サラリーマンでも行けるカタール３「FIFAWorldCup2022 死神のデスノート ベルギーvsカナダ戦」11/23夜

2022/11/22 - 2022/11/29

名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」の使い手か、はたまた見た者を石に変えてしまうメデューサなのか…？

後から気付いたのですが、私が今回ワールドカップカタール大会で見た３試合の各国代表チームの全てがグループリーグ敗退(日本は除く)の憂き目に合うという、まれに見る特異な能力を発揮していたのであります(笑)

優勝候補であった先程日本が葬ったばかりのドイツを筆頭に、これも優勝候補だったデ・ブライネ擁するベルギー、名門バイエルン所属のアルフォンソ・デイビス擁するカナダ、そして日本の次の対戦相手の中米の勇コスタリカ。
てつやんが観る試合のチームはことごとく敗退していくのでした…。
死神てつやん降臨。
普通、グループ４チームあるなかで、その半分である２チームは決勝トーナメントに進めるはずなんだが、デスノートの使い手の私には敵わなかったようです(笑)


ではベルギーvsカナダ戦へ。
ベルギーにはマンチェスターシティの大黒柱デ・ブライネや、三笘も所属する英ブライトンのチームメイトのトロサール、レアルの守護神クルトワ、重戦車ロメル・ルカク、エデン(レアル)とトルガン(ドルトムント)のアザール兄弟など、きら星のごとくスター選手が居並ぶ陣容。
優勝が狙えるチームなのです。

対するカナダは、メキシコ大会以来の36年振りの出場を果たした伸び盛りのチーム。
強豪のメキシコやアメリカがいる北中米地区で、なんと首位で突破してきたチームには、バイエルン・ミュンヘンでプレーする22歳のFWアルフォンソ・デイビスや、’20-’21フランスリーグ1年目でリールで圧巻の活躍を見せてリーグタイトル奪取に貢献してたジョナサン・デイビット。
自国のチームから、対戦国ベルギーの絶対王者クラブブルージュに引き抜かれたブキャナンら攻撃陣は俊足ぞろいで、カウンターで反撃の機会を狙う。
実は結構面白い試合だと思ってるんですわ♪♪

もともとは日本戦の第一戦と第二戦のみの観戦予定でしたが、この試合のチケットは渡航の前日に買い足しました。
FIFAのチケット販売サイトを見てみると、まだ余裕で(本当に余裕かどうかは定かじゃない)買えた(笑)
折角なら観れるだけ観てやろうちゅー事です。
もういつもの貧乏旅行じゃないぜ( ・`д・´)ｷﾘｯ

エリア ドーハ(カタール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドイツ戦の余韻が残る。
高揚感が心地良い。
これからホテルへ帰ろうかのう…。
いえ、今日はまだまだ終わらない♪

これから同じ日に行われるベルギーVSカナダの試合も観ちゃいます♪♪
これは国土の狭いカタールで行われた最大のメリットの一つでして、他会場の試合もすぐ行けちゃう近さが成せる技。
16:00からの日本vsドイツが終わってから、22:00キックオフのベルギーvsカナダもハシゴ出来ちゃうっていう、過去のワールドカップでは無かった嬉しい産物。
ではまたメトロでハリファインターナショナルスタジアムから、アフマドビンアリスタジアムへ向かいます。

メトロのアルリッファ・モールオブカタール駅に到着しました。
駅名から分かる通りモールオブカタールという巨大なショッピングモール直結の駅。
駅を出ると少し遠目に見えてくる巨大スタジアム。
これがアフマド・ビン・アリスタジアム♪♪

スタジアムまでの道のり。
こんなに気楽に観られるなんて、なんて幸せな事♪
数時間前、ドイツに至福の勝利を経験してるので余裕の心持ち♪♪

今大会はアルコール無しなので、暴れるやつも皆無。
騎馬警官隊も出番は無さそうよ。

オリーブ色の服にクーフィーヤ姿の方々がスタジアム外で伝統舞踏のパフォーマンスしてた♪
THE中東といった曲のなかで。

さて、渡航の直前に買ったアフマド・ビン・アリスタジアムでのチケットはどの辺の席かしら？
まさかの前から７列目のめちゃめちゃピッチに近い席。
日本戦をこの距離で見たかったわ…。

さぁベルギー、カナダともに初戦だけど、スタジアムは満席に近い。

ベルギーもカナダも赤なので、客席がどこを見ても赤…。

いよいよ両チーム入場だ♪

フットボール不毛の地カナダから、意外にもたくさんのサポーターがカタール入りしてるみたいだ。
少し驚いてます。
アイスホッケーNHLのシーズン中だから、彼らはそっちのが大切なんだと勝手に…。

ベルギー代表はレッドデビルと称され、サポーターは筋金入りのフットボール狂。

カナダの方はオーレーオレオレ♪と、若干テンポの緩い応援が続く。
多少、上から目線だがフットボール観戦が洗練されてない、もしくはスタジアム中巻き込んで応援というよりも個人ごとに楽しむ北米のスタイルが影響か？

さぁキックオフだ！！
アザールはどんなプレーを見せてくれるんだろ(* ﾟ∀ﾟ)

クルトワ、でっ、でけぇ…。
200cmだもんな。
肉眼ででけぇ。

試合の序盤は意外にも拮抗した展開。
ベルギーが支配率は圧倒するのか、と思いきや。

立ち上がりから主導権を握ったのはカナダ。
チーム全体で連動したプレッシングによって高い位置でボールを奪うと、アルフォンソ・デイビスやブキャナンのサイド攻撃を主体にベルギーゴールに襲い掛かる。
ベルギーの後ろの三枚フェルトンゲン(35)、アルデルワイレルト(33)、デンドンケル(27)は少し年齢層が高くなり若干心配。

こちらカナダが産んだ最大のスター、アルフォンソ・デイビス。
ドイツブンデスリーガの絶対王者バイエルンミュンヘン所属の左WG。

カナダの中盤はユースタキオ、ハッチンソン、ラリアの四枚だが、大ベテランのハッチンソンは場合によってはDFラインに吸収され4バックになることも。

そして、そのまま序盤は勢いそのままにシュートの嵐を浴びせるカナダ。
前半9分ペナルティエリア内でベルギーにハンドの判定。
VARが入る。
結果、カナダがPK獲得で先制の大チャンス！！

しかしその前に立ちはだかったのは、ベルギーの守護神ティボー・クルトワだった。
キッカーはカナダのエース、アルフォンソ・デイビスだったが。

クルトワが見事にセーブ！！ｸﾙﾄﾜｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!!!

ベルギーは序盤の劣勢が続く中、クルトワのPKストップを含む好セーブの連続でゴールマウスに鍵をかけ、カナダに先制を許さなかったのが大きかった。
このビッグセーブで雰囲気が変わり、ベルギーが支配率も盛り返してくることになる。

その後、前半は一進一退で進む。
ベルギーのボランチ、アクセル・ヴィツェルが上手くフィフティのボールを回収して、ピンチを未然に防ぐ。
良い選手♪♪

前半のデ・ブライネは少し消え気味。
もう少し長いドリブルを見たい。

ベルギーの大サポーター団。
レッドデビルも大人しく座ってる(笑)
膠着状態だからね。

すると、前半終了間際に大チャンス！！
最終ラインからのロングボールに抜け出したミシー・バチュアイがワンチャンスをものにして、1-0で前半を終える。

トルコの名門フェネルバフチェ所属の快速FWが一発♪♪

前半終えて、ベルギーが一点リード。
シュート数ではカナダに圧倒されながら、クルトワを中心に良く耐えた、という印象。
カナダはPK失敗がかなりのダメージと思われる。

さて後半。
そろそろデ・ブライネが眼を覚ましてくれないと、ベルギーは苦しい。

後半もカナダがチームとしての完成度の高さを見せる一方で、徐々にベルギーはデ・ブライネの個の能力によるパフォーマンスで対抗し始める。
そろそろギアを上げて来たかな？

特にカナダのプレス強度や、デュエルのインテンシティが落ちた後半中頃以降はデ・ブライネの独壇場となり、ドリブル、パスと獅子奮迅の活躍でベルギーの攻撃の中心となった。

後半17分にエデン・アザールに変えてトロサール投入で、ベルギーペースに勢いが増す。
トロサールは、今をときめく三苫さんのチームメイトで、英ブライトンのエースなのだ。

ベルギーベンチは後半開始に二人、17分に一人、33分に一人と上手いベンチワークで試合のクロージングを図る。

ベルギーサポーターの目の前で、コーナーキックを蹴るデ・ブライネ。
メガクラブのマンチェスターシティ所属で、シティでも大エースであるベルギーの大黒柱。
あのユニフォーム欲しい♪

試合はそのままベルギーが１点を守り切り、初戦を無難に乗り越えました。
まずは好発進と言って良かったと思う。

ただ、その後てつやんデスノートの威力を発揮したのか、私のメデューサの目効果で動きが固まったか？(笑)、ベルギーはモロッコに負けて１勝１敗１分けで敗退、カナダはクロアチアにボコされそしてモロッコにも負けて三戦全敗で敗退。

改めて１日でワールドカップのドイツ戦とベルギー戦を２試合もハシゴ観戦出来るなんて、驚異的です♪♪
カタール大会の国土の狭い中での開催のメリットを十二分に味わっている11月23日でした(* ﾟ∀ﾟ)ﾏﾝｿﾞｸｼﾞｬ

大会組織委員会の試合終了後の観客をスムーズにメトロで帰らせるオペレーションも、ほぼほぼ良くできてたと思います。
ある程度のろのろと歩かせて、途中入場制限もかけて駅をパンクさせない配慮がありました。

ドーハのメトロは概ね2～3分間隔で深夜まで運行していたので、22:00キックオフの試合でも問題無し♪♪

メトロ車両内にもワールドカップ色♪
行きには気付かなかったなぁ(笑)

カタールメトロはワールドカップ後はどうなっちゃうんだろ？
赤字垂れ流しだろうけど、そんなことは石油が解決してくれるから良いのか…。
でもその代償は巡りめぐって、日本のガソリン代やらに反映されてるんだとしたらちょっとな。

さてイエローラインのナショナルミュージアム駅に到着。
感動のジェットコースターが過ぎる、長い長い長い激動の１日でございました(笑)

シティのシャツ着てる方、良かったね♪♪
デ・ブライネ選手はやっぱりベルギーの大黒柱でした。
いつか四年前のロストフ14秒の悲劇を雪辱してやるからな( ✧Д✧) ｶｯ!!←メデューサの目

この旅行記へのコメント （2）

• mom Kさん 2023/01/23 15:55:38

  ガガガーーーーー

  と、こちらの気持ちもプッシュ気味になっってきているのに、「あのユニフォーム欲しい♪」？??脱力＆爆笑。それにしても、あんなに静かでカリヨンが朝もやに響き渡るだけの小さな町が、絶対王者クラブを所有？！ウ～ン、やっぱりあの国は只者ではない。ウ～ン、、、てつやんさん、感謝。

  てつやんさん からの返信 2023/01/24 20:28:47

  カッコ良くないですか？

  mom Kさん
  
  
  こんばんは！！
  テンション上がりつつありますね♪♪
  あの赤いユニフォームカッコいいじゃないすか！？
  単純にデ・ブライネと名前の入ったシャツは欲しいヾ(*・ω・)ノ
  
  そうなんですよ、クラブブルージュがベルギーリーグを19/20シーズン、20/21シーズンと連覇した強豪です。
  まあそもそも、ベルギーリーグ自体が強いリーグかというとJリーグとそう変わらん気もしますが…。
  
  
  てつやんでした