2021/11/24 - 2021/11/26
2093位(同エリア2154件中)
三峯霧美さん
姫路城の見学を終え、お城周辺の神社を回っていきます。
城内にある姫路神社、 射楯兵主神社、ランチの後は水尾神社、男山八幡宮 千姫天満宮、それぞれ、趣の違う神社でした。
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11:11 姫路城の天守閣と西の丸一回りして、城内にある姫路神社にお参りします。
姫路神社 寺・神社・教会
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全国のお城の中にある神社は明治以降に創建されたところが多いです。
この姫路神社も同様で、廃藩置県のあと、地元の人たちによって、旧藩主への感謝や思慕の念で作られました。 -
酒井家の歴代の藩主と酒井家の遠祖の酒井正親を祀ります。
桜の並木になっている参道、桜の名所だそうです。 -
酒井正親は戦国武将、徳川(松平)の家臣で家康とその父、祖父の三代に仕えました。
1749年に酒井忠恭が姫路藩に移封になり、酒井家は幕末まで藩主を務めました。 -
社務所のわきに秀吉が愛用したという手水がありました。
家康に仕えた酒井家は「雅楽頭酒井家」の正親と「左衛門尉酒井家」の忠次がいて、姫路藩主になったのは「雅楽頭酒井家」の子孫です。 -
拝殿
創建時は白鷺小中学校の近くにありましたが、敷地が狭く、民家に隣接していたので、大正14年に現在地に遷座したそうです。 -
御朱印はこちら、下の印は酒井家の紋です。
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境内社の寸翁神社
姫路藩の家老の河合道臣を祀ります。
農民の生活を保障し生産性を高め、港を整備して物流の拠点とし、木綿や塩などの特産品を専売するなど、四半世紀で借金まみれだった藩の財政を立て直しました。 -
そのほかにも、学校を作って人材育成をはかったり、城下の和菓子屋、伊勢屋本店を京や江戸に送って、和菓子の技術を学ばせ、帰国後、藩の御用菓子商としました。
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今回、姫路のお土産に買って帰った銘菓「玉椿」は、伊勢屋が1822年に藩主婚礼のために造ったお菓子です。
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御朱印を頂きました。
「寸翁」は河合道臣の晩年の号です。
神社は1957年に姫路市商工人によって創建されました。 -
岩倉稲荷神社 大正14年に市内から遷座しました。
2月3日に節分祭(追儺祭)が行われるそうです。 -
御朱印を頂きに社務所に行くと、御朱印は書置きでセルフ、姫路神社の御朱印だけが欠品中、室内にいた方に声をかけて、新しいものに日付を入れてもらいました。
その間、窓口にいた男性と、ちょっとおしゃべり。
平成のお城の改修以前は神社の手前にある「との四門」に見学コース入口があって、天守閣まで短時間で行けたそうですが、急な登りで大変だったそうです。 -
その「との四門」前から天守を横目に見て、喜斎門跡を通ってお城の南東にある射楯兵主神社に向かいます。
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11:40 射楯兵主神社 いたてひょうずじんじゃ
式内社 播磨国総社
播磨国の国府の北西がこの辺りでした。
この建物は神社の西側の2006年に再建された総社御門播磨国総社 射楯兵主神社 寺・神社・教会
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総社御門はかつて姫路城の城郭門で、総社に通じているので総社門と言われていました。
大正時代に国道を作るために壊されたため、神社様式で再建されました。
道路の反対側に渡らないと正面の絵が撮影できず、元気がなくて裏側だけ撮影。 -
二階はイベントスペース、三階の窓から姫路城が見えます。
この場所は姫路城の中曲輪内になります。 -
こちらが神門
564年に神様が現れて(影向)、現在の水尾神社のある場所に大己貴尊(兵主神)を祀ったとつたわります。 -
手水舎
8世紀以前には射楯の神が飾磨郡因達里に祀られていました。
延喜式神明帳には「射楯兵主神社二座」とあるので、そのころには兵主神と射楯神が並んでいたようです。 -
拝殿 祭神 射楯大神 兵主大神
1181年に播磨国内の神様を合わせて「播磨国総社」となりました。
秀吉が姫路城築城の際に現在地に遷座しました。
歴史ある神社ですが、空襲ですべての社殿が焼失してしまい、現在の建物は戦後復興されたものです。 -
摂社 恵美酒社・住吉社
とても立派な社殿です。御祈祷でしてもらえるようです。
神社にもよりますが、結婚の挙式は本殿前で、その他の御祈祷は別の神殿で行われることがあります。人気の神社では土日など御祈祷が重なると、そうせざるを得ないかも。 -
本殿の奥の東西に播磨国の神様が祀られています。
総社ですからね。 -
ハート型の恋愛成就絵馬がかけられています。
51って何だろうと思ったら、51=コイ=恋 なんだって。 -
神明社 天照大神 豊受大神
国土安泰 五穀豊穣 -
案内社・八幡宮
猿田彦神の案内社と八幡宮 -
伏見稲荷が本宮の 稲荷社
そのほか、鹿島社、戸隠社、琴平社、粟島社、長壁社、天神社、厳島社、もう何でも願い事がかなってしまいそう。 -
立派な結婚披露宴会場も隣接してて、この日も七五三のお参りに来ている家族がいました。
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社務所で御朱印を頂きました。
奉拝の印はミミズク 眷属はミミズクなんだそうですよ。 -
こっちが正面参道 神門からワンブロック歩き、国道2号に面したところに一の鳥居があります。
社号を撮影して、おなかが減ったので、ランチを食べに行こう! -
国道2号はお城の中堀を埋め立てて造られました。石垣が残っています。
姫路市民会館前という交差点に、姫路城の総社門跡があります。姫路城 総社門跡 名所・史跡
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みゆき通りというアーケードのある商店街、姫路駅前までずっと続いています。せっかくだから、そこを通ってみよう。
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先が見えないほど長い。駅から遠い場所ですが、人通りがあるのがすごい。
最近の商店街は郊外のショッピングモールに人気を奪われて、駅前といえどもシャッター通りになってるところが増えています。
商店街、頑張ってほしいなぁと思います。 -
さっき曇っていたけど、また青空が見えてきた。通りを渡ると、右側に姫路城。
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ランチの前に、お土産を調達。
甘音屋 駅に近い姫路北店、小さな店舗なので、入店の人数制限がありました。甘音屋 姫路北店 グルメ・レストラン
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お目当ては、「球体最中 笑美玉 えみだま」
色とりどりの皮にぎっしり詰まった餡。
フランボワーズ、抹茶、レモン、ラムネ、小豆、ピーナッツ、オレンジ、パイン、メロン、マンゴー、ブルーベリー、桃
もちろん全部購入、同僚のお土産分も、しっかり購入しました。
どれも、素材の風味がたっぷりで、おいしく頂けました。
北海道産の小豆を寒天で集めた「玉兎」も購入、小豆のうまさが引き立ちます。 -
12:36 燈(ランプ)というパン屋さんのイートインでランチします。
路地を入ると、虹色の傘がお出迎えベーカリー燈 グルメ・レストラン
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メニューにバーガーが見当たらず、ベーグルサンドを頼んだら、なんだか不審に思ったようで、厨房の方が確認にでてきました。
メニューはラミってあって、なんと裏面もメニューになっていたことに気が付かず、ベーグルしかないのかと思っちゃったよ。
ファストフードのバイト経験があるんで、カウンターメニューに裏面はないと思い込んでいた。 裏、あるんかい!! -
バーガーはボリューミーでこれ一個でお腹いっぱい。
フレンチフライに塩が振ってなかったわ。(体調気遣ったわけじゃなく、忘れたみたい)
カウンター席で、隣の席が空いていたので、ゆっくり食事ができました。
満席だと窮屈だろうなぁ。 -
13:50 大手門駐車場から車で移動して男山八幡宮へ。
ここ、住宅街の中の狭い道に面してて、なるべく広い道を使って到着。・・ストレスフルだ。
田舎の古い町は、路地が狭いんですよね。無事到着。水尾神社 寺・神社・教会
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男山八幡宮の駐車場に水尾神社(みずおじんじゃ)があります。
古くは伊和大神を祀っていて、565年から大己貴命、764年に兵主神を祭祀しました。 -
787年に坂上田村麻呂がさっきお参りしてきた総社の射楯兵主神社の場所に兵主神を遷座し、里人が男山に祠を建てて祀ったので、播磨国総社の元宮と言われます。
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御朱印は後日、郵送で届きました。
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男山八幡宮の社務所、無人のことが多いそうで、この日もどなたもいらっしゃらず。
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御朱印を郵送してもらう手続きをします。
必要事項を記入して千円を添えてポストに投函しました。 -
駐車場はとても広いので、助かります。
今回の旅のお供は黒いノート君。よく走るいい子です。燃費もいいしね。 -
参拝はこの石段を登ります。生活感たっぷりのごみ置き場。
さっき盛大に音楽を流しながらゴミ収集車が来てました。 -
これが山というだけあって、結構な登りです。息が切れて途中で休憩しないと登れない。
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石段の途中に祠の移動告知看板がありました。
誰かが思いを込めて祠を作り、地蔵さんを置いて、お参りしていたのでしょう、引き継ぐ人がいなければ、無縁になってしまいますね。ちょっとさみしい。 -
急だな~、頑張ってるぞ。
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尾張徳川家 第二十一代 徳川義宣 参拝記念の石碑がありました。
尾張徳川家は家康の九男、徳川義直から始まりますが、直系は途絶えて養子が継いでいて、こちらの義宣さんも、奥様が尾張徳川家の方です。 -
13:57 千姫天満宮
千姫は徳川家康の孫で、豊臣秀頼の正室でした。大坂夏の陣で秀頼が亡くなり、本多忠刻と再婚したのが19歳の時、その翌年、本多家が姫路に移封になりました。千姫天満宮 寺・神社・教会
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1623年に本多家の繁栄を願って城の北西の鎮めとして建立しました。
羽子板を6枚奉納したそうです。 -
姫路城の西の丸から拝礼できるように東向きに建てられています。
千姫は天神様を信仰していたそうです。 -
絵馬は羽子板の形。
天神様なので学業成就、仲睦まじかった忠刻と千姫にあやかって恋愛成就のご利益もあるそうです。 -
かわいいピンク色の御朱印です。
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ここからさらに石段を上って八幡宮へ、
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戯れる戎大黒 楽しそうですね。
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男山八幡宮 1345年赤松貞範が姫路城を築く際に京都の石清水八幡宮から分霊して祀りました。
1676年に当時の藩主、松平直矩によって社殿を修復。
1716年に榊原政邦が社殿を新築、この石鳥居はその時に寄進されたものです。男山八幡宮 寺・神社・教会
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拝殿、幣殿、本殿
1987年に放火で社殿は焼失してしまい、1990年に再建された社殿です。 -
京都の石清水八幡宮は京都の「男山」に鎮座しています。一方、姫路城は姫山に築城されているので、「対」になっているというわけです。
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御朱印を頂きました。山の印にはジグザグに進む参道が描かれています。
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さて、ここからさらに石段を登っていくと、頂上にある公園にまっすぐ上る長い石段に合流します。
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14:05 男山配水池公園
1929年に姫路市内の上水道に水を送る配水池が山頂に作られました。平成に入って、公園として整備されたそうです。男山配水池公園 公園・植物園
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そして、姫路城のビュースポットの一つです。なかなかの絶景。
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姫路城も、これで見納め、じっくりと天守閣を眺めました。
旅のメインの西国巡礼に出発しなければ。 -
公園直結の直線の石段であっという間に降りれるのですが、せっかくなので神社巡りの道を引き返して駐車場に戻りました。
14:25 さあ、姫路に別れを告げ、西国札所の一乗寺へ向かいます。
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