2023年10月スペイン2週間の旅⑤10/23（コルドバ旧市街散策、AVEでグラナダへ移動）

2023/10/18 - 2023/11/01

コルドバ3日目。朝メスキータの無料拝観へ。旧市街散策。16時半のAVEでグラナダへ移動。

エリア コルドバ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩

メスキータは月～土の8:30～9:30に無料開放があります。せっかくなので、もう一度円柱の森を見たいと思いました。
そんなに混まないだろうとは思いましたが、部屋の窓から時々並び具合をチェック。写真中央あたりのメスキータ西側（スタバの向かいあたり）の門が一番早く開くそう。写真は8:20頃。そんなには並んでません。

ユーロスターズ マイモニデス ホテル ホテル

8:30、開門直前。列はできていないけど、それなりに人が集まっています。このあとすぐ門があき、入場できました。建物に入るとき簡単な荷物検査があります（といっても自分でカバンを開けて中を見せるぐらい）。

メスキータ 寺院・教会

何度見ても幻想的で美しい「円柱の森」。朝は人も少なく写真も撮り放題。

メスキータ 寺院・教会

昨日見落としたところを見て回りました。これは地下に残る西ゴート時代の聖ビセンテ教会の遺跡。

昨日は人垣ができていたミフラーブ前もすいており、写真撮り放題。

メスキータの南東のすみに位置するサグラリオ小教区教会。壁画や天井画が豪華で見ごたえあり。

中には入れないので、ガラス戸越しにしか見れないのが残念。

礼拝堂の前などには献金箱があり、LEDロウソクが。0.2ユーロ入れると1本点灯する仕組み。人気が一目瞭然。

無料開放の時間帯は、カテドラルには入ることができません。

これは王室礼拝堂（のはず）。キリスト教の礼拝堂ですが、アラベスク装飾が見事です。ここも中には入れないので外から開口部越しに見るのみ。

修復工事中。影絵のようです。
余談ですが、朝のこの時間帯はメスキータの中を清掃車が走りまわって床を水拭きしており、洗剤の匂いがけっこうしました。あのレモンのような香り、このあとほかの場所でもよく嗅いだ（どうでもいい情報）。

オレンジの中庭と鐘楼。鐘楼（メスキータとは別料金）も登りたかったですが、天気もあまりよくなかったし足がガクガクになりそうなので断念。

オレンジの木の中庭 散歩・街歩き

メスキータから帰りホテルで朝食。食パンを焼いてオープンサンド風にしてみました。おいしかった。

ユーロスターズ マイモニデス ホテル ホテル

ロビーにはサービスのレモン水が。

窓からの景色も見納め。部屋で荷造りして12時にチェックアウト。AVEは16時半発なので、それまでスーツケースを預けて旧市街散策へ。

通りがかった建物が立派でパティオが開放されていたので入ってみました。あとで調べたら、コルドバ大学の建物だったようです。

パティオから外の通りを眺める

小さいけれど、タイル装飾などが美しいという聖バルトロメ礼拝堂に来ました。細い路地の奥にあるので、場所がわかりづらいです。

サン バルトロメ教会 ムデハル礼拝堂 寺院・教会

入口から中を見たところ

内部。小さいけれど、美しい礼拝堂です。

祭壇…？なにも祭ってありませんでしたが。

壁のアラベスク装飾が見事。

タイルも美しい。

敷地内にはいかにも古そうな柱も。つぎはぎ…？
小さいけれど、観光客もひっきりなしに訪れる礼拝堂でした。

途中、お茶のお店に寄ってみました。いい香り♪

昼間に来てなかったので「花の小道」にもう一度。背景が青空でないのが残念。

花の小径 建造物

皮の専門店「メリヤン」の中庭が素敵そうだったので拝見。

メリヤン 専門店

噴水のあるパティオ

もう一つのパティオには星型の噴水が。

店内では職人さんが作業している様子も見学できます。皮製品はお高めで、ちょっと手が出せませんでした。

旧市街東部の、昨日見学したカトリック教会のあたりに来ました。青空が見え、ハイビスカスが空に映えてきれい。

マドリードのマヨール広場を彷彿とさせるコレデーラ広場。マヨール広場よりはだいぶ小さい。1階にはレストランもありパラソル席で食事もできる感じですが、地元の人しかいなさそう。

コレデーラ広場 広場・公園

1階は店舗、2階以上はアパート（たぶん）。部屋の中はどんな感じなのかなあ。見てみたい。

この中は市場。

月曜のお昼過ぎのせいか？閉まっているお店が多かったです。

広場の一角で。麦わら細工のお店。

繁華街の中心であるテンディーリャス広場へ向かいます。途中、赤い二階建てバスが。観光バスみたいだけど、大型バスじゃ旧市街は入れないだろうし…どこを回るんだろうか。

街の中に突如としてローマ神殿跡が。

ローマ寺院 寺院・教会

円柱やその土台は新しく見えるので、復元されたものと思われます。でもその下の石組などは本物…なんだろうなあ。

テンディーリャス広場。まわりをビル（といっても5～6階建てですが）に囲まれたにぎやかな広場。

テンディーリャス広場 広場・公園

この広場から伸びる通りにはZARAなどの衣料品店やマックなどのファストフード店が多く、いわゆるショッピングストリートという感じ。旧市街から歩いてすぐなのに、えらい違いです。

テンディーリャス広場 広場・公園

お昼はビクトリア庭園内のビクトリア市場で。

観光客向けというよりは地元向け。混雑もなくゆっくりお店を見て回ることができます。

カラフルなジュース

マッシュルーム・ア・ラ・プランチャ。マッシュルームにこまかく刻んだ生ハムを乗せてソテーしたもの。ジューシーでおいしかった。

アーティチョークをやわらかく煮てやはり生ハムを乗せたもの。Alcachofas a la Montillanaとあって、Montillanaはあとで調べたらスペインの地名だったので、「Montillana風アーティチョーク」といったところでしょうか。

このあとは歩いてホテルまで戻りました。こんな狭い道を歩くのが楽しかったコルドバともお別れ。
ホテルに戻った直後に豪雨が降り出してビックリ。本当に日本のゲリラ豪雨並みの雨でした。こっちにもゲリラ豪雨ってあるんだ…。駅まではホテルで呼んでもらったタクシーで。

コルドバ駅に15:40頃到着。16:30のAVEに乗ります。
荷物検査→切符のチェック。スタッフの女性に「Platform 3，Second train」と言われ、red lineで待つようにと案内されました。どうやら列車の前後で行先が分かれているようです。

コルドバ中央駅 駅

これがred line。もう少し先に行くとyellow lineになる。

コルドバ16:30発→グラナダ18:07着のAVE2146便に乗車。4号車の5AB席。ほぼ満席でスーツケース置き場もいっぱいでした。今度はトイレが使えた（ホッ）。グラナダへの道中、何もないところで20分くらい停車してたけど、あれは列車を切り離してたのかな…何しろアナウンスがないのでわかりません。

定刻より少し遅れて通りグラナダ駅に到着。

グラナダ駅 駅

雨が降ってきたせいか、それとも終点だから元々降りる人が多いのか、タクシー乗り場は長蛇の列。

後ろの新しい駅舎までズラっと。でもタクシーが次々に来るので、20分待ちくらいで乗れました。ヌエバ広場近くのホテルまで10分弱、9.10ユーロ。

ヌエバ広場からダロ川沿いの道を歩き、一つ目の角を曲がるとホテル「カサ・デル・カピテル・ナサリ」に着きます（写真は翌日明るい時間に撮ったもの）。入口までは石段なので、スーツケースが重いと一苦労。

カーサ デル キャピタル ナサリ ホテル

16世紀の邸宅を改装したアンティークなホテル。玄関もこの通り、木のどっしりした重そうなドア。入口のインターホンを押してフロントに開錠してもらう。

カーサ デル キャピタル ナサリ ホテル

フロントを抜けるとパティオが。

カーサ デル キャピタル ナサリ ホテル

2階から見下ろすとこんな感じ。

居心地のよさそうなソファのある一角も。

いたるところがアンティーク。

私たちの部屋は2階の15号室でした。カギもカードキーではなく、鍵穴にさして回す昔ながらの鍵（ちょっと開けにくかった。一回転ではなく二回転させると開く）。1本しかないので、外出するときはフロントに預けます。こうしたアンティークなホテルには珍しく、エレベーターはあるので、スーツケースを運ぶのは楽でした。

部屋もアンティークでよかったのですが、狭かったです。ほぼベッドに占領されており、スーツケースを広げるスペースがありません。

天井もどっしりした木組み（確か天井はオリジナルと聞いたような）

洗面台まわりに洗面用具などを置くスペースがないのも地味に不便。

バスタブはなくシャワーのみ。あと部屋にセーフティボックスがありませんでした。

夕食のため外に出ました。ヌエバ広場までは歩いてすぐ。

ヌエバ広場 広場・公園

フロントでおすすめされたバル、ロス・マヌエルスへ

ロス マヌエルス その他の料理

グラナダのバルでは飲み物を注文すると、一杯につきタパスが一皿ついてくる…と聞いていましたが、確かに。右のお皿がそれです（二人分）。牛肉の煮込み（＋ポテト、パン）、柔らかくておいしかったです。

追加でアルボンディガス（肉団子。大きい）とイカの唐揚げを注文。

9時近くですが、店内は大にぎわい。スペイン的にはむしろこれから？

バルを利用する人は写真のようなテーブルも椅子の背の高い席、レストラン利用の人は、上の写真のような普通のテーブル席に案内されるようです。私たちはバル利用なので背の高い椅子席でしたが、日本人には椅子が高すぎて座るときも降りるときも一苦労（^_^;)

二人で飲み物1杯ずつ（＋無料タパス）、アルボンディガス、イカの唐揚げを注文して合計17.55ユーロでした。
食べ終えてあたりをブラブラと散策。けっこう寒いですが、テラス席もにぎわっています。

ヌエバ広場の突きあたりにあるサンタ・アナ教会。

ダロ川沿いの細い道。レストランや土産物店があるせいか、10時近くでもけっこう人通りが。

小さな橋もライトアップ。

丘の上にアルハンブラの塔が見えました！初アルハンブラにテンションが上がる。宮殿へ行くのは明日です。期待が高まる…！

橋の向こう側はアルバイシン地区へのぼる坂道。

こんな細い石畳の道があちこちに。