大分&青森変態行程JALマイル消化旅・その2.新造船《祝》就航 フェリーさんふらわあ/さんふらわあくれない(大阪→別府)

2023/01/19 - 2023/01/20

第241部-1104冊目　2/12
(2023年8月30日配信)

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

4トラに投稿してセコセコと貯めたJALのマイルが失効しそうです。
そこで、今回は‥
①東海道新幹線グリーン車に乗って富裕層体験をする。
②京都(出町)の街を食べ歩き散策オフ会。
③京阪特急プレミアムカーでゴージャスな鉄旅。

④新造船/さんふらわあくれない(大阪→別府)に乗船。

⑤宇和島運輸/あかつき丸(別府→八幡浜)に乗船。
⑥四国オレンジフェリー/おれんじ四国(八幡浜→臼杵)に乗船。
⑦鶴崎温泉/鶴崎ホテルに宿泊して、天然温泉と郷土料理を堪能。
⑧JR九州のICカードを使って480円で九州を半周大回り鉄旅。
⑨別府温泉の外湯をぶらぶら散策。
⑩引退するさんふらわあこばると(別府→大阪)に惜別乗船。
⑪失効するJALマイルを特典航空券にして、JAL2153便(大阪→青森)に搭乗。
⑫あおもりまちなか温泉で立ち寄り入浴と食事。
⑬引退する青函フェリー/あさかぜ5号(青森→函館)に惜別乗船。
⑭青函フェリー/はやぶさ(函館→青森)に乗船。
⑮黒石温泉郷温湯温泉/山賊館に宿泊し、天然温泉と郷土料理を堪能。
⑯失効するJALマイルを特典航空券にして、JAL144便(青森→東京)に搭乗。
上記をミッションとする意味不明な変態行程4泊5日の旅に出ました。

本編は、④の内容でお届けします。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙画像‥大阪-別府航路に就航した新造船/さんふらわあくれない。

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2023年1月19～23日 4泊5日

1月19日(木) 第1日目-2　はれ
1月20日(金) 第2日目-1　はれ
⑤フェリーさんふらわあ:さんふらわあくれない.別府行
大阪.19:05→(船中泊)→別府.6:55

★宿泊‥さんふらわあくれない：プライベートシングル。

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フェリーさんふらわあ‥6,608円
すき家ACT店‥400円
ダイソーACT店‥108円
さんふらわあくれない船内‥880円

エリア 大阪ベイエリア(大阪)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪-別府航路を運航するフェリーさんふらわあに待望の新造1番船「さんふらわあくれない」が2023年1月13日に就航。

この情報を聞きつけた筆者。
大阪へ向かいました。

17:25
=さんふらわあターミナル(大阪)=
(旧称.大阪南港コスモフェリーターミナル:ATC)です。
ATC(Asia Pacific Trade Center)にある大阪南港コスモフェリーターミナルの命名権を(株)フェリーさんふらわあが取得し、平成29年10月1日よりさんふらわあターミナル(大阪)となりました。

=ウミエール広場=
ATC(Asia Pacific Trade Center)の前にある大阪湾を望む広場からは、停泊しているさんふらわあを眺めることができます。

奥の船は‥
フェリーさんふらわあ/大阪-志布志航路に就航するさんふらわあさつまです。

そして‥
手前に停泊しているのが、これから乗る新造船/さんふらわあくれないです。

1998年から運航して来たさんふらわああいぼりの後継船として建造され、船名は大阪-別府航路に就航していた大阪商船の貨客船/紅丸(くれなゐ丸)に由来し命名。
我が国初のLNG燃料フェリーとして、2023年1月13日に就航しました。

①フェリーさんふらわあ:さんふらわあくれない.別府行
大阪.19:05→(船中泊)→別府.6:55

ATC.IMT棟2階のさんふらわあターミナル。
乗船手続きはこちらで行います。

4トラベラー/Pomif様から商船三井株主優待フェリーサービス共通クーポン券を頂き、運賃/料金から5,000円の割引を受けることになりました。

この場を借りて、心から感謝申しあげます。

▼Pomif様のトラベラーページ。
https://4travel.jp/traveler/schiff

検温を終えて、乗船手続き終了。
プライベートシングルA期間14,510円が株主優待+全国割適用で6,608円となりました。
支払いは、クレジットカード利用可能です。

新造船就航記念ポストカードを頂きました。
ありがとうございます。

新造船就航にあたり、各所からお祝いの花が届いていますね。
祝賀ムード満点です。

㈱フェリーさんふらわあ様。
新造船就航おめでとうございます。

=さんふらわあミュージアム=
2012年に阪神別府航路開設100周年を迎えたフェリーさんふらわあ。
別府観光港に開設されたさんふらわあ歴史館がさんふらわあミュージアムとして、大阪に移設されました。
ちょっと、見てみましょう。

=さんふらわあの歴史=
明治40年(1907年)8月に大阪商船内航部を設立。
明治45年(1912年)5月、同社による別府航路が開設し紅丸が就航したところから‥
令和5年(2023年)4月、さんふらわあむらさきが就航するまで。
さんふらわあに関わる116年の歴史が紹介されています。

=さんふらわあ=
日本高速フェリー/名古屋-高知-鹿児島航路に1971年就航。
1万トン超のデラックス大型船さんふらわあの名は、豪華フェリーの代名詞にもなりました。

日本高速フェリー㈱は、照国郵船(現.マリックスライン)の長距離フェリー部門として、1970年に設立された海運会社です。
豪華フェリーとして名を馳せたさんふらわあシリーズを運航していましたが、親元の照国郵船の倒産などによりブルーハイウェイライン(日本沿海フェリー)に航路営業権を譲渡し、1991年8月に解散となりました。

=3代目.くれない丸=
フェリーさんふらわあの前身となる関西汽船/大阪.神戸-松山-別府を結ぶ瀬戸内海航路に昭和35年3月に就航した客船で、新造船/さんふらわあくれないの名は、本船から引き継がれました。

関西汽船㈱は、前身となる大阪商船(現.商船三井)が1942年、阪神-別府航路等の瀬戸内海航路を担っていた海運会社です。
2011年10月、商船三井系列のダイヤモンドフェリー㈱と合併し、㈱フェリーさんふらわあになりました。

さて、くれない丸は昭和55年引退した後、横浜港のレストラン船/ロイヤルウイングとして2023年5月まで活躍しました。

さんふらわあターミナルのあるATC(Asia Pacific Trade Center)は大規模複合施設となっているので、数多くの飲食店・ショップが入居しています。

すき家で夕食用の牛丼を買って‥

ダイソーでカップ麺を購入。

18:17
それでは、乗船しましょう。

今夜の城へ。
プライベートシングル7502号室は‥
あっ、ここですね。

乗船券がルームキーとなっていて‥
QRコードをピッとあてると解錠され、中に入るとアコーディオンカーテンが並んでいます。

=プライベートシングル=
1室.約1.9畳(3.09㎡)の簡易個室です。

読書灯・コンセント・USBポート・テレビを配備。
スリッパ・フェイスタオル・歯磨きセット・イヤホンもあり、持ち帰り可能です。

=救命胴衣着用方法=
これは重要です。
よく見て、理解しておきましょう。

船客区画は6階～8階となっております。

さんふらわあくれないの旅客定員は716名。
定員710名の前船さんふらわああいぼりより船体が大型化したにも関わらず、定員をわずか6名増にとどめ、旅客一人あたりの専有面積は6.9㎡から10.9㎡に拡大。
快適性が向上しました。

それでは、船内を散策してみましょう。

=エントランスホール=
乗船すると、船客を迎えるエントランスホールです。
就航から7日目とあって、船内には新築の匂いが漂っていました。

3層吹き抜け段違い構造の開放的なアトリウム。
中央扇型の大階段がゴージャスな雰囲気を醸し出していますね。

=プロムナード=
6F左舷側にあり、丸窓から瀬戸内海のオーシャンビューをお楽しみ頂けます。

=レセプション=
等級変更やご案内など、船旅のサポートを行っております。

=本日の空室状況ご案内=
さんふらわあくれないの船室は、経済的なプライベートベッドから最上級のスイートまで、なんと18種類の客室を用意。
空室があれば、乗船後に等級変更が可能です。

=情報収集コーナー=
中央に最先端情報端末 SunFlower Smart QUEST〈SSQ〉を設置。
船内Wi-Fiと連携して、さまざまな情報が提供できるようになっており、船内各所に設けられたデジタルサイトネージ端末と、お手持ちのスマートホンやタブレットでもご利用頂が可能。
その両側には、さんふらわあと寄港地の観光パンフレットが置いてあります。
AED(自動体外式除細動器)も配備。

=案内モニター=
外国語にも対応し、現在地情報などを案内します。

=記念撮影コーナー=
さんふらわあくれないの壁画の前で、記念撮影ができます。

=ショップ=
高級感漂う店内。
関西・九州のお土産・ソフトドリンク・アルコール飲料・アイスクリーム・お菓子類・おつまみ等を販売しています。

=自販機コーナー=
自販機コーナーは、6・7Fに設置。

アルコール類は、缶ビール各種250～330円・発泡酒類各種190～270円・缶チューハイ各種180円。
清涼飲料水は、ジュース/お茶/コーヒー類各種 130～160円。
アイスクリーム各種 270円。
カップ麺各種 270円と言ったところですね。

=給湯室=
カップ麺調理に必要な熱湯の他に、製氷機・電子レンジを配備。
紙コップ(無料)もあります。

=キッズスペース=
絵本やおもちゃを設置し、人気のアニメも放映。
小さなお子様も飽きることなく船旅をお楽しみ頂けます。

=ベビールーム=
オムツ交換ベッドに、授乳室/調乳器が用意されております。

お子様用サイズのトイレ。
これまで色々なフェリーに乗って来ましたが、これは初めて見たよ。

小さなお子様や赤ちゃんにやさしい設備がしてしていますね。

=洗面室=
アメニティはありませんが、ドライヤーを配備。

ちなみに6Fの女性用お手洗いには、パウダールームをご用意。
フェリーさんふらわあ女性社員の意見が反映され、そこは芸能人の楽屋みたいな造りになっているんだとか。

=トイレ=
ピカピカで綺麗です。
個室はウォッシュレット完備。

=サイクルピット=
自転車をベルトでしっかり固定でき、数字を指定するダイヤルロック式で盗難防止も万全。
これはサイクリストの方々に朗報ですね。

=レストラン=
さんふらわあくれないのメインダイニングです。
瀬戸内海ビッフェと称し、さんふらわあ他航路よりグレードをアップ！
瀬戸内海航路にちなんだ食材や郷土料理をビュッフェ形式でご提供しています。

さんふらわあ くれない 船内レストラン グルメ・レストラン

7F扇形中央大階段上アトリウムからの眺め。

内装は、クルーズ客船/にっぽん丸改装時の内装デザインを手がけた渡辺友之氏(フラックス・デザイン代表)が担当。
同氏は‥
・神戸-大分航路就航船.さんふらわあごーるど/ぱーる
・大阪-志布志航路の就航船.さんふらわあさつま/きりしま
・大洗-苫小牧航路の就航船.さんふらわあふらの/さっぽろ
～と、これまで数々のさんふらわあのデザインにも携わってきたデザイナーです。

木を使ったソファ席。
絨毯が豊後梅の模様になっています。

これは、2代目紅丸(くれなゐまる)のポスター。

20世紀初頭まで石炭を燃料としていた船舶に、重油を燃料としたディーゼルエンジンを搭載すると言う革命をもたらしたのが、大正13年(1924年)就航の2代目紅丸だったのです。

なんとも歴史を感じるポスターですな。

=展望浴場=
瀬戸内海を眺めながらゆったりと入れる浴室です。
移動中に風呂に入れるのは、フェリーならではの醍醐味ですね。

切妻風のデザインを用いた天井デザインが必見ですよ。

脱衣室には、身だしなみを整えられるブースがあったよ。

=ドッグラン=
ペットゾーンに隣接して、オープンエアのドッグランがあります。

=LNGガス検知器=
さんふらわあくれないは我が国初のLNG燃料フェリー。
液化天然ガスLNGと主燃料とすることで硫黄酸化物(SOx)がほとんど排出されなくなり、窒素酸化物(NOx)と二酸化炭素(CO2)の排出を大幅に削減しました。

8Fアトリウム上からの眺め。

新造船さんふらわあくれない/むらさきのコンセプトは、復活ときずな(KIZUNA)。
世代を超え家族が集まり船旅を楽しむ願いを込めたものとしたそうです。

8Fのラウンジ。
こちらは全等級の船客が寛げます。

=スイート船客専用ラウンジ=
コーヒー飲み放題、アイスクリーム食べ放題！
こちらは最上級クラスとなるスイート利用者のみが入れるラウンジです。

入場資格がない筆者は外からチラ見。

この先は、スイートルーム専用フロア。
筆者は入れません。

そろそろ出航です。
出航の儀(単に眺めるだけ)に参列しようと、甲板に出ました。

出航の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。(笑)

19:07
ホーサーがビットから外されました。

※ホーサー‥係留用ロープ
※ビット‥係留用鉄杭

さんふらわあくれない、出航！
ゴゴゴゴォー

前進で離岸成功。
パチパチパチ‥

大阪→別府446km/11時間50分。
夜のクルーズが始まりました。

大阪よ。
さらばじゃ。

出航日:日曜日～木曜日の航海予定です。
大阪府/大阪南港.19:05
↓
兵庫県/明石海峡大橋.20:15
↓
香川県/南備讃瀬戸大橋.23:50
↓
愛媛県/来島海峡第三大橋.2:05
↓
大分県/別府港.6:55

19:30
船内イベント/どりんちゃんのアートバルーン。
バルーンアーティストのどりんちゃんがバルーンを使って様々な動物やキャラクターを作り、お子様も大人の方も楽しませてくれます。

風船でパッと色々な作品を作るのはすごいですね。

※どりんちゃんの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

20:13
次のイベント、明石海峡大橋通過の儀(単に眺めるだけ)に参列しましょう。

明石海峡大橋は全長3,911m・中央支間1,991mで世界最長の吊り橋で、1998年4月5日に供用が開始されました。
開通以来、10年以上の長きにわたりギネス世界記録に認定・掲載されているそうです。

おぉー！
ライトアップされた巨大吊橋が圧巻だ。

明石海峡大橋 (淡路島側) 名所・史跡

まだまだイベントは続きますよ。

20:30からプロジェクトマッピングが始まります。
SUNFLOWER DRONE TOUR と題されたオリジナルプログラムが、3層吹き抜けの天井いっぱいに映し出されます。

おっ！
さんふらわああいぼり(左)とさんふらわあくれない(右)が別府港に並んで接岸中。
大阪-別府航路に就航する新旧のさんふらわあが並ぶ貴重な映像ですぞ。

満点の星空と明石海峡大橋。
プロジェクトマッピングでは、ドローンを使った船内ツアーや寄港地の観光スポットなども映し出されるので、さんふらわあくれない/むらさきに乗ったら見て下さいね。

夕食です。
ATCで買っておきました。

■牛丼(並)‥400円
■ちゃんぽん‥108円
■ぶどうチューハイ‥180円

毎度おなじみ‥
船旅にはカップ麺。

テーブルがないから食べにくいよ。

23:25
大阪から4時間20分。
さんふらわあくれないは、香川県坂出沖を航行中。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

坂出市の夜景を眺めながら、瀬戸内海を西へ航行中。

そろそろ寝ましょう。
就寝。

5:40
大阪から10時間35分。
おはようございます。

まだ、夜が明けていませんね。
今、どこかな？

大分県国東沖を航行中みたい。
定刻に運航しており、別府まで残り1時間15分となりました。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

6:25
さて、朝食です。
船内レストランのモーニングビュッフェと洒落こみましょう。
今回も繊細なレポートを理由に、ほぼ全種類をとってきました。
では、突撃！

・さつまあげ
・味付け海苔
・蒟蒻牛蒡
・金平牛蒡
・スクランブルエッグ
・ベーコン
・つぼ漬/梅干し
・だし巻き卵
・鮭塩焼き
・しらす/大根おろし
・白パン
・クロワッサン
・サラダバー
・カレーライス/福神漬
・ヒノヒカリ米飯
・お粥
・味噌汁
・納豆
・コーンスープ
・ヨーグルト
・グロレナ/阿蘇牛乳
・フルーツミックス
・カルピスソーダ

これだけ食べて、700円は安いですね。

さんふらわあ くれない 船内レストラン グルメ・レストラン

レストランでは夕食/朝食共に、ソフトドリンクが飲み放題となります。

・炭酸水
・コカ・コーラ
・ファンタメロン
・山ぶどうジュース
・カルピス
・カルピスソーダ
・オレンジジュース
・烏龍茶

挽きたてのコーヒーもありますね。

・ホットコーヒー
・アメリカンコーヒー
・カフェラテ
・カプチーノ
・アイスコーヒー
・アイスカフェラテ

・煎茶(冷or温)
・冷水
・お湯

6:46
東の空が明るくなってきました。
幻想的な朝ですね。

さて、そろそろ入港です。
神聖なる着岸の儀(単に眺めるだけ)に参列しようと、甲板に行くと‥

ややっ！
もう、最終の着岸態勢に入っていますよ。

慌てて着岸の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。(笑)

ホーサーもビットにつながれていました。

あぁ～
楽しい船旅が終わっちゃうよ～。

6:50
大阪から446km/11時間45分。
定刻より5分早く、着岸完了。
パチパチパチ‥

7:05
名残惜しいですが、下船しましょう。

=さんふらわあターミナル(別府)=
LNG新造船就航にあたり、LNG燃料の供給場所及び船体大型化に伴う積載能力の強化に伴って増加するトレーラーシャーシ置き場の確保や老朽化する現行のターミナルを整備する必要があったことから、第3埠頭北側に暫定ターミナルが新設され2023年1月14日に運用開始となりました。

新ターミナルには‥
・発券カウンター
・待合室(Wi-Fi/充電用コンセント/USBあり)
・救護室
・カームダウン/クールダウン室※
・祈祷室
・水飲み/医療電源室
・屋外喫煙所
・補助犬用トイレ
・ペットお散歩広場
～上記があります。

ちなみに飲食店・売店はなく、清涼飲料水自販機があるだけとなります。

※非日常的な空間から生じる不安や緊張を少しでも緩和できるように設置されたお部屋。

=別府観光港.大阪ゆきフェリーさんふらわあのりば=
別府港第3埠頭南側にある関西汽船時代から供用されている県営3号上屋ターミナルビルです。
この日、2023年1月20日の時点では旧船/さんふらわあこばると発着日は当ターミナルを運用し、新船/さんふらわあくれない発着日は新ターミナルを運用していましたが、新造第2船となるさんふらわあむらさき就航によって2023年4月13日をもって旧ターミナルは運用が終了されました。

運用が終了された県営3号上屋(旧ターミナル)は解体されず、フリーマーケットなどのイベントスペースや貸しホールとして活用されているそう。
将来的には、県営2号上屋を供用する宇和島運輸と集約した新ターミナルビルの建設が予定されているそうです。

別府観光港 乗り物

7:23
あっ！
日の出だ。

さん〇らわぁ～♪←(さんふらわあの唄が頭を過ってきた)

港の近くにある餅ヶ浜桟橋です。
この桟橋には、1960年～1986年にイギリス-オーストラリアの定期航路及びオーストラリアのクルーズ船として活躍し、1964年の東京オリンピックの時は横浜港で海上ホテルにもなったイギリスP&O社の客船/SSオリアナ号が引退後、マリンミュージアム・SSオリアナとして1987年8月から1995年3月まで別府港のシンボルとして係船されていました。

残念ながら収益が伴わなかったことから、ミュージアムはわずか7年で営業終了となり中国へ売船。
SSオリアナ売船後、桟橋はしばらく閉鎖されていましたが、別府湾を一望できる海の散策道/餅ケ浜桟橋として2011年7月から一般開放されるようになりました。

=餅ヶ浜海浜公園=
平成22年、約700ﾒｰﾄﾙの散歩道を主とした海浜公園が整備されました。
きれいな芝生の緑と、白い砂浜、そして目の前いっぱいに青い海が広がっています。

桟橋に大きなサギがいたよ。

餅ヶ浜桟橋からは、遠目にさんふらわあが見えるんです。
実は、新造船/さんふらわあくれないを撮影しようとやって来たのです。

ズームしてみましょう。

さんふらわあくれないは‥
LNG燃料を利用した環境負荷低減の実現やカジュアルクルーズ志向の設備が評価され、日本船舶海洋工学会のシップ・オブ・ザ・イヤー2022大型客船部門賞を受賞。

また、内航船省エネルギー格付け最高評価（★★★★★）を取得しました。

餅ヶ浜桟橋を離れて、正面は別府港第2埠頭。
四国愛媛県八幡浜航路に就航する宇和島運輸/あかつき丸が着岸中。

この後、この船に乗ります。

さんふらわあが発着する別府港第3埠頭に戻って来ました。
この第3埠頭は南北縦列に2隻まで接舷可能となっております。

おっ！
昔、就航していたフェリーの看板が残っていましたよ。

関西汽船/くいーんふらわあ2・くるしま7が、大阪-神戸-小豆島坂手-高松-別府航路に就航していた名残ですね。
この航路は1995年をもって廃止され、就航船も引退となりました。

別府港第三埠頭北側岸壁に着岸中のさんふらわあくれない。

こうして間近で見ると、巨大なフェリーと実感しますね。
明治時代から100年以上の歴史を持つ別府航路。
初代・2代目の紅丸(くれなゐ丸)と3代目くれない丸から名を継いださんふらわあくれないは、4代目として別府航路に新たな歴史を刻み込むことでしょう。

ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次回は、宇和島運輸/あかつき丸乗船記です。

-つづく-