＃14アールヌーボー探し2022秋～黄色に彩られるワルシャワの秋～

2022/10/09 - 2022/10/23

くろねこツーリストのしるくんが行った2022年の秋にポーランドを周遊するツアーも最終訪問地のワルシャワに。
半日ちょっとツアーから離れて街を歩き、旧王宮見学からツアーに合流。
翌朝は、ツアー出発前にご近所のアールヌーボー建物を探し、ツアー中もステキな建物はないか、とキョロキョロ。
黄色に染まるワジェンキ公園や旧市街を歩きました。

くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪

【日程】
10月9日　週1便しか飛んでいないポーランド航空で成田空港発
10月10日　ワルシャワ到着後、バスでグダンスクへ行き運河のクルーズに
10月11日　グダンスクの街歩きとオリーバ大聖堂のコンサートを堪能
10月12日　トルンで街歩きを楽しみ、ポズナンに着いたら夕景の中、建物探索
10月13日　工事中のポズナン中心街を歩き、人気の陶器の工場見学へ
10月14日　木造のすごい教会やコンクリートの世界遺産を見て、妖精の街で建物探し
10月15日　負の世界遺産の横で一休みし、修道院の見学後、国境の山岳リゾートへ
10月16日　ロープウェイで雪の残る国境へ上り自然を満喫し、クラクフへ
10月17日　クラクフ市内でステキ建物を楽しみ、岩塩抗で塩三昧後、ちょこっと自由行動
10月18日　クラクフの美術館で美女に会った後、花柄の田舎町ザリピエへ
10月19日　イタリアスタイルのザモシチの街とトトロっぽいルブリンのお城を散策
10月20日　ツアーを離れワルシャワの街歩き後、合流して王宮を見学
10月21日　ワルシャワの公園で秋を堪能し、街中をウロウロ
10月22日　週1便の満席のポーランド航空でワルシャワ発
10月23日　成田空港に着き、ドタバタと検疫を通過

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

王宮広場で無事、ツアーの面々と合流したものの、旧王宮へ予約の時間には入れず、しばし王宮広場でウロウロ。
ウクライナ支援の募金箱を持ったパンダくんがいました～。

王宮広場の角にある建物の竜のガーゴイル。表情がカワイイ♪

王宮広場 広場・公園

ウロウロしながら建物の写真をパチリパチリ。
この時は知りませんでしたが、最終日のごはんがこちらのレストランでした。
Krakowskie Przedmieście 87/89

リテラトカ 地元の料理

「やっと入れたにゃ」
大量の生徒さんたちがどうにかはけて、旧王宮に入れたのは4時近く。予約時間からはかなり遅れたもよう。

旧王宮 (旧王宮博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

入り口はいってすぐにあったカフェ。いいなあ。ここで一休みした～い。

中の宮殿は、いわゆる宮殿らしくキラキラぴかぴか。ロココ様式とかバロック様式かな。あまり、そのへんは興味が無く…。

気になるのは床の文様。寄木…ですよね。ステキステキ♪

部屋を移動しながら、合間にいる係員というか監視員？のヒトたちに「じぇんどぶり」とあいさつしていったら、にっこり笑ってもらえました♪
現地語でのあいさつって大事ですね。下手でもどんどん言っちゃえ！

こちらの寄木の床があった部屋には暖炉の前に扇形の火除けが置いてあったので、それとこの床の模様はお揃いなのかも。

みんな「茶色」でカラフルではないですけど、でも華やかでいいですね。

中の見学は小一時間で終了。かなり早足だったのかも。5時で閉まるのでちょっとバタバタだったのかな。

外に出たところにあった変哲の無い四角い建物には、よ～く見ると壁にスグラフィットの装飾。
ぐるぐる巻貝とゆらゆら泳ぐ人魚…？　これは海の中？

こっちはワルシャワの人魚ですね。剣と盾を持ってるし。
plac Zamkowy 10

一度ホテルに戻り、1時間半後に夜ごはんに再出発。
1時間半も時間があったのに、もう暗くなってたし、久々の自力の街歩き疲れて部屋でぼ～っとしておりました。ははは

こちらは夜ごはんでやってきたレストラン。

ちょっと古めかしい感じの内装かな。
味に定評があるお店のようで、グルメツアーのようなグループがバタバタとやってきて1杯飲んで何やら食べて行きましたよ。へ～

前菜はクリームスープ。おいし♪

メインは名物料理のポテトパンケーキなんですけど、暗すぎて肉眼でも全貌がよくわからない！
ん～、かなりカリカリでフチが焦げてる…？　そういうもの…？
上にきのこのソースなのかなあ…？がかかっていました。
明るいところで食べた～い！

デザートはりんごだと思われる果物が入ったケーキに、グサッとフォークが刺さって出てきました。ヨーロッパだとよくあるんですけど、美的にはどうなんでしょう、これ。
コーヒーをお願いしたら10ズロチでした。
Kamanda Lwowska
Foksal 10

バスでホテルに戻って、せっかくなのでホテル真ん前の無名戦士の墓へ。
24時間交代で衛兵がいるんですね。ふむ

無名戦士の墓 モニュメント・記念碑

広場を貫く1本の光の道。カッコイイ。
広場は何やら囲いがありまして、最短ルートを通ってホテルに行けないのはちっとめんどいぞ。何してるんだろ？

8時半過ぎには帰館。いや～、長い一日だった～。
(-_-)zzz

早起きしてポッドキャストを聞きながら日記書き。
いや～、旅先で、一部分とはいえ自宅にいるのと同じラジオ番組が聞けちゃうなんて時代が変わった～。昔は旅行中は日本のニュースなんて入手できなかったのにね。

6時半過ぎのワルシャワの朝。東に下弦の月も出ていました。この時間で3度ぐらいらしい。さむっ。

ソフィテル ビクトリア ワルシャワ ホテル ホテル

今日はオムレツ、焼いてもらいました～♪
具はチーズ、マッシュルーム、玉ねぎ。ん～、ちょっとオムレツというよりも卵焼きかな。

オムレツの横にマッシュルームとカラーピーマンの炒めものを添えてみました。鮭はいなかったのでさばとにしん。
そして、今日も真っ赤なジュースをチョイス。おいし～♪

明るくなってきたので、ツアーの出発前にご近所のアールヌーボースポットへお散歩だ！
こちらは、ホテルの前の広場。あ、文化科学宮殿だ！

ん？　向こうから衛兵さんたちが来た！

期せずして、無名戦士の墓の8時の衛兵交代に遭遇。
勤務が終わった衛兵さんたちがどこに戻るのかな？と気になったんですけど、広場を突っ切った先のまだ先に行くようだったので、見届けることなく歩き出しちゃいました。建物見に行かないと！

無名戦士の墓 モニュメント・記念碑

「塔がステキにゃ」
こちらは、ワルシャワ大劇場の前にあるヤブウォノフスキ宮殿なる建物。
元は18世紀に建てられ、壊された後に1869年にルネッサンス様式で再建され、またた1944年にナチスドイツによって壊され、1990年代に再建されたというドラマのある建物なのでした。へ～

目的地はこちら。ありゃ、１階と２階の間にあるのは崩落防止用かな…。

こちらは、1906年にGustaw Landau-GutentegerとStanisław Grochowiczの設計で建てられた元Landau Bankの建物。
過去にはこちらにフランス学院があったようなんですけど、行った時は使われておらず空き家状態でした。

正面の一番上の窓は魅惑的な楕円形。窓の上の真ん中にはヘビ、窓の両脇下はりんごの意匠にみえますね。
窓に貼られてる新聞だか雑誌のような紙はいったい…。

こちらはメインの扉部分。上に薄っすら見える文字はここの住所だ。
ちょっと古くなってますけど、松とポピーみたいな花が彫られていてすんごいステキ♪　おおお。

こちらは地下の窓。
「円型にゃんて凝ってるにゃ」
鉄細工の格子と中の窓のデザインがあわせてあるなんて、なんてスバラシイ！

小さい四角い窓も鉄細工が凝ってる～。すごい。

「ここの扉は下にすき間があるにゃ。ボクにゃら通れるよ」
一番奥の通用口らしきところの扉は片側の下が10cmほど開いているつくり。ん～、猫ドア…？
とはいうものの、現在のこの廃墟状態だと、野生動物が入り放題なので、ち～っと中が心配です。早く次のテナントが入るといいなあ。

こちらの建物にはこんなプレートが。
翻訳機に見せたら「故郷の自由のためにポーランド人の血が流された神聖な場所　1944年8月14日、ナチスドイツによってポーランド人30人が撃たれた」とのこと。
こういう場所がいたるところにある街なんですね。そうか。
Senatorska 38

Senatorska Street 散歩・街歩き

戻りはサスキ庭園を抜けて行こ～っと。

落ち葉が道に模様を描いていて、何ともステキ♪

「池にはかもさんたち。じぇんどぶり～、おはよ～」

あ！この黒いベンチはショパンベンチですね。ほ～、こんなところにもあったんだ。

右下に見える丸いところに「PLAY」とスピーカーのマーク。押したらショパンの曲がかかりましたよ♪　動画も撮ってみたんですけど、ぎゃーぎゃー2色カラスくん(頭巾カラスという名前だとツアーの方に教えてもらいました)がうるさい！
ベンチに描かれている地図の場所に同様のベンチがあるそうです。へ～

ここから無名戦士の墓が見えました。ホテルはすぐそこだ♪

ホテル前の広場には何やら囲いが。青いボードのところには丸い穴が開いていたのでのぞいて見ました。

あ、クボタのショベルカーだ。日本、頑張ってるねえ♪
何やら掘っているんですけど、後ほど現地ガイドさんに伺ったら、元あった宮殿を復旧しようとしているらしい。賛否両論らしいですけど。確かに復旧にはお金もかかるし、どこまで元に戻すかは議論になりますよね。う～む

ピウスツキ元帥広場 広場・公園

ツアーは９時半とちょっとのんびりめにスタート。

バスに乗っていてもステキな建物が無いかな～、とキョロキョロ。お、なんだかカーブがステキな建物、発見！
ぐーぐるマップでどこだったかな～と探したら、H.StifelmanとS.Weissの設計で1914年に建てられた「Kamienica Sukertów」＝スケルトウの長屋という建物でした。ふむふむ
ボウウィンドウがステキですね♪
Hoża 1

木が邪魔で建物がよく見えないんですけど、何やらステキそう♪
左奥の塔がのってる建物はA. Daniszewski設計で1912年にできた「Kamienica Adama Bromke」＝アダム・ブロムケの長屋。ん～、長屋という翻訳が今一つ実体とあってない気はしますね。
手前の建物はボウウィンドウがいい感じだなあ。このあたり、ステキ建物が多そうです。
Bagatela 10，12，14

紅葉がとってもキレイなワジェンキ公園へ。
「ショパンの像はアールヌーボー様式って紹介されてるんだけど、そうかにゃあ」
風にゆらぐ柳の木の下にいるショパン像ってどのあたりが、アールヌーボーなのかしらん、と思うんですよねえ。う～む

ショパン像 モニュメント・記念碑

「わ、真っ黄色」
ポーランドは紅葉というより黄葉というようですね。

公園には孔雀がウロウロしておりまして、現地のガイドさん曰く「この公園の孔雀は奈良公園の鹿のようなものです」。う～ん、わかるような、わからないような…。
公園自体は自由に出入りできると思うので、ほかの動物に襲われたり、どっかに行っちゃったりしないんですかねえ。

野良孔雀にもびっくりですけど、お～、リスもいた！
ちょろちょろ走り回っておりましたよ。自然豊かな公園なんですね。
これって、アールヌーボーデザインに使われているよな～、という葉っぱを１枚、拾ってきました♪

こちらは出口近くにあったミシュルビスキー宮殿。ここはオリジナルだそうで、映画のロケなどにもよく使われるとか。中にも入れるようですね。ちょっと見てみたいな～。
29 Listopada 5

地図で見たら、我らが公園から出たところのすぐそばに、日本大使館があったのね。ほ～

ワジェンキ公園 広場・公園

観光予定には入っていたものの10月頭から急遽、修復のために休館するとのことで、外観だけ見に来たショパン博物館。ずいぶん崖のところに建ってるんですね。
こちらの博物館、2023年4月いっぱいまで休館のようです。
Pałac Gnińskich, Okólnik 1

ショパン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

あ、なんだかカワイイ壁画♪
ぐーぐるマップで見たら、小児病院の一角らしい。

これは、カミラちゃん11歳が描いたねずみですね。ちぅ
Mikołaja Kopernika 43

「あ、コペルニクスさんにゃ。トルンよりもイケメンに見えるにゃ」
トルンのくるんくるんの髪はかつら？と思えるんですけど、こちらのウェーブ状態は地毛に見えるなあ。ははは

コペルニクスの像 (ワルシャワ) モニュメント・記念碑

有名な建物のご近所にはこのような、イタリアの風景画家・カナレットが描いた風景画が置かれておりまして、こういう絵も参考にして再建されたんですね。

上の絵に描かれた聖十字架教会はショパンの心臓が安置されている教会として有名なところ。
心臓はこちらの柱に埋め込まれているとか。

やっぱり気になるのはこういう鉄細工♪
ステキステキ♪　へ～ロウソク立てになってるんだ～。

聖十字架教会 (ワルシャワ) 寺院・教会

ショパン博物館の見学が無くなったので代わりにやって来たワルシャワ大学。
大学の中にショパンが長く住んだ家があるということでやってきたのでした。お！ここにもショパンベンチ。
Krakowskie Przedmieście 26/28

建物は古典的なものばかりで、ふ～ん程度だったんですけど、止められていた車のナンバーの車のマークが気になりました～。どういう車に付いてるのかなあ。

ワルシャワ大学 建造物

あ、昨日タクシーで通ったところだ。ここで、運転手さんが何やら話しかけてきたんですよね。

こちらのヴィジトキ教会の前にいらっしゃるのはヨハネパウロⅡ世のお師匠さんともいえるヒトだそうで、だから運転手さんは説明してくれたのか。

「この教会は戦争で破壊されにゃかったんだって」
この教会の前にもカナレットの絵が置かれていました。

あ、ベルギーでお世話になったケリオス(確か…)社のバス(水色と青の模様)が止まってる！と撮ったんですけど、ここに写る全身黒づくめのヒトは兵士か特殊部隊っぽい様相ですね。う～む
Krakowskie Przedmieście 52/54

カルメリテ教会 寺院・教会

昨日もやって来た王宮に到着。
バタバタしていて聞けなかったジグムント三世の碑の説明も。
戦災で塔が折れたらしいんですけど、王様の像は壊れずにゴロンと地上に転がっていたのだとか。ほ～

ジグムント3世の碑 モニュメント・記念碑

王宮の横にゴロンと折れた塔が置いてあります。

旧市街のレストランに向かいます。