
2021/11/21 - 2021/11/21
702位(同エリア1652件中)
ちゃんさん
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
2021年秋、JR九州の「みんなの九州きっぷ」が帰ってきました。コロナ禍は異常な落ち着きを見せ、天気予報は秋晴れ。これは旅立つしかないでしょ!
2日目は、フリーきっぷでないとなかなか乗れない、熊本発の観光列車「SL人吉」の特別運行に乗車しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
熊本が拠点のSL人吉号は、豪雨による肥薩線分断で、今は鹿児島本線の熊本~鳥栖間を運行中。熊本の車両基地が拠点の列車なので、午前が上り、午後が下りの運行です。
というわけで久留米住まいの僕らは、新幹線で熊本へ出迎えに下りました。こんな乗り方、フリーきっぷがなければもったいなくてできません。久留米駅 駅
-
8時57分発の鹿児島中央行き「さくら403号」は、800系新幹線の増備車、いわゆる「新800系」でした。妻壁が金箔で彩られた、豪華絢爛なこだわりの車両です。
九州新幹線 800系 さくら 乗り物
-
後付けで車端部に荷物置き場が設置され、せっかくの金ぴか壁がふさがれているのはもったいない。
-
しかも広告枠を外した後のビスの跡を、金色の「テープ」でごまかしているし…こんな適当なことするくらいなら、はがして売ってしまった方がよほどいいのでは。
-
ともあれ新幹線は早く、ノンストップ20分で熊本着。所要時間だけで見れば、もはや熊本は隣町です。料金的には、うーむ…フリーきっぷのありがたさを実感。
新幹線開業から10年を経て、ようやく白川口の駅前が完成しました。噴水ではなく湧水のモニュメントというところが、いかにも熊本です。熊本駅前停留場 駅
-
水場が大好きな我が子に「きれいな熊本の水だから、さわっていいよ」と水を向けましたが、警戒したのか手を出しませんでした。
-
そして建設中だった、JRくまもとシティ「アミュプラザくまもと」もグランドオープン。黒い重厚感ある駅ビルは、博多とも大分とも違うテイストです。
オープンは10時、SLの発車は10時50分なので、50分しか時間がありません。それ急げ!アミュプラザくまもと ショッピングモール
-
6階のフードコート「肥後うまかもんテラス」は広々。かなりのキャパシティのベビーカー置き場があります。飽いた子を遊ばせられる、プレイルームまで完備です。
-
しかもフードコートには珍しい、お座敷席まで! 小さい子ども連れには、かなりありがたいです。
今日はSL車内でランチの予定だけど、同期の子はここで遊びたいと訴えることしきりでした。 -
最上階の展望テラスへ。
-
整備が完了した駅前は、すっかり面目を一新しました。中心部でも再開発が終わったところなのだから、すごい勢いの街だなとうらやましくなります。
-
手をかざすと、光る魚が寄ってきました。
-
アミュプラザくまもとの内部は、大きな吹き抜けがシンボル。木々が育ち、滝が流れ、涼し気な風が吹いてきます。他都市のアミュとは一味違うコンセプトです。
博多の劣化コピーなぞ認めないぞ!という気合いを感じます。 -
アミュプラザ博多や おおいたでは屋上一面が子ども向け広場でしたが、くまもとでは3階の一部分のみ。豆汽車などもなく、子ども目線の駅ビルという印象だったので、これはちょっと残念。
-
それでも我が子は、眺めのいい滑り台をかなり気に入り、短い時間の間に10回くらい滑っていました。放っておいたら、あと10回は滑ったんじゃないかな。
50分ではとても足りず、いずれまた遊びに来なきゃ。 -
さあ、今日のメインイベント・SL人吉に乗車です。毎週運行の季節列車だけど、乗客の数をしのぐんじゃないかと思うほどのギャラリーが集まっていました。
やっぱりSLは人気者ですね。本来の活躍場所ではないけど、走れてよかった。SL人吉 乗り物
-
11時になったので、車内探検に出発したい気持ちを抑え、まずはお昼ご飯です。我が子は、家から保温弁当箱に仕込んできた親子丼。僕は熊本駅で買った海鮮丼(1,000円)をいただきます!
我が子は親子丼をあっという間に平らげ、僕の海鮮丼にも浸食。はじめて食べる刺身もイクラも、ご飯と一緒にうまそうに平らげました。僕は腹いっぱいになれん(笑)。 -
我が子のお腹がふくれたところで、車内をひとめぐり。子連れが多く、車内はにぎやかです。自由に過ごせると察知した我が子も、積極的に歩いてくれました。
最後尾の展望デッキからは、後部からプッシュするお助けディーゼル機関車の雄姿を眺められます。 -
一方、先頭3号車のデッキはSLの「鼓動」を感じられて、人気のスポット。子ども用の椅子からは、巨大な黒いボディが壁のようにそびえます。
我が子はちょうどいい位置の手すりをつかみ、興味深そうに見上げていました。昨日の静態保存のSLは興味の対象外だったようだけど、動くSLは喜んでくれて安心。 -
足元まで窓ガラスがあるので、連結器の揺れや流れゆく線路が、子どもの目線でも眺められます。
水戸岡鋭治氏デザインの列車には賛否両論がつきまとうけど、子連れ旅行では助けられることばかりです。 -
大人用の椅子もうれしいね。いい表情。
-
これまた、道中に飽きた子どもには嬉しいはずの「SL文庫」は、空っぽでした。コロナ対策ってやつだろうな。
-
玉名駅では9分停車。機関車付近はギャラリーで埋まり、機関士さんは記念撮影にも応じてくれます。我が子も、機関車から吹き出す蒸気と音に、びっくり。
玉名駅 駅
-
球磨川沿いの車窓が素晴らしかった肥薩線に比べれば、鹿児島本線の車窓は地味なもの。とはいえ新幹線開業以来、普通列車のロングシートがメインになった区間ので、ボックスシートから眺める田園風景も新鮮で悪くないです。
-
長洲付近では、平成新山を背景に、港の巨大クレーンがそびえていました。このあたりでは、車窓案内を入れてもよかったんじゃないかな。
歴史的な現場である田原坂でも、解説があっていいんじゃないかと思います。できれば散策下車も。平成新山 自然・景勝地
-
子どもたちには、客室乗務員から記念証のプレゼント。ひとりひとりの名前入りです。
韓国人の客室乗務員さんで、名前の聞き取りは大変なご様子。僕だって、韓国人の子どもの名前を聞き取り文字にするのは辛いです。気持ちが分かるので、「激音」を意識して伝えました(笑)。 -
2号車の客室内まで大行列だったビュッフェも、コース後半でようやく空きが出てきました。熊本の地ビールや焼酎も揃っているけど、同期はこの後運転を控えているので、ガマンガマン。
-
ラストランまで2日・・・そうか、肥薩線の頃と同じく、冬季運休なんですね。来年以降の運行もまだ決定事項ではないので、駅や沿線のカメラの数にも納得です。
-
つぶらなミカンを購入。熊本・葦北産とかなら気分も出るけど、JAフーズおおいた謹製です。
列車は大牟田へ。3割くらい降りる乗客がいたけど、同じくらい乗ってきました。双方から指定券の収入はあるので、JR九州にとっては喜ばしいはず。 -
JR九州のSL列車の座席指定券は840円とやや高めの設定でしたが、この春から一挙に倍額の、1,680円になりました。手間暇かかるSL列車、当然の価格とは思います。
沿線案内は、大牟田を出てからはじまりました。熊本を出てすぐのタイミングでやってほしかったなぁ。沿線観光協会とのタッグで、内容ももっと充実できたらと思います。 -
荒木駅では数分停車で、区間快速が追い抜いていきました。
区間快速なら1時間半足らずの熊本~鳥栖間に2時間半かける列車だけど、下車できる余裕がある停車駅は、意外にも玉名だけ。駅間をのんびり走ります。新幹線開業前で特急が20分毎に行き交っていた頃は、絶対に無理なダイヤです。荒木駅 駅
-
久留米駅で多くのギャラリーに見送られ、筑後川を渡ります。日ごろからお気に入りの車窓。ましてこんな素敵な椅子から眺めた川は、3歳の記憶にもきっと残ったはずです。
-
2時間半の旅を終え、鳥栖駅に到着。子連れで列車に乗ると、飽いたり機嫌が悪くなったりで何かと大変だけど、この列車に関しては親子で楽しめました。
ホームには、なぜか「鬼滅の刃」のコスプレガチ勢が(笑)。確かに昨年の今頃は鬼滅の刃とコラボしてたけど、今は関係ないんじゃ? 多方面から関心が集まるのは、いいことです。鳥栖駅 駅
-
鳥栖駅の風格ある木造上屋と、レトロイメージの客車がよく似合います。
-
鳥栖~熊本間のサボが、期間限定の貴重な姿になってほしいです。
-
時間はまだ14時前。せっかくのフリーきっぷなので、特に用はないけど博多まで足を延ばすことにしました。
わずか20分の乗車でも、贅沢に787系「かもめ」の指定席を取れます。特急 かもめ 乗り物
-
一般の指定席の乗車率は、半分を超えていました。ここまで旅がしやすい環境になるだなんて、夢にも思わなかった。
-
一方、僕らの抑えた4号車のボックスシートは、全区画が空いていてガラガラでした。ネット予約やネット割引に対応していないのが主因と思われ、毎度もったいないと思います。
-
子どもが騒いでも誰にも迷惑がかからないので、幸いではあるんですが。短い区間ではありますが、SLとは対極の旅気分を味わいました。
-
あっという間に博多駅へ到着。僕ら家族にはおなじみの、阪急改札前のネスカフェで一休みしました。
電車を眺めながらのドーナツとコーヒーは、千金の味。ハウステンボス号は乗ったことないね、次は乗ってみようと、はやくも次の旅がはじまりました。ネスカフェ 博多 グルメ・レストラン
-
こちらの絵本コーナーは、営業中。特急はもちろん、いつもの電車の待ち時間にも助かる場所です。
これまたコロナ禍前を思わせる混雑だった、アミュプラザ博多でおもちゃの買い出し。楽しい週末は、まもなく終わりです。博多駅 駅
-
新幹線ホームで、久留米では見られないN700系「のぞみ」をウオッチング。線路を挟んで反対側のホームにはN700Sが姿を見せ、「まだ珍しいんだよ」と解説していたら、次に来た新幹線もN700S。せ、説得力が…
-
500系新幹線は、いつまでも子どもたちのスターです。
夕方の混雑がはじまる時間ですが、新幹線の指定席を取れたので安心。800系のゆったり4列席におさまり、久留米へ帰りました。 -
ちなみに博多駅で買ったのが、西鉄バスのラジコンおもちゃ。今も夢中になって遊んでます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
みんなの九州きっぷで鉄旅再開!
-
サクラマチクマモトで遊びまくれ!~1歳最後の日に父子旅デビュー~【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!1】
2020/09/26~
熊本市
-
オレンジのハウステンボス号で千綿の駅カフェへ【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!2-1】
2020/09/27~
ハウステンボス周辺
-
新幹線開業前夜の諫早・浦上・長崎を歩く&「やさしくて力持ち」に乗る【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!2-2】
2020/09/27~
長崎市
-
かわせみ やませみ いさぶろう しんぺいで行く、門司港ダブル父子旅【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!その3の1...
2020/11/22~
門司・関門海峡
-
36ぷらす3を拝見!ソニック&かもめ乗りくらべ 【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!その3の2】
2020/11/22~
門司・関門海峡
-
トリプル父子で巡る熊本城の回廊&サクラマチの屋上庭園【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!その4】
2020/11/23~
熊本市
-
満席のゆふいんの森に乗って、秋晴れの豊後森機関庫で憩う【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!その5の1】
2021/11/20~
耶馬溪・中津・玖珠
-
由布院でビール、ゆふいんの森でビール【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!その5の2】
2021/11/20~
湯布院・由布院温泉
-
遊び足りないアミュプラザくまもと&幹線でも楽しいSL人吉の旅【みんなの九州きっぷで鉄旅再開!その6】
2021/11/21~
熊本市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
熊本市(熊本) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ みんなの九州きっぷで鉄旅再開!
0
44