トラブル続きの中欧旅行1／6

2023/08/23 - 2023/09/06

コロナの影響や種々の事情により長年行けずに、5年越しに実現した熟年夫婦の中欧三カ国4都市周遊旅行記です。
ウイーン、チェスキークルムロフ、プラハ、ブダペストの4都市を約2週間掛けて周遊しました。
どの都市も中世の歴史ある建物が美しく、コンサートなども毎日何カ所でも行われており文化の違いに感動しました。ビール、ワインも美味しくてもう少しゆっくり滞在したいと思いました。ただトラブル続きの旅行となったのが少し残念です。
出だしの関西空港からトラブル続きで、最初のフライトが2時間遅れの出発となりました。
そのほか掏摸などの大きい被害には合いませんでしたが、自分が2回転倒、家内が1回転倒、飛行機会社からの追加請求、SIMが動かない、スーツケースのトラブル、事前購入のチケット紛失等々、道に迷うのは度々で毎日何か問題が起こりました。最初の2日間を除き全てノーマスクで過ごしましたが病気にも罹らず、大きい怪我などに至らなかったのが不幸中の幸いです。


本編は8/23から8/25まので3日間の旅行記です。
8/23関西空港から台北経由でウイーンへ8/24の朝6：30ごろに到着しました。
8/24はホテルへ荷物を預けて、歴史地区の街並みを散歩しました。
　　（この日のカフェはツェントラルです。）
8/25はホーフブルク（王宮）、国立図書館、シシィ博物館、美術史博物館などを巡りました。（この日はカフェ：ザッハーでお茶）

毎日ケーキやビールを堪能しました。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

ペーター教会です。

美術史博物館の入り口階段です。

8/23の夕方4時頃に三宮から空港バスで関西空港へ出発しました。
雲行きは怪しいのですが、まだ雨は降っていませんでした。

関西空港は、夕方なので余り混み合っていません。

19:05発　台北行きの便に乗ります。

チャイナエアはHカウンターでした。

出発までカードラウンジで休憩です。その時はこれから起こる事態を想像もしていませんでした。まず時間になり搭乗口へ行っても、なかなか搭乗が始まりません。イライラしながら待ち、30分程遅れて搭乗が始まりました。
全員が搭乗するもいつまでたっても動き出しません。その時に雷雨のため飛行機が現在飛べない状態とのアナウンスがあり、全く動かないまま40～50分程待機しました。その後飛行のコースへ進みますが、そこでそのまましばらく駐機しました。また十数機待ちで飛び立つまでまたかなり時間を要し、ようやく予定の2時間遅れで飛び立ちました。台北に着くと乗継ぎ便が飛びたつ時間を過ぎての到着となりました。ウイーン行きはターミナルが違うので電車で移動し駆け足でゲートへ向かいました。乗継ぎ客が来ていないので出発を遅らせており、何とか間に合いました。多分乗り継げるだろうとは考えていましたが、100％大丈夫という保障がないのでかなり心配しました。

8/24は朝6：30にウイーンへ到着し、QBBの電車でウイーン中央駅まで約15分ほどで移動しました。72時間フリーパスは使えないので別途購入が必要です。ホテルはStar Inn Hotel Premium Wien Hauptbahnhofという所を予約しており、駅から歩いて5分ぐらいの好立地の所にあります。まずチェックインしスーツケースを預けて観光に出発しました。
まず郵便局でSIMカードを購入し動くようにしてもらいました。　yesss! という格安のSIMで200円ほどでした。この後スマホが動かないことがわかります。72時間フリー交通券（17.2ユーロ/人）を買い電車でシュテファンスプラッツ駅へ行き、グラーベン通りへ進みます。写真は三位一体像（ペスト終焉記念）です。

ペスト記念柱 建造物

少し歩きペーター教会へ到着です。

聖ペーター教会 寺院・教会

少し奥まった位置にあります。

内部は豪華な装飾がされ見事な内装でした。
これが無料とは有り難い、しばし見とれました。

見事な内装を続けます。

同上

同上

同上

初めてのカフェ訪問はツェントラル(英語だとセントラル）です。

ホテル ツェントラル ホテル

内装が美しいことで有名で、1876年創業のカフェです。

隣の中年男性二人が1人で2個ずつケーキを注文していました。
そして家内に杏のケーキが絶品でベストと教えてくれました。（左側のケーキ）私はパイ生地のものを頼みました。これはフォークでは割れて食べにくく、美味しいのですが失敗でした。なぜかメランジュエには小さいグラスの水が付いてきます。
他国のカフェでも同様に小さいグラスに入った水がついてきました。（25.4ユーロ）

エンゲル薬局という有名な薬局があると本で読んで探しましたが、店の階階は普通の薬局と同じなので天使の絵に気づかず前を何度も行ったり来たりしました。

エンゲル薬局 現代・近代建築

近くのゲッサービア・クリニックというレストランに来ました。

室中は冷房が入っておらず暑かったです。
今年のウイーンは猛暑ですが、カフェ以外ではほとんどのレストランが冷房を入れておらず（高い緯度の国なので元々冷房が無いのか？？？)、その後も暑くて仕方がないので冷房の効いたレストランを探しましたが見つかりませんでした。
どおりでテラス席の屋外で食べている人が多いはずです。（45.6ユーロ）

街には観光馬車が沢山走っています。
この後一度ホテルへ帰りスーツケースを部屋に入れて整理しました。
長い移動だったので少し仮眠しました。

夕方16時頃からまた歴史地区の中心部へ出かけました。
その前にまずSIMカードを買った郵便局で使えるようにしてもらいに行きました。
この時メモリーが足りないのではと言われ4ユーロほどチャージしました。
しかし結局郵便局では使えるようにならず、専門のエージェントのA1社へ行くよう言われます。隣の駅から歩いて5分とか言われますが、グーグルマップも使えない状態では行く自信がないので住所を書いてもらいタクシーで行きました。余分な出費です。SIMのエージェントに相談しましたがAPNの設定を自分でしないと使えないとのこと。私はスマホやパソコンの通信に詳しくないので何のことか分かりません。そのうち17：00になり店が閉まるのでと追い出されました。そのとき近くに変わった形状の建物があったので写真を撮りました。結局SIMのトラブルで1.5時間ほどロスをしました。APN: Access Point Nameのことでした。
その日の夜にパソコンでネット検索しAPNの設定方法を日本語サイトで見つけ何とか明日からは使用出来るようになりました。空港でSIMを買っておけば良かったと反省しています。（ネットで空港より郵便局が良いと出ていたのですが、こんなことになるとは思いもしませんでした。）

地下鉄で移動しシュテファン大聖堂へやってきました。今日はミサをしていて観光客は柵の中には入れません。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

少し街を散策し、8/23日本からの長い移動もあり疲れ果ててホテルへ帰館しました。

これにて8月24日は終了します。

ここから8/25が始まります。
カールスプラッツ駅へ来ました。
遠くにカール教会の屋根が見えました。今回は教会へは行きませんでした。

カールスプラッツ駅 駅

目指すはウィーン学友会館です。立派な建物です。
時間が合わなかったので見学ツアーには申し込みませんでした。

ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

有名なザッハーへやってきました。朝早いので待たずに入れました。
この写真は別の日で、このように通常いつも並んでいるようです。

シャンデリアが豪華です。

カフェ ザッハー カフェ

ザッハトルテとメランジェ、私はアイスコーヒーにしました。
チョコレートが濃厚で少し甘めですが杏のジャムが美味しかったです。（32.6ユーロ）

王宮の方へ移動しました。
アウグスティーナ教会です。

アウグスティーナー教会 寺院・教会

ヨーゼフ広場です。騎馬像はヨーゼフ2世です。

ヨーゼフ広場 広場・公園

国立図書館のプルンクザールです。

オーストリア国立図書館 建造物

表紙に使った写真で、彫刻へは緑のレーザーライトが当たっています。

同上

同上

この後はシシィ博物館を回りましたが写真は撮影禁止なのでありません。
明日シエーンブルン宮殿へいくので共通券のシシィチケット（44ユーロ/人）を買いました。

ミヒャエル広場です。

ミヒャエル広場 広場・公園

広場に面したミヒャエル教会に入りました。

聖ミヒャエル教会 寺院・教会

彫刻が見事です。

KANZLERAMTというお店で昼食を取りました。

昼の定食を頼むとこの日はハンバーグでした。
やっぱりどの国も同じで、お任せの昼の定食はお安い値段でした。（36.6ユーロ）

国民庭園（フォルクスガルテン）です。

フォルクスガルテン 広場・公園

国会議事堂へやってきました。
厳重な荷物チェック、パスポートのコピーをとられようやく中へはいったのですが、ちょうど見学のツアーが出た所で次回は45分後とのこと。
諦めて直ぐに次の場所へ向かいました。
この時に大きいトラブルが起こりました。
入り口からのこの下り坂で家内が転倒し前歯が2mm程欠けました。
歯医者へ行こうかと言ったのですが痛みは無いとのことで、帰国後歯医者を予約し9/15にようやく元のようになりました。行ったその日に治療完了です。医学の進歩は素晴らしい。昔は被せ物を作ったり歯形をとったりで3週間ほど掛かりました。

国会議事堂 現代・近代建築

同上

市庁舎です。

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

ブルク劇場です。いやに長い・後輪が6本ある白い車が通りました。

ブルク劇場 劇場・ホール・ショー

歩くのを極力減らすため一駅ですがトラムに乗り美術史博物館へやってきました。入り口の階段からして凄い豪華です。（18ユーロ/人）

美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー

展示作品の一部を参考までに載せておきます。

ブリューゲル　”バベルの塔”

ルーベンス　”毛皮の女”

アルチンボルド　”冬”

絵画もそうですが、一番はこのカフェでお茶をすることでした。
写真を撮り忘れました。

吹き抜けの豪華なカフェです。

トラムでリンクを半分ほど周遊し、その後シュテファン大聖堂へやってきました。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

シュテファン大聖堂の塔へエレベータで登りました。

高いビルはそれほどないですね。

屋根がタイル張りで綺麗です。

カールスプラッツまで地下鉄で、そこからトラムに乗継ぎやってきました。日本にいるときから来たいと思っていたレストランです。
SALM BRAUというレストランを昼に予約しやってきました。
満員に近い状態で待っている人もいました。
ここでビールも醸造しています。

ザルム ブラウ 地元の料理

室内とテラス席（霧吹き、扇風機が作動してました）と、どちらが良いか聞かれ、涼しい方と言って室内を選択しました。

家内はウインナーシュッッツエル、私は3種類の肉料理を頼みましたが、
お腹が余り空いておらず2人とも半分以上残しました。（50.82ユーロ）
フードロスはいけないので店の人にお願いしてお持ち帰りしました。
Take away！！です。　
（アメリカ人は恥ずかしいのかDoggy Bagとか言って頼みますね。）
店の人は快くOKしてくれ、紙製の弁当箱に（料理は勿論別々にして）入れ、それを店のロゴ入り紙袋の中に丁寧に入れてくれました。

ウイーン中央駅の南側出口の所にあるスーパーです。ビールやワインの品数も多く惣菜や生搾りのオレンジジュースなど幅広く扱っています。
一番良いのは夜10：30頃でも開いていることで、毎日寄って水やビールを買ってました。
これにて8/23～8/25の旅行記は終わりです。

インターシュパー (ウィーン中央駅) スーパー・コンビニ