2023年10月スペイン2週間の旅⑪10/28（カタルーニャ音楽堂、カサ・ミラ）

2023/10/18 - 2023/11/01

バルセロナ3日目はカタルーニャ音楽堂とカサ・ミラへ。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩

朝食はチュロスの有名店パリャレサに来ました。

ラ パリャレサ スイーツ

私たちが入店した9時過ぎはそんなに混んでいませんでしたが、その後続々とお客さんが。

チュロスはサクサク、ホットチョコレートは甘くなく濃厚で、おいしかったです。

パリャレサのあるペトリチョル通りにはカラフルなタイル画が。

ぶらぶら歩いてカタルーニャ音楽堂へ向かいます。大聖堂前の広場。アーチ部分は古代ローマの水道橋だそう。街の真ん中に突然2000年も前の遺跡がある不思議。

青空に映えるサンタ・エウラリア大聖堂。何度見てもいいですね。

やたら立派な建物。何かと思ったら、BBVA（ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行）という銀行だそう。

カラフルな波打つ屋根が印象的なサンタ・カタリーナ市場

サンタ カテリナ市場 市場

オリーブだけでこの種類。

頭付きのニワトリが。ちょっとグロい(-_-;) こういうところは日本と違うなーと思う。

カウンターで食事できるお店もあります。

古い市場に上から屋根をかぶせた…という感じですね。

カタルーニャ音楽堂に来ました！

カタルーニャ音楽堂 建造物

建物の角を飾るのはカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディの彫刻。

赤レンガにモザイクの装飾が華やか。デザインも凝ってます。

2階ベランダにはタイルで飾られた柱が。

入口

柱にあるのはかつてのチケット窓口だそう。

美しいモザイク模様にうっとり。

1階ロビー。入場券は色々な種類がありますが、パンフレット（日本語）付きの16ユーロのチケットを選択。パンフレットを見ながら自由に回ることができます。

まずは豪華な階段をのぼり2階へ。

見事な彫刻やステンドグラスなど階段だけでも見どころがいっぱい。

リュイス・ミリェット（カタルーニャ合唱団創設者の一人）の間。シャンデリアが一風変わったデザイン。

鉄製なのか、すごく重そうです。

2階バルコニー。モザイク装飾の華やかな柱が立ち並ぶ。

柱はすべて異なるデザインです。すごい…！

見どころはなんといってもコンサートホール。このホールの写真を見てバルセロナに行きたい…！と強く思いました。

なんといっても天井のステンドグラスに目を奪われます。

天井から光のしずくが落ちてくるようなデザイン。

天井の一角

ステージを18人のミューズが取り囲む。女神はそれぞれ異なる楽器を持っているそうです。上半身は立体的な彫刻、下半身は平面のタイル装飾という珍しいスタイル。

ステージ左側には作曲家クラべーの胸像が。

右側にはベートーベンの胸像。上の彫刻はワルキューレの騎行。

天井には紅白のバラが。

ステンドグラスに彩られた窓。

正面から。

床のタイルもはなやか。

過剰ともいえるほどの装飾ですが、それが美しく調和しているのが不思議。

時間があれば、コンサートも聴きたかったです。

3階席に上がると天井を間近に見ることができます。バラの装飾がとても立体的。

3階席のステンドグラス。

どこを見ても美しすぎてため息が出ます。

1階カフェ入口。

カフェテリアも優美なモデルニスモ様式。

生ハムサンド（ボガディージョ）などがあります。このほかタパスなども注文できるよう。

中庭にテラス席もあります。

定番の生ハムサンド。

音楽堂前の通り。

真っ赤なレンタル自転車。これで走ってる人も見かけました。

ライエタナ通りのクラシックな建物

ライエタナ通りのクラシックな建物その２。

歩いてカタルーニャ広場まで戻り、地下鉄でカサ・ミラへ向かいます。途中で見かけた花屋。

ディアゴナル駅で降りました。グラシア通りにはキラキラした飾り付けが。

ガウディの代表作の一つカサ・ミラ

カサ ミラ 現代・近代建築

波打つ外壁が目を引きます。

グラシア通りにはガウディ設計の街灯も。

グラシア通り 散歩・街歩き

屋上に煙突と人影が見えます。

ベランダの手すりもユニークなデザイン。

グラシア通りの歩道のタイル。これもガウディがデザインしたもの。

ここは予約せず現地で当日券を購入しましたが、とくに待つこともなくすぐに入場できました。入場時にＸ線装置による荷物検査があり、そのあとオーディオガイド（スマホタイプ、ヘッドフォン付き、重い）を借りることができます。

入場すると、まず中庭へ。

楕円形のユニークな形をしています。

この突き出た部分も部屋なのか…？

壁には淡い色彩で絵が描かれています。きれいだけどガウディっぽくないな…と思い後で調べたところ、ガウディは施主のミラ夫妻とのトラブルから途中でカサ・ミラの建設から手を引いてしまい、この絵などはガウディ降板以降の作品だそう。元々はパティオの壁には破砕タイルを貼る予定だったらしいです。

中庭から見た玄関。ぐにゃりとしたデザインもあいまって、何とも不思議な感じ。

中庭から、エレベーターでまず6階に上がります。昔の住居を再現したフロア。これは子供部屋。

キッチン。外観から想像できるように部屋も真四角や長方形ではなく不規則な形ですが、案外ゆったりしていて料理しやすそう。

アイロン台やミシンの並ぶ家事室。

書斎。

ダイニング。

リビング…だったかな。

優美な洗面台。

次に屋根裏にある展示室へ。クジラの肋骨のようなアーチが並ぶ、なんとも不思議な空間。

カサ・ミラやカサ・バトリョの模型、逆さ吊り模型、ガウディ設計の家具、研究資料などが展示されています。

次はいよいよ屋上へ。壁にポツポツ開いているのは屋根裏部屋の窓。

窓からの風景。

これぞガウディという風景。立ち並ぶ奇妙なオブジェは煙突や通気口、階段の出入り口。

屋上から見たグラシア通り。

なんともいえない奇妙な形。

建設当時の屋上には柵はなかったとか…怖すぎる((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

サグラダ・ファミリアが見えました！

アーチの中にサグラダ・ファミリアがおさまる撮影スポット。みんなここで写真を撮るので順番待ちです。

ここから見るライトアップもよさそう。

最後にもう一度中庭に戻って見学はおしまいです。

天井

オーディオガイド。やたら重くて首が疲れた。

カサ・ミラ2階のカフェ・ペドレラへ。

カフェ デ ラ ペドレラ カフェ

天井が高くゆったりとした作り。

大きな窓からはグラシア通りの風景が。

レモンメレンゲパイを注文。イチゴのジュースが、甘さ控えめでおいしかった。

波打ち際のような天井の模様。こういうのはどうやって作るんだろう。

カサ・ミラの2軒隣の建物にやってきました。古い建物で、マッシモ・ドゥッティというアパレル店が入っています。

マッシモ ドゥッティ バルセロナ 専門店

入口の銘板。バルセロナ市の歴史的建造物に指定されているそう。

ここの2階のテラスからカサ・ミラの裏側を眺めることができるという情報をネットで発見。建物の裏側のテラスが無料で開放されており、店で買い物しなくても利用できるとのこと。ちょっとした休憩スペースになっており、パラソルと椅子や、飲み物の自販機（写真左の自動車の後部に設置）などがありました。

カサ・ミラの裏側がよく見えます。裏はこんな色なんだ。

タイル張りの噴水も。

鮮やかな色合いのタイル

店内を見学。天井や柱、階段は凝った作りです。昔のお屋敷の中に現代ファッションが並ぶ、ちょっと不思議な光景。

柱の細工も見事。

ユニークな形の暖炉

玄関扉。

明日はカサ・バトリョを見学します。

カサ バトリョ 現代・近代建築

帰りの地下鉄で。自転車のまま乗れるんだ…！

ドーナツ屋で。ハロウィン用と思われる、日本ではありえない色のドーナツ。

夕食はホテル並びのサンタ・アナというお店にしました。

タコのパエリヤ。

Escalibada con anchodina(Baked vegetables with anchovy)。エスカリバーダはグリル野菜のマリネらしいです。アンチョビとナスやパプリカ、玉ねぎ。