２０２２年山中湖ロッジ滞在記５月編

2022/05/24 - 2022/05/27

今年２回目の友人の山中湖ロッジ滞在。旅行記としては、いささかマンネリ気味だが、遅ればせながら、重い腰を上げて投稿することにしました。滞在中の撮影目的は相変わらず、富士山と季節の花々だが、天候が不安定で毎日富士山が見えるというわけにはいかなかった。そのため、終日ロッジでまったり過ごし、写真撮影に出かけない日もあったので、３泊４日の滞在すべてを一編の旅行記にまとめました。

エリア 富士五湖(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

5月24日
ロッジ到着日、チェックインし荷物を搬入してから、いつものように日帰り温泉へ。火曜日は紅富士の湯が定休日なので、もう一つの日帰り温泉石割の湯へ。この２つの温泉、通常は\800だが、山中湖の別荘を所有していると半額になる特典がある。
湯上りに売店を覗くと、山椒の新芽が売られていたので、連れ合いに頼まれ佃煮を作ってみた。

ロッジ滞在中の楽しみの一つが朝夕の富士山と星空の撮影。もう一つの楽しみが、緑に囲まれ、野鳥のさえずりを聞きながら手製の御馳走で一杯やること。両方を両立させるために、夜にはアルコールが抜けるように、昼間から酒盛りと相成るのである。
この日は、地元スーパーで贖ったクラフトビールで焼肉パーティだ。

5月25日
午前１：４０起床。前夜の雲が取れ、いささか、靄っぽいが星空となったので、いつもの富士山定点撮影ポイントの一つ、きらら交流センター前の山中湖畔へ。無風で、珍しく湖面が水鏡になり、逆さ富士出現。富士山左側にはさそり座が見えている。

薄明が始まるころになって、夏の天の川が富士山と同じフレームに入るようになってきた。

どんどん空は明るさを増し、星々は消えてゆく

5月はまだ富士山の頂には雪が残っているので、朝日が当たると紅富士となる。

湖面の逆さ富士

朝食後、河口浅間神社が新しく造成中という富士山遥拝所のロケハンに行ってみた。
写真は、河口浅間神社本殿の山門

本殿。祭神は富士の噴火を鎮める神、浅間大神である。

くだんの造成中の遥拝所は本殿の脇の細い車道を10分ほどのぼったところにある。
その入り口には、仮の姿だと思われるが簡素な鳥居のようなものが立っている。

この簡易鳥居のそばに車数台が停められる駐車スペースに車を置き、登っていくと遥拝所にたどり着く

あいにく、富士山は雲に隠れているが、富士山撮影には絶好のポイントになりそうだ。

天空の鳥居。
ところがである。絶好の富士山撮影ポイントなのだが、三脚使用禁止、夜間立ち入り禁止、遥拝所賛助会員（年会費￥５００）にならないとスマホ以外のカメラでの撮影はできないという、なんとも阿漕な制約がついている。
小さな売店があり、店の人の話では、ここは浅間神社の所有地ではなく、神社の宮司の私有地で、遥拝所造成も宮司の個人的な計画らしい。
以前、時々撮影に訪れていた新道峠も、FUJIYAMAツインテラスと名を変え、きれいな展望台が整備されたが、車での乗り入れができなくなり、すずらん群生地の駐車場から歩いて50分もかかるようになってしまった。朝9時から午後4時まではシャトルバスが運行されるが、これでは朝夕の紅富士、星空と富士山の撮影はできない。
どちらも富士山撮影愛好家としては、残念なことである。

遥拝所からさらに奥に行くと母の白滝という滝があるというので、見にいってみた。
ここは、遥拝所入り口から細い車道を、そのまま上ってくることもできる。

落差２０ｍほどの細い流れの滝で、スローシャッターで撮影すれば、まさしく白糸のような滝となる

滝のすぐわきにある母の白滝神社という小さな祠がある。河口浅間神社の末社で、祭神は富士山の守護神である木花咲耶姫（このはなさくやひめ）の姑である栲幡千千姫（たくはたちぢひめ）という女神で、これが' 母の' という名前の由来らしい。

ここからの富士山の眺望もすばらしい。

滝の傍で何やら工事が行われていた。どうやら、今話題のグランピングを楽しめる施設のようだ。ネットで調べてみると「くうねるたす」というキャンプリゾートだ。まだ工事中だが、限定的に7月半ばにプレオープンするらしい。
HPは
https://qooneltas.com/

こんな看板が立てられている。

山中湖に戻る途中、富士吉田の農村公園に立ち寄り。田植え直後の富士山と星空の撮影に備えてのロケハンである。
公園のすぐそばの田んぼに様々な国旗の看板が立っていた。

なにやら、こんなイベントが予定されているらしい。

このイベントに参加する国の国旗一覧

現在の国際情勢を反映した配慮だと思うが、日の丸の隣りにはウクライナ国旗。ウクライナとの連帯を表しているのだろう。

河口浅間神社遥拝所、富士吉田農村公園のロケハンを終えて、山中湖に戻り、愛用の日帰り温泉「紅富士の湯」に立ち寄り。
この日も夜の撮影に備えて昼からビールで一杯、あとはロッジでまったり

夜１０：３０、本栖湖に富士山と天の川撮影に出かけるも、曇ってしまい、あえなく撃沈。
富士吉田農村公園では、靄っぽいが空に雲がないので、田植え直後の田んぼと富士山の撮影。

田んぼに映り込んだ逆さ富士

薄明が始まる直前、うっすらと富士山に近づいてきた天の川

5月26日
夜中までふらふらと撮影で出歩いていたので、朝食後は、しばし寝不足解消の朝寝。
3時間ほどの、仮眠のあとは、河口湖大石公園へ。
ことしは、大々的にネモフィラが植えられていて、ちょうど見頃を迎えていた。富士山に雲がかかってしまったのはちょっと残念。

まだ、それほど観光客もいないので、人が入らない撮影も簡単にできた。

ミツバチがネモフィラの花粉と蜜を求めて飛び回っている

もう一枚ミツバチ君をパチリ

奥の菜の花に似た花はカラシナかな

星空撮影用の超広角レンズで遠近感を誇張してみた

ネモフィラ畑の端にあるピンクの花。名前は何だったか？

ジャーマンアイリスの一種かな？

この白い花の名前も記録撮り忘れた

ポピーの一種。見慣れたポピーより花が巨大だ。

昼前に撮影を終えて、昨日と同様、紅富士の湯へ。
午後から夜にかけて天気が崩れたので、午後からは出歩かず、ロッジでまったり。

５月27日
朝から猛烈な豪雨。９；００にロッジをチェックアウト。コロナが収まり面会ができるようになったので、伊豆の老人ホームに入居している義母の慰問をしてから帰宅。