ロンドンと近郊、古代ローマの面影（２）

2022/10/08 - 2022/10/18

フライ＆クルーズの前泊としてロンドンに２泊した。
（２）１０日　ロンドン近郊の町、セントオーバンズ
大英博物館でローマンブリテンの遺物を見ようかと思っていた。色々調べるうちにセントオーバンズに古代ローマの遺跡と博物館があると知り、行ってみた。

エリア ロンドン(イギリス)

朝早く目が覚め、予定より早く宿を出てセントオーバンズに向かう。朝は土砂降りの雨だった。
セントパンクラス駅の西の端にセントオーバンズ行きのホームがある。

時間指定なしの往復切符を買う。
券売機は構内通路の中央部に向かい合って２台ずつ、４台あった。壁際に並んでないとなんだか買いにくい。

セントオーバンズまでは早い電車で２０分くらいだそうだが、行き帰りとも乗った電車は４０分近くかかった。
セントオーバンズの駅には改札があり、切符は回収された。

駅に着く頃には、雨はやんだ。天気予報の晴れ雨マークに納得する。
セントオーバンズはロビンフッドの町だそうだ。
ローマ帝国の軍団基地があり、薔薇戦争の戦いが２度あった町でもある。

古い教会やストラトフォードみたいな家を見ながら

目印になるパブの横を抜けて小さな橋を渡ると

ヴェルラミアム公園の湖に出た。目的の Verulamium Museum はこの公園の中にある。
（古代ローマ時代の地名、ヴェルラミウム。早めに出たので博物館まで歩いて行くことにした。地図などの資料を忘れてしまい、見当をつけて行く。たくさんの人に道を聞いたが、聞くごとに違う答えが返ってくる。地元なのにあまり知られてないのかしら。公園に湖があったのを思い出し Lake で聞くと今度は同じ答えになった）
思っていたよりも大きくて高低差のある公園で、博物館は見通せない。

やっと博物館の特徴ある屋根が見えて、たどり着いた。迷いながらだったので４５分くらいは歩いている。

博物館の入口、大人４￡、日曜日は休みだ。
小学生や中学生の見学と一緒になり、賑やかに見て回った。

この博物館の目玉は、２０１２年に近くで発掘された１５９枚の金貨だ。

想像していたより小さく、１円玉くらいの大きさかな。ローマ帝国末期の皇帝たちの顔が刻印されている。

イギリスでも大きい方の軍団基地、発掘の様子を写した絵葉書。

ビラの床のモザイク。

多くの鉄器。

当時食べていたもの、子供達にも人気。

ローマングラス、壺は今まで見たものの中で一番大きい。

子供向けのパンフレット、こぢんまりした博物館だが見応えがあった。
公園内に劇場や暖房設備や壁などの遺跡が散らばっているし、近くには有名なワッフル屋さんがあると聞いていたけど、とにかく歩き疲れてパス。
駅まではタクシーを呼んでもらった。ここまで歩いたと言うと、運転手さんは「ワオー、絶対タクシーだよ」だって、７￡（現金）だった。
（駅と博物館を通るバスは朝夕の数便のみ）
セントパンクラス駅の改札で切符は戻ってきた。