▲ 2023 バルト三国＆ワルシャワ (１) ▲

2023/06/08 - 2023/06/09

●第１目・２日目前半　　2023年6月8日(木)・9日(金)

関西空港ー成田空港ーワルシャワ空港ーワルシャワ旧市街ーー
LOTポーランド航空深夜便機中泊の後、静かな朝のワルシャワを散策。

2023年6月8日(木)～15日(木)＋16(金)
阪急交通社「おとぎの国バルト三国ベストハイライト８日間」に参加しました。３月のスペインに続いてもう一度海外へ…真夏にならないうちに。

訪問地：ワルシャワーヴィリニュスートラカイーカウナスーシャウレイーリガーパルヌータリン。成田関空往復便と帰国日宿泊は別途手配。コロナ前からずっとチェックしてきたツアー。バス移動が一筆書きルート、しかも乗り継ぎ時間利用のワルシャワ散策付き。一気に４カ国４首都訪問がかないました。

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

2023年6月8日(木)14:00頃、関西空港国内線の搭乗口にやって来ました。
バルト三国はもともと絶対行きたかった所、ツアーはぜひ東京トラピックスのコレでと決めていました(最近東京HISから瓜二つのが出た)。成田往復は自己手配です。

14:35、関空発のジェットスター機。関空成田往復便は早々に予約していましたが、こういうツアー開始前の移動は、遅延や欠航で間に合わなかったらジ・エンド…なので怖ろしいです。保険もあるようですが、なるべくならしたくない。

16:05、成田第３ターミナル到着。帰国日に利用する東横インがたまたま見えました。帰国時刻が遅めなので、無理して大阪に向かわずもう１泊します。

第３ターミナルは初めて来ます。預け荷物受け取り口。このあとシャトルバスで第１ターミナルの南ウイング４Ｆへ。

初めてのLOT。ツアー集合は20:35でした。４時間も待ちがあります。成田は久しぶりです。ショップ街は空き店舗もまだあって、以前よりもさびしい感じがしました。

コロナ以前には完全に戻ってない感じなのかな。たっぷり時間があるので、行ったことないフロアもうろうろしてみました。
旅行社カウンターで受付の後、荷物預け＆発券・マイル登録と、保安検査＆出国手続きを済ませ、搭乗口へ。

おお、私たちのが最終便みたいです。22:35発LOTポーランド航空ワルシャワ行。並び席確約金みたいなのは設定自体が無かったのですが、夫婦並び座席でよかった。こんな最終便まで開けていた免税店に拍手です。

ツアーは20人。こんなに少ないのは初めてです。一人参加が約半数でした。
最新鋭B787なのはうれしいですが、座席のエンタテイメントは、ハードもソフトもやや残念…ということは調べ済み。

成田空港第1ターミナル 空港

で、いよいよ搭乗。長い一日でした。他の欧州系会社の日本欧州便は往路北極海回りが多いのかな。事前に調べて見ると、LOTは往路もユーラシア横断ルートでした。

14時間35分のフライトです。うう、苦しい。あれあれ、前みたいにシベリア横断してる！一瞬思いましたが違います。そんなわけありません。点線は最短距離コース(地球儀上での一直線)を示しているだけです。

最初は飲み物。ポーランドのビール。やや苦みが強かった…かな。

ややあって夕食。世間は夕食のことを「よるごはん」なんて言うようになりましたね。すでに深夜なので夜食(やしょく)ですが、「夜ごはん」と「夜食」はどんな使い分けがされているのだろう。

照明が落とされて不気味な空間になる客室。前方にはプレミアムエコノミー席。

最新鋭B787なのに、まだこれ使うモニター？タッチパネルの反応ももっさりしてるし、日本語対応の映画も２本(だけだっと思う)。機外カメラ映像なし。あまりお金かけてない。

飛行機の中も楽しもう！！などと思っていた頃が懐かしいです。乗客の多くが白人系。私たち含めてアジア系は少数派でした。

あまりにつまらなさ過ぎてこんなのやりました、数回だけ。ちょっと懐かしい。「エポック社のレーダー作戦ゲーム」と同じ。

ここから現地時刻で。6月9日(金)の04:05。
危ないエリアはちゃんと迂回で。友人がバルト三国ってロシアの近くやろ？大丈夫か？ などと言うので、ウクライナやベラルーシとも国境を接してると言ってやりました。

もうすぐ到着です。ああ、お尻が痛い。朝からビールってどうなのか。でもいただきます。

時差はややこしかった。ポーランドとバルト三国にも１ｈあり。サマータイムだから…？？ 海外旅行では普通のアナログ腕時計がいいです。妻の電波時計は調整のやり方がわからなかったので、ずっと日本時間のまま(笑)

現地時間06:10、ワルシャワ空港到着。ネットの口コミの印象よりはずっと大きな空港でしたよ。

ワルシャワ ショパン空港 (WAW) 空港

いいですね。大人用があったら乗ってみたい。

預け荷物受取口。ここは通過です。私たちのはビリニュスまで運んでもらいますから。シェンゲン協定圏にはここで入国手続きです。

WCにて。各種ありますよ、この空港。

待っていたバスに乗車。市内散策には、もしかしたら電車で…と思っていたら、ちゃんと貸し切りバスでした。このワルシャワでの数時間しか使わないのにありがとう。

おまけにガイドさんもいました。「散策」ではなく「観光」やん。バス座席は20人しかいないので、どなたさまも２名分を１名で…。ラッキー。

現代的なビルもたくさん建ってました。良い天気万歳！ 事前調べではこのワルシャワだけが雨予報だったので。

07:05、「ワジェンキ公園」の中にあるショパン像が一瞬見えました。奇跡の一枚。

早朝なのでまだ交通量が少ない。すいすい進みます。

趣きある建物もたくさん…、

で、銅像もたくさん(笑)。ヨーロッパに来たなぁと思う瞬間。

トラム発見。低床式で多連接の今どきのタイプ。

暖色系のカラーリングですね。

07:12、「科学文化宮殿」　いかにもソ連時代の建築といったたたずまい。

立派です。これはこれで素晴らしい。

青空バックで、いい写りです。

07:20頃、バスを下車してミニ観光のスタート。ガイドさんを添乗員さんが通訳。
帰国後知ったのですが、この建物の前にコペルニクスの像が小さく写ってました。

まず入ったのは「聖十字架教会」、ショパンの心臓が納められている所。

もちろんその心臓そのものが見られるというわけではなかったです。干からびた肉片的なものがガラスケースに入っている…というような想像がありましたが。

この時はどこのどの辺に…がもうひとつわからなかったのですが、柱の中にあるそうです。

他に誰もいなくて静かでした。和式であれですが合掌をいたしました。

教会のお向かいのレストラン、もちろん開店前。うわ、牡蠣殻がいっぱい。

廃棄のものなのか、一種のディスプレイなのか。ここも牡蠣好きなんですね。

「聖十字架教会」の正面。大きくてこれがせいいっぱい。

聖十字架教会 (ワルシャワ) 寺院・教会

正面の銅像。十字架を背負っているキリスト。

我々は「クラクフ郊外通り」という変わった名前の通りを北上したようです。

ワルシャワ大学の門。向かって左はなにかの宮殿だった建物。

そのお向かいの建物。宮殿ではなくて１Ｆはお店。

ふりかえって「聖十字架教会」を。

聖十字架教会 (ワルシャワ) 寺院・教会

「ヴィジトキ教会」、大学の北隣り。大戦でも破壊を免れた数少ない建物。何か縁起物の土産物でも…などとは日本庶民的な発想。

ヴィジトキ教会 寺院・教会

その教会前にあった像。「ステファン・ヴィシンスキー枢機卿」

ポーランドの人々に、とても大切に思われているそうです。

さらに北へ。「ブリストル ワルシャワ」という高級ホテル。

そのお向かいの建物。五つ星ホテルやエルメスなどの高級店が入っているようです。

勇ましい銅像です。18世紀の王子様だそうで・・・、

その後ろは「大統領官邸」です。お天気なのはうれしいですが、もの凄い逆光でした。４カ国行きましたが、当然ながら一番南のワルシャワが一番暑かったです。

この時まだ朝の８時前でしたが、すでに23-4℃くらい出ていたような。撮影時の気温が記録できるデジカメやスマホがあったらいいなぁ。

澄んだ空気のせいか紫外線のきつさをとても感じました。湿気がぜんぜんなくて過ごしやすかったですが。まるで日本の秋そっくりでした。
修復中？の建物もありまして、

工事外壁のイラスト部分のクローズアップです。

そのお向かいの「Potocki Palace」、何かの政府機関として利用されているようです。

その北隣りにある、カトリックの「カルメル会教会」

お役所や教会だけでなく、店舗が入っている建物もちゃんと並んでいました。

一般の建物も風格たっぷりのものばかりです。

赤くて大きい「ワルシャワ王宮」

旧王宮 (旧王宮博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

「王宮広場」です。中央には「ジグムント 3 世の像」ポーランドの首都をクラクフからワルシャワに移した王様。

王宮広場 広場・公園

ほんとうに雲一つない快晴でした。晴男雨男…考えないように口にしないように、常々つとめています。神様に悟られないように(笑)

王宮広場 広場・公園

広場下は道路になっていて、トラムも走っていました。

王宮にはガイドツアーもあります。豪華絢爛な内部が見学できます。我々はトランジット利用のプチ観光なので外観だけ。

城壁の一部がありました。事前にこの辺りの見所のチェックはしていました。どんな回り方なのか知らされてなかったので、ある程度予想を立てて備えていました。

07:50頃、この広場から１時間の自由時間になりました。再集合はこの広場。
１時間しかない！…１時間ある！

これまでだいたい予想通りの場所の観光でしたが、この後は１時間勝負で自力観光スタート。

王宮の向かって左の角から伸びる路地を進みました。たぶん合ってる。「地球の歩き方」の地図ページの拡大コピーを持参してます。あの本はコンパクトだけど老眼のせいで見えにくいのです。

かわいい品が並ぶショウウィンドウ。

手前が「聖ヨハネ大聖堂」、奥が「イエズス会の教会」

聖ヨハネ大聖堂 寺院・教会

「聖ヨハネ」の入口をのぞいてみると、中に入れるようでしたので、そっと扉を開けて…、

きれいなきれいな教会でした。白い壁と赤みのある線とがよいコントラストで。

前の方にはお祈りをしている人たちもいました。

他の人たちが来ないうちにに出よう…、きっと話し声が立ってしまうから。

隣りの「イエズス会」の方には入り(れ)ませんでした。ピンク色でかわらしい。

ふりかえって、王宮の塔。

すぐに「旧市街広場」に出ました。

この花飾りに見とれてしまい、ちょうど左上にある上品な「壁時計」を撮るのを忘れてしまってました。

戦争で完全に破壊された街並みを、ものすごい根気と努力で復元した市街だそうです。

まだ早い時刻なので、人けがなくて、それがまた良かった。まるで貸し切り。

パラソルがいっぱい。にぎやかなテラス席もまだひっそり…。

どう撮れば一番いいか。答えがわからないです。

旧市街広場 旧市街・古い町並み

妻がスマホで撮ったもの。

順光では素晴らしい青空までバッチリですが、

この凄い逆光では、こんな感じにしか。

旧市街広場 旧市街・古い町並み

広場の中央の「人魚像」

人魚像 (旧市街広場) モニュメント・記念碑

ファイティングポーズで勇ましい人魚さまです。

広場から北へ。じきに「バルバカン」と呼ばれている城壁に出ました。地図どうりです。

城門を出て左側。堀跡らしき窪地あり。

城門の外側から。

馬蹄形をした美しい城門。銃眼もたくさんありますね。

バルバカン 史跡・遺跡

これは城壁の内側。

「キュリー夫人博物館」、さっきのバルバカンからちょっと歩いて到着。

キュリー夫人博物館 博物館・美術館・ギャラリー

通り過ぎてしまいそうなくらい、一般の建物に溶け込んでいました。

プレート。ここは夫人の生家なんだそうです。子どもの頃「キュリー夫人」を「きゅーり夫人」などと言ってふざけてましたね。きまって男子が。

窓にあったポスターのクローズアップ。小学校の図書館で伝記を読んで以来ですが、そう言えばこのようなお顔立ちだったような。

キュリー夫人博物館 博物館・美術館・ギャラリー

お向かいの建物。この辺りも完全復元なのでしょうか。

08:20、ややあってツアーの方々ご到着。さてここから折り返して、再集合の王宮広場に向かいます。

後半につづく・・・