2021/11/24 - 2021/11/26
542位(同エリア572件中)
三峯霧美さん
今回の西国巡礼の旅、最後は中山寺です。
参拝には遅い時間なので、参拝者も少なく、ちょっと寂しさも感じる参拝。
勝尾寺から全く土地勘のない場所なので、ナビ任せのドライブ。
中山寺近くの駐車場では、入口の反対側の道に入って、住宅街をぐるりと回ったり、帰り伊丹空港に向かう道も、ナビの通りだと大渋滞なので、地図を見ただけの勘を頼りに、有料道路を下りて、ちょこちょこ走って、予定していたスタンドにたどり着きました。
ナビの無い時代は車に分厚い地図を乗せて走って、最終的には日本地図を思い浮かべて走るという芸当をしてました。「海(太平洋・笑)はあっち側だよね」
その感覚が衰えてないことが、ちょっと嬉しい。
時間通りにレンタカーを返却して、無事帰宅しました。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
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15:05 中山寺の近くのコインパーキングに到着しました。
入口の反対側の道に入ってしまい、奥の住宅街でぐるっと回って戻って来ました。
勝尾寺を出てから、ナビの仰せのままに走ること40分、知らない場所を走るのは、結構ストレスあるんです。たどり着いてよかった。 -
当初、時間があれば、このカフェで休憩もしくは、ランチしようと思っていましたが、全く時間がありません。
今回は車移動なので、かなり余裕をもってスケジューリングしてるんだけど、いつも時間が足りません。いい加減に学ばなければなぁ。 -
路地を抜けると、中山寺の山門に出ます。
紫雲山 中山寺
山門は1646年徳川家光による再建、望海楼と呼ばれ、昔は上から海が見えたそうです。中山寺 山門 名所・史跡
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足腰の丈夫祈願のわらじが奉納されています。
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門を入ると参道の両側に塔頭が並んでいます。
総持院
本尊 十一面観世音菩薩 -
不動堂 酉年生まれのご本尊が不動明王なんだそうです。
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水子地蔵
小さなお地蔵様が並んでいます。 -
こちらが本堂でしょうか。
本尊のほか、卯年生まれの文殊菩薩、鬼子母神に福禄寿もまつられています。 -
寶蔵院
未年、申年の本尊 大日如来と弁財天を祀ります。 -
こちらが本堂かな
旅から帰って分かったのですが、塔頭でも御朱印がいただけたようです、調査不足で、知らずにお参りだけしています。 -
華蔵院
戌年と亥年の本尊、阿弥陀如来と毘沙門天を祀ります。 -
正面拝殿 毘沙門天、大日如来、阿弥陀如来。
左側に 十一面観音、虚空蔵菩薩 -
中山寺で一番古いという水子地蔵
明治の廃仏毀釈で衰退していた中山寺、昭和5年に無住となっていた華蔵院に入った石堂恵猛大僧正は中山寺の伽藍を整備し、年中行事を復活させ、講を結成し、中山寺を中興させたのだそうです。 -
稲荷大明神
このほか、動物供養や祈願、ペットのお守りもあります。 -
参道の両側はダリアが大輪の花を咲かせて、とてもきれいです。
和服姿のご家族、11月は七五三ですね。 -
観音院
辰年、巳年の守り本尊、普賢菩薩と大黒天を祀ります。 -
本堂
しかし、どうして塔頭で御朱印がいただけること、調べなかったんでしょうか・・・。
でも時間がかなり押していたので、知っていても、時間切れでいただけなかったかも。 -
成就院
丑年寅年の守り本尊、虚空菩薩と布袋尊を祀ります。 -
歓喜天堂でしょうか
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本堂 虚空蔵菩薩と布袋尊はこちら。
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時間が遅いからか、参拝者はいません。
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参道を進みます。ダリアがきれいです。
中山寺は聖徳太子が建立したという日本で最初の観音霊場です。
曽我馬子と聖徳太子に敗れた物部守屋の霊を納めるために建立されたと伝わります。 -
手水舎 コロナの影響で、ひしゃくがありません。
お寺は仲哀天皇と大中姫の間の皇子の麛坂皇子と忍熊皇子の追悼供養のために建立されたとも伝わります。 -
手水舎の奥に鐘楼、日差しが斜めに差してます。
仲哀天皇が崩御すると、麛坂皇子と忍熊皇子は、仲哀天皇と神功皇后との間に生まれた誉田別尊(後の応神天皇)が次の皇位に着くことを恐れ、共謀して皇后軍に対して反乱を起こします。 -
大黒堂 子年の千手観音をまつります。
二人の皇子は現在の明石市で陣地を構築し、兎我野で反乱の成否を占いを行う際に、麛坂皇子が猪に襲われて亡くなってしまいます。 -
大黒様 お金が貯まって、楽しいことに使えますように。・・貯めるだけじゃねぇ。
忍熊皇子は不吉な前兆と恐れをなして大阪住吉に後退し、宇治で皇后軍に挑みますが、戦いは劣勢となり、瀬田川に身と投げて亡くなりました。 -
寿老神堂 丑年の寿老神をまつります。
阪急沿線西国七福神(寿老人)の札所ですが、コンプリートすると阪急のオリジナルグッズがもらえるそうですよ。
摂津国八十八所霊場 第七十番の札所でもあります。 -
摂津国八十八所霊場は昭和に入って再興されました。
中山寺の奥の院も七十一番の札所になっています。
奥の院はここから山道を1時間登って行ったところなので、今回はお参りを断念。
この旅は、もう一泊したほうがよかったような気がします。 -
五百羅漢堂 1997年再建
中山寺の創建当時は、現在の奥の院の場所だったそうです。
奈良時代にはたくさんの伽藍が並ぶ大寺院だったと伝わります。 -
ご本尊の両側に五百体以上の羅漢さんの像が並んでいます。
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よく見ると、一体一体、きれいに彩色されているんです。
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五百羅漢堂の地下は「ねはん堂」
看板がなかったら分からなかったですね。入ってみましょう。 -
仏陀の涅槃図の両側に千体の金色の仏様が並んでいます。
多くの仏さまは奉納されたものでしょうね。 -
石の櫃(からと) 白鳥塚古墳(中山寺古墳)
伝わるところによれば、仲哀天皇の最初の后の大中姫を埋葬した場所だそうです。
718年 奈良の長谷寺の徳道上人が冥土で閻魔大王から、観音信仰を広めろと言われて生き返り、御宝印を授かり、この場所の石棺に納めました。 -
石棺があります。
徳道が御宝印を納めて270年後の平安時代、花山法皇が石の櫃(からと)から御宝印を見つけ出し、西国三十三所観音巡礼を再興しました。 -
閻魔堂
徳道上人と閻魔様のゆかりってことで、閻魔堂です。 -
小さいころ、うそをつくと、あの世で閻魔様に舌を抜かれるって親に言われました。
そんな迷信は信じない、大人にしてみりゃ、つまらない子供で、返事もろくにしなかった記憶があります。 -
水掛地蔵
水をかけて、亡くなった方の供養をします。
この後、納経所で御朱印を頂きました。行列してるかと思ったら、私一人。
今日は土曜日だけどな・・・。 -
境内にはエスカレーターとエレベーター完備です。
足腰が弱っても、お参りできますね。振り返ると、街並みを見下ろす景色。
平安時代の末期に多田行綱は妻の不信心を中山寺の観音様が「鐘の緒」で妻を改心させて夫婦の仲が円満になり、それが子授かりや安産祈願の信仰になったのだそうです。 -
本堂 前面に屋根がついているので、正面からの撮影すると、こんな絵になります。
1578年荒木村重と織田信長の戦火で全山が焼失。
秀吉は中山寺で祈願して、秀頼を授かったとそうです。
本堂は1603年に豊臣秀頼によって再建されました。 -
ご本尊 十一面観音 西国三十三所 第24番
両脇も十一面観音が祀られて、三体で三十三面の観音様になります。 -
ご本尊は毎月18日に御開帳されます。
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御朱印は納経所で。
西国三十三所 第24番 中山寺 大悲殿 -
こちらは真言宗十八本山の御朱印
十八本山のうち、11寺におまいりしておりますね。
中山寺は御朱印は一度並んだら一つだけ書いてもらえるんですが、ほかに誰も並んでいなかったので、書いてもらえました。 -
阿弥陀堂
先祖や故人の供養を行うお堂です。
奥に観音茶屋があるのですが、やっぱり時間がなくて寄れませんでした。
う~ん残念です。 -
中山寺では、檀家の寺がない、お墓がない、お仏壇がない、墓じまい、仏壇をしまいたい、永代供養、納骨、いろいろ相談に乗ってくれます。
もちろん費用が掛かりますけどね。
それを嫌う人もいますけど、お寺を維持するには仕方ないことかなと・・・。 -
説明書きの無い六角堂があります。
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亥の子地蔵(北向き地蔵)
十月の亥の日に、ぼうきで地蔵尊を掃き清めて自分を加護すれば、頭痛、肩こり、腰痛、中風、リュウマチなどに功徳があるといわれます。 -
大阪のビル街が遠くに見えています。
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大願塔 荒木村重の乱で焼失し、2007年再建
1階は妙音殿 永代供養された方の位牌がずらりと安置されてます。
本尊 大日如来 特別永代供養された方のお位牌の安置所
ちなみに特別永代供養の期間は百年、供養は100万円、ご夫婦だと190万円
霊園の墓地と墓石の費用を考えると、それほどでもないかと思います。 -
鎮守社
寺鎮守と七福神の恵比寿神が祀られています。 -
子授け地蔵
子宝を望む人が願布を奉納します。 -
お地蔵様の両側の白い布が願布みたい。
たくさんありますね。 -
青龍塔 五重塔
そばまで来て青く塗られているのに気づきました。珍しいですね。
2017年再建。荒木村重の乱で焼失し、400年ぶりの再建、御舎利が安置されています。
東方を守る青龍のイメージなんだそうですよ。 -
塔の内部は心柱を大日如来として、四方に如来を配置して、金剛界五仏をまつっているそうです。
初層は裳階付き。もちろん木造です。
とてもきれいな塔なので、しばし見とれてしまいます。
青い塔も素敵ですね。 -
大師堂 摂津国八十八か所 第69番札所
子授け祈願
秀吉が中山寺で祈願して、秀頼を授かったという伝説もあり、子授けの霊験あらたかだとか。 -
ご本尊は弘法大師
めでたく子供が授かったら、次のカップルに縁をつなぐため、報告にきて、子授け地蔵に短冊を奉納します。
これも、あとから知ったのですが、弘法大師の御朱印はここで書いてもらえたみたいです。 -
周囲は西国三十三所のお砂踏み、巡礼は500円かかります。
実際に巡礼しているので、パスしましょ。 -
お稲荷さんがありました。
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護摩堂 五大明王が祀られています。
近畿三十六不動尊 -
近畿三十六不動尊の御朱印
五大尊 -
開山堂
聖徳太子の像が安置されています。 -
16:00 左側は本堂 秋色に染まった境内です。
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帰りは反対側からの本堂。
すっかり日が傾いてしまいました。秋は夕暮れが早いですね。
駐車場に戻りましょう。 -
もっとゆっくりダリアを見たかったな。
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振り返ると、ダリアの花が並んだ先に五重塔と堂宇が見えるバランスの整った絵。
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16:13 門まで戻ってきました。サクサク見たので、予定通りに戻ってこれました。
本日も余すところなく予定を消化。
ここから伊丹空港近くのスタンドでガソリン入れて、空港に戻るって重要ミッションが残ってます。
夕方の渋滞に巻き込まれ、それをすり抜けて、17:00ごろ 空港到着しました。 -
17:30 伊丹空港で ちゃちゃと夕食をとることにしました。
551で。 -
シュウマイとあんかけ焼きそば おいしかったですよ。
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伊丹ー羽田の乗客はビジネス客ばかりで、前日からANAが何度かメールを送ってきて、搭乗する便は満席で客室内で荷物を格納するのに時間がかかるから、手荷物は預けてほしいというのです。
私も機内持ち込みサイズなんだけど、ちょっと面白そうなので、自動で荷物預けできるシステムを使ってみました。あら~、近未来がやってきた、って感じ? -
お土産を物色して、スマホ片手に保安検査場を無事通過。
ここまでくれば、ミッション終了。後は機長さんが羽田まで連れてってくれる、お気楽です。 -
さすがに幹線、中央付近の13番搭乗口です。
定時に羽田到着、荷物受け取りを待っていると、ゴンゴン動き出したコンベアに乗ってるのは数個・・・やっぱなぁ。
そんなこんなで、地元行のリムジンバスはコロナの影響で便数が少なく、あっという間に満席となってしまいました。
まあ、荷物預けるって、こういうことなのね。
でも電車使って無事自宅到着いたしました。
今回も充実した巡礼旅になりました。紅葉きれいだったなぁ。
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