2024年10月スペイン9日間④コルドバへ

2024/10/19 - 2024/10/27

スペイン旅行4日目です。
3日目にバルセロナからグラナダに飛行機で移動して、同じ日にアルハンブラ宮殿の予約を入れたのは、4日目を1日フリーにしてコルドバへ行くためでした。
旅行会社の人には、飛行機は遅れることも多いので同じ日にアルハンブラ宮殿の予約を入れるのはおすすめできない、と言われましたが、そこは祈るのみ。

ロンダやミハスも魅力的ですが、だいぶ遠い。
Veltraサイトでコルドバ日帰りツアーを申し込んでいたのですが3週間前になっても人数不足で催行が決定しなかったので、キャンセルして個人で電車で行くことにしました。
ツアーだと、バスで片道2時間半ですが、電車だとAVE(スペインの新幹線)が通っているので片道1時間半です。
スペインの国鉄のようなサイトでオンライン予約しました。もっと早くに決断していたらいい時間で安く買えたのですが、この時期だとsold out の時間帯も多く、残っていたのは
朝6:56発、帰り16:26発でした。
そんなに長いことコルドバで過ごせるか？と思いながらも選択肢がないのでしょうがない。
ちなみに行きは41€、帰りは25€です。
行きですが、6:20発だと25€でありましたが、朝の30分、貴重なので少しでも遅い方に、としました。

エリア コルドバ(スペイン)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 飛行機
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エイチ・アイ・エス

6:15
今日も早朝からの行動です。
昨晩あんなにたくさん並んでいたレストランのテーブルとイスは全て片付けられていました。
道路は夜間に清掃車が水ブラシをかけているみたいで、濡れて光ってます。

ホテルにタクシーを呼んでもらってグラナダ駅へ向かいます。歩くと30分弱の距離。タクシー代は8.4€でした。

6:56
グラナダ駅出発。
AVE(スペイン版新幹線)なので、荷物チェックがあり、結構な行列でした。20分前くらいから車内に入れます。

車内は座席は広くてテーブルもついてるしWi-Fiもあるし快適です。
この日もホテルで用意してもらったピクニックbagが朝ごはんです。

8時過ぎてようやく外が明るくなります。
8:40
定刻どおりコルドバ到着。
予想以上に大きな駅です。

バスを探したのですがわからず、探しているうちにメスキータの予約の時間が迫ってきました。またタクシーをつかまえて、旧市街へ。6.1€。

9:20
メスキータ到着です。
今からこのベルタワーにのぼります。
上部の鐘があるところ。

9:30
ベルタワー予約。
メスキータのモスクエリアは10時開場ですが、タワーは9:30から開場でした。30分入替制なので、先にこちらを観光。
ちなみにメスキータのモスクは9時半までは無料解放時間帯です。

朝日が眩しい。

メスキータの屋根部分。
その向こうに川が流れています。
元はイスラム教のモスクなのに中央部はキリスト教の天蓋がつくられています。何百年もの間に増築を繰り返されたとのこと。その間に宗教も代わっています。

反対側は旧市街。

さらに上の層に上がり、大きな鐘を間近で見られます。

そもそもスペインは日の出が遅い！
しかもサマータイムの最終週で来週から1時間朝の時間が遅くなるんです。
旅行中は朝9時や9時半の観光地予約を入れましたが、太陽がのぼったばかりで逆光度がすごいんです。
写真が難しい。塔から見下ろすメスキータも思いっきり日陰でした。

塔の見学が終わるとちょうど10時でした。
10:00
メスキータの予約は10時です。10時過ぎてもまだこのような長蛇の列。みんな10時組のようです。

入ってすぐのエリアは1番初期に建てられたイスラム教の「円柱の森」が広がっています。
8世紀のウマイヤ朝時代に建設が始まり、16世紀にはカトリックの大聖堂に変わりました。

今回の旅行でガイド説明を聞くたびに、スペインはキリスト教とイスラム教が共存したからこそ、このミステリアスな雰囲気が醸し出されたのだなぁ、と実感しました。
あ、ここは日本語の音声ガイドがなく、日本語のパンフを読みながら回りました。

カルロス◯世、レコンキスタ、西ゴート王国などなど、世界史が懐かしくなりました。

中央部に進むとキリスト教エリアで大きなカテドラルになっています。パイプオルガンや天蓋の装飾、窓から入る光で明るい雰囲気。

入り口から反対側の奥にあるミフラーブ。ミフラーブとはイスラムの礼拝堂であるモスクのなかで聖地メッカの方向を示す窪みのこと、らしいです。神聖な場所です。

11:30
メスキータ観光後は、その裏手にあるローマ橋の向こう岸までお散歩しました。
左に映る塔はサン・ラファエルの勝利塔です。

紀元前1世紀に建設された橋。改築されたものの、基礎は残っているとか。
橋の対岸。

河の向こうにメスキータが眺められます。

12:00
橋を戻って、ここからはコルドバの旧ユダヤ人街を散策です。観光用の馬車もいます。

細い路地にフラメンコの店、バルやレストラン、革製品のお店などが見られます。

花の小径を探してまた迷う。

10月は花が少ないらしいですが、それでも綺麗。5月だとすごいんだろうな。

ありました、ここが有名な花の小径のフォトスポット。ツアー客も次々やってきます。

13:00
そろそろお昼です。
12時台だとまだ開いていない店もあります。
席に配られるメニューは写真がついてないことが多く、メニューを頼むときは店頭の看板を写真に撮って、席でその写真を指差しで頼んだりしてました。
Googleの翻訳アプリで、カメラに映る文字画像を翻訳してくれるのでそれに頼っていました。

野菜不足なので、野菜の素焼き、ガスパチョです。

なぜか頼んだパスタが出て来ない。結局スペイン旅行中はパスタとピザは一回も食べませんでした。イタリアンのお店は多かったです。

どこもテラス席が賑わっています。
カウンター、店内、テラスで値段が違うらしいですが、それでもアンダルシア地方ではテラス席に座る価値があります。

もう一度メスキータの塔の前で。
塔とモスクに面しているオレンジの庭は出入り自由です。
メスキータに面した通りに黄色いポストがあり、そこの土産物屋さんで0.5€で借りれるトイレがありました。

食後も散策を楽しんで、歩いて駅に戻ることにしました。

コルドバ職人協会のパティオ。

シナゴーグ近く。城壁がはりめぐらされていました。

街へ入る門。

途中、大通りの中央分離帯、幅の広いグリーンベルト地帯のようなところに、ビクトリア市場を見つけました。中はフードコートのような席もたくさんあって賑やかです。
ちょっとつまみ食いタイム。

これが、マテ貝のオリーブオイルにんにく炒め。
アサリのにんにく炒めのさらに海のエキス濃厚版で具も大きいから噛みごたえがある。
私のスペインNo.1の一品です。
注文してから炒めてくれるので熱々でした。

旅行中、どうしても気になっていた、オリーブの酢漬けに挑戦しました。現地の人がこれの山盛りを食べていて、そんなに美味しいのか？！と気になっていましたが、なんとなく味は想像できるので、あんな山盛りはいらない。
で、この市場で一つ単位で買えるので試してみました。1.8€。
まあ、思った通りの味。日本人にとっての梅干しみたいな存在なのかな。

16:26
コルドバを後にしてグラナダに戻ります。

18:00
グラナダ駅着。

グラナダのバスは一回1.6€。
半年前に旅行した人のブログよりも、値上がりしてるようです。

バス停に券売機があって、もしや一般のバスはチケットを事前に買わないといけないのか？と思いお金を入れたのですが、どうも故障しててチケット出ないしお金も戻らない。近くにいたおじさんも見てくれたけどわからなくて諦めました、1.6€。
結局バス内でカードで支払いできました。

バスを使って一旦ホテルに戻って、シャワーだけ済ませます。

19:45
夜のフラメンコに向かいます。
フラメンコショーの送迎バスが、イザベル広場に20:40。
その前にバルで夕食。あんまり時間がありません。 広場の近くで早めに済ませないと。

Los Manuelesに入りました。
グラナダのバルは飲み物頼むと無料でタパスが付いてきます。
一杯目はタラモサラダのようなもの。

2杯目は牛肉のパイ包み。おいしい。

料理の出てくるのが予想以上に遅く、ほおばり状態でダッシュ、集合場所には1分遅れくらいで到着しました。
バスの皆さん、すいません。18人乗りマイクロバスがほぼ満席でした。

アルバイシン地区を揺られてロス・タラントスのフラメンコ会場へ向かいました。

21:15
最初にワンドリンクが出てきて、その後1時間半くらいのショーです。年齢やレベル？の違う人が交代で踊り、全部で9人のパフォーマンスでした。

この人が一番ステキでした。

ショーの後、サン・ニコラス展望台の近くで降ろしてくれて、10分くらいの写真タイムです。
夜のライトアップされたアルハンブラ宮殿です。

23:30
ホテルに戻るとそのまま就寝。明日の朝は久々にゆっくりできます。