2023年　ポーランド・ドイツ　ちょっとヘヴィーな旅　その5

2023/06/20 - 2023/06/26

2020年の夏はポーランドのアウシュヴィッツに行く予定だった。しかし、コロナ禍のため旅行は延期になった。この間ナチスドイツやユダヤ人虐殺に関する本を色々読み、満を持して出かけてきた。
今回はかつてドイツ領だったヴロツワフ（ドイツ語名ブレスラウ）の旅行記。

エリア ブロツラフ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヴロツワフ本駅（Wroclaw Glowny）に到着したのは13時前。
この街を散策せずにドイツに移動すると、日程的にはかなり楽になったはずである。それでも、ポーランドを訪れる機会はもうないかもしれないので、立ち寄った。

ヴロツワフ本駅 駅

ヴロツワフはシロンスク地方の中心。シロンスクはシレジア、シュレジエン地方などとも呼ばれ、ポーランド南西部とチェコ北東部にまたがる地域で、ボヘミア王国、オーストリア（ハプスブルク家）、プロイセン王国（その後はドイツ）など、帰属は変遷していった。そのためヴロツワフは、元々ドイツ系の住民が多く、ドイツ語名ではブレスラウ（Breslau）という。1945年、ドイツの敗戦によりポーランド領となった。

マーケットホール（市場）。

ハラ タルゴワ市場 市場

マーケットホールから少し西に向かったところにある壁には、第2次世界大戦中の銃撃の痕が残されている。

Jesuit Church of the Most Holy Name of Jesus 寺院・教会

銃撃の痕。

そのすぐ側にヴロツワフ大学がある。

ヴロツワフには、街のあちこちに小人（ドワーフ）の像が置かれている。大学の近くにある像は、紙に詩か何か書こうとしている場面か。

同じく、ヴロツワフ大学前の小人像。眼鏡をかけて本を読んでいる。

ヴロツワフ大学は、一部が博物館になっていて、入館料を払えば内部見学ができる。

ヴロツワフ大学 建造物

お城のような豪華な教室。

ヴロツワフ大学

すごく豪華な教室がいくつもある。

今までいくつかの大学を見学したが、ヴロツワフ大学が一番豪華な内装かもしれない。

展示品。

さらに上に行くと、大学博物館の屋上に出た。

ヴロツワフの街を見下ろす。

階段ホールも豪華。

1階に戻り、追加料金で入れる部屋に向かう。
プロジェクターで映し出されていたのは戦争中のヴロツワフの街の様子かな。plac bohaterów getta(ゲットー英雄広場）とあり、調べると旧市街の南西の辺りか。ゲットーということは、この辺りにユダヤ人が押し込められていたのだろうか。

この写真の人物たちヴロツワフ大学関係のノーベル賞受賞者たち。

大勢のノーベル賞受賞者を輩出したのね。

大学を見学すると賢くなった気がする。

ヴロツワフ大学の見学だけでかなりの時間を費やしてしまった。

駅に戻りながら、旧市街の見学を行う。
かなり土砂降りの雨に見舞われたが、すぐに止んだ。

旧市街広場の辺りだと思う。

小人像。

小人像。

アイスを食べている小人像。

市庁舎。
現在はアート美術館になっているそうだが、中の見学はしていない。

市庁舎 建造物

小人像。
向かって左は聴覚障害者、中央は視覚障害者、右は歩行障害者（車椅子）の像か。

小人を観察する小人の像。

小人像。

劇場前には歌手と踊り子の像。

これは小人ではなく、等身大の像。何故、埋まっているのかは分からない。

駅の近くの小人像。片手で赤ちゃんを抱えて、反対の手で旅行鞄を持って、大変そう。

ヴロツワフには2時間ほど滞在し、ドイツに向かう。