気仙沼線BRTと大船渡線BRT、三陸鉄道、久慈線でつなぐ三陸海岸の旅 ①鉄路で行く仙台から小牛田、柳津へ

2023/11/10 - 2023/11/10

11月の週末、東日本大震災以来の訪問となる三陸海岸を旅してきました。震災前とは交通網は大きく変わり、気仙沼線や大船渡線はBRT化され、JR山田線であった釜石～宮古間も三陸鉄道に移管され、盛～久慈まで一本化されました。この旅では、急に冬支度を始柳津めた機構に様変わりした三陸海岸を中心に、弘前まで足を延ばした旅ですが、列車に乗っているか、食べているか、だけで観光要素はありません。

本旅行記は、
①鉄路で行く仙台から小牛田、柳津へ
②2つのBRTで気仙沼、盛へ
③三陸鉄道で盛～宮古～久慈間制覇、三陸名物も堪能
④八戸線と旅の〆は弘前名物「中みそ」と弘南線
の4編から成ります。

こちらは、
「①鉄路で行く仙台から小牛田、柳津へ」で、仙台から気仙沼線BRTの乗換駅、柳津までの旅です。

エリア 南三陸・登米(宮城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅のスタートは、仙台駅から一駅、広瀬通駅からすぐのところにあるドーミーインエクスプレス仙台広瀬通。朝早く出発するので前泊。少し老朽化は進んでいますが、サービス抜群のホテルです。

ドーミーインＥＸＰＲＥＳＳ仙台広瀬通 宿・ホテル

ドーミーイン名物の夜鳴きそば。もちろん、前日夜、いただきました。ちょうどお月見の日だったので、ゆで卵のサービス付きでした。

ドーミーインＥＸＰＲＥＳＳ仙台広瀬通 宿・ホテル

もう1枚、前日のものを。こちらは、某バナナマンのグルメ番組で、日村さんが紹介してからさらに人気沸騰中のパスタ屋さん。新幹線で仙台に着いて、まず、頂いたのがコレ。イタリア人もびっくりでしょうが美味でした。

パスタハウス トライアングル グルメ・レストラン

ホテルから歩いて10分弱で仙台駅に到着。いつも見る風景ですが、貫禄のある駅ですねえ。

仙台駅 (JR) 駅

やはり仙台で、この二人の活躍は外せない。全国区タレントになっても、地元の番組にも多数出演。頭が下がります。

仙台駅 (JR) 駅

Suicaが利用できない区間があるので自動券売機で切符を購入。BRTはJRの路線なので、切符もそのまま購入できます。

仙台駅 (JR) 駅

朝ごはんがまだだったので、仙台駅構内（改札後）の駅そば店「立ちそば処 杜」へ。鰹出汁の良い匂いと、唐揚げそば、という殺しメニューに誘われてしまいました。実は、当初は別のお店を考えていたのですが、時間を勘違いしていることに気づかず、時間もないと、こちらへ。

立ちそば処 杜 グルメ・レストラン

有名な我孫子駅の弥生軒の唐揚げそばとそっくり。実はこのお店のオーナーが親戚関係で、許可をもらって出しているとのこと。もちろん美味でした。

立ちそば処 杜 グルメ・レストラン

お腹も満たされたので、列車に。7時9分発の小牛田行に乗ります。

仙台駅 (JR) 駅

東北本線のホームに降りました。仙台駅は東北本線以外にも、常磐線、仙台空港アクセス、仙石東北ライン、仙石線、さらに仙台市営地下鉄と、さまざまな列車に出会えます。

仙台駅 (JR) 駅

反対側には仙台空港アクセスが停まっていました。この路線の開通で仙台空港へのアクセスはかなり改善されました。

仙台空港アクセス鉄道 乗り物

こちらは「仙石東北ライン」。以前から仙石線と東北本線は松島海岸付近で近接していましたが、電化方式の違いで直通ができなかったものの、ハイブリッド気動車の登場で解決。仙台から石巻まで、10分程度の短縮を実現しました。

仙石東北ライン 乗り物

小牛田行が到着。折り返し列車でした。車両は701系。仙台車両センターに配置された、ワンマン運転可能な車両です。

JR東北本線 乗り物

南東北地区の路線図。東北本線を中心に様々な路線が繋がっていますね。

JR東北本線 乗り物

松島海岸あたり。おむかえは仙石線。

松島海岸駅 駅

7時54分、仙台から45分で小牛田に到着。左側は仙台行の列車。

小牛田駅 駅

小牛田までが仙台の都市圏となっていて1時間に2本程度の運行。ここで普通列車の運行は分かれていて、宮城県北部と岩手県南部への一ノ関方面は乗換となります。

小牛田駅 駅

ここで、当初は仙台8時11分発の列車で、9時27分発の女川行に乗ろうと思っていたのに、1時間早い列車に乗っていたことに気がつく。まぁ早い分にはいいかと、乗る列車を変更するが、それでも時間があるので、駅の外へ。

JR石巻線 乗り物

まずは、ホームで列車を観察。小牛田は陸羽東線の始発駅。以前は幹線の迂回ルートでもありましたが、近年は地域輸送と観光がメイン。

JR陸羽東線 (奥の細道湯けむりライン) 乗り物

東北本線、陸羽東線、石巻線の3路線が乗り入れる駅。1890年に開業した歴史のある駅で、東京から395kmの場所。いくつか商店もありましたが、土曜の早朝ということもあって、人も少ない。

小牛田駅 駅

駅から街へ。左側にヨークベニマルがあり、その中には無印良品が入っているようです。まだ、開いていないのでパス。

小牛田駅 駅

緑色の「新幹線」と目立つ看板が気になり、行ってみることに。

遊戯施設でした。

駅に戻ります。小牛田からは石巻線に乗り、気仙沼線との乗換駅の前谷地に向かいます。

小牛田駅 駅

快速湯けむり号が停まっていました。湯けむり号は、東北本線と陸羽東線を通り、仙台から松島や鳴子温泉、赤湯温泉を経由して新庄に向かう列車です。これから仙台に向かうようです。

JR陸羽東線 (奥の細道湯けむりライン) 乗り物

鉄道開業時の客車をイメージしたレトロラッピングの車両で、車内はリクライニングシートを完備。

JR陸羽東線 (奥の細道湯けむりライン) 乗り物

8時45分、やっと発車時刻になりました。まずは石巻線に乗車して、前谷地をめざします。

JR石巻線 乗り物

あっという間（15分）で前谷地に到着。ここで気仙沼線に乗換。

前谷地駅 駅

気仙沼線BRTはここからも発着していますが、せっかくなので鉄道が残っている柳津までは列車に乗ることにしました。ということで左の列車から右の列車に乗換。

前谷地駅 駅

ちなみに「前谷地」は「まえやち」と読みます。

前谷地駅 駅

気仙沼線の柳津行に乗車。一両編成のワンマンです。

JR気仙沼線 駅

前谷地から23分で柳津に到着。鉄道線はここで終わり。BRTに乗り換えになります。気仙沼線は三陸海岸沿岸を走行していたことから、柳津～気仙沼間で大きな被害を受け、2012年からこの区間はBRTとなり（2020年に廃止）、1968年に開通した旧北上川に沿う区間のみ、鉄道線として残こりました。

柳津駅 駅

ここから先はBRTに。線路は途切れてしまいました。

柳津駅 駅

BRTとはいえ、表示は鉄道と同じレベルです。

柳津駅 駅

柳津駅には駅舎もあるのですが、閉鎖されていました。

柳津駅 駅

柳津駅で折り返しを待つディーゼルカー。いずれはここから先も線路が伸びてきたことを知る人も少なくなるのでしょう。

ご覧いただきありがとうございました。
この先の旅は、
②2つのBRTで気仙沼、盛へ
に続きます。

柳津駅 駅