秋の東北めぐり、その３（北の岬を歩く）

2022/10/19 - 2022/10/19

津軽半島の端のホテルで、朝を迎える。


周囲は、まだ薄暗い。
外に出ると荒い波音が聞こえる。

岬の先に来た理由のもう一つは「国道３３９号線」を歩くこと。
この国道は、弘前市から外ヶ浜町に至る１２９ｋｍの一般国道。
特筆すべきは、竜飛灯台付近から漁港を結ぶ全国で唯一の『階段国道』が、あること。
階段の道幅は狭く、全長３８８ｍ、高低差は７０ｍ、３６２段ある急な石段は歩行者のみ、車両の通行はできない。

私の中では、ずいぶん前から「行ってみたい場所」のひとつでもあった。
なぜ“階段を国道にした”のか、諸説あるそうだ。
村道から県道になり、昭和４９年に国道に昇格。
以前から車両の通行は不可能であったが、バイパスを建設して道路を整備するために“暫定的に”国道に指定されたらしい。

昭和の時代まで、坂道の途中に小学校と中学校があり、生徒が通いやすいように階段を付けた。
※現在の階段は、平成８年に整備され、観光客でにぎわっているようです。

エリア 津軽半島(青森)

• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩

津軽半島の北端で朝を迎える。

龍飛崎温泉 ホテル竜飛 宿・ホテル

早朝６時すぎ。

東の空が明るくなり始めた。

ホテルを抜けだす。

しばらく歩くと、歌碑があった。

津軽海峡冬景色歌謡碑 (龍飛崎) 名所・史跡

数人の観光客とすれ違う。

「おはようございます」
宿を前後して出た見知らぬオバサマ達が、思わず口ずさむ．．．

女性軍団の唄声から逃れるように・・・



先を急ぎます。

見えてきたのは、高さは１４ｍの龍飛埼灯台です。

龍飛埼灯台 名所・史跡

しっかりと海上を見張ってくれています。

龍飛崎

肉眼でも北海道がハッキリと見えます。

龍飛崎 自然・景勝地

階段国道の上側まで戻ってきました。

歩行者専用、車両は通れません。

階段国道３３９号線、いよいよ下っていきます。

階段国道３３９号 名所・史跡

海を見ながら、気持ちが良い。

途中にあったのは、元中学校かな？

結構な急斜面が続きます。

つづら折りの石段を下りると、

漁村が見えてきました。

下から見ると、こんな感じ。


ぜったい車じゃムリっしょ！

下側には、民家があります。

階段国道３３９号 名所・史跡

高低差は、約７０ｍだって。

龍飛漁港

一羽のカモメが飛んでいきました。

対岸に見えるのは、帯島の弁財天宮

誰もいないので、港を後にします。

目の前に町営のバス停がありました。

ホテルにも行くようなので

乗せてもらいます。

太宰治の文学碑を過ぎ、

ホテルへの山道を登ります。

急な坂道を喘ぎながら登ります。

すっかり明るくなっています。

無事、ホテルまで戻ってきました。

龍飛崎温泉 ホテル竜飛 宿・ホテル

遅めの朝食です。

人気の海鮮丼　!(^^)!

帰りも、ホテルの送迎バスに乗車

左に陸奥湾を眺め、

クネクネと海岸沿いに走ります。

再び戻ってきました、津軽二股駅

津軽二股駅 駅

ホーム１面の単線

閑散と・・・

いつかはノンビリと津軽線で北の終着駅を目指したいですね。

道の駅が隣接しています。

道の駅 いまべつ 道の駅

中にはジオラマ

津軽の人は、どんな気持ちで新幹線の開通を思っていたのでしょうか？

お隣の奥津軽いまべつ駅へ

奥津軽いまべつ駅 駅

改めて地図で見ると、北の端です。

【はやぶさ】で南下します。

途中下車したのは仙台駅

仙台駅 (JR) 駅

お昼時で、どこも混雑

このお店に決定！

伊達の牛たん本舗 仙台駅地階 エスパル店 グルメ・レストラン

お腹も満たし


次回はノンビリと各駅停車の旅もしたいですね。

再度、新幹線で東京へ向かい、今回の旅を終えます。






　　　　　　　―――――　おしまい