2021/11/24 - 2021/11/26
1925位(同エリア2154件中)
三峯霧美さん
西国札所巡礼の旅、姫路の二日目は姫路城を見て回ります。
天守閣周辺を歩き回って、次は西の丸、ここの主人公は千姫、いろいろと展示を見て回ります。
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10:05 姫路城 天守閣の見学を終えると、順路は「備前丸」に降りてきます。
皆さん姫路城バックの撮影して、楽しそう。姫路城 (姫路公園) 名所・史跡
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天守と反対側の眺望は「三の丸」の芝生と道の先に姫路駅
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「備前門」から「二の丸」に降りていきます。
この門の奥に「へノ門」「とノ門の一~四」「ちノ門」があります。
一連の門を通る道は、城の裏口にあたる搦め手の通路ですが、現在は見学不可となっています。 -
「備前門」をくぐると「帯ノ櫓」 内部は非公開ですが、風情を楽しむための茶室になっていたんだそうです。
この櫓が乗っている石垣は城内で一番高い石垣で23メートルあるそうです。景色も楽しめたでしょうね。
後で下から見てみましょう。 -
「帯ノ櫓」のわきに下に降りていく埋め門の通路があって、「腹切丸」に通じています。
「腹切丸」は切腹をした場所だと、昔は説明していたようですが、そんなのは大正時代の嘘っぱち。
曲輪の真ん中に井戸があるので「井戸曲輪」が公式名称です。 -
「備前門」をくぐると通路はすぐに右に曲がり「帯曲輪」を通ります。
ここは英映画の「007は二度死ぬ」のロケで忍者が手裏剣を投げて国宝に傷をつけたという塀です。塀側に投げたほうが、演出効果が高いからという理由だそうです。
第二次世界大戦の記憶も生々しい1966年のこと、敗戦国の日本の文化財より、映画の演出のほうに重きを置いたのでしょう。 なめられたもんです。
もちろん修復され、費用の全額は映画会社持ち、当たり前です。 -
「帯曲輪」の突き当りは小さな「ヘの櫓」その右側に「りの門」があります。
ここ、「太鼓櫓」と呼ばれているそうですが、明治時代に本物の太鼓櫓を壊し、太鼓をここで保存していたからだそうです。 -
狭間から「切腹丸」がちらっと見えます。
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二の丸は「帯曲輪」から階段状に「いノ門」まで続きます。
「りの門」をくぐると「上山里丸」に出ます。
「上山里丸」の名称を持つ城はすべて秀吉が建てた城で、城主がくつろぐ場所でした。ただ、江戸時代後期には建物はなかったそうです。 -
「上山里丸」にはお菊井戸があります。
番町皿屋敷の幽霊話のお菊さんの井戸ですが、これも大正時代に作られた嘘っぱちだそうですよ。 -
「渡櫓」では大名行列の資料展示がありました。
衣装の展示もあるのですが、11/6に開催された大名行列再現パレードに貸し出ししてて黒いマネキンだけが展示されています。 -
持って歩く道具や、行列の順番、行列の長さ、かかった費用とか、面白い展示でした。
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唯一展示されていた衣装。
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その隣では大天守の鯱瓦の展示があります。明治、昭和、平成。
同じ大きさで比べられるのは面白いですね。 -
「ぬノ門」をくぐります。
渡櫓は二階建で、現存する二階建の渡櫓はここだけです。 -
「ぬノ門」をくぐると 西の丸方向が見えました。二階建ての建物は西の丸の化粧櫓 千姫ゆかりの櫓です。
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小さな下りの石段の先にあるのが「るノ門」です。
降りると三国堀のわきに出てきます。 -
トンネル状になってる埋門で、敵が来たら石垣を崩して埋めるのです。
引き返して、順路通り進んでいきましょう。 -
「ぬノ門」を出たところにある高い石垣は、「備前丸」の石垣で扇の勾配といわれる美しい曲線を描いています。
池田輝政時代の普請なので、この時期には石垣造りの技術が構築されていたのです。 -
道が狭くなっています。ここに「をノ門」がありました。左側の石垣には「りノ櫓」が乗っていましたが、明治時代に失火で焼失してしまいました。
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ここの石垣は緩くカーブを描いています。
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10:24 「いノ門」に戻ってきました。
かなりゆっくり回った天守閣、1時間20分かかっています。 -
「菱の門」の手前にいる、案内係のおじさんがに西の丸も見ていってくださいと連呼しておりました。
ちゃんと見ていきますよ。
西の丸は緩やかな坂を上っていきます。 -
坂の途中の左手に武者溜りがあります。
兵を集結させて敵が近づくまで待っている隠れ場所です。 -
西の丸からの天守閣、ここ、天守閣のビュースポットなんだそうですよ
西の丸は丘を削って整地されました。本格的に整備されたのは、本多忠政になってから。それまで、城の西側の防備が手薄だったそうです。 -
「かノ櫓」 城の南西の裏鬼門にあたります。南西に向かって魔よけの桃の紋の鬼瓦があるそうです。
西の丸には忠政の嫡男、忠刻と千姫夫婦のための御殿も造られました。
将軍秀忠は娘の千姫のために10万石を夫の忠刻に与えます。秀頼を大坂夏の陣で失った娘のことを案じていたのでしょう。 -
「わノ櫓」ここが百間廊下の見学入り口です。
忠刻と千姫の間に長女の勝姫と長男の幸千代が生まれましたが、幸千代が3歳で亡くなり、その五年後に忠刻も病気で亡くなってしまいます。 -
靴を脱いで袋に入れて階段を上ります。
百間廊下は240メートルあります、出口はずっと先なので靴は持っていきます。 -
「レの渡櫓」廊下はなく、倉庫として使われていたそうです。
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石落とし ふたを開けて、銃や槍で攻撃するためのものです。
廊下の左側は石垣でその外側は堀になっています。だから石落としがあるのは左側だけ。 -
廊下は折れ曲がりながら進みます。
ここは大正時代に櫓と石垣が崩壊して、復旧が困難だったので、仮廊下が設置されています。 -
内側の窓からの景色
忠刻が病気で亡くなり、千姫は娘の勝姫とともに姫路を出て江戸城に移ります。
そのあと、主を失った西の丸の御殿の建物は、無くなっていったそうです。 -
タの渡櫓の途中から廊下が付きます。
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長局と言われ、内側に部屋があり、納戸があって天井が張られて、人が住む様式に変わります。
千姫の侍女たちが暮らしたそうです。部屋は32もあるんですよ。 -
窓の外は男山 千姫が本多家の繁栄を願って山の中腹に天満宮を建立します。
城内から遥拝できるように東向きに造営されていてます。 -
千姫は朝夕、ここから天満宮を遥拝したと伝わります。
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百間廊下は「かノ渡櫓」が最後、古い城内の地図を見ると、化粧櫓の先も渡櫓は続き、二の丸の櫓につながっているように見えますが、さてどうなんでしょうか??
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化粧櫓に近づくと、各部屋に展示物が置かれています。
千姫の生涯を紹介したボードなどがありました。
千姫は大阪から江戸に戻る道中、警護していた忠刻にひとめぼれしたって話もあります。イケメンだったらしいんです、忠刻さん。 -
きれいな羽子板。葵の紋が入ってます。
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こちらも板戸に描かれた松。
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化粧櫓では 千姫と忠刻の復元した着物の展示が行われていました。
中央の着物が忠刻の着物。 -
古い着物ではなく、昔ながらの技法で染め復元した着物です。
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製作工程が動画で流れていました。
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10:50 百間廊下は化粧櫓が出口です。
階段を下りて、菱の門まで戻りましょう。 -
西の丸から見る天守閣は一番絵になるそうですよ。
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菱の門の前を通過して、三国掘からの姫路城を撮影。
天守閣がある山が「姫山」西の丸がある山は「鷺山」で、その間にある谷を利用して造られた捨て堀です。 -
有料拝観区域から出て、下山里丸へ行ってみます。
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ちらっと見えるのは天守の庭、これは昭和の大修理時に発掘された天守の古い礎石で、復元されて並べられてます。
昭和の大修理では天守の下に鉄筋コンクリートの基礎が下の岩盤に設置されました。 -
小さな祠と五輪塔がありました。修復工事の際に石垣から取り出されたものをここで祀っています。
両側の石灯篭は明治に入って姫路城最後の藩主、酒井忠邦の墓前に、旧姫路藩士たちが建立したもので、東京の谷中にあったものを、1990年にここに移しました。 -
下山里丸の曲輪の石垣の下側は野積みなので、羽柴秀吉によって築かれたと考えられています。
秀吉が黒田官兵衛に充てた書状で姫路城の築城を命じているので、この石垣も官兵衛が関わっていると考えられています。 -
先ほど歩いていた「帯ノ櫓」の石垣と搦手の「とノ門」を見に行ってみましょう。
城の内側にはのノ字に入り込んだ堀の端を進みます。 -
正面に見える大きな石垣が、場内一の高さの「帯ノ櫓」を乗せた石垣です。
下の右手にあるのが「との四門」城の裏口、搦手の入り口です。 -
現代風な建物があり、ここは平成の大修理以前は「東登閣口」という見学コースの入り口でした。
このコースは勾配がきつく、天守に上がるまで大変でしたが、時間がない人には短時間で天守閣まで行けるので、便利だったようです。 -
11:10 姫路城の見学はこれで終了。
この先にある神社「姫路神社」に向かいます。 -
売店でお城印を購入しました。
一度は訪れたいと思ってた姫路城、全ては見ていませんが、主要部分は見て回れました。
この後は、お城周辺の神社を回っていきます。
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