
2023/10/07 - 2023/10/09
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shushu tany さん
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【長崎くんち関係】と【太平洋戦争関連史跡】の2つが(互いに関連性はないですが)この旅行記のテーマです。
長崎の主な祭りのひとつ「長崎くんち」が行われている、10月の3連休(10/7~10/9)に、親戚のいる長崎を子連れで訪問しました。「長崎くんち」はほどほどに楽しみつつ、以前から行きたかった、佐世保や長崎市内の太平洋戦争関連史跡も訪問しました。
ちなみに「長崎くんち」は、旧暦の9月9日を良き日として祝う中国の風習が伝わり、9日(くにち)を「くんち」と読んで、お祭りの日としたようです。
《見学、訪問、体験、食べたもの》
【長崎くんち関係】
・気球に乗船体験(10/7)
・「鯨の潮吹き」(10/7)
・「御朱印船」(10/8)
【太平洋戦争関連史跡】
・佐世保の「針尾送信所」(10/8)
・長崎市内の「平和公園」(10/8)
・原爆被害のあった「浦上天主堂」(10/8)
【グルメ】
・洋食(10/8)
・長崎ではレアな信州「戸隠そば」(10/8)
・佐世保バーガー(10/9)
※長崎くんちについては、こちらに詳しいです(オフィシャルサイト)
https://nagasaki-kunchi.com/
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1日目:10/7(土)
【長崎くんち関係】
長崎くんちの3日間(今年は運良く3連休)の初日、10/7(土)の夕方に長崎に着き、行動開始します。
早速、県庁跡地の広場で気球が上がっていたので、見物します。あらかじめ親戚が気球のチケットを買っておいてくれたので、息子だけ乗せます。 -
私自身は気球を間近で見たのは初めてでした。
遠くからでも熱が伝わり、熱いです。 -
町中なので、10メートルほどしか上がらなかったのですが、貴重な体験になりました。
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近くを歩いていると、「鯨の潮吹き」に出くわします。
江戸時代の捕鯨が再現されたものだそうです。
写真は遠すぎて分からないですが、奥に鯨の模型があり、背中から水が吹き上がり、「潮吹き」が再現されます。
親戚曰く、「他県の人が見たら『なんだこれ?』と思うだろうけど、長崎市民にとっては感動するんだよ」とのこと。
本来はこんな感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=N1UNw1ToXdU -
2日目:10/8(日)
【太平洋戦争関連遺跡】
この日は、日帰りで佐世保方面へ行きます。と言っても、ハウステンボスに行くわけではなく、地味ですが、太平洋戦争関連の史跡へ。
まずは、「針尾送信所」。
昭和16(1941)年12月8日、太平洋戦争が開始された真珠湾攻撃を命令した暗号電文「ニイタカヤマノボレ1208」は、この無線塔で中継されたとのこと。歴史上の重要な役割を担ったスポットです。
この塔は、大正11(1922)年、旧日本海軍が4年かけて155万円(現在の価値で250億円相当だそう)を投じて建設されたとのこと。いずれも高さ約136m、周囲38mの無線塔3本が、300mの間隔を置いて正三角形に配置されているようです。針尾送信所 名所・史跡
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目の前まで来ました。
高い! -
中を見学できます。
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当時の機器が残っていました。古い!
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塔を見上げます。
今でも骨組みなど、保存されています。本当に高いです。 -
続いて、今も残っている「電信室」を見学します。
これも当時のものが残っているようです。 -
「送信機電源室」と標示されています。
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中に入っていきます。
緊張感があると同時にわくわくもする感じ。 -
見学にはヘルメットの着用が要求されます。それほど、当時のまま残っている(=破損の危険もある)ということだと思われます。
ヘルメットをかぶって中に入っていきます。 -
こちらは、「整流器室」。
送信機で使用するため、発電した電気を交流から直流に変換する設備があったとのこと。 -
本当に当時のまま残っているのですね。
歴史に少し興味があるうちの息子(8歳)も、「怖い」と言いつつ興奮していました。 -
「倉庫」に入っていきます。
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こちらの倉庫には、硫酸などの化学薬品が長期間保存されていたようで、損傷が激しいようです。そのまま残されているのがすごい!
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当時の雰囲気を味わえるのがすごい!
見応えがあります。 -
施設内の最後に、広い「機械室」というエリアに出ます。
なんと、1921年製の天井走行クレーンが残っているようです。 -
うちの子どもも、怖がりながらも興奮していました。
無線塔も含め、ものすごく見応えのある施設でした。 -
良い時間になったので昼食とします。
長崎市内に戻る途中の西海市にある、信州そばのお店「そば処 一粒」。
九州はラーメンやうどんのイメージが強く、信州そばはレアなのでは?新鮮です。そば処 一粒 グルメ・レストラン
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本格的な信州そばを堪能。
おいしい! -
いったん長崎市内に戻り、平和公園へ。
長崎には親戚がいるので何度も来ているのですが、平和公園は初めて訪問します。平和公園 公園・植物園
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碑が立っています。原爆の恐ろしさを学びます。
・・・・・・・・・・
のどが乾いてたまりませんでした
水にはあぶらのようなものが
一面に浮いていました
どうしても水が欲しくて
とうとうあぶらの浮いたまま飲みました
―あの日のある少女の手記から -
こちらは旧ソ連から寄贈されたものですが、ロシアがウクライナに対して核の恫喝を行っている現状が皮肉過ぎます。
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この平和公園はもともと刑務所だったようで、跡が残っています。
長崎刑務所浦上刑務支所跡 名所・史跡
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これが有名な、平和祈念像ですね。
初めて間近でみることができました。 -
続いては、平和公園から歩いてすぐの、浦上天主堂へ。
こちらも、太平洋戦争関連(原爆関連)史跡があります。浦上天主堂 寺・神社・教会
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こちらは、原爆によって、浦上天主堂の鐘楼(鐘のある塔)が崩れ落ちてきたものがそのまま残されているものです。
今でもそのままの状態で残っているのがすごいです。
うちの息子も神妙な顔をして見ていました。浦上天主堂旧鐘楼 (アンジェラスの鐘) 名所・史跡
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現在の新しい鐘楼との対比がすごいです。
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その他、原爆によって顔が吹き飛んだ石像などが多数あります。
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顔が吹き飛んだ石像の前には千羽鶴も。
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無造作に置かれているのがすごい。
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浦上天主堂の近くに、如己堂という建物があります。
医師であり随筆家であった、地元で著名だった永井隆という人のため、浦上の人々やカトリック信者仲間達が、新しい住まいを建てたとのこと。
永井隆はこの小さな庵に、聖書の一節「己の如く隣人を愛せよ」という言葉から、「如己堂(にょこどう)」と命名したということです。如己堂 永井隆記念館 美術館・博物館
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近くの市電停留所から路面電車に乗ります。レトロな車両が来ます。
奥の車庫にも古い車両が多数止まっています。浦上車庫前電停 駅
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この日の夕食は、長崎の中心部のフレンチレストラン「ピエ・ド・ポー」で。
この暖簾(のれん)、長崎くんちの期間しかかかっていないようです。
長崎は、歴史的な経緯から、和食に比して洋食(中華もかな)が他の地域よりも多いのかもしれません。リーズナブルに、上質な洋食を食べることができるのが長崎の魅力です。ピエ・ド・ポー グルメ・レストラン
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前菜、スープ、魚料理、肉料理とすべておいしい!
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息子を、それなりに良いレストランで場慣れさせるという目的もありました。
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【長崎くんち関係】
夕食を終え、町中を少し散策します。
浜町のアーケード街まで来ると、太鼓の音が聞こえます。長崎くんちの「御朱印船」が来ました。運が良い!
本来はこんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=BschNYcXSeE浜町アーケード 市場・商店街
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ド迫力。雨だったからか、ビニールが被さっていました。
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思案橋方面を散策します。
古い交番「丸山交番」!
ザ・長崎という感じ。 -
丸山公園には坂本龍馬像が。
丸山公園 公園・植物園
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カステラで有名な「福砂屋」の本店も、古い!
長崎はどこを歩いても、歴史あるものに出会うことができます。福砂屋 長崎本店 専門店
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3日目:10/9(月・祝)
この日は、東京に帰るのみです。 -
今回の長崎訪問で食べられなかった佐世保バーガーを、最後に長崎空港でいただきます。
LOGKIT 長崎空港店 グルメ・レストラン
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