期間限定の見学、旧松本邸に続き、旧山田邸も見学しました。<br /><br />旧山田邸は大正１０年に建てられた近代和風住宅です。<br />こちらも国の登録有形文化財に登録されている建物です。<br /><br />細かなところに、和風建築の優雅さと当時は珍しかった洋室もある建物でした。<br />軒裏も珍しく、また、基礎に礎石を使っているのも面白かったです。<br />お庭は小さいのですが、築山もあり、つくばいもお洒落で、雨上がりでもあり、樹々もより美しく、心が落ち着きました。<br />

ひょうごさんぽ　　宝塚の秋の期間限定建物公開～旧山田邸へ。大正時代の和洋風建築。

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2023/11/10 - 2023/11/10

268位(同エリア572件中)

Reiseさん

期間限定の見学、旧松本邸に続き、旧山田邸も見学しました。

旧山田邸は大正１０年に建てられた近代和風住宅です。
こちらも国の登録有形文化財に登録されている建物です。

細かなところに、和風建築の優雅さと当時は珍しかった洋室もある建物でした。
軒裏も珍しく、また、基礎に礎石を使っているのも面白かったです。
お庭は小さいのですが、築山もあり、つくばいもお洒落で、雨上がりでもあり、樹々もより美しく、心が落ち着きました。

エリア

宝塚(兵庫)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

同行者: 一人旅

交通手段: 私鉄自家用車徒歩

旧山田邸に向かいますが、教えてもらった場所が違っていて、迷いに迷っていて、パン屋さんを発見します。
聞き間違い？

よりみちしまくります。
でも、ラッキーポンキチです。
こんなところにパン屋さんがあったんだ～と列に並びます。

人気のようで、数人の行列。
サンドイッチ系もあって、今度、パン好きの娘とも来てみよう。
ハード系も美味しい。

手作りで丁寧につくられている感。
さて、旧山田邸ですが、やっと近くに来れました。
木戸門が見えてきました。

旧山田邸です。

うしろに高いマンションの建物が対照的。
土塀の下に石積み。
風情ある趣です。
木戸の門をくぐります。
玄関に置かれたダリアが華やか。
玄関から入ります。
この部屋は取次というそうです。

すぐそのまま居間に行きました。
お庭が見えます。
この家の庭は北向きに造られているそうです。

つくばいや築山も見えます。
苔むした庭の石や、
季節の樹々、植物。
細やかな美しさがありました。
バランスよく、石と植物が並んでいました。
居間のお隣は寝室。
浴室。
天井の木組み具合も、手が込んでました。
台所、食堂あたり。

細かな木の組がおしゃれだとおもいました。
外には井戸。

古い木々の匂いがします。
和室。
廊下です。
この家の特徴として、廊下が複数の回遊性といわれる、ぐるりと回る経路があるそうです。

そういえば、一般の家は、廊下で部屋などが仕切られていますが、こちらは、廊下はそんな役割ではないような、気がします。
そして、ここにも貴重な資料。

襖のなかの古文書。
昔は紙が貴重だったので、古い書き古しの紙も襖の下張りとして利用しています。
もう一度、居間から庭を。
雨に濡れて、樹々の色も鮮明。
丁寧に手入れをされていました。
客間も美しく飾られていました。
できるだけ、元の様子を残していることがわかります。
戸棚や棚なども。

天井の板なども、当時のまままでしょうか。とても古く感じました。

こちらのお宅は一見、１階の建物に見えますが、厨子二階という天井が低い二階部分があるようで、物置などにも使われていたそうです。

町屋の構造のようですが、この辺りではとても珍しいそうです。
そして、当時は珍しい、洋室があります。
当時の家具や、
作り置きの物入れ、棚など。

クローゼットみたいですね。
軒の裏側は化粧垂木、仕上げをそのまま見れる仕組みです。

現代は防火上や、手間がかかる仕事のために、もう見られなくなっています。
大屋根部分は燻し瓦ふき、だったそうですが、阪神淡路大震災の際に、
セメント成型いた葺きに変わったそうです。
庭をめぐって、建物を眺めると、時が止まったような気持になりました。
とても広く感じる庭。
小さなお庭ですが、どの植物も丁寧に手入れをされていました。
日本の住宅は、庭園も家の一部のように感じます。

イチオシ

家の基礎も、礎石を使ったもの。
もう、めったに見られなくなりました。現代の建設基準法ではこの構造はできないようです。
大正期の貴重な特徴を残した建物です。

家全体は、主屋とな離れに分かれている構造です。
イチオシ

癒されます。
燈籠もあり、
この一画だけが、時がとまったよう。

大正の建物、和風建築も少なくなってきましたよね。
貴重な建物です。

最後までお付き合いいただいて、ありがとうございます。(^^♪