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《2023.May》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅兵庫丹波そのⅢ~桂谷寺の藤と白毫寺藤ライトアップ編~<br /><br />ショートカットルートとして知られる〝遠阪トンネル〟を有料道路を使わない主義の私でも今回は利用する。そのまま北近畿豊岡自動車道を進み春日ICで一般道へと下りて市街地へと進んで行く。この界隈はわかりやすい筈だが暗くなりはじめると分かり辛くなる典型的な場所の様だ。何回かナビの示す場所を通過し、やっと石標を見つけ入口を見つける。最初はお寺の外に設けられた駐車場に車を停めて坂を上って行く。寺敷地の一角に藤棚を見つけることができた。Webによると入山料が300円と書かれているが、入山料を徴収する場所もないようである。取り急ぎ藤棚をカメラに収めないと周囲は真っ暗になりそうな気配。スマホカメラは何とかナイトモードを利用すれば事足りるが、アナログカメラは〝光源〟がないためにストロボを用いないと撮影は不可であった。一応センサーによる照明は備え付けられているために近付けば照明が点灯し、1/3の藤棚の様子は把握できる。しかし残りの2/3は暗がりの中に浮かんでいるような様子にしか見えず、写真で切り取るのは不可能かと思われた。ただよく考えるとこの場所まで車で来ることはできるため、車のヘッドライトを流用することを思い立ち、一旦車へと戻る。Moveクンの苦手な坂道ではあるがそこは頑張って貰う。程かくして藤棚近くに到着し、ヘッドライトで場所場所の特徴を掴むと車を反転させアイドリングストップ。モバイルカメラで撮影した方が綺麗に写ることはわかってはいても、アナログの特徴を取り入れたいという気持ちも常にある。結局三脚に取り付けたiPhone12ProとMinoltaα707+ストロボという組み合わせで幾枚か撮影した。後ほど帰宅した際に撮影した画像を確認するが、あまり大したものは撮れてはいなかった。この桂谷寺の藤は、以前はライトアップされていたこともあるらしい。今年のデータではその旨が記載されていなかったので、暗闇の中で楽しむ仕様にはなっておらす、やはり昼間に楽しむ場所となっていることを改めて知った。勿論ライトアップウするには費用も掛かるのでスポンサーを含め入山料の徴収でどれ位の費用が賄えるのかは素人である私たちには理解できないものである。また年を変えて訪れることが出来るのであれば、昼間の藤棚は勿論のこと、たまたまライトアップもされていたらなおさら楽しめる場所になり得るだろうと考えた。辺りは既に夜の帳が下りておりこれ以上は何も〝できない〟ことを悟り、次の目的地を目指すことにした。<br /><br />丹波市春日町を横断するように山手の方へと進んで行くと本日の最終目的地である白毫寺に到着したようだ。〝到着したようだ〟と曖昧に言うのは、白毫寺には駐車場がたくさんあり、混雑具合から空いている場所に取り敢えず停めたということが理由である。実際には入口近くにも駐車場はあるためにそのあたりまで向かえば歩く距離が短くなるのだが、そこまで頭が回っていない。という理由から〝最も離れた駐車場〟に車を停めて白毫寺入口へと向かう坂道を歩き始めた。記録によると10分強歩いて入口に到着したようだ。入山料300円を納めて境内へと向かう。白毫寺の藤棚は境内に入って右手側一帯であるが、今回はそちらに向かう前に左手に進むことにする。色合いが儚い〝フジ〟の花穂をライトアップする場合、その色合いを強調するべく〝白色LED〟の照明が用いられることが現在では当たり前のようになっている。しかし左手側の藤棚は敢えて〝電球色の照明〟が当てられている。そのため全体的に黄色っぽく見えるのだがここは白毫寺に隣接する近藤フジ園の藤棚である。現在では〝丹波の名木〟のひとつに数えられる〝近藤家九尺ふじ〟は、昭和55(1980)年に兵庫県警を定年退職された近藤美三夫氏が植樹したことに歴史が始まった。以来この辺りの集落名であった美和村から取った〝美和の里〟が藤の名所となったことの始まりであったと記されている。苗木の販売もしておられるようで、近藤フジ園の名前を勝手に使用したビジネスを禁じる。また白毫寺のお寺とは無関係であるとのことがwebサイトに記されていた。ただこの辺りの話が現状と聊か相反することで知られており、事実近藤フジ園の藤棚散策や、ライトアップ時には白毫寺の駐車場を利用して、白毫寺の入山料をお支払い頂いて拝観するという手順が記されていた。実際のところどのように区分けされているのかは不明ではあるが、書かれている通り〝白毫寺の駐車場〟と〝入山料〟を支払って、近藤フジ園の藤棚にやって来た次第である。手入れを細かくされているのであろう近藤家の九尺ふじは本当に花穂の長さが長く〝砂ずりの藤〟と称しても違和感はない。ただ照明が強く充てられている上に、電球色であることから一般のライトアップされた藤とは違う印象を受ける。見慣れたライトアップとは違って陽絶な雰囲気も醸し出してはいるのだが、照明と藤の木の間に入って撮影するとあの〝ブロッケン現象〟みたいなものが見えることもまた目新しい。白毫寺の藤を先にするか近藤フジ園の藤を先にするかで印象も変わってくるのであろうが、対比すると面白いとも私には思えたのであった。<br /><br />暫く近藤フジ園の藤のライトアップを堪能し、いよいよ白毫寺の藤のライチアップへと向かって歩くことにする。白毫寺の藤は平地に植えられたものと、土手上に植えられたものとの二種類からなっている。下の部分を見るだけでは普通の藤のライトアップと変わらないのだが、土手上の藤を一つの画面で切り取ると何もないのに上にある藤の木が池に浮かんでいるような錯覚を受ける。LEDライトは白色・昼光色・オレンジ色、それに水銀灯とハロゲンライトと5種類の光源の色温度の差によって、目で見た以上に写真や動画は色の差がはっきりし、オーロラのように写ると白毫寺のライトアップの説明には書かれていたが、この照明技術による独特の藤の〝浮かび上げ〟はなかなか他では見られないものであり、見ごたえがある。平地は平地の照明が、上部の藤には崖の中腹に取り付けられた照明がそれぞれ役割分担をしており、それ故に幻想感を与えてくれているようだ。ただそれを〝同時〟に見ることが大前提であり、平地とその上方の藤をそれぞれ〝別物〟と見てしまうと写真の様に〝普通のライトアップ〟にしか見えないから不思議である。ただ順路としては一考の余地があるようで、流れるように見学できずに〝行き〟と〝帰り〟の観光客が同じ通路を歩くようになってしまうために、立派な藤の蔓が伸びている場所など人気の場所に於いてはどうしても人が滞りやすく、それが写真に写り込んでしまう残念な点も見受けられた。細々としたピンポイントの藤を切り取っても〝花穂の長さ〟が強調されるに過ぎないものとなってしまうのだが、藤園全景を切り取るとカメラマンの腕はなくとも素晴らしい〝景色〟をものにすることが出来る白毫寺の藤ライトアップではあったが、行程前半に時間を割いてしまったために閉山の21:00が近付いてきたため、アナログカメラのフィルム切れを機会に帰り道に付くことにする。GW後半初日だったこともあり、白毫寺の藤ライトアップも混雑が予想はされてはいたものの、欲張らなければ車も駐車でき、境内も歩けない程の混雑ではなかったためラッキーだったのかも知れない。行きに歩いて来た道を下りにはなるが歩いてゆき、車へと戻って来た。一服したい気持ちもあったがここは駐車場、灰皿もない。という訳で一息付ける場所を求めて車を走らせることにした。<br /><br />10分程車を走らせ道の駅丹波おばあちゃんの里に立ち寄った。この道の駅は界隈の観光情報の発信もしており、その情報から今回丹波市で訪れた〝桂谷寺〟と〝白毫寺〟、そして〝近藤フジ園〟の満開の藤を満喫することが出来たのである。そういう意味では感謝せねばならないのでお土産の一品でも購入したいところだが、生憎到着時刻は21:30…、勿論店舗は閉まっている。まあ次回来た時には必ずなんか買うから…と心の中で思いつつ一服を済ませ、出発することにした。<br /><br />取り敢えずmoveクンのご飯とお風呂が先決なので、事前に調べておいた丹波市界隈の格安ガソリンスタンド〝コスモ石油セルフピュア丹波春日SS〟に立ち寄った。近くにもう一軒格安スタンドがあったのだが、閉店時刻が21:00ということもありこちらに立ち寄った。先ずは時間のこともあり洗車から始めるがコスモ石油のアプリの利用はなぜか私のiPhoneとは相性が悪く読み込みが悪い。特に洗車機との相性は最悪で何回もやり直さねばならないこともある。何とか今回は3回程で読み取ってはくれたのだが、水洗い500円はちょっとたかいなぁ…と思ってしまった。洗車機を通し拭き上げコーナーに向かうとどうやら洗車コーナーは終了の様でタオルが置かれてはいなかった。まぁ仕方がないな~と思い給油に行こうとすると上がりの店員氏がタオルを持って来てくれた。おかげで汚れも落ちてピッカピカ。私の車ではないのだが、乗る車はいつもこうでなければならないと拘っている。その恩恵とまではいかないが、ハル所有のmoveクンのまーさん所有のNOTEクンは大抵汚れ方が明らかに違う。NOTEクンは黄砂の後は最悪で、借りるときは運転席側のドアの部分だけ水洗いをしてから出発する。車は値段とかじゃないんだよね♪まぁお風呂も入れたしご飯へと向かう。154円/Lは行きに入れたガソリン価格と同じである。ただ220kmの走行で5,000円とはちょっときつい出費だ。行きの分は出して貰いたいところだと改めて感じる。<br /><br />お腹一杯になったmoveクンに帰路を頑張って貰う前に牛乳を買って来いとのLINEが入っていたので、道なりにあったスーパーに立ち寄った。フレッシュバザール春日店、北近畿最大の総合流通サービス企業として店舗展開をされている会社である。営業時間は8:00~23:00、食品中心の店舗故の営業時間だと思う。勿論15時間通しで勤務する従業員はいないにしても、夜遅くまでの店舗営業には本当に頭が下がる思いである。牛乳1本でレジに並び224円支払って、ありがとうございますと送り出される。レジ担当の皆様ご苦労様です。因みにフレッシュバザールのことはうちと同じ〝ニチリウグループ〟の会社故に会社は知っている。同じ系列の店舗で買い物をしたいと思うのはグループ社員皆が思っていることではなかろうか?<br /><br />買い物を済ませた後に自分の夕食も摂ろうと考えていたのだが、ハルが食事はあると言っていたのでひたすら帰り道を急ぐことにする。とは言え走る道は一般道、国道175・176号線<br />から兵庫県道69号線、兵庫県道・京都府道97号線を経て国道9号線を南下する。そして五条通を走っているうちに一息入れようとフレスコ五条壬生川店に立ち寄るが、ちょうど陳列の時間だったらしく、何を買うのかわからない客の立場では内外出来ずにそそくさと退散。改めてローソン山科大塚店に立ち寄って、飲み物を購入し一服する。そう言えばフレスコに立ち寄るまで約80km・1時間20分を無休憩で走っていたことに気付く。いかにいつもが休憩の立ち寄りが多いか良くわかることである。一息ついて出発するが、自宅前では極力静かにしないといけないために、いつも通り少し手前で荷物を片付けるために停車する。今回は石山寺観光駐車場を利用した。ここで後部座席に散らばった撮影機材や等をカバンに押し込み、ひとつにまとめる。通勤路でもある見慣れた道を走って行き自宅には日付が変わって5月4日木曜日の1:35に到着した。1日当たりの走行距離は327km、最近ハルのお付きで郵便局巡りの旅もないので、久しぶりに長距離を走ったことになる。自分的には1日500km迄は大丈夫とは思っているのだが、わかりたくない事実として〝年を取った〟のか疲れてしまうことも多くなった。しかし明日というより11時間後には出勤…社畜に戻るのか…と我に返った旅の終わりであった。<br /><br />   《終わり》

《2023.May》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅兵庫丹波そのⅢ~桂谷寺の藤と白毫寺藤ライトアップ編~

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《2023.May》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅兵庫丹波そのⅢ~桂谷寺の藤と白毫寺藤ライトアップ編~

ショートカットルートとして知られる〝遠阪トンネル〟を有料道路を使わない主義の私でも今回は利用する。そのまま北近畿豊岡自動車道を進み春日ICで一般道へと下りて市街地へと進んで行く。この界隈はわかりやすい筈だが暗くなりはじめると分かり辛くなる典型的な場所の様だ。何回かナビの示す場所を通過し、やっと石標を見つけ入口を見つける。最初はお寺の外に設けられた駐車場に車を停めて坂を上って行く。寺敷地の一角に藤棚を見つけることができた。Webによると入山料が300円と書かれているが、入山料を徴収する場所もないようである。取り急ぎ藤棚をカメラに収めないと周囲は真っ暗になりそうな気配。スマホカメラは何とかナイトモードを利用すれば事足りるが、アナログカメラは〝光源〟がないためにストロボを用いないと撮影は不可であった。一応センサーによる照明は備え付けられているために近付けば照明が点灯し、1/3の藤棚の様子は把握できる。しかし残りの2/3は暗がりの中に浮かんでいるような様子にしか見えず、写真で切り取るのは不可能かと思われた。ただよく考えるとこの場所まで車で来ることはできるため、車のヘッドライトを流用することを思い立ち、一旦車へと戻る。Moveクンの苦手な坂道ではあるがそこは頑張って貰う。程かくして藤棚近くに到着し、ヘッドライトで場所場所の特徴を掴むと車を反転させアイドリングストップ。モバイルカメラで撮影した方が綺麗に写ることはわかってはいても、アナログの特徴を取り入れたいという気持ちも常にある。結局三脚に取り付けたiPhone12ProとMinoltaα707+ストロボという組み合わせで幾枚か撮影した。後ほど帰宅した際に撮影した画像を確認するが、あまり大したものは撮れてはいなかった。この桂谷寺の藤は、以前はライトアップされていたこともあるらしい。今年のデータではその旨が記載されていなかったので、暗闇の中で楽しむ仕様にはなっておらす、やはり昼間に楽しむ場所となっていることを改めて知った。勿論ライトアップウするには費用も掛かるのでスポンサーを含め入山料の徴収でどれ位の費用が賄えるのかは素人である私たちには理解できないものである。また年を変えて訪れることが出来るのであれば、昼間の藤棚は勿論のこと、たまたまライトアップもされていたらなおさら楽しめる場所になり得るだろうと考えた。辺りは既に夜の帳が下りておりこれ以上は何も〝できない〟ことを悟り、次の目的地を目指すことにした。

丹波市春日町を横断するように山手の方へと進んで行くと本日の最終目的地である白毫寺に到着したようだ。〝到着したようだ〟と曖昧に言うのは、白毫寺には駐車場がたくさんあり、混雑具合から空いている場所に取り敢えず停めたということが理由である。実際には入口近くにも駐車場はあるためにそのあたりまで向かえば歩く距離が短くなるのだが、そこまで頭が回っていない。という理由から〝最も離れた駐車場〟に車を停めて白毫寺入口へと向かう坂道を歩き始めた。記録によると10分強歩いて入口に到着したようだ。入山料300円を納めて境内へと向かう。白毫寺の藤棚は境内に入って右手側一帯であるが、今回はそちらに向かう前に左手に進むことにする。色合いが儚い〝フジ〟の花穂をライトアップする場合、その色合いを強調するべく〝白色LED〟の照明が用いられることが現在では当たり前のようになっている。しかし左手側の藤棚は敢えて〝電球色の照明〟が当てられている。そのため全体的に黄色っぽく見えるのだがここは白毫寺に隣接する近藤フジ園の藤棚である。現在では〝丹波の名木〟のひとつに数えられる〝近藤家九尺ふじ〟は、昭和55(1980)年に兵庫県警を定年退職された近藤美三夫氏が植樹したことに歴史が始まった。以来この辺りの集落名であった美和村から取った〝美和の里〟が藤の名所となったことの始まりであったと記されている。苗木の販売もしておられるようで、近藤フジ園の名前を勝手に使用したビジネスを禁じる。また白毫寺のお寺とは無関係であるとのことがwebサイトに記されていた。ただこの辺りの話が現状と聊か相反することで知られており、事実近藤フジ園の藤棚散策や、ライトアップ時には白毫寺の駐車場を利用して、白毫寺の入山料をお支払い頂いて拝観するという手順が記されていた。実際のところどのように区分けされているのかは不明ではあるが、書かれている通り〝白毫寺の駐車場〟と〝入山料〟を支払って、近藤フジ園の藤棚にやって来た次第である。手入れを細かくされているのであろう近藤家の九尺ふじは本当に花穂の長さが長く〝砂ずりの藤〟と称しても違和感はない。ただ照明が強く充てられている上に、電球色であることから一般のライトアップされた藤とは違う印象を受ける。見慣れたライトアップとは違って陽絶な雰囲気も醸し出してはいるのだが、照明と藤の木の間に入って撮影するとあの〝ブロッケン現象〟みたいなものが見えることもまた目新しい。白毫寺の藤を先にするか近藤フジ園の藤を先にするかで印象も変わってくるのであろうが、対比すると面白いとも私には思えたのであった。

暫く近藤フジ園の藤のライトアップを堪能し、いよいよ白毫寺の藤のライチアップへと向かって歩くことにする。白毫寺の藤は平地に植えられたものと、土手上に植えられたものとの二種類からなっている。下の部分を見るだけでは普通の藤のライトアップと変わらないのだが、土手上の藤を一つの画面で切り取ると何もないのに上にある藤の木が池に浮かんでいるような錯覚を受ける。LEDライトは白色・昼光色・オレンジ色、それに水銀灯とハロゲンライトと5種類の光源の色温度の差によって、目で見た以上に写真や動画は色の差がはっきりし、オーロラのように写ると白毫寺のライトアップの説明には書かれていたが、この照明技術による独特の藤の〝浮かび上げ〟はなかなか他では見られないものであり、見ごたえがある。平地は平地の照明が、上部の藤には崖の中腹に取り付けられた照明がそれぞれ役割分担をしており、それ故に幻想感を与えてくれているようだ。ただそれを〝同時〟に見ることが大前提であり、平地とその上方の藤をそれぞれ〝別物〟と見てしまうと写真の様に〝普通のライトアップ〟にしか見えないから不思議である。ただ順路としては一考の余地があるようで、流れるように見学できずに〝行き〟と〝帰り〟の観光客が同じ通路を歩くようになってしまうために、立派な藤の蔓が伸びている場所など人気の場所に於いてはどうしても人が滞りやすく、それが写真に写り込んでしまう残念な点も見受けられた。細々としたピンポイントの藤を切り取っても〝花穂の長さ〟が強調されるに過ぎないものとなってしまうのだが、藤園全景を切り取るとカメラマンの腕はなくとも素晴らしい〝景色〟をものにすることが出来る白毫寺の藤ライトアップではあったが、行程前半に時間を割いてしまったために閉山の21:00が近付いてきたため、アナログカメラのフィルム切れを機会に帰り道に付くことにする。GW後半初日だったこともあり、白毫寺の藤ライトアップも混雑が予想はされてはいたものの、欲張らなければ車も駐車でき、境内も歩けない程の混雑ではなかったためラッキーだったのかも知れない。行きに歩いて来た道を下りにはなるが歩いてゆき、車へと戻って来た。一服したい気持ちもあったがここは駐車場、灰皿もない。という訳で一息付ける場所を求めて車を走らせることにした。

10分程車を走らせ道の駅丹波おばあちゃんの里に立ち寄った。この道の駅は界隈の観光情報の発信もしており、その情報から今回丹波市で訪れた〝桂谷寺〟と〝白毫寺〟、そして〝近藤フジ園〟の満開の藤を満喫することが出来たのである。そういう意味では感謝せねばならないのでお土産の一品でも購入したいところだが、生憎到着時刻は21:30…、勿論店舗は閉まっている。まあ次回来た時には必ずなんか買うから…と心の中で思いつつ一服を済ませ、出発することにした。

取り敢えずmoveクンのご飯とお風呂が先決なので、事前に調べておいた丹波市界隈の格安ガソリンスタンド〝コスモ石油セルフピュア丹波春日SS〟に立ち寄った。近くにもう一軒格安スタンドがあったのだが、閉店時刻が21:00ということもありこちらに立ち寄った。先ずは時間のこともあり洗車から始めるがコスモ石油のアプリの利用はなぜか私のiPhoneとは相性が悪く読み込みが悪い。特に洗車機との相性は最悪で何回もやり直さねばならないこともある。何とか今回は3回程で読み取ってはくれたのだが、水洗い500円はちょっとたかいなぁ…と思ってしまった。洗車機を通し拭き上げコーナーに向かうとどうやら洗車コーナーは終了の様でタオルが置かれてはいなかった。まぁ仕方がないな~と思い給油に行こうとすると上がりの店員氏がタオルを持って来てくれた。おかげで汚れも落ちてピッカピカ。私の車ではないのだが、乗る車はいつもこうでなければならないと拘っている。その恩恵とまではいかないが、ハル所有のmoveクンのまーさん所有のNOTEクンは大抵汚れ方が明らかに違う。NOTEクンは黄砂の後は最悪で、借りるときは運転席側のドアの部分だけ水洗いをしてから出発する。車は値段とかじゃないんだよね♪まぁお風呂も入れたしご飯へと向かう。154円/Lは行きに入れたガソリン価格と同じである。ただ220kmの走行で5,000円とはちょっときつい出費だ。行きの分は出して貰いたいところだと改めて感じる。

お腹一杯になったmoveクンに帰路を頑張って貰う前に牛乳を買って来いとのLINEが入っていたので、道なりにあったスーパーに立ち寄った。フレッシュバザール春日店、北近畿最大の総合流通サービス企業として店舗展開をされている会社である。営業時間は8:00~23:00、食品中心の店舗故の営業時間だと思う。勿論15時間通しで勤務する従業員はいないにしても、夜遅くまでの店舗営業には本当に頭が下がる思いである。牛乳1本でレジに並び224円支払って、ありがとうございますと送り出される。レジ担当の皆様ご苦労様です。因みにフレッシュバザールのことはうちと同じ〝ニチリウグループ〟の会社故に会社は知っている。同じ系列の店舗で買い物をしたいと思うのはグループ社員皆が思っていることではなかろうか?

買い物を済ませた後に自分の夕食も摂ろうと考えていたのだが、ハルが食事はあると言っていたのでひたすら帰り道を急ぐことにする。とは言え走る道は一般道、国道175・176号線
から兵庫県道69号線、兵庫県道・京都府道97号線を経て国道9号線を南下する。そして五条通を走っているうちに一息入れようとフレスコ五条壬生川店に立ち寄るが、ちょうど陳列の時間だったらしく、何を買うのかわからない客の立場では内外出来ずにそそくさと退散。改めてローソン山科大塚店に立ち寄って、飲み物を購入し一服する。そう言えばフレスコに立ち寄るまで約80km・1時間20分を無休憩で走っていたことに気付く。いかにいつもが休憩の立ち寄りが多いか良くわかることである。一息ついて出発するが、自宅前では極力静かにしないといけないために、いつも通り少し手前で荷物を片付けるために停車する。今回は石山寺観光駐車場を利用した。ここで後部座席に散らばった撮影機材や等をカバンに押し込み、ひとつにまとめる。通勤路でもある見慣れた道を走って行き自宅には日付が変わって5月4日木曜日の1:35に到着した。1日当たりの走行距離は327km、最近ハルのお付きで郵便局巡りの旅もないので、久しぶりに長距離を走ったことになる。自分的には1日500km迄は大丈夫とは思っているのだが、わかりたくない事実として〝年を取った〟のか疲れてしまうことも多くなった。しかし明日というより11時間後には出勤…社畜に戻るのか…と我に返った旅の終わりであった。

   《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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