吉野の山は桜が有名だけど梅もすごいの「賀名生梅林」アレ(･･;)咲いてない/ それなら『幻の五新鉄道』へ

2023/03/06 - 2023/03/06

賀名生梅林（あのうばいりん）は　　　
奈良県五條市にある梅林です

吉野山の桜に負けじと咲き誇る
西吉野山に咲く2万本の梅の花は圧巻です

麓から中腹までを覆うようにして咲き乱れる梅の花は
吉野の桜と同じように
一目千本、見返り千本、奥の千本と名前がつけられていて
山を一周して楽しめるのだけど、、、
訪れたこの日は、残念まだ蕾状態で

のんびり一周すると4時間程かかる
でも咲いてない状態にそんなに時間を費やすのもなぁ…

で、早めに山を降り五條市内にもどり
以前から気になりつつも訪問できてなかった
幻の五新鉄道を眺めに行くことにチェンジしました

エリア 五條(奈良)

　　　　　近鉄いちご列車に乗ってぇ♪( ´▽｀)

　　　途中、尺土と御所で乗り換えてぇ＾＾♪

　　　(両駅とも近鉄なんだけど線が違うのよね)

　　　　　　商店街から細っっっそい路地を抜けてぇ^^♪　　　　　　

　　　　　今度は近鉄からJRに乗り換えてぇ^^;♪

　　　　　駅前に電話ボックス健在！！　
　　　　　ちゃうちゃう！ちゃうねん！！
　　　　　注目する所って そこちゃうねんで
　　　　　もっと大事なこと言わんとあかんかったﾜ
　　　　　明治時代に創建の駅舎がそのまま残ってるってこと！
　　　　　

御所駅 駅

　　　　　ICOCAをタッチして＾＾♪

　　　　　

　　

　　　　　　和歌山線ホームから葛城山を眺めてぇ^ ^♪

　　　　　　　目的地で下車してぇ＾＾♪

五条駅 駅

　　　ここで前回も不思議に思っこと言ってみたりしてぇ^^;♪　　

　　あんなぁ2両編成のワンマンカーしか止まらへんのに
　　しかも1時間に1本しか来んのに
　　このホーム、とぉぉぉぉおおっても長いのはなんで？

　　　　　　JR五条駅の正面に立ってぇ＾＾♪　

　　　　　1時間に1本の小さな駅にも関わらず
　　　　　駅舎には「柿の葉すし本舗たなか」の売店があるのは
　　　　　きっと本店がここ五条にあるからなんやろね

　　　バス待ちの10分間もジッとしてられなくてぇ^^;

　　　跨線橋から金剛山が丸見えよー

　　　　酒造と書かれた煉瓦煙突が気になったりしてぇ^ ^♪

　　　　のどかな駅だなぁ～と　ほんわかしてぇ＾＾♪

　　　　跨線橋の向こうから走ってくる人を見守ってぇ～

　　　　1時間に一本という田舎ならではの本数だもんね
　　　　そりゃ乗り遅れたら大変だ

　　　　実は私、ついさっきまで知らなかった事がありましてぇ(^^;

　　高校野球の強豪校でお馴染みの智弁学園の最寄駅がここだった

　　智弁って和歌山のイメージしかなかったﾜ
　　兄弟校らしいけど、両者とも強力打線のチームには違いない

最後は『日本一距離が長い路線バス』として有名な
新宮(和歌山)行きのバスに乗って、やっとこさ目的地に着いたはいいけど…

　　　えぇぇええええ！！！　梅、ない?? 咲いて・・・ない!!

［五条駅バス停(10:31)　～　賀名生和田北口(10:50)　410円］
　　　

麓から中腹まで山肌を覆うようにして咲き乱れる梅の花

このまま進めば車道を歩くことに
そして赤↓の方に行けば梅林の中を歩ける畦道があります

前回と同じルートを辿るつもりで下に降りてみたものの
見渡す限り蕾状態だったので梅林を歩くのは諦め
車道を歩いて登って行くことにした

賀名生梅林、実は車でも周れるのです
一歩通行ではあるけど、車大丈夫です
お年寄りと一緒の方なら車での観賞いいと思いますが
見頃になると平日でもハイカーの方が断然多くなるので充分すぎる気配りは必要

　　山一面の梅の木は
　　本日まだ咲き乱れてておりませぬ
　　　
　　蕾だけど、それでも薄っすらと色はある
　　ピンク色でもなく、まるで春がすみのようだ

　　 良いように思い込むとしましょう

　　　「見返り千本」まで登って来たら、やっと出会えた

　　見覚えのある軽トラ発見！！
　　　
　　今日また会えたら買いたい物があったのでﾖｶｯﾀ
　　前回とは違う場所で販売されてたので本当ﾖｶｯﾀ

　　そしてお母さんに聞いてみた
　　どの辺りに行けば少しでも咲いてる梅と出会えるか…
　　
　　　
　　

　　　　教えてもらって来たよ～ヽ(*´∀｀)

　　　　　うんうん(*'▽'*) ええ感じやね

　　　こういう山道を歩けるのがハイカーの特権ﾀﾞﾈ

　　　　　屋根より高い しだれうめ～♪♪

　　　　花でいっぱいになったとこ、見てみたいなぁ

　　　　　　車道から外れて てくてく♪

　　　　　　右下の黄色いのは ミツマタの花

　　　　ここにもあった！　屋根より高い しだれうめ～♪

　　　　　　わずかばかりの梅の花

　　　　　超接近して、なんちゃって満開の図(^◇^;)　



　　
　　

　今日明日と気温も高いから、今週末がベストになるでしょうね

　　前回は向かいの山までぐるりと一周して
　　賀名生梅林を歩いた

　　食べながら、撮りながら、地元の方とお話ししながら
　　5時間ぐらい費やしたと記憶

　　　ちなみに向かいのお山のハゲたように見える部分
　　　実はあの一面も梅林なの

　　　　賀名生『あのう』って読みます

　　　　　　賀名生梅林，山全体が梅林です

　　　遠くに見えてる集落まで登って
　　　時計周りに山を降りて行くんだけど…

　　　遠目に見ても全然咲いてないのがわかる状態なので
　　　今日はもう諦めて降りて行く

　　　　　　てくてく♪ 降って行くよー

　　　お天気いいから咲いてなくてもハイキングも有りかな？
　　　とは思ったんだけど、、、

　　　別案を思いついたので、気持ち切り替えて帰ることに

　　　軽トラで販売されてるお母さんの所まで
　　　「ただいま！」と戻ってきた

　　　ふきの佃煮とつるし柿を買を買って帰ります
　　　

　　

　　　賀名生梅林ってどこ？　他府県の方には馴染みがない地名

　　　桜で有名な吉野よりさらに遠くて不便な西吉野です
　　

　

　　奈良県で春と言えば”吉野の千本桜”が有名だけど

　　五條市で春と言えば
　　梅の花が咲き乱れる「賀名生梅林」が有名なの

　　　山の中腹一面に咲き乱れる梅の花にうっとりのはず…
　　　満開だとね(^^;;

　　　だけど蕾でも美しいと思いませんか！

賀名生梅林 自然・景勝地

　　　　　　お家が梅に埋もれてるよ～まるで雲海のよう♪

　　　　　　バス停まで戻ってきた

　　　　バスが来るまで20分ほどある

　　　ちょこっと見学

　　　あれれ？前回来た時は一般の方のお家だったはずなんだけど
　　　ジビエ料理のお店になっていた
　　　　　

　　堀家住宅、賀名生旧皇居
　　4代の天皇がお住まいになった旧皇居です

Cafe Restaurant KANAU グルメ・レストラン

　　　1年に一度一般公開されていたんだけどね

　　　久しぶりに来たら
　　　ホテル＆レストランにリノベーションされていました

　　　すぐ近くには賀名生の里、歴史民族資料館

　　　　西吉野の歴史やくらしが紹介されています

賀名生の里歴史民俗資料館 美術館・博物館

　　　ベンチに腰掛けて、降りてきた山を眺めながら

　　　う～ん最高(//∇//) 甘くて美味しい干柿、2個完食

　　13:17 バス待ちック　ちょっと遅れてる

　　こんな山奥、渋滞なんてないはずなのにね

　　　　帰りのバスはマイクロバスが来た

　　(来る時は新宮行き特急だったので大型の観光バス)

　　マイクロバスが来たって事は、あそこに寄るんだね

　　　　　　　あそこがどこかと申しますと。。。
　　　　　　　学校でございます

　　　バスは校門を入り、バス停へ

　　　はい！　ここ完全に学校の敷地内です

　　平日の昼間、誰も乗って来る生徒さんはいないのでは？
　　と思ってたら、制服姿の女子が1人乗車

　　

　五條の市内まで戻ってきて、吉野川を渡った所でバスを降りる

　　　　戎神社前バス停　　
　　　　おりた真ん前の建物に目がいく

ナカコ醤油 専門店

　　　　　　　　創業130余年　　ナカコ醤油

　　奈良県五條市にあるこだわりのあるお醤油屋さん

　　　　　　梅林を早めに引きあげ、五條新町を散策に変更

　　　　国道から一歩、足を踏み入れると… ほら！別世界　　　　　　

　　　　

　　　　　　江戸時代の町並みが残る商家町

　　　　　　　　　看板探しも楽しい

　　　　古民家の建ち並ぶ新町通りの中でも目を引く洋館づくり

　　　　旧 澤井眼科です　(今は雑貨店)

　　　　　　　こちらは歯科医院

　　　　　大正時代から続いた餅屋　『旧 餅商一ツ橋』　

　　　　　(今はカカオ豆からつくるチョコレート専門店)

餅商一ツ橋 グルメ・レストラン

　　　　　　振り返って、、、。

　　　　　　おっ！　赤煉瓦の煙突みっけ^ ^♪

　　　絶対に酒造だよね～　期待を膨らませ足を向ける

　　　山本本家の酒造をリノベーションした隠れ家的なバーになっていた
　　　営業時間は17:30～

山本本家 専門店

　　　　ちょっと目線を変え、吉野川堤防に出た

　　　　この辺りは大正時代の 〝ふなつきば跡″です

　　　　　吉野川堤防から町家を。。。眺める

　　　実は五條新町のストリート、月曜日が定休日のようで
　　　カフェも飲食店もショップも公開町家も閉まってたの

　　　そんな中、唯一公開している施設があった！

　　　

まちなみ伝承館 美術館・博物館

　　　　　　明治に建てられた医院

　　　　　　受付は当時のまま残されています

　　　　　　年季の入った看板と革の鞄

　　　医院の住居も「まちなみ伝承館」として公開

　　　　　　　　お邪魔させていただきまーす

　　　　　　　　　入館料は無料です

　　　　　　　医院の住居スペース

　　　大正元年の棟札(むねふだ)を持つ町家　『柿本家住宅』

　　　黒漆喰塗りの壁・二階の両開き戸・二段の袖卯建
　　　大正時代の息吹を伝える建物ですが
　　　今も住居として住まわれているので未公開です

　　　　　明治に建てられた、今も現役の旅館

　　　　　1階はカフェになってます

　　　　　来たよ！　きたよ！　きたよぉ～！！

　　　　話には聞いていたけど、実際に見た事がなかった幻の橋

　　　　　　幻の五新鉄道

　明治の終わり頃、五條市から十津川村を経由し
　和歌山県新宮市までを結ぶ「五新鉄道」の計画が始まった

五新鉄道 名所・史跡

　　実現に向け工事は1937年に開始されたものの
　　太平洋戦争がはじまり
　　物資不足等の理由で工事は中断され、、、

　　　結果、幻の五新鉄道となってしまった

奈良の五條から和歌山の新宮までを結ぶ壮大な計画であった五新鉄道

　　　今は連続アーチのコンクリート製の高架橋が残されているだけ

　もしこの鉄道が完成していたら
　日本一距離が長い路線バス(大和八木～新宮)の存在はなかったかもね

　　　バス停がある国道に戻ってきた

　　　下車時には気がつかなかったんだけど…
　　　あれ？　なんか違和感が…
　　　あっ！　二階が白塗りで窓がない

　　　後で調べて理由がわかった

　　　宝永元年に建築
　　　その際、前年(1703年)に起こった大火を踏まえ
　　　二階壁面に窓を設けず、軒裏まで漆喰で塗り込め
　　　防火対策が入念に行われた住宅だそうな

　　そして反対車線側(逆光だけど)には
　　民家として日本最古の栗山邸が！

　　慶長12年（1607）の棟札を残し、現存する最古の町屋です
　　築400年以上、現在でも生活されていることに驚きﾀﾞﾜ

　　　　JR五条駅　　6時間ぶりに戻ってきた^^

　　朝は気がつかなったけど、幻の五新鉄道や～ん

　　そして奈良五條といえばの柿

　　　左) 王寺行き　　右) 和歌山行き

　　　五條は奈良だけど、二駅向こうはもう和歌山なんだよね

　　　　　たぶん改装はされていると思うけど
　　　　　むかし風なのがいいなぁ

　　　　　御所ではなく吉野口で乗り換えて帰路につきました

この旅行記へのコメント （4）

• salsaladyさん 2023/04/08 09:33:55

  良いこと聞いた～あもう梅林～

  ☆吉野千本桜に対抗？した一目千本梅林？あるんですね、桜より香りが良さそうで～
  
  ☆実は２０２３年三月に急遽関西へ出かけよう！とやる気が起こっても吉野の里へのツアーは軒並み満員でして、フリーで行くしかない。気軽に４－５時間の予定を組んだところ、夫より「とてもそんなもので頂上まで歩けないよ！麓から中千本まで行けるか否か❓無理だと思う」って。。。意地悪アドヴァイスが入り、それでも京都以外に行きたいんだ！と大津へ～
  
  ☆全く、日本の歴史を知らずにいるって損な生き方だと痛感しました。和歌山に関しても無知ながら、昔「熊楠天皇」が現天皇家の傍系でである？とか耳にしたことが。。その方ですか？
  
  ☆日本一長いバス路線は、最近のTV番組producerが大喜びしそうな地域～いつか行こう！

  豚のしっぽさん からの返信 2023/04/08 10:53:36

  RE: 良いこと聞いた?あもう梅林?

  salsaladyさん　こんにちは
  
  賀名生(あのう)梅林の旅行記見てくださり
  コメントまでありがとうございます！
  
  ここ良いですよ！
  吉野のお山は桜の時期は通勤ラッシュ並みの混雑になるけど
  こちらはのんびり回れます
  
  バス停からたった徒歩1分で、雅やかな梅の花の世界へ
  約30haの梅林、1周約5kmのハイキング　のんびりと〜♪
  そして梅の香りもたまりません
  
  私の好きな場所は《東雲千本》付近からに眺めです
  
  南北朝時代に都から追われた公家がこの地に立ち寄り
  あのうの梅の歌を詠まれている事から
  その時代から梅の名所だった事が証明されているそうです
  
  あのうってなかなか難読ですよね
  
  梅の花は、桜ほどの強いインパクトはないけど…
  山の斜面に咲くうめは
  まるで雲海のようで、そしてほのかな香り
  
  旅行で立ち寄るには不便で
  1日予定しておきゃですが、、、
  
  それでもお勧めしたいです
  
  しっぽ
  
  
  
  
  

  salsaladyさん からの返信 2023/04/09 09:31:37

  Re: 良いこと聞いた～訂正～あのう梅林～

  ☆漢字の読みが一番難しいと。。。外国人は嘆きます。日本人も！
  
  ☆偶々、お気に入りの「京阪線」に乗って❓「石山寺」の逆の終点まで行ってみよう～と他の方の記事を見ていましたら「穴大衆積」を「あのう積」と呼んでいますね。近畿一帯の読み方か？と勘繰りましたが、字は違う。
  
  ☆次は「あのう」の由来について京阪線に乗る楽しみが増えました。お粗末

  豚のしっぽさん からの返信 2023/04/10 20:21:40

  RE: Re: 良いこと聞いた?訂正?あのう梅林?

  > ☆次は「あのう」の由来について京阪線に乗る楽しみが増えました。
  
  　　→ 西吉野の賀名生(あのう)は
  　　→ 南北朝時代についた由緒ある地名「あのう」 なんです