2021/11/24 - 2021/11/26
1077位(同エリア2154件中)
三峯霧美さん
西国巡礼の旅、二日目の午前中はゆっくりと時間を取って姫路城を歩いて回ります。
小さいころから写真やテレビで見ていた姫路城、やっと訪れることができました。
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姫路キャッスルグランヴィリオホテル 目覚めはホテル前の交差点のピヨピヨ音。
外の音がもろに部屋の中に流れ込んできます。この窓、防音もへったくれもない。姫路キヤッスルグランヴィリオホテル 宿・ホテル
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8:45 昨夜と同じ姫路城の大手門前駐車場に駐車。
姫路城の入場は行列ができることがあるので、朝早くに天守閣に入ってしまおうという魂胆です。 -
お濠の水は静かに周囲の景色を映しています。
さて、姫路城のおさらいを。
江戸時代の以前に建設された天守が現存している現存12天守の一つで国宝です。 -
桜門橋の手前に撮影にもってこいの場所があります。
1346年に赤松貞則によって築城されたというのが有力な説で、城郭のある建物になったのは戦国時代後期の黒田重隆、職隆親子の築城からという説があります。 -
桜門をくぐって三の丸へ
戦国時代後期から、黒田氏、羽柴氏が城代になり、城郭が拡張され、安土桃山時代に池田輝政が大きな城郭へ広げました。 -
三の丸の広場、昨夜はよく見えなかったので、新鮮な景色です。
広い芝生のスペースは向御屋敷という藩主の下屋敷が建てられていました。
いわゆる、別邸で東半分は池泉式の庭園があって、西側に御殿が立ち並んでいたそうです。 -
下屋敷があった芝生スペースの左側のぼたん園は上屋敷があった場所で、こちらが普段藩主が生活し、藩政を執り行う場所でした。藩主の正室や側室もここで暮らしました。
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お天気はまあまあかな。
江戸時代の姫路藩はここより西側の外様大名を監視する役割だったので、常に有能な大名が任命されて、城主は頻繁に交代しました。 -
9:00 お城の入り口はここ、三の丸の左端、行列なし!やった~。
菱の門は修理中でした。 -
菱の門を通って、まずは人が増えないうちに天守閣に行きましょう。
最初の門が「いノ門」 -
「ろノ門」 いノ門とろノ門の間が二の丸
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道は鍵の手にまがって、有名な姫路城のビュースポット、テレビの暴れん坊将軍で江戸城のシーンで出てくる場所です。
道は奥で左に折れて「はノ門」をくぐります。 -
次の「にノ門」へは、一度天守を背に方向転換していきます。
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「にノ門」門の周囲は鉄板で覆われています。
門は上がるにつれて、狭くなっていきます。 -
頭上注意の看板、低い天井の下を右に曲がります。
この天井、上から床板を外して攻めてきた敵を上から攻撃できる仕組みなんだそうです。 -
十月桜が咲いています。
この左手に小さく見えるのが「ほノ門」
埋門といって城壁の一部に穴をあけて通路を作った門です。 -
姥ヶ石 あのちっこい白い石、秀吉が石垣の石集めに苦労していたとき、城下のおばあさんが使っていた石臼を寄付しました。
秀吉は喜んで石垣につかったので、国中からたくさんの石が寄付されたそうです・・が、これは伝説だそうです。 -
油壁という築地塀が「ほノ門」のすぐ右側にあります。
防御のために高さが必要だったので油を練りこんだ築地塀にしたとか、秀吉時代の遺構だとか、諸説あるようです。色が目立ちますね。
塀の左側が「水ノ一門」 -
水ノ二門 右側の櫓をかぎ型に造りわざと狭くなるように作られています、
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ぐるぐる、あっち向き、こっち向き、道は迷路状態で、方向感覚が大混乱で、どっちを向いて歩いているのかさっぱりわかりません。
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水ノ三門 扉の幅は1.5mほどしかありません、ここをくぐるといきなり左手に折れています。
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上を向くと、天守の屋根が層になっているのがよくわかります。
この写真を撮影して、水ノ四門を気が付かずに撮影せずに通り過ぎました。 -
水ノ五門 上部の櫓は大天守と西小天守をつなぐ渡櫓です。
格子の窓のわきにある小さい四角は、敵が押し寄せてきたときにぶち抜いて、攻撃に使えるようにしてあるそうです。 -
ぐるぐる歩いて、大天守の足元までやってきました。
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水ノ六門 西小天守の地下にあたります、ここから天守閣の拝観順路に入ります。
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階段を上がって、靴を脱いで進むと乾小天守の一階に入ります。
ここには姫路城周辺のジオラマが展示されています。 -
ロの渡櫓 ガラスケースに入れられた資料が展示されています。
大天守だけの見学だけかと思ったら、小天守と渡櫓も通っていきます。ロの字型に建物が配置されているので、ここもどっちに向かって歩いているのか、混乱します。 -
そのまま歩いていくと東小天守の一階を通ります。
昭和の大修理の際に造られた実物の1/20の軸組構造模型が展示されています。
工事の検討用に造ったそうです。
ここを過ぎるとイの渡櫓を通って、大天守の一階に入ります。 -
大天守 一階 往路は、すぐに右に折れて階段を使って二階に上がるのが順路です。
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大天守 二階です すごく広い。
後日、彦根城と犬山城の天守閣に行きましたが、姫路城と比べると規模が小さく、犬山城は姫路城の小天守くらいしかありませんでした。 -
鳥破風の開き窓、この窓から屋根に出られるらしいのです。
梁の木材の太さには圧倒されます。 -
大天守 三階。
階段の間にある柱が西大柱。
三階は天井が高いので、四階上がる階段に踊り場があります。 -
東大柱 内陣と外陣の間には格子の欄間があります。
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三階には南北に石打棚があって、四方に武者隠しがあります。
小さな階段は石打棚に上がるためのステップ。
角の出っ張り部分が武者隠しで、上下二部屋に分かれています。
階段に横に下の部屋の扉、その右側の面に上の部屋の扉があります。 -
左側の壁に半分写っているのが武者隠しの扉。
小さな階段は石打棚に上がるためのステップで、石打棚の下は南面と北面に長い武者隠しがあります。 -
南側の石打棚はさらに上のテラスに続きます。
テラスからは三階の内陣に攻め込んできた敵を上の欄間から攻撃できるのです。 -
天守閣 四階
四階から、内陣と武者走り(廊下)の区別が無くなります。 -
全部に石打棚があります。
四隅は千鳥破風に開き窓 -
大天守 五階
大広間と呼ばれていて、畳を敷くことができたそうです。
四方に入室という倉庫もしくは武者隠しがあります -
五階は窓が下にあるので、暗いですね。
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大天守 六階 最上階です。
姫路城の天守閣の最上階は外には出られません。
外に廻縁を作らず、四方にたくさんの窓が造られています。 -
内陣は床が少し高く、天井も張られています。
廻縁と内陣の敷居には溝が彫られていて、木の戸板が四面全てに入っていたそうです。 -
姫路駅方面、まっすぐ一直線で駅なんですね。
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刑部神社 明治12年に祀られるようになりました。姫路城の守護神。
姫路城が建つ前から、市内には三つの刑部神社があり、姫路城では「との一門」の裏手、城の鬼門に長壁神社があったそうです。 -
西の丸を見下ろします、天守閣を出たら見に行くので、上から位置関係を予習です。
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四隅は窓を作ったようですが、創建当時から木の板がはめられて、外側も漆喰で埋められています。幻の窓といわれてます。
窓から壁への方針変更は、耐久性や雨風の被害を防ぐためだと考えられています。
さあ、そろそろ下へ降りていきましょう。 -
どんどん降りて。
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一階に来ました。すごく広いです。
こちら側の内陣と裏側は仕切りで三つの部屋に分けてあります。
柱の下の四角い箱は耐震補強の部品を覆ったものだそうです。 -
二の渡櫓の間の扉、大天守に入る扉は四つあって、すべて二重扉です。
二重目の扉は外側が鉄板で覆われてて、天守側から閂がかかるようになっています。 -
地下に降りてきました。
ここは石垣の内側なので地下。
流し台や厠があります。武器庫の役割もあったようです。ここも欄間があるんですね。 -
10:01 大天守の見学が終わると、順路は階段を使って備前丸に出ます。
ここは池田輝政が住んでいた場所です。 -
池田輝政の後に姫路に入った本多忠政は屋敷を三の丸に建て、備前丸の建物は撤去されてたようです。
ここから見上げると、大天守の高さがすごい。 -
備前丸の石垣の上には対面所や長局、要所には二層の櫓があったそうですが、明治15年(1882年)の火災で焼失してしまいました。
大天守の見学を終えた人たちは、大天守バックの写真撮影で盛り上がっています。
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