2022/06/19 - 2022/06/19
260位(同エリア504件中)
おくさん
How to Camino de Santiago6 歩く
◎歩く(道しるべ)
モホン(道標)とか黄色い矢印に導かれて何百キロも歩き続ける訳ですが、巡礼銀座のフランス人の道と巡礼が二番目に多いポルトからのポルトガル人の道には矢印が沢山ありますが、それ以外では分岐に無い場合もあるので頻繁に迷うことになると思います。分岐点に矢印が見つからない場合は良ーく方々に目を走らせて見てください。見えずらい所に小さく描かれていたり、後ろを振り返らないと見えない位置に矢印が書かれていたことさえありました。また、分岐になくてもそこから50m先にあるなんてこともあります。歩く人が少ないマイナーな道では毎日正しい巡礼路を探しながら歩くので飽きる暇がありません。まるでリアルドラクエのようです。
◎地域で特色のあるモホン
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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フランス人の道( 2015 )にはこじゃれた道標があり、サンチャゴまでの距離数が書かれていたりします。この道標に描かれているサンチャゴまでの残り距離数は582kmと書かれているので良いような悪いようなです。
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北の道( 2016 / 2019 )には渡し船に乗るカミーノが3カ所あり、矢印も渡し船乗り場を指していました。上の写真はイルンを出発した初日に乗るパサイア( Pasajes )の渡し船です。
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二度目に乗るのが上の写真。ラレドから乗ってサントーニャに向かいます。こちらの船着き場からは砂浜から渡り板で直接船に乗り込みます。運転席にはホタテのマークが貼ってあるので巡礼御用達なのが分かります。2ユーロだったかな?
三度目の渡し船は名物アルベルゲのグエメスの次ぐ日にSomoから乗る渡し船です。サンタンデール銀行の本拠地があるサンタンデールに向かいます。この船が一番長い時間乗りました。でも料金は3ユーロ弱なので大したことはありません。 -
銀の道( 2017 )には地域ごとに特色のあるモホンがありました。一番上のは黄色と水色で色分けされていますが、黄色がサンチャゴ巡礼の道で水色はローマ時代の交易の道です。両方描かれているのは二つの道が重なっている印で、これが水色だけだとカミーノを外れていることになります。3番は銀の道にあるSanta Marta de Tera教会のサンチャゴ像をデザインしたものです。
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プリミティボの道( 2017 )でHospitales方面とPola de Allandeへの分岐点です。オスピタレス方面は山頂の尾根を歩くような道で景色は抜群らしいですが、私はPola de Allandeルートを取りました。
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ポルトガル人の道( 2016/2018/2019 )、リスボンから出発するとサンチャゴへの黄色い矢印とファティマへ導く青い矢印の両方が現れます。ポルトガル人の道の矢印はとても丁寧で、矢印の数の多さはもちろん、行っては行けない方には×印まで描かれていたりします。
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リスボンを出発してファティマ( 2018/2019 )を過ぎると青い矢印は逆向きになって、サンチャゴからファティマへ向かう巡礼を導きます。2019年はこの矢印を頼りにサンチャゴからファティマまで逆に歩きましたが、黄色い矢印に比べてその数は少なく、毎日まいにち迷いました。
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マドリッドの道( 2018 )のモホンは一般的のモホンと似てはいるけど少し違いました。このルートにはスペインのカミーノで一番高い峠(1796m)を越えますが、あいにくその日は雪がどさどさ降ってしまいました。峠のてっぺんにはサンチャゴへ迄の距離が書かれた道標がありました。
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マドリッドの道はローマ時代の水道橋で有名なセゴビアを通っていますが、そこに日本語の道標を見つけました。え!なんで?ですよね。
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巡礼が最後に目指す地はフィステラ( 2015 - 2019 )です。もう一方の聖地ムシアへの分岐がここですが、どちらを先に行ってもグルッと回って両方の地を訪れることが出来ます。別々の地を行った巡礼は途中で交差することになりタイミングによっては感激の再会をすることになります。
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フィステラとムシアの道標はガリシア州なので到着点には同じ物が立っていますが、両方の地には「0.0KM」と描かれたモホンが立てられています。どこから数えて0kmなのだろう?出発地と言うことなのかな?
◎間違え易いのは -
私だけでないと思いますが、道に迷い易いのは田舎や山道と言うより幹線道路の方が間違え易いと思います。広い道だと安心してしまい、注意が足りなくなってしまいます。上のがその典型的な道です。2016年にパドロンに向かってポルトガル人の道を歩いていましたが、ずんずん進むととうとう行き止まりになってしまいました。この道は高速道路に繋がっていて歩行者通行禁止になっていました。途中にきっと注意を促す看板があったんでしょうが、文字が読めない悲しさで私は気づきませんでした。仕方なしに引き返しながら分岐点を探しました。暫く戻った所に道標を見つけました。私は幹線道路にそって端を歩いていましたが、そこから少し外れた所に青い道標はあったので、前だけ見ていたんじゃ見落としてしまう位置に立っていたんですよ。こういうのは良くあります。
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両側を歩ける広い道も時には危険です。分岐点なのに道路の片側にしか道しるべが無い場合があります。この写真がその典型例です。Vilalbaの町、広い道路の片側に頭の高さより上の方にしか標識がなく、しかも小さくて見えずらい。のほほんと歩いていたら必ず見落とします。ここは右に曲がらないといけないのに道路の反対側を歩いていた私は道なりにまっすぐ行って迷ってしまいました。数百メートル歩いて分岐があっても矢印がまったく出てこないので、やっとおかしな事に気が付きました(2016年北の道)。
2019年も同じ所を歩いたので、今度は間違えた分岐を写真に撮ってやろうと狙って撮ったのがこの写真です。お陰でこうして見せることが出来ました。 -
分岐に矢印が見あたらない場合は道なりに行くのが基本なのですが、時には道なりに行くことも危険です(何度もやってる)。ポルトガルの道の派生路「スピリチュアル・バリアンテ」と言う、巡礼は滅多に歩かないルートを道なりに歩いたために迷ってしまい、地元の人に教わって戻ってみると、分岐点はヘアピンカーブのように今までと逆方向にカミーノは続いていたこともありました。何しろ分岐があったら良ーく目を光らせることが重要です。結局その分岐に矢印がなく、次の分岐にもまた矢印がなかった場合、それは巡礼路から外れていると思いましょう。マイナーな道では他の巡礼者がやってくることはまず無いので自分だけが頼りです。くれぐれも五感を研ぎ澄まして歩きましょう(>自分)。
◎歩く(迷ったら)
迷わないために、アルベルゲにチェックインした後は、次ぐ朝のCaminoがどこにあるのか確認することをお勧めします。朝、暗いうちに歩き出すことがしばしばあるので、前日の明るいうちに確認しておくことは転ばぬ先の杖です。 -
夏が近づいてくると日中は暑くて辛いので、夜が明けやらぬ内に歩き出すようになります。田舎の巡礼路には街頭なんてありませんから頼りになるのは月明かりです。森の中は光が届かないし、空が雲ってると真っ暗闇の中を冗談でなく手探り足探りで歩くことになります。なのでライトは持って行きましょう。私のはLEDのヘッドライトですが、単3乾電池一本でもバッチリ明るいです。アルベルゲで夜中にトイレに行くときは明るすぎるので、いつもタブレットの明かりを下に向けて利用していました。
人里で迷ったら地元の人に教えてもらえます。村や小さな町ならみんながCaminoを知っています。迷った顔をしているだけで聞きもしないのに教えてもらえるでしょう。逆に、大きな街ではCaminoを知らない人が大勢います。どんな人に聞くのがいいかと言うと、男性で年配者です。この人たちは自分でも巡礼をしたことがあったり、でなくても長いこと生きているのでCaminoを知っています。
村なら地元の人に教えても貰えますが、人里離れた所では私はタブレットに入れてあるMaps.meが頼りになります。タブレットにはGPSセンサーがあるので運よく電波をキャッチできれば現在地が分かります。現在地が確認できればCaminoに戻るよう歩けるし、Caminoが分からなくてもCamino上の町村が確認できればそれを目指すこともできます。
2019年に北の道を数日一緒に歩いた日本人女性は優秀なCaminoアプリを入れていたので、迷うことはありませんでした。迷いそうなときはそのアプリを出せば即座に現在地と歩くべきCaminoがスマホに表示されるのです。アプリの名前は分からなかったですが、ストアで探せば見つかると思います。多分有料です。それくらい良く出来ていました。 -
私の二代目のNECタブレットはGPS電波をキャッチするのが超遅いです。更に、地磁気センサーもないと言う二重のロクデナシ。初代のタブレットには地磁気センサーがあったので、タブレットと言うのはみんなそうだと思っていたので、ないと知った時はショックでした。GPS電波をキャッチして現在地が分かったとしても、地磁気センサーがないと方向が分からず進むべき道が分からないのですよ。朝晩のように太陽が分かりやすい位置にあれば南は想像できますが、曇っていたり真上にあったらさっぱり分かりません。なので、それからは方位磁石を持ち歩く羽目になってしまいました。巡礼用にタブレットやスマホを買うときは地磁気センサーが搭載されてるのを買いましょう。ちなみに電波キャッチが余りに遅いのでGPSの取得状態を見られるアプリも入れてみました。それ入れたからと言って早くキャッチできる訳ではないのですが、電波を探す状態を見られるので気持ち的に幾らかマシかな。
2021年に三代目のタブレットを買いましたが、値段に釣られてまたNECを買ってしまいました。ほのかな期待を持っていましたが、やっぱり地磁気センサーは搭載されてませんでした。これまた知らない土地に行ったら難儀するでしょう。
◎歩く(トイレ)
村や町ならバルでトイレを借りることもできますが、人里離れたところではそうも行きません。致し方なく青空トイレになると思います。男性なら気楽なものですが、女性の場合は神経を使うと思います。巡礼路を外れた茂み等を探すわけですが、そこに入る入口にリュックを置くと次の人が「先客がいる」ことを察して入って来なくなるので安心です。
トイパーを少量持ち歩くこともおすすめします。山の中での緊急事態とか、アルベルゲのトイレにトイパーがない場合が良くあるので、1回分持ち歩いていると心強いです。アルベルゲのオスピタレロ(管理人)は夜間は帰ってしまう事が殆どで、トイパーの補充をしてないと翌朝に紙がなくなることがしばしばあります。私が朝のトイレで「ノーペーパー」と騒いでいたら青年が大きなロールを貸してくれました。彼は1本まるごと持ち歩いていました。 -
写真はマドリッドの道のアルベルゲですが、何とも大ざっぱなトイレ・シャワー室でしょう!?更に、このトイレには便座がありません。このタイプはスペインでは何度も見ているので、それほど珍しい物ではないようです。
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面白いトイレがあると写真に撮ってました。何でも撮ってあると思い出せます。
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歩いている途中で腹具合が悪くなるのはアブラ汗もんだと思います。そうならないために暴飲暴食を控えるのは勿論ですが、道端にある水汲み場を注意することも重要です。水道ならOKですが、湧水での水汲み場は止めておいた方が無難です。近くに家畜がいたりすると、家畜の糞尿が地下に染み込んだ水を飲むことになり、結果下痢ピーとなる危険度がグンと増します。絶対に止めましょう。水が重要なのは誰でも知っていることなので、カミーノには親切な人が巡礼のために飲み水を提供してくれる所がたまにあります。
◎歩く(体の故障)
足の肉刺は仕方ないとしても、長い距離を歩くのでそれ以外の故障も出てくると思います。私は過去、腰痛(2016)、坐骨神経痛(2017)、膝(2017)、疲労骨折(2018)が出ました。どれも本当に痛くて難儀しました。こういう場合は荷物の運搬サービスを利用すれば楽に歩けるかも知れないと思いましたが、それらは利用したことないし、荷物がちゃんと届くかも心配だったので結局使いませんでした。でも、運搬サービスもフランス人の道ばかりでなく少しマイナーな道でも広く利用されるようになってきたので、故障がでたら利用するのが良いと思います。数日荷物なしで楽に歩けば治る可能性は高い -
2016に酷い腰痛を発症したときは腰を上げたら激痛で一歩も歩けませんでした。腰がまるで積み木を重ねたようにガタガタなのを感じました。こ、これどうしよと脂汗が出ましたが、歩かないことには一歩も事態は変わらないので10cmくらいずつ足をずって歩きだしましたが、そんな事を15分も続けていると痛みが引いてくるのが分かって地獄に仏の気分でした。まぁキリスト教の巡礼路で仏もないもんですが、その位の気分でした。もし途中で腰痛になったら、少しずつ歩くと良いと思います、経験から。
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坐骨神経痛のときは、それを庇って歩き続けたために今度は膝が悲鳴を上げだしました。座骨神経痛も歩いていると痛みが引きましたが、膝は歩くと痛いので閉口しました。イテテと言いながら3日間歩いたけどどうしようもないのでカセレスと言う中世の街で2泊したら膝は治ってしまいました。故障が出たら時には休ませることの重要性を感じました。でも座骨神経痛の方は巡礼中は勿論、日本に帰ってからもずっと続きました。
◎病院での治療
2018年に初めてスペインで病院に掛かりました。スネが凄く痛くなって赤く腫れて熱を持っていたので薬局に湿布薬を買い求めに行きましたが、薬剤師さんは私の患部を見るなり「これは湿布じゃだめだからメディコ(病院)に行け」と言われました。噂には聞いていたけど、病院では本当に無料で診てもらえました。巡礼は無料で診てもらえると噂がありますが、それをフェイスブックに書いたらカミーノ友達のスペイン人からは「それはスペインの良い制度だ」とコメントがありました。スペイン人も外国人も等しく無料だそうです。ただし、公立の病院は無料だけど私立は高額になるらしいです。仲良くなった韓国青年の話では、赤チンを塗っただけで1万円請求されたそうです(おーこわ)。
受診にはパスポートが必要でした。ただし、これについても一回きりの経験なので受診するときは自分で調べましょう。
その後、他のブログでその話題になったときに、外国人は本当は無料なんじゃなくて、自国で加入している保険から支払ってもらうシステムらしいです。ただ、その手続きが面倒なので外国人も無料にしちゃってるだけのようです。スペイン人の大らかな(適当な)国民性に助けられたのかも知れません。
◎歩く(路銀)
最初の巡礼ではお金をどう持ち歩くのが良いのかあれこれあれこれ考えました。中には必要と思われる全額をユーロに両替して持ち歩く人もいました。両替は手数料が高額なので、ネットで申し込んで成田などでユーロを受け取れる何とか(うろ覚え)と言うのが一番手数料が安いらしいですが、面倒だしさすがに何十万円も持ち歩くのは危険すぎるので却下しました。
次に、日本で預金したのを外国で下して使うことができる何とか銀行とかがあるそうですが、私はJTBマネーカードと言うのを申し込んでみました。カードは届いたけど、その後の調べではクレジットカードでキャッシングするのが一番率が良さそうなことに気付いたので、このマネー何とかカードはお蔵入りとなりました。JTBさんすみません。 -
キャッシングはシャッキンなので利息が掛かります(それとATM使用料)。利息については日本にいる間に1回返済に設定して、カード会社の締日に近い所でキャッシングをすれば極端な話、1日分の利息で済んでしまいます。キャッシングするためには事前にカード会社に申し込んでおく必要がありますから、利用予定の人は申し込んでおきましょう。
スペインで会った日本の方はもっと率がいい方法があるような事を言ってましたが、私は毎回キャッシングで路銀を調達していました。
一番いいのはクレジットカードで支払いすることです。これは日本で利用するのと同じように、手数料も利息も付きません。しかもポイントが付くので良いことだらけです。私は数ユーロの買い物もクレカで出来るものは皆クレカで支払うようになりました。 -
持ち歩く現金の種類ですが、常に5ユーロ10ユーロの小額紙幣を切らさないようにすることをお勧めします。何故か!?ドナティーボ(寄付)のアルベルゲにお世話になった時のためです。私は素泊まりのときは5ユーロ札を寄付してましたが、その時に20や50ユーロ札しかなかった場合はお釣りをくれとは言いづらいですよね。なので細かい札は持っていた方がいいのです。
(これどっかで同じ事を書いた気がします 汗)
ドナティーボの宿で受付のテーブル上に置いてある寄付金箱にコインをコトンと入れている人がいましたが、端で見ていて余り良いものではありませんでした。そのすぐ後でチェックインした私は朝食付きのアルベルゲだったので、いつものように10ユーロ札を寄付金箱に入れたら感謝されてしまいました。やはり余りに少額の寄付では運営に支障が出るのでしょう。
まれにドナティーボの宿で「No Coin」と寄付金箱に掛かれていたアルベルゲを見たことがあります。それもあからさまで極端ですが、何しろ小額紙幣は持っていると安心です。ドナティーボの宿は善意で運営されているものですが、不織布(紙)のベッドカバーに枕カバーは支給してくれます。タダで泊まったり余りに少額の寄付では長い目で見るとそういう善意の宿を閉鎖に追い込むことに成りかねないでしょう。
ユーロには高額紙幣もありますが、そんなに高額でもないのに50ユーロ紙幣で支払われることを嫌う所もありました。「お釣りがないからどっかでくずして」と言われた時もあります。これが100ユーロ紙幣だったら受け付けて貰えない店が沢山あると思います。キャッシングの場合はATMから出てくる札は50ユーロ札が上限で、10や5ユーロ札を織り交ぜて出てきますから有りがたかったです。私は50ユーロ札以上の高額紙幣を手にしたことがありません。
◎歩く(バックパック) -
私が5年間400日を共に歩んだドイターのバックパックです。だいぶ疲れてきましたが、まだまだ使えます。
たまにバックパックの正しい背負い方を知らなかったり、ウォーキングスティックのバンドが何のためにあるのか知らずに使用している人がいます。私は仲良くなった人たち数人に教えたことがありますが、これを読んでいる人で知らない人がいたら参考にしてください。
まずバックパックの背負い方です。そんなん知ってるよーと言う方は読み飛ばしてください。殆どの人は腰ベルト(ヒップベルト)の付いたバックパックで行くと思います。腰ベルトを適切な位置で絞めておくとバックパックは腰で背負うようになり肩に負担が掛かりません。実際に背負ってみないと分かりずらいと思いますが、バックパックを背負った状態でグイッと上に上げると、自分なりにしっくり来る位置があると思います。そこで腰ベルトをギュッと締めます。肩のベルトは指が入る程度の隙間ができるので、これで肩が痛くなることはほぼ無いと思います。まぁ私は山の専門家じゃないので自分なりに覚えた背負い方ですが、こんなんで6,500km歩いて(2019年時点)肩が痛くなったことはないので間違いでは無いと思います。更に良いことは、この方法で背負うと2割くらい軽く感じますよ。 -
上の写真はポルトガルの道(2016)で仲良くなった二人ですが、長身のターニャのバックパックの位置が肩よりだいぶ低くなっていますね。思いっ切り肩で背負っています。隣の正しく背負ったマリアの位置と比べてみてください。この時ターニャは肩が痛くて畳んだタオルを肩に挟んでました。可哀そうに、痛いのを我慢して何日も歩いていたんですね。私が正しい背負い方を教えたら肩が痛くならないことに驚いていました。下の写真が正しい背負い方に変えた姿です。これなら肩が痛くなりません。
◎歩く(スティックの正しい使い方)
これはもつ部分が逆L字型に曲がったスティックじゃなくて、まっすぐのスティックの場合です。スティックのてっぺんにベルトが付いていますが、そのベルトは壁に下げるための物ではありませんよ。バンドに手首を通してからスティックを握るために付いています。使っていると分かると思いますが、その状態でしっくり来る位置でベルトは手頃な長さに締めてください。私のベルトは下を引っ張ると締まって上を引っ張ると緩みます(この説明で分かるかなぁ?)。
ちょうど良い加減でベルトを締めると、スティックをギュッと握らなくても登りも下りも快適に使うことができます。文字で伝えるのは難しいですが、実際にこれやってみるとすぐ分かると思います。 -
サンチャゴ巡礼していると、幅のあるベルトじゃなくて細いヒモが付いたスティックを良く見かけます(みんな青)。あれだと今言ったような本来の使い方が出来ないんですよ。紐タイプだと上り下りの時は常にスティックをギュッと握らないと力が入らないので大変だと思います。
◎歩く(犬対策) -
持ち物でも書いたとおり、スペイン・ポルトガルでは放し飼いの犬が沢山います。フランス人の道以外では、その殆どが吠えかかってきますから、サンチャゴ巡礼で一番のストレスはこれら犬だと断言します。犬が吠えかかって来たときに慌てて逃げ出すと調子づいた犬に追いかけられて運が悪いと噛みつかれてしまいます。2019年に仲良くなった日本の男性は噛みつかれたそうです。
私は毎回、吠えかかってきた犬は懐柔を試みますが、それでおとなしくならない場合はスティックで威嚇しながらゆっくりとその場を離れるようにしていました。犬は逃げ惑う巡礼者を追いかけるのをレジャーにしているのではないかと想像さえしました。殆どの場合、こちらが堂々としていると犬は襲い掛かることはしません。怯えたり逃げたりしないのが一番と思います。
近づいてきた犬は人間の後ろ側に回り込みます。これが狩りする動物の習性なんでしょうか。あるときは小型犬だったので油断してたら後ろからズボンの裾に噛みつかれてしまいました。本当に憎らしい。 -
上の写真、丁度この先でのことです。前を歩いていたスペイン小父さんの前に民家から3匹の犬が飛び出して来て進路をふさいだまま激しく吠え掛かって来ました。小父さんは犬が苦手なのか、足がすくんで立ちつくしてしまいました。田舎の一本道なので戻ることもできません。私はしょうがないなーと思って小父さんの前に出て持っていたスティックをクルクル回して威嚇すると、3匹は怯んで後ずさりをしました。小父さんは「おっ」と言いながら私の後ろに着いて、犬を通り越すと今度は私の前に避難しました。おいおい
やっぱり3匹は自分たちの縄張りを過ぎるとそれ以上は追っては来ませんでした。小父さんやっと安心して私を褒めているのが分かりました。「ぺろ、ぺろ」と言う単語だけは聞き取れたので、あんたは犬の扱いが旨いとでも言ってたんだと思います。小父さんは私といると犬対策に具合が良いと思ったのか、この日はずっと一緒に歩くことになりました。笑
犬は一般的に自分のテリトリーの外までは追いかけてきませんから、犬が吠え掛かってきても慌てずに上手に犬の縄張りから出るようにしましょう。
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