シニアの母と行く京都迎賓館と奈良ホテル3日間　1日目

2023/09/28 - 2023/09/30

直前に足を痛めたため、5月の箱根旅行に行けなかった母と奈良・京都に行ってきました。
今回の目的は奈良ホテルに泊まることと京都御所と京都迎賓館を見学すること。
どちらも達成でき、母も7か月ぶりの旅行に喜んでいました。

★9/28(木）ひかり503　8:03東京発　10:01名古屋着　近鉄名古屋発　名張着　長谷寺　聖林寺　奈良ホテル泊
9/29(金）法隆寺　新薬師寺　フリータイム　奈良ホテル泊
9/30(土）京都迎賓館　京都御所　ひかり656　15:33京都発　18:12東京着

エリア 桜井・三輪・山の辺の道(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

今回選んだのはクラブツーリズムの「悠久の時を紡ぐ「京都迎賓館」と憧れのクラシックホテル「奈良ホテル」に宿泊 ３日間プレミアムステージ」です。一人135000円でした。
参加者は18名、バスは一人2席使えました。
集合はいつもの東京駅日本橋口に7時40分。

東京駅 駅

8時3分発のひかり503号に乗ります。

今回はグリーン車でした。
ゆったりしています。

品川から乗ってくるはずの母が来なくて、父に電話したり、添乗員さんが1号車まで見に行ったり大変でした。結局、9号車と10号車を間違えて、10号車にいたそうです。私がいないので心配になって9号車までやってきた母は、「添乗員さんが確かに10号車って言った！」とその時書いたメモまで見せてくれました。言い間違いなのか聞き間違いなのか、わかりませんが、無事に会えてほっとしました。

10時1分、名古屋に到着して近鉄名古屋駅へ。
エレベーターもエスカレーターもない階段を降りるのが辛そうでした。

名古屋駅 駅

10時30分発の難波行きに乗ります。

12時前に名張に着くまでに車内で買ってきたおにぎりをいただきました。

名張駅到着。

名張駅 駅

駅前に江戸川乱歩の像がありました。
名張出身だそうですが、２，３歳までしか住んでいなかったそうです。

1時間ほどバスに乗って13時過ぎ、長谷寺の駐車場に到着。
ガイドさんが、「今全国で一番人気のナンバープレート、飛鳥でございます。」と。確かに鳳凰がかっこいいです。

長谷寺は、鎌倉かと思ったら奈良にもあり、こちらが全国の長谷寺の総本山だそうです。

長谷寺 寺・神社・教会

有名なのが399段の階段。
母は到底無理で、下で待っていると言っていましたが、なんと本堂までの無料の送迎車があるそうです。
親切！

長谷寺 仁王門 名所・史跡

車に乗る母を見送って階段を登り始めます。
この登廊は重要文化財だそうです。

長谷寺 登廊 寺・神社・教会

季節がよければ周りにお花が咲いているそうですが、9月末は特に何もなし。

途中、紀貫之ゆかりの梅の木で僧侶の方が解説していました。

人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける
古今集！国語で習ったような。
奈良に来るたびに思いますが、歴史が京都より古いので、その長さに圧倒されます。

登ってきた第二回廊。

こちらに飾りがありますが、

今から登る最後の第三回廊には

飾りがないそうです。
作られた時代が違うとか。

第三回廊を登る途中、本堂が見えました。
ちょっと清水寺風。

長谷寺 本堂(舞台) 寺・神社・教会

本堂到着。
最近前より歩いているせいか、蹴上が低かったせいか、399段の階段もさほど辛さを感じることなく5，6分で登れてしまいました。
母とも再会できました。

正面に回って見ると、結婚式の前撮りをしている方がいらっしゃいました。
白無垢が映えます。

本堂から眺める景色。
長谷寺は個人ではなかなか行きづらいそうですが、山の中、というのがよくわかります。

本堂を振り返り

正面左を見ると

遠くに五重塔が見えました。

美しいです。
昭和29年、戦後の日本で初めて建てられた五重塔で、昭和の名塔と呼ばれているそうです。

本堂は国宝なんですね。
お参りした後、また車で戻る母と別れて、私は一人で奥の院を目指します。

本堂を向かって左側から。

本堂の屋根部分。

そのまま本堂向かって左奥へどんどん進むと弘法大師御影堂。
この時点でまわりには誰もおらず、私一人の世界でした。

その先に先ほど見えた五重塔。美しい。

長谷寺 五重塔 寺・神社・教会

前にあった三重塔が焼失したので、代わりに建てられたそうです。

さらに進んで納骨堂。
この辺り、古～いお墓だらけで、人っ子一人いないのでちょっとどうしよう、となりました。

こんな感じで右側が全て古いお墓で、「連絡のとれないお墓が多くあるので、ご存じの方はご一報ください」的な事が書いてある看板もありました。

たどりついた奥の院。
本堂からここまで10分ほどでした。

奥の院ってどの神社仏閣でもなかなか行ける機会がないので来られてうれしかったです。

建物がいくつかあって、お墓も少しあって、誰もいなくて・・・という感じで終了。

戻るために降りていきます。

本坊の辺りに来るとやっと人がちらほら。

本坊前に皇族の方々がお手植えされた松が並んでいました。

本坊は重要文化財だそうです。

説明文の漢字が多すぎで暑さに疲れている私の頭はさっぱり理解できず。

入口の美しさはわかりました。

遠くに先ほどいた本堂が見えました。

緑の中の本堂は凛として見えました。

14時過ぎ、あっという間にスタート地点の仁王門に到着。
14時半に待ち合わせている母を待ちます。

あまりにも暑くてのどが渇いたのでコークオンチケットでこちらを購入。
東京では見かけたことがない綾鷹。確かに濃くて、でもきりっとしておいしかったです。仁王門に来ると思っていた母が14時半過ぎても来なくて、チケット売り場で尋ねると、電話で下の駐車場で降ろした、と確認してくれました。
無事に駐車場で再会したのは14時40分。
長谷寺は13時から14時50分とかなりゆったり滞在できました。

14時50分に長谷寺を出発、15時15分に聖林寺に到着しました。

聖林寺 寺・神社・教会

こちらの境内はひろくないので、すぐに本堂に入って住職のお話を聞きました。本堂からの景色。

本堂にある子安延命地蔵菩薩。
ぽってりしたお顔の優しい仏様でした。
雨が降ると湿気を吸って石が黒くなるそうです。

その後、このお寺にある、有名な国宝の十一面観音菩薩を見に行きました(撮影禁止）。観音堂はクラウドファンディングや国の補助で立て直し、1億7千万円かかったそうですが、火事や地震に耐えうる立派なものができたそうです。
確かに、それだけの観音堂を建てるだけのことはある、何とも言えない風情のある、いつまでも見ていたいような観音様でした。

明治に国宝に指定されてから、戦後の見直しの際も国宝のままで、一度も国宝を外れたことがないそうです。

駐車場までの道にはキバナコスモス。

彼岸花も最後の盛りでした。

お寺にふさわしい花ですね。
聖林寺は15時15分から16時10分の滞在でした。

17時25分、近鉄奈良駅前に到着しました。

夕食はこちら、月日亭で。

月日亭 近鉄奈良駅前店 グルメ・レストラン

席が掘りごたつだったのですが、足の悪い母のために私たち二人はテーブル席の個室を案内されました。
鉄板焼きです。帰りに表のメニューを見ると5300円でした。びっくり！

大和牛。

厚みもあって、おいしいお肉でした。

デザートとお茶。
18時20分に降りた場所で再集合して奈良ホテルに向かいます。

18時半前、奈良ホテルに到着。

奈良ホテル 宿・ホテル

以前来たラウンジ。
ロビーで鍵をもらって、明日の朝食を洋食、和食、茶粥から選んで朝食券をもらってお部屋へ移動。

以前夫と泊まった時は旧館の方でしたが、今回は新館。
お部屋が広くて使いやすかったです。

お茶類。
ペットボトルのお水も2本置いてありました。暑い日は助かります。

窓際のソファ。

バスルーム。

アメニティ。

お風呂。
深くてゆっくり温まることが出来ました。

パジャマ。

フロントにクラシックホテルのスタンプ帳を預けて、基礎化粧品セットをいただいた帰り、ラウンジへ立ち寄りました。

アインシュタインが弾いたというピアノは変わらずありました。

美智子様がお気に入りだという大時計も

15分毎に鳴るそうなので、アイスコーヒーを飲みながら待ちました。

こちら、17時から21時までドリンクサービス。
富士屋ホテルは朝からやっているのに、なぜ夕方だけなのでしょうか。

いただいたアイスコーヒー。普通においしかったです。
時計はちょっとオルゴールっぽい音色でしたけど、なんだかノスタルジックな音でした。
11,500歩ほど歩いていました。400段を登ったから23階分登った、とスマホに表示されていました。

この旅行記へのコメント （2）

• ともさん 2023/10/02 09:35:05

  奈良ホテル・いいですよね！

  奈良ホテルの様子を拝見いたしました。
  私もクラシックホテルが好きですので、奈良ホテルを始め、蒲郡クラシックホテル、日光の金谷ホテル等に宿泊しましたが、どこもそれぞれ特徴があり甲乙付け難いですね。
  
  　でも贅沢な旅の様子がうかがえます。羨ましいですね。
  今後ともよろしくお願いいたします。

  アインスさん からの返信 2023/10/02 10:35:56

  Re: 奈良ホテル・いいですよね！

  ともさん
  いつも旅行記を読んでくださり、またいいね！をいただき、どうもありがとうございます。
  母も私もクラシックホテルの雰囲気とサービスが大好きな上、母が個人ではなく、ツアーで行きたがるので、そこに泊まるツアーをいつも探しています。来年の万平ホテルのリニューアルオープンが楽しみですね＾＾