2023/09/28 - 2023/09/30
811位(同エリア3390件中)
アインスさん
この旅行記スケジュールを元に
最終日の3日目は奈良から京都へ移動して、京都迎賓館と京都御所の見学です。
迎賓館と御所だからラクチン!と思っていたらとんでもない。炎天下、法隆寺より広い広い砂利道を延々と歩いてやっと入口にたどり着く感じです。母は疲れ果てて、迎賓館では人生初の車椅子での見学、御所では「もういい」と、入口の休憩室でずっと座っていました。暑くなければまだ良かったんですけどね。
それでも、帰宅途中、「今度はホテルにゆっくりできるツアーがいい」と前向きだったので安堵しました。
9/28(木)ひかり503 8:03東京発 10:01名古屋着 近鉄名古屋発 名張着 長谷寺 聖林寺 奈良ホテル泊
9/29(金)法隆寺 新薬師寺 フリータイム 奈良ホテル泊
★9/30(土)京都迎賓館 京都御所 ひかり656 15:33京都発 18:12東京着
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
最終日、時間は昨日と同じだったので7時15分過ぎに朝食のレストランへ。
今日は私が茶がゆ定食。奈良ホテル 宿・ホテル
-
母が洋食。
選んだグレープフルーツジュース。 -
おかずは2段になっています。
-
茶粥の蓋には奈良ホテルの文字。
-
中は茶粥。
ほうじ茶が優しいお味です。 -
オムレツを頼もうとした母に、それはどこでも食べられるから、とココットを勧めたら、ものすごい量がでてきてびっくり。この中に卵とかソーセージが入っています。当然完食できませんでした。
-
8時40分にホテルを出てすぐ、横断歩道で立ち止まる鹿さん。
-
反対車線が鹿のために渋滞していました。
奈良の鹿は、横断歩道を渡るそうですが、色の区別ができないので赤信号でも普通に渡るそうです。しましまの場所が渡る場所、というのは理解しているらしいとのこと。 -
10時前、京都御所に到着。
最初に迎賓館を見学するのですが、駐車場からそこまでが、京都御所をはるばる超えて行かなくてはたどり着きません。 -
今日も暑い・・・
炎天下、さえぎるもののない砂利道を延々と歩きます。 -
菊の御紋。
-
ところどころに大きな立派な門があります。
杖をつく母を叱咤激励しながら10分ほど歩いて -
京都迎賓館に到着。やれやれです。
疲れ果てた母を見てガイドさんが車椅子を借りてくださいました。
母も、プライドが吹き飛んだらしく、素直に乗りました。京都迎賓館 名所・史跡
-
地下でセキュリティチェックをすませ、(皆さんは階段で、私たちはエレベーターで地下と地上を往復しました)正面玄関。
-
賓客の方はここまで
-
あちらの門から車列を組んで入ってくるそうです。
私もそうしたかった(笑)。 -
正面玄関入ってすぐ。
いや~、すっきりしています。
お客様がいらっしゃるときは正面にお花が飾られるそうです。でしょうね。 -
見学は、同時刻に2グループがそれぞれガイドさんについて回るので、重ならないように見る順番が分かれています。
私たちは右回り。 -
聚楽の間は、いわゆるロビーのような場所だそうです。
-
椅子がすごい。
-
こちらには季節ごとに色々な工芸品を飾るそうです。
-
こちらの花籠は人間国宝作で、お客様がいらっしゃる時は、その方のお好みのお花が飾られるそうです。
花籠が置かれている台も素晴らしい作品です。 -
この釘隠し、土台がクリスタルだそうです。よく見ると透明なのがわかります。
-
次は夕映の間。
大臣会合などが開かれるそうです。 -
広いお部屋です。
-
あちらは比叡山の月。
-
こちらは愛宕山の夕日が描かれています。
-
正面窓の外には池。
-
絨毯はふかふか。
この上を歩いて見学できました。恐れ多い(笑)。 -
こちらの作品は向かって右から春、夏、秋、冬を表しているそうです。
これは春と夏。 -
秋と冬。
-
外には水草。迎賓館ができてから一度だけ植え替えられたそうです。
-
続いて藤の間。
迎賓館で一番大きなお部屋で、洋食の晩餐会や歓迎式典の会場となるそうです。 -
藤の花があちこちで見られます。
-
宴会場にもなるので、食器類も置かれていました。
-
食器類。
相手国主催の場合と日本が主催の場合で違うようです。 -
もっと近くで見たかった。
-
天井は上下して、6パターンの模様に変えられるそうです。
-
出ている部分と奥まっている部分がわかりますか?
-
欄間のような部分もあって和のテイストを醸し出しています。
-
こちらのカーペットも藤模様。
-
そして、こちらは舞台になっていて、能や舞などの日本芸能が演じられるそうです。
-
そこの扉の、この金を使った截金(きりかね)という細工が素晴らしく
-
詳しい説明は忘れましたが、人間国宝の故・江里佐代子さんが作ったこの細工は今は日本でしかできないそうです。
-
舞台の向かって左側に置かれた几帳。
-
平安時代を彷彿とさせます。
-
薄い薄い布の間には
-
藤と菊と
-
蓮だっけ??
-
こちらの工芸品もすっきりしていて美しいです。
-
こちらの灯りは折り紙をモチーフにしているそうです。
-
すっきりとしたフォルムです。
-
障子はガラスが入っていないので雪見障子とは呼びません、とのこと。じゃあ何だったか、というのを失念しました^^;
-
廊下の上の天井は庭に向かって傾斜しており、視線が自然に庭に行くように作られているそうです。
-
廊橋は
-
こちら。
よくこの橋の上で鯉にえさをあげているのをニュースで見ます。 -
橋の入り口の天井の左右には蝶と
-
バッタ。
-
奥まで行って
-
藤の間が見えます。
-
池には鯉。
-
和舟。
-
お部屋とは反対側の庭。
-
平成に日本庭園を造るとこうなりました、という感じの庭園です。
-
戻って奥の桐の間へ進みます。
-
こちらは和食を提供する和の晩餐室だそうです。
-
こちらがまた色々と素晴らしく
-
テーブルが漆でつやつや。
-
椅子がまた素晴らしい。
-
後ろの桐の絵?は、ひとつひとつ濃淡を変えて描かれているそうです。
-
こちらの釘隠しは桐。
-
畳は中継ぎ表という技法で、井草のいい部分だけ使っているので中央に筋目ができるそうです。普通の畳は一畳に4000本の井草を使いますが、この中継ぎ表の畳は1万本使っているそうです。
-
どこを見てもすっきりとして、空間の美しさが感じられます。
-
庭を見るとこんな感じ。
-
入口の控えの間は舞妓さんや芸妓さんの舞台にもなるようで、上に照明がありました。
-
天井は檜の一枚板で一枚12mほどの長さがあるそうです。
-
どこを見ても素晴らしいの一言。
ぱっと見て、贅沢!とはわからないのですが、ひとつひとつが非常に丁寧に高い技術で作られていることがわかります。 -
もう一度廊橋を渡って向こう側の天井にはこおろぎと
-
とんぼ。
-
最後、先ほどちらっと見えた和舟を間近で見ます。
-
ここから乗って舟遊びとして池を一周できるそうです。
最初に乗ったのはブータン国王ご夫妻が新婚旅行でいらした時だそうです。 -
風情がありますねぇ。
これにて終了。
セキュリティチェックから入れると所要時間は1時間強でした。
終わったら12時近くになっていました。 -
迎賓館から京都御所の入り口までまた延々と炎天下歩きます。
15分ほど歩いて、たどり着いた御所の入り口で母はギブアップ。
車椅子もありますよ、と勧められましたが、休憩所で待っている、と。
なのでここからは一人でまわりました。
御所は各自1時間ほどの自由見学で、13時10分にバス集合です。京都御所 名所・史跡
-
ところどころに門があって
-
車寄せ。
-
立派!
昔は牛車とかとまったんでしょうか。 -
案内図。
私、京都御所って二条城みたいに中に上がれて、マネキンとか置いてあるのを見学するのかと思っていたのですが、ただただ、色々な建物を外から見るだけでした。ちょっと肩透かし。まあ、無料ですしね。 -
諸大夫の間。
御所に参内した人たちの控えの間が位によって並んでいます。 -
新しい車寄せ。
大正天皇の即位の礼の際に作られたそうです。 -
天皇は南から出入りするので、南向きに作られたそうです。
-
このきれいな朱色の中には最も格式の高い建物、紫宸殿があります。
-
後ろには建礼門。
-
そこからまっすぐの場所に
-
紫宸殿。
明治、大正、昭和の即位の礼がこちらで行われました。 -
中国の清朝の宮殿は紫禁城というから、紫は高貴な色だったんですね。
-
紫宸殿から見て左には左近の桜、右には右近の橘が植えられているそうです。
-
アップ。
-
平成と令和の即位の礼で見た高御座と御帳台はこの中にしまわれているそうです。見たかった(笑)。
-
続いて春興殿。
-
大正天皇の即位の礼の時に皇居から神鏡を持ってきて、一時的に置いていた場所だそうです。
-
三種の神器のひとつですね。
-
紫宸殿の裏側に回ってきました。
-
紫宸殿の裏側の突き当りのこちらは清涼殿。天皇陛下のお住まいだそうです。
-
おー。
あの御簾の奥にお座りになられていたんですね。 -
平安時代そのままのようです。
-
西洋の方が写真を撮っていたので一緒に撮影。
-
こちら、菊の御紋の上に菊の花。
-
紫宸殿の裏を出て進むときれいな日本庭園。御池庭というらしいです。
-
小御所。
鎌倉時代以降に建てられたもので、武家との対面に使われたそうです。 -
前はこんなきれいな庭園。
-
ザ・日本庭園っていう感じです。
-
こちらのスペースは
-
蹴鞠をする場所。
-
そしてその隣が御学問所。
勉強に疲れたら蹴鞠をするんでしょうか。 -
全部で6部屋あるそうで、すべて畳敷きなんだそう。
-
庭をぐるっと回り込んで
-
奥に進むと御常御殿。
清涼殿から独立した天皇のお住まいだそうです。 -
その前にも素晴らしい庭園。御内庭という名前だそうです。
-
廊下だけなんとか望遠で撮影できました。
中を見てみたい・・・ -
庭を進んで出口から外へ
-
右手のこの建物は
-
御三間。
七夕などの内向きの行事に使われたそうです。 -
奥に見えた絵。
-
反対側には牛たち。
こういうのをもっと見たかった~。 -
そこここにこんな感じの建物があります。
中には決して上がれず(笑)。 -
最後、振り返り。
御所、着くまでも遠かったけど中も結構広かったです。
迎賓館と違って全て外から見るので、暑い日はつらい。 -
休憩所の母と合流して早々にバスに戻ります。
13時10分の集合時間より20分早くバスに到着。
皆さん、やはり同様で、暑くて早く戻った方が多く、13時には全員揃って出発しました。 -
20分ほど走って本日昼食をいただく京都リーガロイヤルホテルには13時20分に到着。
リーガロイヤルホテル京都 宿・ホテル
-
もうハロウィーンの飾りつけ。
-
ランチは地下の中華料理、皇家龍鳳。
-
テーブルセッティング。
海外と違って国内旅行はまだグループごとのテーブルですね。 -
店内。
-
前菜。
メニュー表がないわね、と3回くらい言う母(笑)。 -
ふかひれスープ。
-
点心。
私たちのテーブルにサーブする男性はやる気がないのか、料理の説明は一切なく、「スープです」「点心です」と置くだけなので、隣のテーブルの料理説明を聞いていました。 -
えびちり。
結構ピリ辛でした。 -
叉焼。
-
チャーハン。
高菜がはいっているようなシャキシャキ感でした。 -
杏仁豆腐が結構大きくてびっくり。完食しました!
14時30分にホテルを出発、京都駅まで10分ほど走りました。 -
あまり時間がなく、すぐに改札を通って15時15分まで25分ほどのフリータイム。何のお土産も買っていなかったので、こちら、
京都駅 駅
-
満月の阿闍梨餅を息子と娘と自宅へ購入。
5個入りひとつ712円。
二人とも喜んでくれたので良かった。 -
帰りの新幹線は15時33分発のひかり656号。
-
京都駅はいつ来ても結構な人混みです。
-
帰りもグリーン車。暑さに疲れてひたすら寝ていました。
寝ている私に「晩御飯どうする?」と3回話しかけてくる母(笑)。その度に「いらない」と返事をするけれども眠い眠い(笑)。
今回、事前に聞いていたより歩いたし、暑かったので母には少し気の毒な旅行になってしまったかもしれませんが、「次はホテルでゆっくりするツアーに行きたい!」と前向きな発言をしていたのでまぁ良かったです。
本日は12000歩近く歩いていました。炎天下、それだけ歩けばそりゃ疲れるわけです。東京駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
今出川・北大路・北野(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ シニアの母と行く京都迎賓館と奈良ホテル3日間
0
144