最後に返却する）。これは入口を入ったところにあるパティオ。

カサ アンダルシ 建造物

あちこちきれいに飾り付けられているので、古い建物を見学して歴史を感じる…というよりは「素敵なお宅拝見♪」という感じでしょうか。女性はこういうお宅、好きなのでは。

カサ アンダルシ 建造物

バラで飾られた噴水

古そうな家具や調度品があちこちに。

小さな噴水

古く美しい邸宅にアンティークな家具や調度品が。

随所にフォトスポットが。

フォトスポット②

アンヘル・デ・トレス広場に面したCasa del Indiano内にある「インディアナの小路」。

狭い道の両側に植木鉢が並び、風情がある。

花に飾られた窓

舗装の模様も楽しい

古い街並みには馬車がよく似合う

夕食はGoogleMapで評価が高かったアラブ料理レストラン「ダマスコ」で

店内の様子。

パティオ風の一角も。

ファラフェル（ひよこ豆のコロッケ）

ラム・ケバブ。盛り付けも凝っていておしゃれ。

飲み物にレモン・ミントを頼んだら、ミントの葉がこれでもかと入っていました（笑）。味はさわやかで美味しかったです。

つけあわせのピタ？かな。ファラフェルやケバブを包んで食べました。
味付けもほどよく、どの料理もおいしかったです。

夜は再びメスキータと橋の夜景を見に。風が強く（台風並み）、橋の上で吹き飛ばされるかと思った。

夢のように美しい景色も見納め

カラオーラの塔と一緒に

カラオーラの塔 建造物

サン・ミゲル門。修復されたのかきれいですけど、あまりにピカピカだと情緒がないというか。でも朽ち果てるにまかせるわけにもいかないし。難しいですね。

窓の格子模様がきれいだった

鐘楼と祭壇

メスキータ 寺院・教会

部屋から眺める鐘楼のライトアップ。何度見ても惚れ惚れします。