秋の東北めぐり、その１（只見線の旅）

2022/10/17 - 2022/10/17

「日本一キレイな車窓が観られる列車に乗ったことがある？」

ある時、先輩に聞かれた。
そりゃあ、私だって鉄道好きの人間で、『日本三大車窓」をはじめ、幾つかの路線に乗車した。
それも“日本一”となると決め難い。
あれこれと、頭の中で答えを探していると、先輩は「只見線だよ！」と言った。

聞くと、東京に住んでいた頃に、仕事を早めに切り上げて、その足で幾度か奥会津へと出かけていたらしい。
彼は自慢気に「春夏秋冬どの季節に行っても、あの車窓は素晴らしい」と当時を振り返る。
その都度、悔しい思いで聞いていた。


あれから数年の月日が流れた。
その先輩も、一昨年の秋に鬼籍に入る。

秋色に染りだす山々を見ると、彼の笑顔が浮かぶ。
折しも、１１年振りに『只見線、全線復旧』のニュースが流れた。
この機を逃す手はない。
昔、彼の観た車窓を自分の眼で確かめようと思った。

エリア 只見(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.5

• 交通手段: ANAグループ 新幹線 JRローカル

今回も『朝ビー』から、スタートです(^^♪

岡山空港 空港

羽田まで、わずかな時間ですが朝食をいただきます。

お品書き

早朝の空に

富士山が見えた。

房総半島をぐるりと周り、

千葉上空を過ぎ、

定刻に到着

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

東京駅まで移動します。

東京駅 駅

上越新幹線の

「とき３１５号」に乗車

定刻に出発します。

あっという間に

越後湯沢に到着

越後湯沢駅 駅

次の列車まで時間があるので、

ちょっと、寄り道

向かったのは『ぽんしゅ館』

適度に、胃袋を刺激！

越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館 越後湯沢店 専門店

向いのお寿司屋さんへ

本陣 グルメ・レストラン

肴とお酒を求めて、

食欲が増す・・・！？

日本酒好きには「たまりまへんなぁ～」(#^.^#)

地元の食に

舌鼓

お腹も一杯になり、

さらに北を目指します。

周りは、もう冬景色

寒そうな山々が見えます。

野山を抜け

ガタゴトと走ります。

コンクリートの柱が迫り

浦佐駅に着く

浦佐駅 駅

乗客の姿は無し・・・

小出駅に到着する。

小出駅 駅

乗り換えて

１０月に復旧した只見線に乗車します。

ディーゼルカーは２輌編成

車内は満杯！

小出駅を定刻に発車。

刈り入れが終わった田んぼを過ぎ、

やがて山が迫り

列車は川に沿って進む

渓谷が窓に飛び込む

時刻は、１４時２５分

只見駅 駅

１時間かけて

只見駅に到着。

地元の方か、数名が下車

停車時間に、外へ出てみます。

只見駅

町の人も只見線の全通を

待ち望んでいたんですね。

美しい四季のポスター

昔の写真もある。

再び出発の時間

真っ直ぐな線路

出発します。

山あいを抜け、

只見川に

寄り添って走ります。

いくつかの田畑や

集落を抜け

川を渡ると、

小さな無人の会津蒲生駅が見えてくる

会津蒲生駅 駅

川が大きく

蛇行している。

会津大塩駅を過ぎ

会津大塩駅 駅

四季彩橋が見えてきた。

雨に曇った森林を越える。

第五只見川橋梁を渡ります。

さらに進むと、

町が見えてきた。

会津川口駅で暫しの停車

会津川口駅 駅

列車交換を終え、再び走ります。

少し雨も降ってきたが

遠くの景色も見えてきた。

結構な水量がある。

早戸駅にあった「つるの湯」の看板

早戸駅 駅

ときおり、

人家が現れては、

森林に入る

国道も寄り添ったり離れたり

会津宮下駅に到着

会津宮下駅 駅

大きく迂回している只見川

小雨にけむる紅葉と只見川

お天気が良いと、さぞ綺麗なことでしょう。

会津坂本駅を過ぎると、大きく迂回して会津若松に到着。

会津坂本駅 駅

只見線に別れを告げ、

磐越西線で

磐梯熱海駅に到着

磐梯熱海駅 駅

“歓迎”の幕がありますが、駅前には誰もいません・・・

ちょっと狭いシングルです。

この部屋での眺望は、

　　　　　　　　出来ません・・・

やや遅い夕食をいただきます。



　　　　　　　　―――　つづく　―――