秋の西国三十三所巡礼、姫路と大阪の旅【３】播磨国一宮伊和神社と姫路好古園もみじライトアップ

2021/11/24 - 2021/11/27

書写山圓教寺を参拝して、播磨国一宮の伊和神社に足を延ばしました。
静かな神社に心が洗われ、余韻を味わいながら姫路市内へ。

この日は姫路城の好古園のライトアップが行われているので、もみじを眺めながら夕食を頂きました。

エリア 神河・姫路北部（塩田）(兵庫)

15：05　書写山圓教寺のロープウェイ駅を出発し、夢前スマートから中国道でチョロッとワープして山崎ICで一般道へ。揖保川に平行して走る国道２９号で一宮町へ。

15：57　伊和神社の前の道の駅「播磨いちのみや」に到着しました。駐車場は道の駅でいいみたいです。

道の駅 播磨いちのみや 道の駅

伊和神社　播磨国一の宮　式内社
道の駅の正面が神社参道入口です。

播磨国一の宮伊和神社 寺・神社・教会

北随神門　
海神社と粒坐天照神社と合わせて播磨三大社と呼ばれています。
他の二つの神社は時間がなくて参拝できませんでした。

道はゆっくりと左にまがり、瑞垣の中に社殿が見えてきました。

立派な手水舎です

後ろを振り返ると、素敵な参道です。
国道ができる前は社殿からまっすぐ伸びるこの道が正参道だったのでしょうか
杜の木々は大きくて、とても気持ちのいい空間です。

正面に拝殿
成務天皇１４年もしくは欽明天皇２５年の創祀と伝わる古社。

主祭神　大己貴神　
配神　少彦名神、下照姫神

播磨国の神の伊和大神と葦原志許乎命（大己貴神）は同じ神様だそうです。

神酒（みわ）から伊和になったと、また、大己貴神が播磨国の国造りで、最後に伊和里にいたり、事業が終わった「おわ」といったという説もあります。

拝殿の奥に幣殿
延喜式神名帳には伊和坐大名持魂神社（いわにいますおおなもちみたまのかみやしろ）と記されています。

幣殿の奥が本殿です
御神徳は農業・工業・商業・縁結び・福の神・病気平癒・交通安全・厄除・・なんでも叶えてくださるようです。

播磨十六群神社　西八郡　播磨国内の式内社を祀ります。

境外にある旧摂社は三つも式内社があって、その神社を一つずつ回っていきたいですが・・ここは、自宅から遠すぎて、望みは叶いそうにありません。

五柱社　天照大御神・宇賀魂神・国底立神・須佐之男神・猿田彦神をまつります。

境内の社は手入れが行き届いて、とてもきれい。

伝説の鶴石を見に行きましょう

この地の豪族、伊和恒郷に大己貴神から「我を祀れ」と神託がありました。
恒郷は西の野に一夜にして木々が生え、大きな白鶴二羽が石の上で北向きに眠っていたのを見て、そこに社殿を北向きに造営したと伝わります。

これが鶴が眠っていたという石。

例大祭では氏子地区ごとに立派なお神輿が宮入し、練り合わせの後にお旅所まで渡ります。

某動画サイトにアップされている様子を見ると、それぞれ氏子地域によって色分けされていて、担ぎ手は統制が行き届いた印象です。

狛犬さんもマスク着用

この右手に弁天さん（市杵島姫神社）があるのですが、お参りせずに帰ってきてしまった、残念です。もっとよく調べなくちゃだめだなぁと思いますが、後の祭り。

拝殿には立派な絵馬がかかっています。

時刻は１６時を過ぎ、そろそろ姫路に行かなくちゃ。

御朱印を頂きました。書置きに日付のスタンプ
コロナ下、ご対応いただき、ありがとうございます。

向かいの道の駅、この時間なので地場産のものを扱うお店は開いていましたが、飲食店などは閉まっていました。

この辺り、何か他に見ておくべきものはあるかと調べましたが、無いんですね。
書写山を早めに切り上げて来たのは、この機会がないと、絶対来ない場所だと思ったからです。

16：30　山崎インターに向かって出発です。

中国道の山崎ICで高速でワープ。播但連絡道路の砥堀で降りて、国道３１２を姫路城方面に向かって南下したんですが、この道、片側二車線あるんだけど、中央側の車線がどこでも空いてる。え～これって、もしや・・・。
いやな予感はあたり、交差点に右折ラインがない！！だからみんな中央側のラインは通らない。夕方の渋滞に巻き込まれました。これじゃ渋滞するわ。
17：35　初見の道、そんなに時間はかかってないのに、イラつきつつ姫路城の大手門駐車場に到着。

好古園　紅葉のシーズンは夜間ライトアップ中です。
できたら中の和食屋さんでご飯も食べていこう！

好古園 名所・史跡

明日の午後は姫路を離れてしまうので、日中に好古園を訪れる時間がありません。
なのでライトアップでしか見れないのです。

好古園は姫路城西屋敷跡庭園で、姫路の市政百年を記念し、平成４年に造られました。

赤く色づいたもみじがきれいですね。
これぞライトアップな景色。

この辺りは本多忠政作った西御屋敷や武家屋敷などがあり、その地割を活かして九つの庭園が造られました。

ちょっと残念なのは、照明が少なく、手持ちのカメラだと、なかなか撮影がむずかしいこと。

御屋敷の庭　活水軒から渡り廊下を通って潮音斎へ
ここが園内で一番ドラマチックなライトアップです。

観庭台から滝を眺めて、しばし休憩。
夕食時間までの調整で、園内をゆっくり見て回ります。

ぽつぽつと訪れる人、景色の良さに歓声をあげます。
そんな声を聴きながら、眺める庭もいいものです。

たまたま訪れたのが紅葉の時期だったのですが、ちょっと得した気分になりました。

お屋敷の跡地を利用しているので、それぞれの庭が塀で囲われています。

姫路城を借景とした庭園、竹林の庭も素敵でした。

お屋敷町、向こうから、提灯を下げた下男と一緒に侍が歩いてくるかも。

18：30　そろそろ、夕食タイム。
活水軒に行ってみましょう。

旅に出ると、体力を使うのでお肉にしようかな。

意外にもお客さんは少なめです。平日だからかな。

国産牛の陶板焼きセット　池と紅葉を眺めながらのリッチな夕食。

お肉たっぷり、おいしく頂きました。
ああ幸せ（笑）食後、胆石も痛まずにいてくれて、よかったです。

ライトアップされた景色が、一番のごちそうでした。

19：30　せっかくなのでライトアップされた姫路城を見に行きました。桜門から三の丸広場に入ります。

お～真っ白できれい
西国札所巡りのついでになっちゃいましたが、一度は来てみたいと思っていた場所です。
明日の午前中はまるっと姫路城を見て歩きます。

この日の宿は姫路キャッスルグランヴィリオホテル、大浴場と駐車場もたくさんあるのでチョイスしたのですが、この日は宴会があったようで立駐も第一駐車場も満車、第三駐車場の場所がわからず、近くのコインパに止めて、とりあえずチェックイン。

そこがべらぼうな金額を取られる駐車場で、すぐに第二駐車場に空きを見つけて移動させました。　

姫路キヤッスルグランヴィリオホテル 宿・ホテル

日帰り入浴もやってる広くてきれいな大浴場で疲れをいやしました。
ベッドサイドのスイッチ類が古い。便利な場所に電源がないですしね。こっちの建物は昭和かな。
ウエディングもやっているので、歴史のあるホテルとは思います。ベッドの寝心地はよかったので、寝てしまえは、古さもわからず・・・