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 復活! みんなの九州きっぷの旅は、2日目へ。今日は長崎方面へと照準を合わせました。<br /> 往路では、「並行在来線」に走り始めたリサイクル観光特急「ふたつ星4048」に乗車。再改造車でしょ? と不安半分でしたが どうしてどうして、思いのほか楽しい道中となりました。<br />

ふたつ星4048で海を愛でる2時間半の旅【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!その8の1】

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2023/06/04 - 2023/06/04

76位(同エリア201件中)

ちゃん

ちゃんさん

 復活! みんなの九州きっぷの旅は、2日目へ。今日は長崎方面へと照準を合わせました。
 往路では、「並行在来線」に走り始めたリサイクル観光特急「ふたつ星4048」に乗車。再改造車でしょ? と不安半分でしたが どうしてどうして、思いのほか楽しい道中となりました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
新幹線 JR特急
旅行の手配内容
個別手配

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  •  久留米から長崎方面へ行くには、一旦鳥栖へ上らねばなりません。いつもなら快速電車となるところを、乗り放題を活かして、新鳥栖まで1駅を新幹線に乗りました。<br /> 車内で熊本からの親子と合流。新鳥栖では5分しか乗り換え時間がなく、子ども達の手を引いて、急いで乗り換えました。<br />

     久留米から長崎方面へ行くには、一旦鳥栖へ上らねばなりません。いつもなら快速電車となるところを、乗り放題を活かして、新鳥栖まで1駅を新幹線に乗りました。
     車内で熊本からの親子と合流。新鳥栖では5分しか乗り換え時間がなく、子ども達の手を引いて、急いで乗り換えました。

    久留米駅

  •  新鳥栖から江北までは、特急ハウステンボス号に乗車。いわゆる観光特急ではなく、車内サービスもない普通の特急列車です。<br /> それでも鮮やかなオレンジ色の列車に、子どもたちも興奮気味。僕のボックスには我が子と、5歳児が二人揃って賑やかです。<br />

     新鳥栖から江北までは、特急ハウステンボス号に乗車。いわゆる観光特急ではなく、車内サービスもない普通の特急列車です。
     それでも鮮やかなオレンジ色の列車に、子どもたちも興奮気味。僕のボックスには我が子と、5歳児が二人揃って賑やかです。

    特急ハウステンボス 乗り物

  •  5歳児二人のパパは、大人同士でおくつろぎ中。なんか知らんけど、自然な流れでこのような席の割り振りになりました。あぁ疲れた。

     5歳児二人のパパは、大人同士でおくつろぎ中。なんか知らんけど、自然な流れでこのような席の割り振りになりました。あぁ疲れた。

  •  佐賀を出れば、車内にもゆとりの空気が流れます。<br /> 嘉瀬川では練習のため多数のバルーンが集まっているというツイートが流れてて、楽しみにしてたけど、すべて飛び立ってしまった後でした。期待させちゃってごめんね。<br />

     佐賀を出れば、車内にもゆとりの空気が流れます。
     嘉瀬川では練習のため多数のバルーンが集まっているというツイートが流れてて、楽しみにしてたけど、すべて飛び立ってしまった後でした。期待させちゃってごめんね。

    バルーンさが駅

  •  江北駅で下車。昨秋まで「肥前山口」だった駅で、未だに慣れない名前です。<br /> ここで武雄温泉発、江北~諫早経由の長崎行き観光特急「ふたつ星4048」に乗り換えます。江北町のみなさんと一緒にお出迎えです。<br />

     江北駅で下車。昨秋まで「肥前山口」だった駅で、未だに慣れない名前です。
     ここで武雄温泉発、江北~諫早経由の長崎行き観光特急「ふたつ星4048」に乗り換えます。江北町のみなさんと一緒にお出迎えです。

    江北駅

  •  JR九州お得意?の、一般形気動車を改造した観光特急。外観デザインこそ普通列車そのものだけど、真っ白な車体が つややかで、特急らしい風格はあります。<br /> 最近のJR九州のやり方は何かと気に食わないのですが、ワクワクさせられてしまったことが、悔しいような、敗北感を味わったような(笑)。<br />

     JR九州お得意?の、一般形気動車を改造した観光特急。外観デザインこそ普通列車そのものだけど、真っ白な車体が つややかで、特急らしい風格はあります。
     最近のJR九州のやり方は何かと気に食わないのですが、ワクワクさせられてしまったことが、悔しいような、敗北感を味わったような(笑)。

    ふたつ星4047 乗り物

    午前便は、お弁当の事前予約がオススメ!やわらか佐賀牛がとろけます by ちゃんさん
  •  真ん中の2号車はガラリと改装され、まるごとラウンジカーになっています。観光特急「36ぷらす3」のラウンジカーを思い出しました。<br /> 実際、新幹線開業に伴う長崎本線の「非電化化」で長崎へ来れなくなった、36ぷらす3を補完することも、この列車の一つの役割です。<br />

     真ん中の2号車はガラリと改装され、まるごとラウンジカーになっています。観光特急「36ぷらす3」のラウンジカーを思い出しました。
     実際、新幹線開業に伴う長崎本線の「非電化化」で長崎へ来れなくなった、36ぷらす3を補完することも、この列車の一つの役割です。

  •  大きなカウンターに、我が子も大喜び。まだ始発駅からわずかな時間しか経っておらず、混雑気味です。

     大きなカウンターに、我が子も大喜び。まだ始発駅からわずかな時間しか経っておらず、混雑気味です。

  •  日本酒のサーバーに思わず目がハートになってしまいますが、のちほどゆっくりしに来ることにして、ひとまず指定された席に落ち着きましょう。

     日本酒のサーバーに思わず目がハートになってしまいますが、のちほどゆっくりしに来ることにして、ひとまず指定された席に落ち着きましょう。

  •  指定席車は、見覚えのある内装でした。もともとは肥薩線の観光特急「はやとの風」として走っていた車両で、何度も乗ったことがあります。<br /> 肥薩線が豪雨被害で半分以上の区間が不通となってしまったため、こちらに転用されてきました。<br />

     指定席車は、見覚えのある内装でした。もともとは肥薩線の観光特急「はやとの風」として走っていた車両で、何度も乗ったことがあります。
     肥薩線が豪雨被害で半分以上の区間が不通となってしまったため、こちらに転用されてきました。

  •  車内は一部の席が改造されたくらいで、ほぼ「はやとの風」時代のまま。レリーフなどの装飾で、新特急らしく演出されていました。

     車内は一部の席が改造されたくらいで、ほぼ「はやとの風」時代のまま。レリーフなどの装飾で、新特急らしく演出されていました。

  •  肥前鹿島駅に停車。西九州新幹線の開業以降、長崎まで走っていた在来線特急は、この駅止まりとなりました。<br /> 鹿島から長崎は普通列車オンリーになるはずでしたが、「ふたつ星」が新たな優等列車として走り続けています。<br />

     肥前鹿島駅に停車。西九州新幹線の開業以降、長崎まで走っていた在来線特急は、この駅止まりとなりました。
     鹿島から長崎は普通列車オンリーになるはずでしたが、「ふたつ星」が新たな優等列車として走り続けています。

    肥前鹿島駅

  •  1駅下り、肥前浜駅に停車。伝統的な建築物が並ぶ観光地で、日本酒の産地としても知られます。駅舎に併設された日本酒バーも素敵な駅です。<br /> ふたつ星も観光停車、ホーム上では地元特産品のマルシェが開かれます。<br />

     1駅下り、肥前浜駅に停車。伝統的な建築物が並ぶ観光地で、日本酒の産地としても知られます。駅舎に併設された日本酒バーも素敵な駅です。
     ふたつ星も観光停車、ホーム上では地元特産品のマルシェが開かれます。

    肥前浜駅

  •  もちろん日本酒もありますよ。

     もちろん日本酒もありますよ。

  •  飲み比べセットをゲット。子どもの手を引きつつ、こぼさないように慎重に車内へと運びました。

     飲み比べセットをゲット。子どもの手を引きつつ、こぼさないように慎重に車内へと運びました。

  •  一滴もこぼさなかった戦利品です(笑)。

     一滴もこぼさなかった戦利品です(笑)。

  •  地元の皆さんに手を振り、長崎本線の旅が再開します。<br />

     地元の皆さんに手を振り、長崎本線の旅が再開します。

  •  さて「ふたつ星4047」は近年の観光列車の多分に漏れず、グルメ系列車の要素も持ち合わせています。お弁当は、ネットで事前予約した人のみが食べられる特製メニューです。<br /> ぜひ体験したくて、事前予約を発注。ラウンジ車へ引き取りに行きました。<br />

     さて「ふたつ星4047」は近年の観光列車の多分に漏れず、グルメ系列車の要素も持ち合わせています。お弁当は、ネットで事前予約した人のみが食べられる特製メニューです。
     ぜひ体験したくて、事前予約を発注。ラウンジ車へ引き取りに行きました。

  •  僕のお弁当は、清水の舞台から飛び降りてクリックした「特製ふたつ星弁当 佐賀牛二段重のり弁」2,800円。季節ごとに色が変わる、素敵な風呂敷に包まれていました。<br /> 弁当に2,800円…と発注時は思っていましたが、いやコレ、むしろ安いくらいのクオリティですよ! 上質な肉の味わいに、もう気分ははるか天に昇っていきました。<br />

     僕のお弁当は、清水の舞台から飛び降りてクリックした「特製ふたつ星弁当 佐賀牛二段重のり弁」2,800円。季節ごとに色が変わる、素敵な風呂敷に包まれていました。
     弁当に2,800円…と発注時は思っていましたが、いやコレ、むしろ安いくらいのクオリティですよ! 上質な肉の味わいに、もう気分ははるか天に昇っていきました。

  •  我が子には、佐賀牛すき焼きのり弁(1,600円)をまるっと1個オーダーしておきました。<br /> おいしいものなら、いくらでも食べる分かりやすい我が子。結果的には…ほとんど1個を平らげてしまいました。チビチビ日本酒を傾けながらの、大満足のランチでした。<br />

     我が子には、佐賀牛すき焼きのり弁(1,600円)をまるっと1個オーダーしておきました。
     おいしいものなら、いくらでも食べる分かりやすい我が子。結果的には…ほとんど1個を平らげてしまいました。チビチビ日本酒を傾けながらの、大満足のランチでした。

  •  しかも車窓を飾るのは、穏やかな有明海の海。特急「かもめ」から見慣れた車窓は、新幹線の時代にも健在です。<br /> 21世紀のメインルートとしては厳しい隘路も、観光列車の車窓としては一級品。<br />

     しかも車窓を飾るのは、穏やかな有明海の海。特急「かもめ」から見慣れた車窓は、新幹線の時代にも健在です。
     21世紀のメインルートとしては厳しい隘路も、観光列車の車窓としては一級品。

    有明海潮干潟 自然・景勝地

  •  特急「かもめ」では降りることもかなわなかった小長井駅のホームにも、ふたつ星なら降り立つことができます。

     特急「かもめ」では降りることもかなわなかった小長井駅のホームにも、ふたつ星なら降り立つことができます。

    小長井駅

  •  おだやかな海に、ふたつの星が浮かびました。

     おだやかな海に、ふたつの星が浮かびました。

    JR長崎本線 乗り物

  •  お腹もふくれて、子どもたちもちょっと退屈する時間帯。先頭の1号車の指定席に遊びに来ました。<br /> 3号車とは使用している木材が違い、明るい色彩。「はやとの風」の頃と変わらず、素材の違いを感じられる車内です。<br />

     お腹もふくれて、子どもたちもちょっと退屈する時間帯。先頭の1号車の指定席に遊びに来ました。
     3号車とは使用している木材が違い、明るい色彩。「はやとの風」の頃と変わらず、素材の違いを感じられる車内です。

  •  乗降口のステップも、子どもたちにかかれば遊び場になります。

     乗降口のステップも、子どもたちにかかれば遊び場になります。

  •  豪華な雰囲気に、柔らかなソファ。子どもたちも笑顔でくつろぎます。<br /> じっとしていられない子どもたちにとって、広々したフリースペースは気分転換にうってつけ。しかも3両のうちの1両なので、コース後半にはだいぶ空いていました。<br />

     豪華な雰囲気に、柔らかなソファ。子どもたちも笑顔でくつろぎます。
     じっとしていられない子どもたちにとって、広々したフリースペースは気分転換にうってつけ。しかも3両のうちの1両なので、コース後半にはだいぶ空いていました。

  •  足元まで広がる窓からは、我が子でも自分で車窓を楽しめます。

     足元まで広がる窓からは、我が子でも自分で車窓を楽しめます。

    諫早駅

  •  いろいろ切符を手配してくれたお礼にと、熊本のパパから、みかんジュースをおごってもらいました。<br /> 5歳児も「これ、すごくおいしい!」とびっくりするほどのおいしさ。<br />

     いろいろ切符を手配してくれたお礼にと、熊本のパパから、みかんジュースをおごってもらいました。
     5歳児も「これ、すごくおいしい!」とびっくりするほどのおいしさ。

  •  諫早から先は、長崎本線の「旧線」経由で長崎へと向かいます。1972年の長崎トンネルの開業に伴い、地域輸送中心の路線になった区間です。<br /> 旧線に特急が「復活」したと同時に、長崎トンネルは普通列車のみになったのですから、なんとも面白い歴史。<br />

     諫早から先は、長崎本線の「旧線」経由で長崎へと向かいます。1972年の長崎トンネルの開業に伴い、地域輸送中心の路線になった区間です。
     旧線に特急が「復活」したと同時に、長崎トンネルは普通列車のみになったのですから、なんとも面白い歴史。

  •  有明海から大村湾へ、穏やかな海の風景が続きます。

     有明海から大村湾へ、穏やかな海の風景が続きます。

  •  終点前にもう一杯、セルフサーバーから日本酒を頂きましょう。ひとくち、うーんほのかな甘みがたまらん…と思ってたら、我が子にキックを入れられてしまい、床にばっしゃーん(涙)。

     終点前にもう一杯、セルフサーバーから日本酒を頂きましょう。ひとくち、うーんほのかな甘みがたまらん…と思ってたら、我が子にキックを入れられてしまい、床にばっしゃーん(涙)。

  •  床と涙を拭いているうちに、列車は山にまでびっしりと家並みが張り付いた、長崎市街地へと入って来ました。<br /> 2時間半超は子連れには長いかな、飽いたら諫早で降りようかとも考えていましたが、思いのほか楽しんでくれた様子。親としてもラクな道中でした。<br />

     床と涙を拭いているうちに、列車は山にまでびっしりと家並みが張り付いた、長崎市街地へと入って来ました。
     2時間半超は子連れには長いかな、飽いたら諫早で降りようかとも考えていましたが、思いのほか楽しんでくれた様子。親としてもラクな道中でした。

  •  遠路はるばる、長崎へ。さあ、街に出よう。

     遠路はるばる、長崎へ。さあ、街に出よう。

    長崎駅 (長崎県)

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