2022/06/13 - 2022/06/13
115位(同エリア504件中)
おくさん
How to Camino de Santiago4 宿について
スペインには宿泊代が高い順から
1、パラドール
2,オテル(HOTEL)
3,カーサ (CASA)
4,ペンシオン
5、オスタル(Hostal)
6,私営アルベルゲ
6,公営アルベルゲ
3と4は泊まったことないので曖昧です。勿論パラドールも泊まり(れ)ません。レジデンシャルと言うのもあるらしいですが、勿論泊まったことはありません。私が泊まるのは公営のアルベルゲがあるなら公営の一択です(安いから)。でも、お金に余裕があったりプライバシーを気にする人は私営アルベルゲやオスタル・ホテルに泊まるようです。私はアルベルゲがない町村でのみオスタルを利用しました。
歩く巡礼が多いフランス人の道、北の道、ポルトからのポルトガル人の道などには色んな宿が点在しているので宿で困ることはありませんが、それ以外の少しマイナーな道はアルベルゲが無い区間もあります。リスボンからポルトまでの区間とマドリッドの道がそれに当たります。でもオスタル(ポルトガルではホステル)はありますから泊まれない事態にはなりません(ほぼ)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
北の道では唯一、Gijon(ヒホン)の町にアルベルゲが無かったので一緒に歩いていたオーストリア婦人とツインに泊まりました。このオスタルは一般家庭の空いてる部屋を貸してくれるもので、入り口も内部の調度品も専門のオスタルとは違って豪華でした。ちなみにこの入り口から入ったフロアの一角だけがオスタルとして運営されてますが、他の階やフロアは別人のです。
その日このオスタルには他にも知り合いの巡礼が二人泊まったので、ガイドブックでは紹介しているようでした。私はガイドブックは持ってないので一緒に歩いていたカタリナのお陰で泊まることが出来ました。 -
オスタルは素泊まりで平均20ー30ユーロ。安いのは15ユーロというのもありました。日本の宿は一人一泊いくらですが、ヨーロッパは部屋貸しなので二人で泊まれば半額で泊まることができます。つまり、二人利用なら私営のアルベルゲ並みの料金でツインルームに泊まれると言うことです。しかもオスタルならバスタオル・シャンプー付!!そのとき一緒に行動している人がいればラッキーです。
私はアルベルゲのない町では、一緒に行動していた男性とも婦人ともツインルームに何回も泊まりましたが、欧米の女性はそういうの気にしないようで、アルベルゲがない場合は流れで自然とツインに二人で泊まりました。日本なら考えられないでしょうが、お互いに男女混合が当たり前のアルベルゲの延長と思っているので何てことありませんでした。アルベルゲでもご婦人と二人だけの部屋が何度もありましたし。
銀の道を歩いていた時に仲良くなった女性から「明日は大きな町だから二人でオスタルに泊まれば安いよ」と提案されたこともあります。この女性は私の半分ほどの年齢の若い女性でしたが、残念ながら到着がバラバラだったので実現はしませんでしたが。たはは
公営アルベルゲは予約不可ですが、私営やオスタルは予約可能です。私は多くの場合は到着したその足で宿を探すのが普通でした。その日の宿が決まるとホッとひと安心します。ベッドが決まったら次は食料を求めて町を彷徨います。サンチャゴ巡礼の旅では2ヶ月3ヶ月もそんな旅を続けます。もう浮浪者みたいなものです。 -
写真は山の中のカシャリアスのホステルです。ポルトガル人の道から外れてファティマのルートを3日間歩きましたが、このルートにはアルベルゲはありません。でも少しお金を余計に出せばホステルがあるので泊まることは出来ます。2018と2019年を連続でここに泊まりましたが、おかみさんは私を覚えていました。まぁ珍しい東洋人ですから、そういうことは何度かありました。
実はカシャリアスでは2018年に最初は消防署を訪ねて一夜の宿をお願いしましたが(ポルトガルの道ではあること)、宿泊の用意がないと言うことでこのホステルを紹介してくれたと言う経緯があります。カシャリアスは小さな町だったので、宿はこの一軒だけでした。 -
2019年は一度だけホテルに泊まりました。まぁホテルと言っても私が泊まるんだから二流三流ですが。北の道ロウレンサという港町には私営アルベルゲが一軒しかなくて、多くの巡礼が宿にあぶれて次の町を目指して歩き始めていました。私はHotels.comのポイントを利用したので追加料金は幾らもせずに泊まることができました。凄く贅沢した気分になりました。
◎公営アルベルゲ
ムニシパル(Municipal)は自治体が運営しています。Albergue municipalとあれば公営アルベルゲで低料金で泊まることが出来ます。Albergue Peregrinosとあるのも公営です(多分そう)。他に公営はコンベントとかモナステリオ、パロッキエルなどがあり、これらは教会や修道院、地域のサンチャゴ巡礼友の会の運営です。公営は基本的に予約不可で連泊も不可です。ベッドは早いもん順ですが、ガリシア州などでは下段ベッドは高齢者と決めているようです(65才以上)。私はいつもその恩恵に与っていました。ありがたや。 -
-
写真は銀の道タバラの公営アルベルゲです。夕飯と朝飯を食べさせてくれ、洗濯までしてくれてドナティーボでした。夕飯にはありったけのお酒まで振る舞ってくれたので全員で楽しい夜を過ごすことができました。こういう場合はいつも20ユーロ(当時のレートで1ユーロ/120円で2400円)を寄付しますが、日本なら朝食付きのビジネスホテルで6000円ほどですから有りがたいですねー。
◎ユニークなアルベルゲ
五年間の巡礼でユニークなアルベルゲに沢山泊まりましたが、その中からとびきりユニークなアルベルゲを幾つか紹介します。 -
こちらは2018年に歩いたマドリッドの道。マドリッドをスタートして最初の宿泊地がトレスカントスですが、なんと市役所の中に泊まらせてくれました。見ず知らずの外国人を良く市役所の中に泊めますよね!!巡礼者に対するスペインの懐はどんだけ深いんだよと思いました。愛想の良い警察官が受け付けしてくれて、寝ずの番をしていました(写真は翌朝です)。
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北の道の山村にあるアルベルゲは学校を改装したものでした。2016と2019年の二度泊まりましたが、私には快適だったけどオランダ爺ちゃんのテオは教室然とした部屋が気に入らなかったのか、別のオスタルに行ってしまいました。まぁそのオスタルは15ユーロだったので、ほんの少し余計に出すだけで快適な一人部屋を手に入れられたようです。
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こちらは公営グラウンドの中にあった極狭のアルベルゲです。グラウンドの利用者が使う体育小屋の一角をアルベルゲとしたものでした。二段ベッドが二台だけで定員四人ですが、一緒に歩いていた親父四人が仲良く泊まることができました。
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ポルトガルのマデイラ。病院の中の一部屋をアルベルゲとして巡礼者を泊めてくれる有りがたい宿です。トイレ・シャワーは患者さんと同じのを利用します。こういう所は全てドナティーボです。2018年から二年連続で泊めてもらいましたが、受付のご婦人は私を覚えていました。この写真は一緒に旅をしていたチェコのパベル(73才)が帰国後に送ってくれました。
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こちらも相当ユニークでした。ポルトの公営アルベルゲですが、見てびっくりでした。谷底の河原にポツンと一軒だけ建っていました。「ここで寝るのか!」と、見ただけで震えが来そうでしたが、中に入れば普通でした。
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ポルトガル人の道からの派生路に「 Variante Espuritual 」と言うルートがあります。サンチャゴの遺骸を乗せたボートが遡った川を追体験するルートです。こっちを行くのはポルトガル人の道を歩く人で2、3%位と思います。このルート二日目にある公営アルベルゲは体育館の二階にありました。中は広々としていて、ベッドルームもシャワー、キッチンも立派なものでした。
このコーナーが面白くてついつい沢山紹介してしまいました。このへんで止めておきます。
◎ドナティーボ
寄付で泊まらせてくれるアルベルゲです。私営でもありますが、多くは公営アルベルゲです。日本の巡礼経験者のブログを読んでいると、寄付はタダだと思っている人がまれにいますが、タダではありませんよ。私は素泊まりの場合は5ユーロ、朝飯が付くなら10ユーロを入れてました(定額の宿代より高くなってしまいますが7ユーロとかの半端は入れづらいので仕方ないです)。夕飯も付くなら15ー20ユーロを入れてました。20はワイン付きの夕飯の場合です。w -
唯一、お婆ちゃん二人だけで運営していた私営アルベルゲの居心地が良かったので、朝食のみだったけどドナティーボには感謝を込めて20ユーロ入れたことが1回だけあります。ドナティーボを入れるザルには10ユーロ札ばかりが入っていましたが、私が20ユーロ札入れたことでお婆ちゃんは少しびっくりした顔をしていました。おばあちゃんはきっと「日本人は金持ちだから」と思ったかも知れませんが、本当は節約巡礼者なんですよ。お婆ちゃんには末永く巡礼をもてなして貰いたいと言う思いを込めました。
◎歴史あるアルベルゲ -
公営のアルベルゲの中には、サンチャゴ巡礼が始まった千年の昔からその地にあるため、歴史的美観地区に建っていることもあります。写真はブルゴスの公営アルベルゲですが、外観は古くても中は近代的でエレベーターまでありました。立地もこれ以上ないような場所で、ここは世界遺産ブルゴス大聖堂のすぐ裏にあるんですよ。ちなみにスペインの英雄エルシドの墓があるブルゴス大聖堂は巡礼者割引があります。クレデンシャルを見せると半額になりました。
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こちらは北の道にあるラレドのアルベルゲで、石段を上がると正面に教会の聖堂、脇にアルベルゲと修道院がありました。こういう歴史を感じるアルベルゲに泊まるのも楽しみのひとつです。ここは年配のシスターが受け付けをしていました。
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ポルトから海岸の道を上がってきた所にあるマリンハスの公営アルベルゲです。謂われは知らないのですが、そうとう古い建物と言うのだけは分かります。でも内部はちゃんとリニューアルされていました。
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同じくポルトから海岸の道にあったCasa do Condeのアルベルゲです。ここは私営だったけど面白いので泊まりました。夕飯には寄付でBBQがありました。下の写真の石で出来た妙な物はワインを絞る道具です。
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古いだけじゃなくイベントがあるアルベルゲも希にあります。こちらはカリオン・デ・ロス・コンデスの公営アルベルゲで修道院に併設されています。毎晩、シスターのコンサートがあることで有名です。
◎宿のWi-Fi事情
私営アルベルゲはほぼWi-Fi完備です。公営はあったりなかったり。あったらラッキーと言う程度です。ガリシア州の公営アルベルゲのWi-Fiは通話機能のあるスマホしか利用できない所が殆どです。まず誰でもアクセスできるスポットに接続してこちらの電話番号を送ります。しかるのちにあちらからパスワードが送られてくるので、それでもう一つのスポットに接続してパスワードを入れると晴れて利用できるようになります。ガリシアのWi-Fiは共通なので、一度接続できればガリシア州の全ての公営アルベルゲで利用できます(一年限定だったけど)。
でもこれって私みたいに通話機能のないタブレットだけの人は利用できないので不公平ですよね!?そのため、パスワードを教えてくれる親切なオスピタレロさんが極まれにいます。その内、誰でも利用できるように改革されるでしょう。ちなみに、スマホの人に送られてきたパスワードを通話機能のない私のタブレットに登録しても使えるようになります。パスワードは幾らだぶっても構わないようです。 -
他の地域のアルベルゲWi-Fiの普及率はまちまちですが、5年で確実に増えていると感じました。アルベルゲにWi-Fiがなくても、バルに行けば必ずあるので必要な時はバルへ行きましょう。バルの中にパスワードが張り出されていることもありますが、なかったら店の人に「ウィーフィー?」と言いながらタブレットを渡せばみんなパスワードを入れてくれます。私はこれが一番簡単なので良く頼んでいました。
◎サンダルは必携 -
アルベルゲではサンダル必須です。サンダルに履き替えないとベッドルームに上がらせないアルベルゲもありました(写真のフロミスタ)。それと寝袋も必携。暖かい時期だと薄いペラペラの寝袋で十分ですが、私はいつも春から初夏にかけて歩いていたのでダウンの寝袋でした。暑くなると中にもぐらず上に掛けてるだけでした。暖かい時期だけ歩く人は筒状の布を利用する人もいました。これだとバックパックの重量をぐっと減らせます。
◎南京虫対策
気になる南京虫ですが、私は普通のダニに数回やられただけでした。でも、南京虫被害にあった人には何度か会いました。なんか痛々しかったです。南京虫遭遇は運だと思います。ある女性にアルベルゲで噛まれたのかと聞いたら、ホテルだと言ってましたから、清潔と思われるホテルでも遭う人は遭うんですね。 -
南京虫対策でバックパックはベッドルームに持ち込ませず、用意された黒い大きなビニール袋に入れ別の部屋に置かせるアルベルゲも数回経験しました。アルベルゲ側でも南京虫にはとても注意しているのが分かりました。南京虫が出るとアルベルゲも大騒ぎで消毒するようです。
◎アルベルゲのキッチン事情
私は節約巡礼者なので、多くの場合はスーパーなどで買ってきた食材をアルベルゲのキッチンで食べました。これだとバルで定食を食べる半額の値段で晩と朝飯を食べることができます。 -
ガリシア州を除く殆どの公営アルベルゲには鍋釜やカラトリーが揃っていますが、ガリシア州だけは例外なんですよ。それもフランス人の道上の公営アルベルゲだけは立派なキッチンがあっても調理器具はありません。何ででしょう?これは私の想像ですが、サンチャゴまで100kmの距離を歩くと巡礼証明書が貰えるので、サンチャゴまで100キロちょっとあるフランス人の道、サリアから巡礼が爆発的に増えます。サリアスタートの巡礼はハイキング気分で浮かれている人たちが多く、モホン(道標)も落書きだらけです(サリア以前のモホンには落書きはありません)。
-
追って知るべしで、アルベルゲの中でも行儀が悪いんじゃないでしょうか?そんな巡礼たちに業を煮やしたガリシア州が調理器具を撤去したんだと思います。ちなみに、フランス人の道以外の公営アルベルゲにはちゃんと調理器具は揃っています。なので私の想像は当たっていると思います。日本人は外国に行ってもマナーを守りますが、欧米の人はいろいろです。
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